じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2005年6月分

卒業文集に戻る

今月読んだマンガリスト:16冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2005年27号 ONE PIECE34巻 アイシールド21 9巻
並木橋通りアオバ自転車店12巻 週刊少年チャンピオン2005年28号 ごっちゃんです!!5巻
ショー☆バン19巻 虹色ラーメン17巻 無敵看板娘9巻 週刊少年チャンピオン2005年29号
金色のガッシュ!!17巻 週刊少年チャンピオン2005年30号 うえきの法則14巻
こわしや我聞2巻 やまとの羽根3巻 週刊少年チャンピオン2005年31号 総評



2005年6月度
総評
一般漫画の部
週チャンは、なんだか不良マンガが目立ってきたなあ。
でも「ナンバMG5」は、昔の小沢としお氏らしいノリのマンガで
今のところおもしろい。
主人公の剛はフツーの高校生の時と、不良の時とは
外見も態度もえらい違いだけどどちらも好感持てる。

そして残念なのが、ロボこみとまぐれ君の突然の最終回。
まぐれ君はやっとこのマンガ独特のおもしろさが分かってきたところなのに。
一体なんだったんだ?

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2005年6月30日 木曜日


週刊少年チャンピオン 2005年31号
2005年6月30日発売
秋田書店 240円
▼ガン×ソード:シナリオ/兵藤一歩・漫画/ひのき一志
新連載です。
トビラに「銃さえ持たずまったくの手ぶら!」
「掟破りのヒーロー見参!!」なんて書いてあるから
怪しい風貌の男が主人公の
バイオレンスアクション系のマンガかなと思ったら、ははあ・・・
獣人みたいなメス猫の服をひっぺがす
エロチック系のしょーもないギャグマンガでしたか。

確かにある意味、掟破りではありますなあ。
力の抜けるような笑いはこみ上げてきたけど
来週もこんな感じなアホなノリで話が進行していくのかしら。
・・・というか、アニメもこんなノリなのか?

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛の不良モードで話が進行。
剛は不良モードの時は徹底的に他人から嫌われればいいんだよな。

▼無敵看板娘:佐渡川準
いやー、さすがに辻くんをこのマンガからおさらばさせるのは
このマンガに於いて大きな損失でしょう。
美輝ちゃんに対抗できる数少ないキャラなんだから。ねえ。

ま、それはともかく、美輝ちゃん達が辻くんを花見町から追い出そうとしている時、
なぜか昭彦が辻くんの体目当てで優しくしてるという
美輝ちゃんの発言に爆笑。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
一度は杉本のことを考え直そうとした番太郎だったのに
どんどんぬかるみにはまっていくなあ。
今回の一件はどう考えても番太郎に分が悪い。
もっと杉本に対して酌量の余地をだな・・・
ってそれができれば苦労はないか。

それにしても新人戦は初戦で敗退してしまい、
杉本問題はいったいいつまで続くんだろうな。
こいつがいなければ番太郎は
ちょっとだけタカビーなキャプテンとして
平和でいられたかもよ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
てっきり、フグオの店が冷凍庫と化す話になるかと思ったら
アリの恩返しでしめくくるとは。
でもって、それがそのままフグオとアリは
共生生活していたという事実発覚。
こうなると、今度はフグオとアリの共生生活にスポットを当てたお話を
じっくり見てみたいよな。
今回だと、フグオの両親が家を壊した話とごちゃまぜになって
焦点がぼけちゃってる。

▼ドリル園児:おおひなたごう
いちごジュース工場って血尿のことっすか・・・?

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
代表戦を前に、両チーム代表選手選出の際、
黒羽は本当は出場したかったはずの新関の申し出を先生が拒み、
出場できなかった同輩後輩の想いを背負い大嶋が出場。
対する酒高はまるで運命づけられたかのように
するすると春が選ばれ出場することに。

どちらも代表選出の際、選手達の気持ちが前面に出てていいね!

▼番長連合:阿部秀司
東口はケンカマッチを受け入れる条件として
女同士のタッグマッチを一試合入れろってことは
もしかしたら東口は最強の女プロレスラーでも連れてくるつもりか?

