じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2005年5月分

卒業文集に戻る

今月読んだマンガリスト:15冊
NICE! は特に良かったと思う作品
いでじゅう!9巻 かってに改蔵26巻 MAJOR50巻 DANDOH!!ネクストジェネレーション2巻
山賊王6巻 週刊少年チャンピオン2005年24号 華麗なる食卓13巻 僕と君の間に1巻
週刊少年チャンピオン2005年25号 WILD LIFE8巻 週刊ビッグコミックスピリッツ2005年25号
HEAVENイレブン4巻 アカギ16巻 週刊少年チャンピオン2005年26号
月刊少年シリウス2005年7月号 総評



2005年5月度
総評
一般漫画の部
週チャンは、まぐれ君がおもしろくなってきたかな。
彼の巻き起こす偶然を事件と結びつけるムチャクチャな筋書きが
また楽し。しばらく期待しつつ様子を見る。

あとは気になる漫画家の読み切り作品を読むために
いつもは買うことのないスピリッツとシリウスを購入した。
そやまんがが青年誌に挑戦した意欲作が読めたし。
のーさんのタイマー3に関してはおまP以来の近未来コメディを
心ゆくまで味わわせてもらった。
読み切りマンガ万々歳ですな。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 12月 1月 2月 3月 4月
2005年5月31日 火曜日


月刊少年シリウス 2005年7月号
2005年5月27日発売
講談社 500円
講談社から、なにかと噂の月刊少年誌が創刊。
私にとっては少年誌とも青年誌ともどっちつかずの
中途半端なマンガ雑誌だろうと勝手に決めつけていたため
あまり興味がなかったのですが、
執筆陣を見るとなんと、「おまかせ!ピース電器店」の能田達規氏の名前が
載っているではないか!!

・・・てなことで能田達規氏のマンガを読むためだけに買いました。


▼時間救助隊TIMER3:能田達規
通常の時間の100倍速く動けるSS(スーパースピード)スーツを身につけ、
国の平和を守る時間救助隊タイマースリー。
そのメンバーは、ヒーローの仕事に追われて、
のぞみちゃんと同じ私立中学に行くための勉強時間が取れず、
いつもぐずって普通の少年に戻りたがるタイマー1号の田中鉄雄(たなかてつお・小6)くんと、
亡き鉄っちゃんのおじいさん・田中源三博士の遺志を尊重し、タイマー3の任務を果たす、
責任感が強いタイマー2号の児玉のぞみ(14)ちゃん、
そしてタイムマシンの能力も兼ね備えた不思議なロボット、タイマー3号ことデンチュー、
つまり、男の子+女の子+特殊ロボットという
一番親しみやすい組み合わせの近未来的要素を盛り込んだヒーローマンガであります。

えー、おもしろかったです。とっても。
ハシラにも書いてあるとおり空想科学少年漫画でありながら
何の変哲もない古びた研究所から飛び出した子供達が
ハイテクなマシンを駆使して国の平和のために尽力を注ぐという
近未来的な雰囲気を漂わせながらもとても身近なヒーローとして
現実とシンクロしやすい夢のある作品に仕上がってます。

タイマー3の仕事をやめたいと頑なに思っていた鉄っちゃんも
事故から救った人達が笑顔でいるのを見て
タイマー3をやってて良かったと思い返す。
このあたりの演出がすばらしく、
思わずグッとこみあげてくるものがありました。

これぞ能田達規ワールドの真骨頂だ!と唸らせる近未来少年ヒーローマンガ。
規模は小さいがスケールのでかいタイマー3の活躍を大いに堪能させてもらった。
久々にいいものを見させてもらったな〜。感動。NICE!


