じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2004年9月分
2004年9月度 |
総評 |
一般漫画の部 |
週チャンは何気にアグニが終わって残念な限り。 もしまだ続いていたのなら今頃、武術学校でアグニの活躍ぶりが 見られたはずなのに。 単行本は相変わらず遅れ気味。ごめん。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 4月 5月 6月 7月 8月 |
2004年9月30日 木曜日 |
週刊少年チャンピオン 2004年44号 |
2004年9月30日発売 |
秋田書店 240円 |
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 仁、1分1円であかねの凝りに凝った肩をマッサージ。 少しは世の役に立っているんだな。 おめーのかーちゃんよりは。 ▼無敵看板娘:佐渡川準 茅原先生はいくら看板のぞうさんを壊したからといって 己の屍を看板がわりにしたらどんなことになるのか 想像つかないのか。 ▼ドールガン:出口竜正 今までのエロ路線とは違い、 純太もドールガンもキメるところはキチッとキメてくれるね。 スケベと派手なアクションが程よくブレンドされて 結構イケるかもよこのマンガ。 ▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ 「主人のいないマスターガンは胸のない女性と同じ」という表現が すばらしいなあ。>オタク・ゴーン様 もしかして女性に対して何かコンプレックスをお持ちとか? そしてここへきて今まで正義の味方だったジップの性格が豹変。 これはマスターガンによる影響なんだろうか? 長時間マスターガンを使用するとだんだん心が奪われてしまうとか。 ▼Switch:米原秀幸 ナナシ、土壇場で理解不能の何かを発して津ーさんを救ったか。 これはナナシが気合いで無数のスフィアを ねじ伏せたと言っておけばいいのかな。 こうなるともうなんでもアリのような気もしますが。 ▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 あははは。 そりゃそうだよな。 あの鉄仮面校長は普通の人から見たら不気味そのものだもんな。 まして年頃の女性からみたら殺人鬼と思われても仕方がなかろう。 でも美樹ちゃんがやっつけた校長って 実は輪かかおるが変装してるんじゃないのか? 殺人鬼・・・じゃなくて校長はそう簡単にはやられないと思うぞ。 ▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝 道長は大好きな道路の底でしかも道連れ付き添いで死ねるんだから 本望だろう。キミは幸せ者だ。 ステキな墓場を用意してくれたアクメツに感謝。 ▼ロボこみ:やぎさわ景一 己の力量をわきまえない園田さんのバカぶりに爆笑。 走るロボ子の前に足を差し出すということは 電車のレールの上に足を置くのと同じだな。 まあ轢かれるまでいかなかったのは不幸中の幸いか。 ▼BRUNO!すずき孔 読み切りの後編。 子供を兵器に仕立てて結構残酷な内容になるのかと思ったけど、 主人公・ブルーノに希望が見えるエンディング。 手堅くまとめてきたな。 ブルーノは人間最終兵器として生まれた呪われた運命の子。 黒マント4人衆はブルーノに救いの手を差し伸べた形になるが それはなぜか。 疑問は残るがとにかく封印されていたブルーノを復活させ、 生きる権利を与えたのは間違いない。 今は、ブルーノが過酷な運命を背負いながら 生きる希望を見つけるための旅が今始まった、と思っておこう。 彼に神のご加護があらんことを・・・ なーんてRPGの世界だったら言うのかしらね。 次週から作者が描いたものではない「ブラック・ジャック」が新連載。 うーーーん、秋田書店、何を考えているのやら。 まあ「バキ・ドカ・浦安」の牙城は崩せないだろうががんばってよ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 39号 40号 41号 42号 43号 |
2004年9月30日 木曜日 |
五月原課長のつぶやき 2巻 |
中島徹 |
小学館 ビッグコミックススペシャル 879円 |