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
天星厨房は裏組織とはいえ平安時代から長く続く
日本料理界最高峰であるはずなのに
なにゆえに暗黒集団みたいな印象を与えるんでしょ。
たった1人の過ちでここまでイメージが暗くなってしまうものなのか。
・・・っと言ってもこの時点では天星厨房が悪の集団かどうかも分からないけど
日本料理界最高峰とは程遠い印象だ。

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2005年6月30日 木曜日


やまとの羽根 3巻
咲香里
講談社 アッパーズKC 539円
大和は相変わらずのバドバカぶり。
バドミントンで泣いて笑って熱くなれるんだから。
そしてそののめり込みすぎるほどの熱血ぶりで
他人の言うことなどなりふりかまわず
誰に対しても自分のバドバカペースに持っていってしまう。
早速、外国からやってきたバドミントン経験者の転校生に
大和が食らいついてしまった(笑)。

バドミントンは自分は隙を見せずに、
相手の行動は読まなければならない
頭を使うスポーツ。

直情バカな大和に頭を使うなんてできるのかね〜
・・・というかキャラに合ってない気もするんですが
憧れ(?)の沢本くんに追いつくためには
それをものにしないとダメなのかな。
がんばれ大和。

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2005年6月29日 水曜日


こわしや我聞 2巻
藤木俊
小学館 少年サンデーコミックス 409円
今回は我聞が壊し屋としての仕事をこなす場面は少なめで、
我聞の学校生活や仙術の特訓など、
工具楽屋(くぐらや)の未熟な社長としての奮闘ぶりや
熱血漢ぶりが窺える印象強し。
加えて我聞のクールなパートナー・國生陽菜も
無表情ながら我聞の足を引っ張るまいと一生懸命なので
我聞と國生の2人が、いろんな困難を乗り越えて
いつかはみんなから信頼される社長&秘書を目指す
ロールプレイング要素を交えた話になっていくのかな?

國生は相変わらず冷静ですが、我聞は学校や家では
友達や妹弟と仲良くやってるみたいなので
そこら辺はほのぼのしてて楽しめました。
悪と戦ったり、きつい仙術の特訓などの激しいシーンの合間の清涼剤ですね。

ところで静馬ばーちゃんの水を操る仙術ですが、
非科学的で妖術の域だよなー、あれは・・・

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2005年6月26日 日曜日


うえきの法則 14巻
福地翼
小学館 少年サンデーコミックス 409円
なんと、森あいの能力は“相手をメガネ好きに変える能力”でした。
犬丸もよりによって中学生女子にこんな能力を与えなくてもよかろうに。
しかも限定条件が相手にブリッ子ポーズをさせるってなんじゃそりゃ。
これから天界人がゴロゴロいるチームと戦わなければならんって時に
どうすんのよ、こんなんで。

しかしまー、森さんが自分の能力に気づくまでの過程がもんのすごい強引で、
森さんと天界人との戦いもきっとこんな感じのいきあたりばったりで進行していくんだろうな。
おもしろいからいいけど。

そういや、コースケって自宅では育ての父親(?)や姉と一緒に家族で風呂に入っていたし、
本当のオヤジさんとも温泉で一緒に本当の父子ついて語り合ってたし、
裸の付き合いを通してスキンシップをとるのがお上手なようで。
ダメな父親もおねーさんもお風呂入るときゃみんなハダカ、ってか。

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2005年6月25日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2005年30号
2005年6月23日発売
秋田書店 240円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
珍しくノブくんが主役の回。
小鉄一族のまとめ役として、しれっとしながらも
なんなく小鉄たちのお遊びをこなしてしまうノブくんに
底知れぬパワーを感じる。
でもそれは小鉄たちを自宅の中に入れないための情報収集だったとは。
周りに遊びの塊みたいな子がたくさんいると苦労しますネ。

ところでノブくんは「長いつきあい」とか言ってるけど
10年も生きてない子供が言う「長いつきあい」って
いったい何年だあ?(笑)
意外とおちゃめなこと言うノブくんですネ♪

パッと見、地味だけどノブくんの性格が良く現れている良作。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
保護司の「杉本をクビにするのは考え直して」という言葉に対して番太郎は
「全国大会を目指すから杉本みたいな不良はいらねー」と一蹴。
大した正義感だ。