さーて、他に読めるマンガはと・・・
あ、あった。

▼ロボとうさ吉:加藤和恵
タイトルだけだとほのぼのとした可愛いマンガのようですが
これは宇宙を舞台としたSFアドベンチャーマンガです。

未惑星にたった1人だけで住んでいるロビンの元に
冥王星から脱獄した囚人・ウサキチが現れ、
その後、ロビンが禁断のアイテムで化け物に変身、
ロビンはウサキチを友達と認識し、ウサキチを追ってきた小隊を
大暴れして撃退したのち、ウサキチと共に地球へ旅立つ―――

おおまかな内容はこんな感じ。
とりあえずロビン達の目的は地球のようだけど
地球にたどり着いて冒険をするとなると
スペースファンタジーじゃなくなるよな。
それにロビンは鉄くずをバリバリ食うので
少なくとも人間じゃないだろう。ロボットか?
そんな謎を残しつつ次号へ。

まあまあのおもしろさであった。
絵柄はなんとなくナルトの岸本兄弟っぽい感じですね。ハイ。


後は私には合いそうもないマンガばかりなのでパス。
ロボとうさ吉は後に単行本で読めばいいだろ。
・・・ってことで次号は多分買いません。あしからず。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP
2005年5月31日 火曜日


週刊少年チャンピオン 2005年26号
2005年5月26日発売
秋田書店 250円
▼ガキ警察:原作/藤井良樹・漫画/旭凛太郎
なんと、auraは4年前に首吊り自殺をしていたんだ!
・・・ってそりゃあまりにもウソンコでしょ。
だって全然死人って感じがしなかったし。
それじゃあアイツは篝財閥が金に物を言わせて作り上げた
殺人目的の人造人間だとでも言いたいのか?

いずれにせよ謎を残したまま姿を消してしまった・・・
またイカレた発言と共に近々雷の前に現れそうな気がしてならない。
後味の悪いヤツだ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
ははは。大鉄らヘビースモーカーが集まって大人の缶蹴りですか。
鬼をジャンケンで決める際にみんながタバコを持ってるモンだから
全員チョキしか出せないという発想がおもしろいやねえ。

▼南風!BunBun(ハエ!ブンブン):米原秀幸
文平の母親はブチ切れしやすい性格な上に
凶器振り回してとてもアブないお方だけど、
かーちゃんともうまくやってるみたいね。
どうやら豪快な南風一家を中心に
彼らの暴れっぷりを描いたマンガになるのかな?
この分だと近所からもなにかと評判が立ってそうだ。

そして母親の次は姉ですか。
ここまででまだ南風一族の紹介だけですが
妙なハイテンションは今ントコ維持してる。
あとは家族紹介が終わったらその後、
どういう風に話を拡げていくかがポイント。

▼無敵看板娘:佐渡川準
まさか、美輝ちゃんが作ったゲテモノ料理を食べてしまった
茅原先生の顔の表情があのまま元に戻らなくなってしまうとは思っても見なかった。
でも顔がギャグになっても性格まではやっぱり変わらないのネ。
その顔で自殺したら笑うに笑えんぞ。

▼番長連合:阿部秀司
だーかーらー、どうやって高野は東っちのいる病室から
警戒中の人間に誰1人気づかれることなくに立ち去ることができたっつーのよ。
「風のように現れ消えていく」なんて言ってる場合じゃないだろ堂本。
成り上がり不良マンガで魔法使いじみたことしてんじゃねー!

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
涼山中野球部に3年生の硬式経験者が編入。
おもしろいヤツだといいなあ。いろんな意味で。

それにしても番太郎は本当に涼山中野球部のキャプテンになってしまったのか。
かつて「お山の大将」と謳われた番太郎が本当に大将になっちまったんだな。
既に番太郎がキャプテンに決まっただけでも
マリックが乱入して一騒動起きてしまったのだから、
野球部として本格的に活動を始めてしまったら
一体どうなってしまうのか清田じゃなくたって不安になるわな。

でも番太郎や部員が暴走したり信じられない行動をしたり
度々事件を起こしてくれる方がおもしろくなりそうな予感はするのよね。
いや、絶対起こらざるを得ないはずだ!