およそ現代日本に存在するありとあらゆるセクハラの数々を ギャグマンガ化してしまうという世にも恐ろしいマンガ。 しかしある意味日本のセクハラの最先端を行っているマンガ、 とも言えるだろう。 このマンガは平凡なサラリーマン・五月原清隆課長を中心に 読者にセクハラのなんたるかをキチンと理解させ、堪能しようというもの。 男性へのセクハラ問題も描かれており、 いろんな方向からセクハラという由々しき問題にメスを入れていく。 マジで笑える。おもしろい。五月原課長の天然のセクハラ行為の数々は とどまることも尽きることも知らない。 次はどんなミラクルなセクハラを見せてくれるのか期待してしまう。 この五月原課長の神懸かり的なセクハラ行為は いつの間にか社会的知名度を上げることになり、 外部の得意先にまで知れ渡ってしまう始末。 まさにセクハラの申し子、セクハラのためだけに生まれてきた男だ。 作者による五月原課長への中年男の悲しい性(さが)を余すことなく描写した結果、 こんなキャラができあがってしまったんだな。 ははは。 五月原課長は度々ズボンのチャックからYシャツの下の部分を出して 女性社員から顰蹙を買う。 しかしこれはもうどうしょうもないだろう。 ドリフターズに金ダライが必須なのと同様、 五月原課長にもズボンのチャックからYシャツ・・・ってのは 定着しつつあるからな。もう今さらやめられんよ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 |
2004年9月30日 木曜日 |
アイシールド21 8巻 |
原作:稲垣理一郎 漫画:村田雄介 |
集英社 ジャンプ・コミックス 409円 |
アメリカ高校チーム・NASAエイリアンズとの熱戦まっただ中ですね。 おもしろいっすよ。 デビルバッツ、エイリアンズ、両方の視点からキッチリ描かれてるので、 試合前同様、それぞれのチームの選手の思いも読み取れて バッチリ試合が楽しめます。 蛭魔の出したバカ用の罠サインでプライドの高いアポロを振り回してる様が 笑えるなあ。 アポロは現役時代に黒人に自分のポジションを奪われたことから 白人以外を憎んでるらしいですが、パンサーを起用したことにより アポロの中で何か変化が起きそう。 祖国の地が踏めるかどうかが懸かった重要な試合。 でも確か10点以上の差をつけて勝つことが条件だから 僅差で決着がついたらどうなるんだろうという疑問もありますが、 今はセナとパンサーのスピード対決を素直に楽しむとしましょう。 白熱するというよりは心ワクワクする試合展開。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 |
2004年9月29日 水曜日 |
シャーマンキング 29巻 |
武井宏之 |
集英社 ジャンプ・コミックス 409円 |
ジャンプ本誌ではとっくに大団円を迎えているらしいですが、 単行本派のオレにとってはまだまだ続く。 ・・・でも何が続いてるんでしょーね?と疑問に思ってみたり。 とりあえず五人の戦士も決まったことだし、 これでハオ打倒のお膳立てはできたんだろうか。 いや、ハオにおともだちを作ってあげよう大作戦でもいいかないっそ。 5人もいるんだ。みんなでハオと一緒に茶でも飲もう。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 24巻 25巻 26巻 27巻 28巻 |
2004年9月28日 火曜日 |
ファイアーエムブレム 覇者の剣 7巻 |
原作:井沢ひろし 漫画:山田孝太郎 |
集英社 ジャンプ・コミックス 409円 |
・・・ということで見事にパワーアップしたアル。 アルは、体が朽ち果てる前に竜と人との理想郷であるナバタの里に連れて行かれ、 そこで、薄れ行く意識の中で1000年前のかつての英雄・アトスと出会い、 アトスは自分と同じ竜と人とが一緒に暮らす世界をめざすアルに 残りの力を託したわけだ。 つまり一度死んで生き返った瞬間にパワーアップ。 同時に竜と人の血がアルに流れているという秘密。 まさに戦乱の地に現れたヒーロー誕生ってことですな。 しかも変身能力付き。言うことないくらいカッコ良すぎ。 炎の紋章の力をものにできたし、神竜族のファも仲間にできたし ガントとの戦闘の息もピッタリだしこれでベルン軍を打ち落とせなきゃ 嘘だろ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 |