それとも将来、自分に背く可能性のある反乱分子を今のうちに徹底排除か?
密かにお山の大将復活の兆しが。

▼ブラックジャック 〜黒い医師〜:原作/手塚治虫・漫画/山本賢治
今回は、無料でどんな病気も手術を用いず、針治療で治してしまう
BJとは対照的なハリ師・琵琶丸が登場。
なんでも琵琶丸に言わせれば人の体なんて
元々切ったり捨てたりできるモンじゃないとか。

BJの場合は手術で治療する目的の他に
バラバラになった臓器から1人の人間を造り上げたり、
人間を鳥に造りかえたり、そういう道楽レベルの手術も施しますんで
それを「くだらん」などと言ってしまっては
BJの人格そのものを否定することになりますねえ。

でも今回、ダーク度は比較的おとなしめ。
一番ダークだったのはテレビで針治療を解説していた男だったりして。

▼無敵看板娘:佐渡川準
野生ではライオンの顎の骨をも砕く強力な蹴り技を持っているキリンさん。
人間に飼い慣らされているとは言え、やっぱキリンさんは強えーよなあ。
今度は敏行とぜひ戦わせてみたい。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお

藤田、お前もか!

島崎に続いて、なぜアンタも市松の不良どもがたむろする
危険な所に行くんだよ!バカな女だ。

おかげでまた特服を着て助けに行かざるを得なくなった剛。
このまま藤田が、剛を困らせるキャラ第2号にならなきゃいいんだけどなー。

でもその天然ボケぶりは女子高生キャラとしては合格かな?

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
大嶋、五十嵐に少しの隙も与えず圧勝。
柔道家としての風格を見せつけた。
ただ強さを求める格闘家とはまた違った威圧感。
これは酒校柔道部にはないものです。
きっと戦った五十嵐だけでなく、
見ていた春たちもぐうの音も出ないだろう。
見事としか言いようがない。

それに比べたら近藤の「折っちまえ」発言は
ガキのたわごとにしか聞こえんよ。

▼番長連合:阿部秀司
伝説のケンカ師が市役所で勤務しているとは世も末だなあ。
しかし、コイツがケンカ師として復活した時の姿はどんな風になるんだろう。
まさかスーツでバトルするわけないだろうし。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
コタローは料理だけでなく女装もお手のもの。
将来、客を呼び込むための手段として
役に立ちそうだネ。

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ
ジップの父は冷酷な国王・アルを討つために
自らも強くなろうと鬼の心を持つようになったのか。
銃工の仕事から逃げ、息子を見捨て、
心も完全な悪になりきってもアルを倒すことはできなかったが
最後にジップに父親らしさを見せてくれた。

ジップは父の死で泣きを堪えているが
ここから先、ジップも心を鬼にして
巨悪を倒してくれることを願う。

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2005年6月23日 木曜日


金色のガッシュ!! 17巻
雷句誠  
小学館 少年サンデーコミックス 409円
ゾフィス戦決着。
ゾフィスは1000年前の魔物を復活させて
大がかりな攻撃を仕掛けた割には情けない幕切れ。
雑魚にふさわしい結末となった。

ゾフィスとシェリー&ブラゴの最終決戦より
それまでの過程の方が盛り上がったような。
もっとも、オレはハナからゾフィスをすごいヤツだとは
思ってませんでしたけどね。

ま、シェリーがココをゾフィスの呪いから救い出すことができただけでも
収穫ですね、っと。

しかしこのマンガで、シェリーとココ、
いわゆる女性同士の友情物語が見られるってのも
違和感あるよな〜。
いや、良い意味でだけど。

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2005年6月19日 日曜日


週刊少年チャンピオン 2005年29号
2005年6月16日発売
秋田書店 240円
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
おもしれーなー、剛の超平凡な高校生ライフ。
おまけにカワイイ顔してこれがヤンキーに変貌して
不良共をぶっ飛ばすパワーの持ち主だなんて誰が想像するだろう。
今までケンカばかりの人生を送ってきただけに
剛は今、幸せ絶頂といったところだろう。
特服はダサいと感じ、絵の上手な剛は芸術の才能もあり、
脱・不良として、まともな人間として力強い1歩を踏み出したといっていい。

そんな幸せを今、ぶち壊そうとするおバカさんが島崎くん。
剛は家ではヤンキーで通さなきゃならんのに
こんなヤツのために学校でもヤンキーにならなきゃアカンとは、
やっぱ内なるヤンキー魂が沸々としている者の宿命ですかね。