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
うおー!!!
春が世界を投げ飛ばしちまった〜!!
マジかよ。

▼絶対解決まぐれ君:ミッチェル田中

血が―――っ
   う―――っ


えっ「違う」!?


・・・これってギャグマンガだよな?そうだよな?
殺人事件がバンバン発生してもギャグマンガなんだよな!?

このマンガは殺人事件の部分とコメディの部分を比較するモンじゃなく、
まぐれ君の度重なる不幸を、周りの人間がよってたかって持ち上げるところに
このマンガのおもしろさがあるんだということに気づいた。
今回そういった面が特に際立ってて笑える部分が多かった。
犯人もまぐれ君に突っ込まれて何の抵抗もなしに犯行認めちゃってるしね。
もうそこだけがおもしろく表現できてれば
ストーリー性なんて割とどうでもいいや(貶しているのではなく)。

しかしホントに「血がーっ、うーっ!!」はクセになりそうなくらいの名ゼリフですな。
しばらく心の中で呟いてしまうくらいに。

▼剣聖ツバメ:高橋功一郎
なんと、宮本武蔵の正体はイトコ(でしたっけ?)の息子さんでしたか。
でも回想シーンを見る限りでは宮本武蔵は政名以上に鬼のようなお人。
粗暴な雰囲気が似てはいてもやっぱニセモノだよなあ・・・

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
トウヤとコタローがタッグを組んで
大人気ないたこ焼き屋とお好み焼き屋を相手に料理で勝負!
こんなところで屋台レースの番外編が行われているぞ。

なんだかいけ好かない料理対決だけど、
盗まれた宿場カードとナルトとコタローの友情が
一挙にゲットできるチャンスでもあるから
ここは目をつぶることにする。

▼ロボこみ:やぎさわ景一
そっかー。ロボ子がもしインベーダーの手の内に堕ちてしまったら
恐ろしいことになるんだねー。
ロボ子が歩く殺人兵器であるということを改めて思い知らされる回。

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ
んん?あの男の頭に付いている無数の虫はもしや・・・
某民明書房マンガにも登場した
懼騰虫(くとうむし)じゃないのかね?

※懼騰虫
台湾中部阿里山(アーリーシャン)地方に生息する
現在絶滅寸前ともいわれる幻の甲虫。
その体長は1センチ程であるが
抜群の飛行力と浮揚力を持ち
昆虫としては知能も高い。

人間にもよく慣れ
調教もしやすいことから
中国拳法の奥義として(以下略)


次号よりフジケンの小沢としお氏による
ヤンキーコメディマンガが新連載。
「小沢利雄」で散々な目にあった名前を
元通り「小沢としお」に改め、
今度こそ若さ漲るパワーのあるマンガで
我々読者を楽しませて頂きたい。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 20号 21号 22+23号 24号 25号
2005年5月26日 木曜日


アカギ 16巻
福本伸行
竹書房 近代麻雀コミックス 579円
アカギはなんだかんだで最終ラウンド6回戦に突入しちゃいましたねー。
鷲巣を蛇の生殺しのような状況にまで追いつめておいて
5回戦でとどめを刺すことができなかったので
鷲巣の元来の神懸かり的な強さが覚醒しはじめて
6回戦はアカギと言えど苦戦を強いられる、なんて言われても・・・
ねえ。

そんなこと言ってる割にはチョンボ禁止令で縛りをつけて
さらに己を追いつめてますし、
結局、死線に立たされることで生きてる実感がわくアカギにとっては
鷲巣の出す圧倒的不利な条件は逆にどんどんアカギに塩を送る形に
なってるんじゃないかな。

でも、今度こそ6回戦で鷲巣麻雀の決着は必ずつく。
鷲巣は今の今までアカギにいいように振り回されてたけど
土壇場での鷲巣の狂人的発作がどこまでアカギに通用するのか
それだけが見ものだ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 11巻 12巻 13巻 14巻 15巻
2005年5月26日 木曜日