2004年9月28日 火曜日 |
龍 〜RON〜 36巻 |
村上もとか |
小学館 ビッグコミックオリジナル 530円 |
満州に残り、映画を撮ることに決めたていですが そのタイトルが「人販子」。 この意味を知って驚きましたねー。 まさか子供を売る生業があったとは。 売り物の子供達は自分たちが売られるという立場が分かってんのかなー。 分かるわけないか。 そんな中、ていは人販子で一番貧弱な男の子「糞土」を 300円の高額で買ったのだから驚き。 しかもその後はきれいなおぼっちゃんに変身させちゃったのだからさらに驚き。 糞土は今度のていの新作映画に出演させるそうで どんな演技を見せてくれるのか興味深い。 それに実の子の和華ちゃんとはどんな関係になるのかしらん。 龍のほうは特攻警察の日影に要注意。 和華ちゃんをダシにするとはやり方がえげつない。 油断がならねーなー。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 31巻 32巻 33巻 34巻 35巻 |
2004年9月27日 月曜日 |
銀牙伝説ウィード 27巻 |
高橋よしひろ |
日本文芸社 ニチブン・コミックス 530円 |
ここでいろんな意味でしぶとく生き抜いた2頭の犬の力がついえた。 ジェロムとマーダーS。 ジェロムは怪物討伐以来、先に逝った仲間達に後ろめたさを感じつつも 死に場所求めてウィードと行動を共にしてきたが 最終的に激流からウィードを救うために自己犠牲をとる形で戦線離脱。 仮にも殺し屋の異名を取っていたジェロムが死に際に あんな優しい言葉をウィードにかけたのは意外だったなあ。 でもジェロムって寿沢の清流が死に場所になるんでしょうかね? 固い絆で結ばれた奥羽の仲間達はそう簡単にジェロムに死に場所を 与えてはくれないみたいだけど。 一方、マーダーSは実にしぶとかった。 トラックに轢かれても、銀への復讐のためならゾンビの如く蘇り 何度となくウィードを苦しめてきたが川底に沈められてはどうにもなるまい。 しかも半ば自滅状態だしな。 鉄の義足という圧倒的なハンデを背負い、体がボロボロになっても 執念深くウィードや銀につきまとい復讐を果たそうとするマーダーSは 狂気の沙汰じゃない。悪魔そのものだ。 もーいいから復活するなよ。寿沢の清流の栄養分になるがいい。 そしてもう一匹の悪魔・法玄。 やばいなあ。今度は剣家族を皆殺しにする気かよ。 瀕死状態でもいいから生き延びてくれればいいが。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 22巻 23巻 24巻 25巻 26巻 |
2004年9月26日 日曜日 |
曉!!男塾 8巻 |
宮下あきら |
集英社 ジャンプ・コミックス デラックス 530円 |
まだまだ続きますソドム七福神軍団による余興、エンターテインメント。 全身刺青男やら伊達臣人のクローンやらが登場して楽しませてくれますね。 七福神の面影なんてまったくないけど楽しければなんだっていーや。 一番笑えたのは全身刺青男・閻豹の二枚舌攻撃ですね。 袁紹との友情を取り戻したかのように見せかけて てなこと誰が言うかーっ!! とはあまりの外道っぷりに大爆笑してしまった。 怪しい中国人の容姿そのまんまの攻撃、 見開きまで使って見てておもしろおかしいわ。 ここまでで、男塾が攻略した七福神は 福禄寿、弁財天、大黒天、寿老人、毘沙門天か。 残るは恵比寿と布袋。 どちらかが日本を壊滅する新兵器を持っているのかと思うと恐ろしいが 今のところはキチンと七福神による見せ場を作っているので 残る2人もどんな人物になるのか楽しみです。 根っからのクサレ外道か、弁財天のような笑える能力を持っているのか。 とにかくエンターテインメントとして期待。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 |
2004年9月26日 日曜日 |
警死庁24時 6巻(完) |
大和田秀樹 |
角川書店 角川コミックス・エース 567円 |