さて、ここまではおもしろいです。いい感じ。
あとは剛がヤンキーになった時の腕っぷしの強さと
正義感をどこまで貫き通せるかが課題。
まあこのあたりはフジケンとか見てれば心配ないと思いますけど。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
仁のアルバイトは自分のための小遣い稼ぎかと思ったら
滞納した家賃を支払うためだった。

どうやら仁は母親よりは金の使い方を知っているようだ。
あのダメな母親にこのことが知られてしまったら
別のくだらないことに使われてしまうだろうからね。

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
大将戦は副将戦の田代と打ってかわって
精神面で黒羽の大嶋が大きくリードか?

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
杉山がゲーセンで一緒に遊んでたヤツと
どういう関係なのかはまだ分からないが、
番太郎とノブチンが他校の生徒と殴り合いのケンカっつーのは
まずいんじゃないのか・・・?
大会出場停止の危機が。

▼ドリル園児:おおひなたごう
新連載。ドリルの如くなんでも掘り下げてみることが趣旨のマンガ。
いろんなものに疑問を投げかけるのは頭にドリルをつけた
豆田一太郎(まめだピンたろう)ことマメピンとその仲間達。
園児達みんなで力を合わせてその謎を解けば
ツジツマンが現れて疑問解決となる。
今回は、どうして楽譜の線は5本しかないの?
と、どうしてお箸は2本しかないの?の2本立て。

園児だけに登場キャラがカワイイので
園児達の疑問に対してナンセンスな解答もまあ許容範囲といったところか。
全体的に青年マンガくさくなくホンワカしてて割と甘口なので
とっつきやすいマンガにはなってるだろう。
次号以降もチェック。

▼無敵看板娘:佐渡川準
なんにせよ、真紀子お母さんにとって我が娘は
世間様にさらしたくない存在であることがよく分かった。

美輝ちゃん、何気なく親不孝者。

▼番長連合:阿部秀司
不良の抗争に外国人バーサーカーがお出ましかー。
すごいことになってきたな。

全学会のドリームチームもすげぇメンバーだけど
それ以上のインパクトだな。

・・・にしても天井裏のネズミの如く病院の物置部屋で
コソコソと出番を待っていたんだな、立花&修一。
操を捧げた東っちに少しでも楽をさせるために
今のうちに外国人格闘家の体力を減らすくらいの根性を見せましょう。

・・・そりゃムリか(苦笑)。

▼Last Chopper:tatta
前後編で贈る読み切り卓球マンガ。

名カットマンだったおじいちゃんの遺志を継ぎ、
守備重視の“カットマン”という自分の卓球スタイルを貫くため
ライバルと対決する男子中学生のお話。

話の筋は分かるがちょっとぎこちないかな。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
トラブルメーカー・早瀬吾郎は
ソースの使い手ということだが
あの鉄の爪を使った焼きそば調理で
すでにパフォーマンスの面で突出している。

トウヤは地味〜地味ですな。

▼絶対解決まぐれ君:ミッチェル田中

絶対解決まぐれ君/おわり
ミッチェル田中先生の
次回作をお楽しみにッ!!



―――って、なんじゃそりゃー!!
いきなり最終回かよー!!
せっかくこのマンガのおもしろさが分かってきたところなのに
なんてこったい!

このマンガが週チャンで連載できたこと自体を
まぐれにしてどーすんの。
シャレにならんぞ。

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2005年6月17日 金曜日


無敵看板娘 9巻
佐渡川準
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
うん、適度に笑うことができるおもしろさですね。

毎度のことながらめぐみのキレッぷり、
明彦のヒーローオタクっぷり、
辻の意外な強さっぷりに爆笑させてもらってます。
勘九郎も美輝ちゃんに殴られてるところを想像しただけで流血する
まるでバキのリアルシャドーのような技まで会得して、
皆キャラの個性にますます磨きがかかっています。

加えて美輝ちゃんたちの独特のセリフの言い回しもバッチリ効いてて
ギャグパワー度UPですね。

美輝ちゃんを始めとする花見町名物のお騒がせな面々は
毎回飽きもせず大暴れ。
いやあ、大暴れと言うよりは大いに遊んでるって感じかな。
犯罪にならない程度に。

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2005年6月15日 水曜日


虹色ラーメン 17巻
馬場民雄
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
麺王杯もいよいよ大詰め。
いろいろ迷走場面もあったけど、
麺王杯最終決戦のテーマはズバリ世代交代。