HEAVENイレブン 4巻
大和田秀樹
秋田書店 チャンピオンREDコミックス 539円
さて、早速始まりました全国高校サッカー選手権大会地区予選。
鬼灯(ほおずき)高は1回戦2回戦と順当にAブロックを快勝、
ここまでは敵チームもひとクセあったものの
鬼灯高の試合内容としてはややおとなしめ。
やっぱりその後の宿敵・波名間高との対戦が
一番このマンガらしいインパクトがありましたマル。

西郷くんのニライカナイ砲は女の子のぱんつを見ることで
パワーアップするみたいだけど、そのパワーを見せつけたのも
単なる偶然でまだ1回きり。
果たして2回目以降はあるのかな〜なんて思ってみたり。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 3巻
2005年5月25日 水曜日


週刊ビッグコミックスピリッツ 2005年25号
2005年5月23日発売
小学館 260円
コロコロコミックや学年誌などの児童誌で大暴れしている曽山一寿センセが
週刊少年サンデー(少年誌)を経て、
ついにビッグコミックスピリッツ=青年誌に殴り込み!!
信じられねー。
曽山センセの狂犬ぶりは小学館のあらゆる雑誌に域を伸ばしてきてるな〜。
この分だと本当に近い将来、少女誌にも登場するんじゃないのか?え?

▼ばか。:曽山一寿
・・・ってなことでこれを読むためだけにスピリッツを購入しました。
でなきゃ、すっかりお子さまマンガに染まった私が
こんな青年誌に手を出すわけがありません。

登場キャラはいかにもそやまんがした馬面タラコクチビルの先生と
猫目の生徒2人だけ。
このヘンテコな先生がこれまたヘンテコな生徒に「お前は誰だ!?」
問いかけるところから話がスタート。
以下、先生が生徒のことを殺し屋と思ったり初恋の相手と思ったり
能天気な謎のボケコントが続く。

ま、正直に言ってしまえばノリはでんぢゃらすじーさんそのまんま。
だけど漢字にルビがふってないだけでも随分青年マンガに見えるものです。
それに先生が生徒のことを思い出す際に「高橋名人」や「桃白白」の名を出す辺りは、
今の子供には分かりにくい、その年代の大人だからこそ分かる人物の名前を出すことで
それが20〜30代の読者層に受け入れようとする作戦だったようにも思え、
珍しく曽山センセなりの青年誌でも受け入れようとする努力が
感じられる作品だと思いました。
私としては青年誌でよくありがちなヘタウマ系不条理ギャグマンガよりは
十分楽しめたかと。
吉田戦車氏のマンガなんて全然意味不明だし。
・・・ということでまたいつの日か青年誌にチャレンジしてほしいですね。



さて、他の作品は、と・・・
「美味しんぼ」や「団地ともお」は単行本で読めばいいし、
他に興味を惹くマンガは・・・・・・
ごめん、まったくないや。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP
2005年5月24日 火曜日


WILD LIFE 8巻
藤崎聖人
小学館 少年サンデーコミックス 409円
動物病院マンガなのに、植物の味方で人間を憎むスーパー樹木医が激昂するお話や、
陵刀司による新しい魚肉・牛肉の見分け方の講座のお話が載っていて、
なんか変わってるな〜とか思いつつも
このマンガはこの地球に生を受けた物のお話ならなんでもアリだと思った。
なんせ、世界的に有名な動物病院・R.E.D.ですもの。
植物から人間の食品になってしまうありとあらゆる生き物まで
なんでも受け入れますよ。
最後には競走馬の引退後の運命までサラッと述べていて
全体的に人間の身勝手によって植物や動物が過酷な生活を強いられる
現在の人間と地球上の自然環境の在り方を提示してるようにも思えましたね、ええ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻
2005年5月22日 日曜日