これにて完結。 ポリスカップに秘められた真の目的は 山吹鉄之助のパパさんのクローンを作り、 最強の警察を築きあげることを企てる輩を 阻止することだったんすか? よく分からねー。 分かったのは鉄之助が素っ裸になることでパワーアップすることだけだ。 もうポリスカップの優勝なんてどーでもいーですねもはや。 それにしてもこの人の描く男の裸はキレイだ。 キレイだからこそ男の裸でも目を背けずにギャグになるのだ。 ま、そんな印象が残るマンガでしたよ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 |
2004年9月25日 土曜日 |
ゴーストママ捜査線 2巻 |
佐藤智一 |
小学館 ビッグコミックス 530円 |
原平とんぼ(小1)くんと幽霊になった元警官の母親・蝶子さんの、 幽霊となった人間達の悩みを解決する物語第2弾。 亡くなったご本人、遺族の方々、それぞれの人生観が見られます。 とんぼくんは外見はあどけない男の子なのに 小学一年生らしかぬ言動が気にはなりますが、 亡き母親と2人で、成仏できない幽霊達のお悩み相談室の窓口として 一生懸命になっている姿は健気です。 家族、友だちの知り合いから赤の他人まで、 どんな幽霊でも悩みを解決するために現世の壁を越えてがんばる とんぼ母子なのです。 死を取り扱っているだけあってホロッとくる話が多いのだけど、 いかんせんゴーストネットワークのみなさんがたまに出て来ると ちょっとだけギャグの世界に引き込まれます。 包丁で刺されたままの幽霊や、脳がまるみえの幽霊が登場しちゃったら ボケ丸出しに見えて感動するものも感動できなくなってしまうわ(笑)。 でも彼らはなくてはならないキャラだとは思うけどね。 ちなみにこのマンガに登場するキャラの名前のほとんどに 虫の名前が入っているんですね。 ちょっとした作者のこだわりでしょうか。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 |
2004年9月25日 土曜日 |
週刊少年チャンピオン 2004年43号 |
2004年9月22日発売 |
秋田書店 240円 |
▼無敵看板娘:佐渡川準 まさか特撮ヒーローを通して 明彦と権田エツ子を絡ませるとは思わなかったなあ。 言われてみればヒーローそのものとヒーローにあこがれる一般市民の図が 一応成立してるな。恐れ入った。 ・・・といったところで権田エツ子シリーズはいったんここで終了みたい。 明彦にスターレンジャーのことを聞きに行く 権田エツ子が見られそうもないのが残念だ。 いいとこで終わらせるなあ。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 番太郎の即席キャッチャーはハラハラしながらも 一応役目を果たしたかのように思えるが やっぱり鬼頭監督にはお見通しで、 キャッチャーとしてはとても使えたものではなかった。 ま、そらそうだよな。捕球であんな調子じゃ いつ試合でボロを出すか分からないからね。 さあこうなるとノリちゃんの出番はどうなるのかなー。 まさかノリちゃんをこれからもずっと試合に出さないつもりではあるまい。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 席替えで仲良し3人組の間に割って入る小鉄。 机といすをガタガタさせて3人組を不安に陥れるが 別にイヤガラセをしているわけではない。 ただ早く遊びたくてウズウズしているだけなのだ。 3人組の妨害も彼にしてみれば遊びの一環。 そうとは知らずに小鉄は3人組をニックネームで呼んで 結果的には好感度アップにつながった。 得な性格ですな。 ▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 最下位退学レースは、妨害メインのレースになっちまったな。 トップ争いとは違ったレース展開が見られたのはいいけれど 白熱はしなかったな。なんか消極的なレースだった。 輪もかおるも堂々1位になったことだし もう次のラウンドに行っていいかな。 ▼ドールガン:出口竜正 ようやくドールガンは純太を男の体に鍛え上げることにしたのか。 あ、いえ、女の体に対してじゃなくて。 ▼ロボこみ:やぎさわ景一 どうやら彩子ちゃんは、石上に不幸を呼び寄せる超能力を 持っているらしい。 ・・・でもそういう女の子って石上の周りにたくさんいるから やっぱ影が薄いなコイツ。 ▼Switch:米原秀幸 少しだけナナシの過去の秘密が明らかに。 なんとナナシと津ーさんは幼なじみだったのか。 どうりで仲むつまじいわけだこの2人。 ・・・で、ナナシは津ーさんと別れた後、母と夜逃げしたということだが どういう経緯でアメリカに引き渡されたか気になるな〜。 まさかあの後母子心中したわけでもあるまいに。 しかしせっかく、幼少時代の「直列電池のスーパーマン」が再現されたというのに その瞬間、津ーさん死ぬのかよ・・・ いや、ナナシがなんとかしてくれるはず。 ▼BRUNO!すずき孔 前後編の読み切りで今回は前編。 なにやら長いこと眠っていたE−17と名乗る人間兵器を 謎の4人組が現れ呼び覚まし、そのままE−17の過去のエピソードに 突入しちゃいました。 うーん、戦争ものみたいだけど、このままE−17が1つの町を破壊して 封印されるまでの経緯を語るだけのマンガになるのかな〜。 だとしたらそれだけじゃ物足りないのであの4人の正体が何者なのかも 知りたいんですけどね。後編はどういうふうにまとめるつもりなのか。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ おお、格闘家によくあるカリフラワーイヤーになる秘密がここに明かされる。 トリビアだトリビア。 ▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝 道長の過去の悪行をおもしろおかしく提示したあげく アクメツするつもりなのか。 扱いが残酷だなー。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 38号 39号 40号 41号 42号 |
2004年9月23日 木曜日 |
蕗のお便り 1巻 |
菅原雅雪 |
講談社 ワイドKC 559円 |
フキの精のコルコニと、フキノトウの精のマカヨ、 2人で1組の山菜の精は米が欲しくて人間界に飛び出した。 ・・・ということでコルコニとマカヨが人間界で見たさまざまな出会いを 4コマストーリー形式で描いたファンタジーコミック。 舞台は北海道の山奥。 精といってもコルコニとマカヨはとぼけたを顔しており、 一見すると子供に見えるが100年以上生きてるようなので 子供か大人かもよくわからない。 どっちかといったら精というよりは妖怪なんかと同じ類だと思う。 所詮、草の精だし。 コルコニとマカヨは恐ろしいくらい非力。これといって取り柄もないので 人間界ではまさに大冒険。 人間に見つかってはなぜか煙たがられ追い出され、 危険な目に遭うこともしばしば。 だけど2人は割とケロッとしているのな。 あんまり死の恐怖とか感じてないのかもしれん。 コルコニも最初は人間の世界を嫌がっていたけど 今はどうでもいいやって感じだしな。 まー、でものほほんとしていいんじゃないですかね? 2人からは下級の精らしい貧乏くささがにじみでてておもしろいっすよ。 コルコニとマカヨみたいなのが一番身近にいそうな精だと思うな。 ・・・ところで「コルコニ」の小さな「ル」ってどう読めばいいんでしょうね? 悩むんですけど。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP |
2004年9月22日 水曜日 |
元祖!浦安鉄筋家族 6巻 |
浜岡賢次 |
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円 |
この巻も特に目立った話題はないんですが、 小鉄と友だちになりたがってる金子がブラック化してきたかなあ。 小鉄にかまってもらいたいがためにピッキングなんて犯罪を犯すのは ちょっとヤバイってばよ。 ある意味ストーカーの類とおんなじだなこりゃ。 金子は小鉄にかまってもらいたい割には内向的なんだよねー。 どう考えても外向的な小鉄とは馬が合わない。 人にはそれぞれ自分に合った活動区域みたいなモンがあるんだから それをいち早く見抜かないと、仁ママみたいに 取り返しのつかないことになっちゃうぞ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 |
2004年9月19日 日曜日 |