目の見えない麺帝王こと太陽の父・神宮寺雷蔵と、
舌が全く利かなくなった与田老人のラーメン界最強コンビに、
太陽は、乾(いぬい)や鳳レイといったラーメン界の若き精鋭達と力を合わせ、
「麺界四天王」として最終決戦に臨む。
残る1人は皇(すめらぎ)だけど、雷蔵の手に堕ちることなく
太陽と共にラーメン界の未来を切り開いて欲しい。

いつの間にか浮かび上がった「麺界四天王」の称号ですが、
それに選ばれた4人の誰もがラーメンに対する想いがハンパではないことは、
これまでの過去のエピソード等から見れば分かること。

最終決戦は「麺界四天王」の名に恥じないすばらしいラーメンを作り上げてほしい。

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2005年6月12日 日曜日


ショー☆バン 19巻
原作:森高夕次 作画:松島幸太朗
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円
今まで鳴りを潜めてた生島弟くんの才能が開花したというか
本性を現したというかその瞬間を目の当たりにした感じですねー。
生島弟くんの愛称は泣き虫ノリちゃん。派手にやってくれました。

ノリちゃんの出番は最終回の1イニングだけでしたが、
その間に見せてくれた彼の意味不明な号泣シーンは
読者に強烈なインパクトを与えるのに十分。
都大会2回戦ではさらに彼の珍プレーも続発し、
ノリちゃんの今後の成長が色んな意味で楽しみになってきました。

・・・話変わって、作画担当の松島幸太朗氏の
例の事故の療養日記が巻末にマンガで描かれています。
1ページだけですがかなり痛々しさが伝わってきますね。
もう今頃はとっくに全開してるでしょうけど。

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2005年6月11日 土曜日


ごっちゃんです!! 5巻(完)
つの丸
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
これにて完結。
インターハイ予選決勝まで進んだ高田川は
宿敵・甲山(かぶとやま)工業とぶつかり、
最後の大将戦でごっちゃんと川島の宿命のライバル同士の取組となり、
いざ戦いの火蓋が切って落とされたが
勝負の行方が分からないまま数年後突入・・・・・・

という打ち切り的な形で迎えてしまったエンディング。

だけど、何を考えているのかさっぱり分からなかったごっちゃんが
ちゃんと相撲取りになっていたのは嬉しかったかな。
アキラと純太のちょっとした勘違いから
ごっちゃんを力士として、人間としてここまでに成長させたのだ。
2人には感謝しなきゃね。
アキラと純太の勘違いがなかったらごっちゃんは多分、
一生、他人と接する機会などほとんどなく
ひとりぼっちで人生過ごしていただろうよ、あの性格からして。

おもしろかったです。
ごっちゃんのキャラクター性に好き嫌いはあると思いますけど
相撲マンガとしては十分読み応えあり。
相撲が好きな人でこのマンガを読んだ感想で
つまんないと思う人はいないんじゃないかな。

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2005年6月10日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2005年28号
2005年6月9日発売
秋田書店 240円
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛はヘナチョコ島崎君をいじめていた不良どもに圧勝。
特服ヒーローを見事にやり通し、それがうまい具合に家族を
ヤンキー校でハデにやってると思わせる形となった。

ヤンキー校・市松高校の不良数人もあっという間にのしてしまう圧倒的な強さ。
でもそれを他人にひけらかすことなく普通の高校生としての生活を望んでいる。
それでいて家族の期待も裏切らず、いざというときだけヤンキー魂に火を付けて
不良どもを一掃する。
剛は他人を思いやる根はやさしい心を持ち合わせた
ちょっと珍しいタイプのヤンキーさんですな。

今回は剛の圧倒的強さと、心の内に秘めた熱きヤンキー魂、
そして弱者を不良から守る正義感と
彼のキャラとしての魅力を十分に見せつけた回だったが、
今度は逆に剛の正体がバレてしまいそうなピンチに陥るなどの
苦労話なんかも見られそう。
そうすることで剛というキャラの魅力が一層増すというものだ。

剛にヘナチョコ島崎君というお邪魔キャラがくっついてしまったのだから
そんな話が見られるのも時間の問題だろう。
これからさらにおもしろくなってきそうな予感。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
主将・番太郎率いる涼山中野球部は
他チームとの練習試合でも戦績は今ひとつといったところか。
番太郎は2ヶ月経ってもキャプテンとしての経験がまだ不足している様子。

そこで杉本くんのゲーセン問題ですよ。
まずコイツを更生させることが
番太郎のキャプテンとしての大仕事第一歩!
・・・・・・ってことに、なるのか?