週刊少年チャンピオン 2005年25号
2005年5月19日発売
秋田書店 250円
▼無敵看板娘:佐渡川準
めでたく3周年ということで今回は一挙2本立て。
1本目は美輝ちゃんが夢の中で桃太郎を演じる
珍しくも恐ろしいストーリーに仕上がっており、
2本目は美輝ちゃんが桃太郎の夢を見ている間に
現実で起きた凄まじいできごとを描いております。
つまり1本目と2本目は話がシンクロしているわけですね。
各1話単独でも、2本同時進行しながら読んでもおもしろく、
2話で3話分のストーリーが楽しめます。いいですね。こういう企画。

3周年のもう1つの企画、人気投票ですが、
まあ順当なところじゃないですか?
もともとこのマンガには魅力あるキャラが多いので
どれを選ぶか迷うところですけどね。
主人公を除けばめぐみちゃんがトップかー。
3位には勘九郎が付けているので
人気投票でも2人は美輝ちゃんには一歩及ばないと言ったところでしょうか。

▼南風!BunBun(ハエ!ブンブン):米原秀幸
文平が父親と殴り合いの大ゲンカ。
とはいえ、父子ともども楽しそうに殴り合いをしてますんで、
父親とのつきあいはよろしくやってるようで。
でも暴力封印の兆候なんて全然ないよね(笑)。

さて、父親の次は母親がピストルぷっぱなして参上。
父と息子がバカやってる場合は、
大抵は母親がまともな常識人のはずなんだけど
これは・・・・・・どうなのよ?

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
のり子も何気なく小鉄並みに頭悪かったのね。
その醜態を学習塾でもさらけだすことになってしまった。
そこであかねちゃんがのり子の身代わりとなって
学習塾の生徒達相手に仇討ちに出るも結果は5位。
髪を黒く染めてまで意気込んだのに
逆に生徒達から屈辱の拍手を受けるとはね。
ヌルい結末がGOODです。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
小学3年生になったアー坊初登場。
確実に成長しているが、エビフライをほおばって飯を食う姿からは
まだまだあどけなさが残る。簡単に言うととっても可愛い♪
父親の言うようにアー坊だけは中学生になっても
素直な子でいてほしいものです。
兄貴のような変貌を成し遂げて欲しくない。マジで。

▼絶対解決まぐれ君:ミッチェル田中
うーん、双子の兄弟のどちらが犯人であるかよりも、
まぐれ君がどうやってピンチを切り抜けるかのほうが気になるよね。

▼番長連合:阿部秀司
吉田と畠山の宿敵・バジリスクこと高野くんは敵ながら頭がキレるようで。
でもどうやって、病院内の厳重警戒網を突破できたのよ?
何も知らずに高野に笑顔で応える東っちがマヌケだ。

ここは全学連の参謀・堂本の出番かな?
頭のキレる者同士ということで。

▼ガキ警察:原作/藤井良樹・漫画/旭凛太郎
auraは篝(かがり)財閥の息子だったんですねー。
こんなアブナイお子さまを放置しておく篝財閥って一体何者なんでしょ?

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
出た出た、悪あがきは春の十八番だよな。
世界にも通用するといいですがね。

▼ロボこみ:やぎさわ景一
とりあえず石上は女という女全てを
常日頃から警戒しておけ。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
なんだ。トウヤとコタローはお友だちになるんじゃなかったのか。

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ
「争いを無くす願いを叶えるまでは今後決して涙を見せるな」ですか。
マスターガンと交わした友としての約束。
これでジップもこれから先泣き言言わずに済むから
いい傾向何じゃないの。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 19号 20号 21号 22+23号 24号
2005年5月20日 金曜日


僕と君の間に 1巻
鈴木央
集英社 ヤングジャンプ・コミックス 530円
ライジングインパクトの鈴木央氏による
荒廃した新世代未来を舞台に描いたファンタジーマンガ。
作者が前々からファンタジーマンガを描きたかったってのは聞いていたけど
青年誌で実現するとは思ってなかった。