週刊少年チャンピオン 2004年42号 |
2004年9月16日発売 |
秋田書店 230円 |
▼無敵看板娘:佐渡川準 新米婦人警官・権藤エツ子は花見町の治安を守るどころか 子供達から警察としての信頼を全く得られていないご様子。 逆に美輝ちゃんは、子供達からは妙に人気があるんだよねえ。 この分だと権藤エツ子は到底美輝ちゃんにはかないそうもないんで 勘九郎のように何度も挑戦状を叩きつけることになるんでしょうね。 ・・・ということで近い将来勘九郎やめぐみちゃんと結託して 打倒美輝ちゃんに燃える・・・なんて展開もあり得そうだ。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 すげードライビングテクニックだなー大鉄は。 車のハンドルを握りゃどこへでも行ってしまう。 こち亀の本田といい勝負だ。 ▼ドールガン:出口竜正 うん、おもしろいと思うよ。 頻繁に見られるエロシーンも問題なし。 エロ路線に走りつつも、本編からは話がそれてないもんね。 ドールガンと純太がエッチなことをしながらも話はちゃんと進んでいる。 これが大事。 なによりエロシーンがおバカなノリで楽しい。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 番太郎はピッチャーが投げたボールが捕れない不安感より 投げることへの自信をつけることで なんとかキャッチャーとしての役割を果たす。 うーんあれこれ見せてくれるのはいいけれど引っ張ってるなあ。 大事な場面でヘマをやらかすのは誰になるんだか。 ▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ ジップの前に次々とイカれたヤツらが現れていい感じですな。 そんなわけでジップがいると平和な村にバーサーカーがわんさかやってきますので ミンサのいる村を救ったら別れを惜しみつつとっとと去るのが無難。 寂しいけどこれも運命よ。 ▼匠の魂(こころ):平沢隆行 へ?匠が公次くん一家の絆を繋げるために作ったの物は 家じゃなくて、ざたく? 大工さんなのになんでー??? なんと匠は公次くん一家の人たちの家具を合体させて 1つの座卓を作り上げたのでした。 これでバラバラになった家族の心を1つにしようという 願いが込められているわけだ。 まあ、言わんとするところは分かるが それにしても随分思い切った行動に出たものだ。 無断で他人の所有物を持ち出し、改造してしまうとは。 特に父親は家族の絆を取り戻すのに400万円もかかったことになり かなりイタイ出費。 影のMVPは父親に認定してあげよう。 ▼ロボこみ:やぎさわ景一 ハイジャックをされてロボ子が人質になっても 怖いのは犯人よりもロボ子なのね。 大量のダイナマイトを抱えてるのと同じようなモンだからな。 ▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝 元大日本道路公団会長・道長建蔵、 今までの罪の精算を愛するブルドーザーによって 裁かれるのなら本望なのではないか。 しかしまあおもしれーな今回の例えは。 なにゆえアニメキャラに置き換える必要がある? ▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 輪が強引に九州ラインの妨害を突破するのは予想できたが、 まさか8人ぶっちぎって1位になるとは。 一応スカッとしたけれど、また来須がさらなる陰謀を企てるかどうか心配。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 青田工業の一年生・黒田ってヤツはどうも腹黒そうだな。 ガチャピンやムックよりも影が薄そうなんですが 春を挑発するような発言にイヤなムードが漂ってる気がするのですよ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 36+37号 38号 39号 40号 41号 |
2004年9月16日 木曜日 |
美鳥の日々 6巻 |
井上和郎 |
小学館 少年サンデーコミックス 409円 |