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
順子ママは自らのドジでデパートと自宅を
裕太を乗せた自転車で行ったり来たりでもう大変。
そんで疲れて寝ているところへ、遊んでばかりの小鉄に
「いいなー母ちゃんいつもヒマで」って言われたらそりゃ腹も立つだろう。
でも、ヒマじゃなくてもせわしなさは全く感じさせない。
むしろ平和でのどかさすら感じさせる
順子ママ、昼下がりの家庭内奮闘記でありました。
ママは人の見てないところでがんばってるのよ。

▼無敵看板娘:佐渡川準
そっかー、恋の告白と決闘とは意外な共通点があったんだなー、
ってただの勘違いだけどネ。
でもおもしろかったよ。

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
田代は痛めている足の方を軸にして巨漢・新関を投げ飛ばした。
体力的には圧倒的不利な田代だが、
精神面では田代の方が数倍上。
気合いで勝ってる分試合の行方がどうなるか分からないいい勝負だ。

▼剣聖ツバメ:高橋功一郎
白鳥家に事情はあれど、
やっぱり心イカレタ兄キをお救いくださいという展開になっていくのか。
でもお兄ちゃんは剣道ができるまでに腕が回復してるんだから、
能面作りも別に問題ないんじゃないのか?

▼ガキ警察:原作/藤井良樹・漫画/旭凛太郎
家なきッ娘「刹那組」の魔妃流(まきる)の必殺技はズバリ「金蹴り」!!
・・・ということで、雷には少し引っ込んでもらって
魔妃流を活躍させ、襲いかかる変態男共を金蹴りオンリーで一掃・・・
なんてことになったらさぞかし気持ちいいだろうなー
・・・って男にとっちゃそりゃ阿鼻叫喚の図か。
でもそういう展開もこのマンガの雰囲気に合ってて
おもしろくなりそうじゃないか?

▼絶対解決まぐれ君:ミッチェル田中

全部溶けちゃった→全部解けちゃった

水際来てほしい→水着は着てほしい

なんか小学校低学年の国語の授業に出てきそうな
言葉の遊びって感じだよなこりゃ。

笑えるからいいけど。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄
屋台レースの真の目的は、
いずれ日本にやってくる大飢饉から国民を救うべく
食の救世主となるべき人材を選出するため???

・・・ゴメン、オレそんな難しいことはよくわかんないや。
っつーか屋台レースと大飢饉と関連性ないじゃん。
何言ってんの、あの黒マントのおっちゃん。

とりあえずオレは黒マントが提起する裏のテーマはほっといて
日本三大焼きそばの協力のもと、
トウヤが作る焼きそばとはどんな焼きそばなのかを楽しむことにしますよ。

▼ロボこみ:やぎさわ景一
突然の最終回。

ロボ子の命はもう残りわずかと言われても、
ホントに突然すぎるので感動もへったくれもあったもんじゃないですよ、ええ。

も少し前置きがあったなら少しは感動もあったでしょうが。

ま、でも今までロボ子をはじめとする、多数のぶっとんだ女性キャラは
どれも個性的でそれでいてどこか憎めないキャラばかりだったので
大いに楽しませてもらいました。
石上もこんなヤツら相手によくがんばった。
毎回イヤミのないほのぼのとした笑いを提供してくれる
好感の持てる学園ギャグマンガだったので終わってしまうのはとても残念。

やぎさわセンセの次回作に期待しましょ。

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ

ハドソーン!!

by.バンゲリングベイfromファミコン


次号より、おおひなたごう氏の「ドリル園児」が新連載。
キャラが楽しそうだけど、この連載のためにロボこみが・・・
なんてことはないよな?な?