機械好きだけど非力で内気な少年・ホークが
閉ざされた聖地を脱出して外の世界を冒険するお話なんですけど、
ホークが辿り着いた地が奴隷を非人扱いする都市であったり、
男を食い物にするアマゾネスの地であったりと
どれも荒んだ光景でそれぞれの地で起こるイベントもちょっとエグい。
オレの思い描いてる鈴木央氏のマンガは、福島弁を話すキャラと、
ライパクに登場するガウェインの「ぷにぷに」が
キーワードになっているマンガだという印象がありますので
それらが全くないこのマンガにオレは鈴木央氏の新しいマンガを
また1つ発見した気がします。

ホークが旅立ちの最初に出会った超強くてワガママな女性・ダリアと
どこか人間くさいけどハイテクロボットのシルヴァンが
いつも内気なホークの付き添い役としてピッタリはまっていて
今後の更なる過酷な旅もよりおもしろくなりそうです。
これなら2巻も買ってみようかな。

あと、青年誌に舞台を移しておきながら
単行本の空きのページには登場キャラの質問コーナーを設け、
少年誌と同じような作りになっているのが嬉しい。
ま、なんだかんだ言ってもこのマンガの根底は少年マンガにあるから、
何の抵抗もなく素直に受け入れられるんだよね。GOODだ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP
2005年5月15日 日曜日


華麗なる食卓 13巻
ふなつ一輝
集英社 ヤングジャンプ・コミックス 530円
マキトの次のエディブルファイトまでの合間にも
マキトと恵が牛乳を使ったカレーをテーマに男VS女の真剣勝負。
その次は、カレーショップ華屋敷を舞台に姫と結維、
女VS女によるウェイトレス嫌がらせ対決。
そして最後にベロメーターこと二ノ宮光生(コーセー)と仲間達が繰り広げる
男達の熱き戦いと三種三様、
料理にケンカに実にバラエティに富んだバトルを見せてくれる。
そうしたストーリーを経て、マキトの次のエディブルファイトの相手はコーセーとなり、
強烈なカレーバトルのカードが組まれたわけです。

コーセーは見かけはアブネーあんちゃんだけど、
「男に生まれてきたからにはケンカも料理も一番にならんと意味がない」と
心の内に熱いものを秘めた男。
今度のエディブルファイト・ドライカレー対決は
マキトとコーセー、男同士の炎の激烈カレーバトルとなりそうだ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 8巻 9巻 10巻 11巻 12巻
2005年5月15日 日曜日


週刊少年チャンピオン 2005年24号
2005年5月12日発売
秋田書店 250円
▼南風!BunBun(ハエ!ブンブン):米原秀幸
新連載。タイトルは「はえ!ぶんぶん」と読みます。
「はえ」と入力すればちゃんと「南風」と変換できます。
(ATOK調べ)

さて、22+23号では暴力を封印した不良少年が
大学目指してがんばるお話ということでしたが
初回ざっと見る限りでは、明るいノリの不良マンガって感じっすね。
主人公の南風文平(はえぶんぺい・高校生)はケンカが強く、
暴力封印とか言ってる割には暴力振るってるし、
「カタカナで呼ぶな」とマンガならではの言い回ししてるし、
額に浮き出た血管で「ド」の字を作ってるし、
もうこれはギャグマンガの世界じゃんか。
そもそも主人公が大学を目指す志すら感じられん。

ただ、文平より強いと言われる父親が登場してないので
コイツがどんな存在なのか気になるところだな。
それによってこのマンガの方向性が見えてくるかもしれん。

とりあえずこれだけじゃなんとも言えないので
次号以降しばらく様子見ということで。
掴みは悪くないです。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
桜があげたハート形の知恵の輪が
花丸木と大鉄をくっつけさせた。