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2005年6月9日 木曜日


並木橋通りアオバ自転車店 12巻
宮尾岳
少年画報社 YKコミックス 519円
んー、久しぶりに読んだけどやっぱりおもしろいよねえ。
アオバ自転車店に関わる人たちが巻き起こすドラマの数々は
笑える話あり、ホロッとくる話ありで見る者を楽しませる。
まさに安定したおもしろさ。

もちろんこのマンガ最大のウリであるユニークな自転車にも
相変わらず目を引く。
あとがきに書いてあるように日本に存在する数多くの自転車は
そのほとんどがママチャリでオーナーに愛されることもなく
ただただこき使われて挙げ句の果てに捨てられていく運命。
ホントに自転車ってただの便利な使い捨て道具扱いなんですねー。
作者はこのマンガによって自転車に対する意識改革ができたらなと
目論んでいるらしい。

まあ、確かにママチャリに愛着は持てないけど、
このマンガに登場する数々の自転車の中には
「欲しい」「あったらいいな」と思わせる物はありますよ。
この巻の場合ですと、腰痛の人向けの歩く自転車・“ジャイアント・revive”は
腰痛持ちの今の私には打ってつけの自転車ですもん。
一度乗ってみたいと思わせますよ。ええ。

これでもしアオバ自転車店に登場した自転車のうちの1つでも購入した人がいれば、
それは作者の思惑通りになったということで。
多分数人くらいはそういう人はいると思うよ。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 7巻 8巻 9巻 10巻 11巻
2005年6月9日 木曜日


アイシールド21 9巻
原作:稲垣理一郎 漫画:村田雄介
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
泥門はエイリアンズに惜敗。
そんなわけで泥門のみなさんは
蛭魔の強制によって全員アメリカ行き。
で、そのままアメフトの特訓編。

結局勝っても負けても地獄の特訓をすることに変わりはないのネ。

とんだ罰ゲームになっちゃったけど、
この地獄の特訓でセナくんの弱点を克服できて
チームの団結力もより強くなってくれれば
それはそれで良いんじゃないかと。

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2005年6月6日 月曜日


ONE PIECE 34巻
尾田栄一郎
集英社 ジャンプ・コミックス 409円
・・・ということでまだまだ続きます船大工探し。
己のクルーを賭けたデービーバックファイトもおもしろかったですが、
水の都・ウォーターセブンもまたおもしろい都市ですよね。
水面を走る機関車、水門エレベータ、水を移動する奇妙な魚・ヤガラと
このマンガならではの世界観が楽しめますよ。
相変わらず船大工探しは長引いてますがこんな寄り道なら歓迎かな。

ニコ・ロビンはハナから怪しそうでしたしねえ・・・って
コイツ確かかつては敵じゃなかったっけ?
バロックワークスかなんだかの。

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2005年6月5日 日曜日


週刊少年チャンピオン 2005年27号
2005年6月2日発売
秋田書店 240円
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
新連載。
主人公は難破剛(なんばつよし・高1)。
難破ファミリーは両親も兄もヤンキー界でその名を轟かせた強者で
剛自身も中学時代はヤンキー校で有名になるほどの不良学生。
飼い犬もヤンキー魂に燃えており、
妹はこんな家族に包まれ頭の中がおかしくなり始めている状態。

この調子だと時代遅れなヤンキー一家を中心に描いたお話になるかと思ったら、
剛は自分がケンカが強い不良学生であることを世間には隠しておきたい様子。
さらに家族には自分が普通の高校に通っていることを知らせていないようなので、
家ではヤンキー、学校では普通の生徒を装う
剛の二重人格生活を描いたお話になるのかな?
それとも学校では普通の生徒のフリをしていざとなったら特服着て
不良に変身するヤンキーヒーローみたいな話になっていくのか?

とかく初回としてはまずまず。
ヤンキーバトルと男子高校生のだらけた日常をうまくブレンドして
おもしろい話に仕立てるのはこの作者はお得意のはずなので
この作品でそれがうまくハマってくれればいいんだけどね。
とりあえず剛が家と学校で違う生活を送る彼の日常に興味はあるし、
頭のネジがはずれかかった妹・吟子ちゃんの今後の行動も気になる。
おもしろくなりそうな要素はあるんでこれからの展開に期待してみる。

▼無敵看板娘:佐渡川準
勘九郎は木彫りの龍を瞬時に作り上げてその後、美輝ちゃんに瞬殺。
彼の存在意義がスルーになってしまっているのが悲しい。

▼南風!BunBun(ハエ!ブンブン):米原秀幸
結婚して家を出た文平の姉貴も南風家に出戻りして
これで南風一族は一堂の元に集結した訳ね。
前口上的なお話はここまで。
これから文平達南風家にどんなハプニングが巻き起こるのか見物ですよ。マジで。

ところで姉貴の息子・文星(ぶんせい)くんは母親以上に
強烈な個性を放つ小僧だな。
こちらも注目すべきキャラになるのか???