なぜだ?桜とは離れてしまったのに。
やっぱオカマと言われてしまうことだけはあるな、花丸木。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
番太郎が「自分がキャプテンやります」と皆の前で宣言。
あくまでマリックに反抗するハラか。

▼無敵看板娘:佐渡川準
花見高校で「天国に最も近い女」と噂されてるなんて
名誉な評判たってるじゃねーか茅原先生。
オレは普段のあなたの行動から「天国」なんて言葉は絶対思い浮かばん。
でも忍者研究部と小鳥を救ったのは素直にほめたい。

▼ガキ警察:原作/藤井良樹・漫画/旭凛太郎
auraは自殺願望者の心理を巧みに利用して
殺人者に仕立て上げる悪魔のようなヤツ。
しかも薬物使用で一人悦に入ってしまって
これが雷が言っていた彼の“カリス魔”なんすかねえ。空恐ろしい。

▼番長連合:阿部秀司
修一&立花は東っちを傷ものにした罰で
堂本に荷物まとめて故郷に帰れと宣告されてしまう。
ま、2人が女にうつつをぬかして招いた失態なのだから
当然のことかもしれないけど、
このまま潔く身を引いてしまったら男が廃るよなあ。

操を捧げた東っちのために、ここは単独行動を起こして
玉砕覚悟で敵に一泡ふかせてみるか・・・?

▼ロボこみ:やぎさわ景一
洋猫と戯れる石上くん。
ベタなギャグマンガのノリだけど、おもしろい。
たまに動物を出すことで一時の清涼剤代わりになってるのかしら?

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
世界にいいように振り回されて苦戦する春に
奮起を促すセリフを黒羽の選手から言われてしまうとは
思ってもみなかった。

春に何か言わずにはおれないものを感じたのだろうが、
柔道マンガとしてまた一つ魅力度が増したのは確か。

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ
マスターガンが初めてジップを名前で呼んだことで
お互いが心を通わせた友だと認めたことになるのかな。
今後の2人の戦いをこれからも見たくなってきた。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
ラーメン研究部はトウヤに勝つためとはいえ、
審査員を出しにするようなことしちゃイカンでしょ。

食べてもらう人の気持ちに立った取り組みが
今回のナルトヤとラーメン研究部の勝負の明暗を分けることになったよね。
トウヤはいつまでも食べてもらう人の気持ちを忘れずにがんばれ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 18号 19号 20号 21号 22+23号
2005年5月12日 木曜日


山賊王 6巻
沢田ひろふみ
講談社 講談社コミックス 409円
幕府軍20万VS楠木軍4000の攻防戦ですね。
楠木軍は多勢に無勢でもなく長門や楠木正成の奇策で
幕府軍を何度も撃退。
もうこうなると攻防戦の方は何が起ころうと安心して見てられますね。
却って今度はどんな戦法で幕府軍を追い払うのか楽しみになってきますよ。
どれもこれも武士の戦いではない勝つために手段を選ばない
悪党らしい野性味がある豪快な戦法。そこが見ていておもしろいのです。

城を乗っ取られたら終わってしまう命がけの戦いで
グツグツに煮えた熱湯で敵を追い払うなんて誰が予想できるだろうか。
大笑いだ。

足助がいないのが気がかりだけど、今のところはまだ余裕。
今度の兵糧責めはちときつそうだが、楠木はどういう行動をとりますか。
こちらも想像がつかん。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻
2005年5月9日 月曜日


DANDOH!!ネクストジェネレーション 2巻
原作:坂田信弘 作画:万乗大智
小学館 少年サンデーコミックス 409円
ええ、余興なりに楽しんでますよ。
ダンドーの魔王退治。

ゴルフコースという名のフィールドに巣くう風の怪獣(懐かしいね〜)、
ダンドーのパーティに送り込まれた魔王の息子、
ますますもってRPGの設定だよなこりゃあ。

そんな中、ラミアだけが、ルチオの魔の手から逃げながら
ノートパソコン持ってルチオのデータをハッカーしまくる
派手なアクションを見せてくれてます。
さすが裏社会のボスの娘。
不満があったらマフィアを呼ぶだけでなく、
自らも闇社会的なことしますか。
恐るべしラミア。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻
2005年5月9日 月曜日


MAJOR 50巻
満田拓也
小学館 少年サンデーコミックス 409円
吾郎はマイナーリーグのバッツに籍を置き、
そこでただの選手育成チームを、
3Aウエストリーグ優勝を本格的に狙う夢のチームにすべく
吾郎は早速、気合い今ひとつな選手達にカツを入れてますね。
メジャーでこてんぱんにのされても、乱闘騒ぎを起こしてクビになろうとも
新天地に辿り着いた途端、いつもの吾郎の傲慢ぶりが発揮。
根っからの性格は全然変わらないのね(笑)。
まあ、その懲りない性格が吾郎くんのウリであるわけだけど。

さて、今度は吾郎がいかにも嫌いそうな
データ分析型の新顔キャッチャー・キーンがおでましですか。
吾郎とキーンは野球の根本的な考え方からして全然違うのに
高飛車な性格は同じだから始末が悪い。
すでに試合で反発し合っちゃってます。

また騒動起こして解雇されなきゃいいけどな。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 45巻 46巻 47巻 48巻 49巻
2005年5月8日 日曜日


かってに改蔵 26巻(完)
久米田康治
小学館 少年サンデーコミックス 409円
サンデー話題のネタマンガもこれにて最終巻となりました。
最後は我が町とらうまをネタにして打ち止め。
しかしアイタタタな内容であるには変わりなく。

最終巻に掲載されているマンガについては特に語ることもないんで、
見るべき点は巻末の大反省文かな。
あ、これもイタすぎて語れないか・・・

いや、ま、とにかく私が今まで見たこともないようなジャンルのマンガだったので
総合感想は「とにかくすごい」の一言に尽きる。
人の心のスキマを突いたようなネタはともかく、
アメリカネズミや、他のマンガ家を良く言えば“茶化した”、
悪く言えば“敵に回した”毒舌マンガなんてキツすぎて
数年前の私なら絶対に読まないジャンルだもんね。

このマンガを買った最大の理由は、かつて下ネタ王子と呼ばれた
南国アイスの作者、久米田康治氏のマンガだからであって
まさかこんなネタマンガに変貌するとは思っても見なかった。
もし久米田康治氏のマンガじゃなかったら
こんなどぎついマンガは絶対買わなかっただろう。
でもおかげさまでこの手のマンガにはすっかり慣れました。ハイ。

久米田康治氏は既にマガジンで新作マンガを開始しているらしいけど
今度は人の心のスキマを突いたギャグは鳴りを潜め、
ほぼ完全に他のマンガをパロったネタマンガになるんだろうねきっと。

もしそうなっても単行本が出たら買う。多分。

ま、そんなこんなで私にとってはこの作品は新ジャンル開拓という意味で
いろいろ思い入れのあるマンガとなったのでありました。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 21巻 22巻 23巻 24巻 25巻
2005年5月4日 水曜日


いでじゅう! 9巻
モリタイシ
小学館 少年サンデーコミックス 409円
東がアイドルになったり、柔道大会で皮村や林田部長が
かっこいいとこ見せたりと、柔道部に微妙な変化が見受けられる。

柔道部員がより一層真剣に柔道に取り組むようになり、
さらに東がアイドルになって柔道部をやめてしまい
部員同士の軋轢も生じてしまうんじゃないかと不安もよぎったんですが、
そんなことは全くなかったし、
林田部長の髪の毛&森さんLOVEネタは未だ健在。
根本的なおもしろさは変わっていないようなので一安心。

しかし基本はギャグマンガなのにキャラの精神的な成長も窺わせる作品だよなー。
この分だと最終回は割と感動的な話になるんじゃないのか。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻
2005年5月1日 日曜日