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
晴郎の趣味や、小鉄との凄まじいチャンネル争いを
繰り広げてるのはともかくとして、
大リーグから日本のアニメを守るという発言は
野球中継で好きな番組が潰されて憂鬱な気分になるのを
何度も経験している私にとっては共感できるものがあった。

ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗
杉本クン、まだ己の本性も野球の実力も本気を出していないな。
どんな秘めた力が彼に備わっているか
これからの盛り上がりに期待だ!

▼番長連合:阿部秀司
タコは堂本が理屈で動くタイプだと瞬時に見抜いたが、
堂本はさらにその上を行っていたわけだ。
必ずタコが迎え入れてくれると。

・・・ところで堂本の鉄骨渡りを見て
カイジを思いだしたのは私だけでしょーか???
自分を危険にさらすことで生きている実感がわくなんてさ。

▼絶対解決まぐれ君:ミッチェル田中
まぐれ君って死にたくなるような境遇にさんざん遭っておきながら、
他人を確実に不幸に追いやり、自分はちゃっかり生きてるんだからしぶといよね。
細く長く生きるタイプ。

▼ブラックジャック 〜黒い医師〜:原作/手塚治虫・漫画/山本賢治
BJは余命幾ばくもない病弱な女の子の“鳥になりたい”という願望を
自らの大手術で叶えるのだった。
哺乳類から鳥類へ。種別を超えた神懸かり的な手術。

・・・でもアレは鳥じゃないだろどうみても。
人間と鳥の合体獣に近しい生き物だ。
飼っていたインコと共に山奥に消え、
うまく美談にまとめたみたいだが
もし人間に見つかったら化け物と思われるだろうなあ。
なんかやるせない気持ち。

▼ロボこみ:やぎさわ景一

次号→最終回。ロボ子死す・・・!!

なぜよ!?どうしてよ!?
突然すぎるぞ!何の前触れもなく。
ネタが枯渇したようにも思えんし、
やっぱ大人の事情ってヤツですかね?

現在のチャンピオン連載陣では
数少ないおもしろいと思えるマンガなので
終わってしまうのはすごく悲スィ。

・・・で、今週の感想は、ロボ子の下着姿がちょっとおぞましかった。以上。

▼いっぽん:佐藤タカヒロ
次の対戦は田代と新関の重量級対決。
田代は新関の仕切り直しをしようと一歩引いた一瞬をついて投げ技に入った。
相手がひるんだその隙を逃さない
田代の心理的読みが冴え渡る。いいね。

▼ガキ警察:原作/藤井良樹・漫画/旭凛太郎
今度は雷がホームレス村にある女の園に潜入。
ヤンキーからホームレスに成り下がった娘どもの集団、
“家なきッ子刹那組”からターゲットの女の子を救い出すのが
今回、雷に課せられた使命だ。

・・・が早くもホームレス娘に股間を蹴られて失神。
このまま拉致られてしまうんでしょーかねー。

しかし薄汚れた女の子達も野性的で魅力的・・・
なわけはないか。
頭悪そうだしね。

▼麺屋台ロード ナルトヤ!:馬場民雄

「東海道は一本にあらず」
「西への道があれば東への道もある」


・・・ってことで早くも屋台レースに変化が起こりそうな予感。
ナルト達とは逆の方向からスタートしている輩もいるってことなんでしょうかね。

そうなると彼らも宿場カードを持っているでしょうから、
東と西がぶつかって今回のタッグ戦の要領でカード争奪戦ってことになれば
レースは一気に短縮化されるよな。
そういうこと?

▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ
あのズーとかいう男、虫を操るマスターの持ち主だったのか。
想像もつかなかったな。

・・・にしてももうジップ父子の対決か。
もしかして物語はもう終盤なのかい?

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2005年6月2日 木曜日