前巻に続いて、セイジと美鳥の仲も適度によろしく 安定した内容が続く。 ・・・にしても同人ネタやオタクネタが目立った回でしたよね。 まさかセイジが人形マニアの神に認定されるなど夢にも思ってみなかったろう。 セイジの初恋の人が描いたボーイズラブ系のマンガもモロに見ちゃったし、 セイジは一般人にはなかなか理解してもらえない貴重なものを 目の当たりにできたようだね。これも美鳥のおかげ? かつてのケンカ少年が、こういう日陰の世界に足を踏み入れて 放心状態になってる姿見てると妙なおもしろさが込み上げてくるなあ。 女性限定の泥レスリングも企画はとても良かったんですが あの憎ったらしいセイジのバカ姉貴が登場していたせいでおもしろさ激減。 特に女装したセイジに対して行ったイジワルは見ていて嫌悪感をもよおしました。 マジで沢村凜いらないよ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 |
2004年9月15日 水曜日 |
モリタイシ傑作集 茂志田☆諸君!! |
モリタイシ |
小学館 少年サンデーコミックス 409円 |
いでじゅうの作者、モリタイシ氏による読み切り短編集。 頭は良いが妹を異常なまでに溺愛する 超ロリコン高校生・茂志田国臣(もしだくにおみ・17)の奇行の数々と、 妹・舞ちゃん(小4)を、悪を倒すヒロインに仕立て上げた謎の宇宙人と茂志田の 奇妙なやりとりを描いた学園(?)ギャグマンガ。 笑いどころが多く、楽しく読ませていただきました。 主人公の茂志田くんは妹ラブのちょっと変わった高校生なんですけど、 それ以外はカンペキな点がよろしいですね。 頭はいいし、一応力もあるし、舞ちゃん以外の女には見向きもしない直情さ。 弱点らしい弱点が見当たらないのが魅力です。 まあ、人間としては欠点だらけでどうかなとは思いますけど・・・ 全ての作品を通して、男ならではのおバカな習性をロコツにひけらかさず、 見え隠れする程度に描かれているので、逆にムッツリ感を感じてしまい、 クスッと笑えるところが多い。 読み切り別作品の「未来世紀トラやん」はドラえもんをパロディ化した作品で、 茂志田☆諸君や表紙カバー折り込みにも藤子不二雄作品を元にしたギャグがあるので 本当はそっち系のギャグを繰り出すのが好きな作者さんなのかもしれませんね。 藤原コロ助を主人公にした、いでじゅうの前段階の作品も見られ、 裏表紙に書いてある「モリタイシワールド全開」に偽り無し!といったところでしょうか。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP |
2004年9月12日 日曜日 |
ファンタジスタ 24巻 |
草場満輝 |
小学館 少年サンデーコミックス 409円 |
アテネオリンピックを終えてからこのマンガを読んだので てっぺいVSマルコの個人的な対決なんかじゃなく、 アテネで、てっぺい達日本代表が決勝戦で戦ってるんだなって 実感がわいてきますな。 日本代表の選手達は決勝戦で監督が決めた布陣に納得いかず、 自分たちの考える「勝つサッカー」を監督に主張、 その執念が監督の考えるサッカー理論を超えることに成功した。 これで本当の意味での日本代表のチームとして マルコやトトのいるイタリア戦に臨むこととなる。 自分たちが「いい」と決めた布陣だ。 あとは全力を出し切って結果を出すのみ。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 19巻 20巻 21巻 22巻 23巻 |
2004年9月10日 金曜日 |
週刊少年チャンピオン 2004年41号 |
2004年9月9日発売 |
秋田書店 240円 |
▼無敵看板娘:佐渡川準 新キャラ新米婦人警官・権藤エツ子登場。 花見町の地域課に配属ということで 裏で花見町の治安を維持している美輝ちゃんとは 何かと衝突しそう。 美輝ちゃんは花見町を恐怖で支配して平和を維持しているが 権堂エツ子はどうなのかな〜??? まあ「獄鎖三角締め」なんて必殺技を引っさげてるくらいですから ただものじゃあないと思いますけどね。 でも見た感じはめぐみちゃんレベルが関の山かな〜。 ▼ドールガン:出口竜正 先週、謎だらけだった問題点を今週で一気に解決。 純太はドールガンの能力を鏡のある場所でのみ 発揮することができると。 加えて物語の当面の目的も見えてきてスッキリはしたけど、 全体的に下品だなあ。 ドールガンがスケベすぎるのは予想してなかったよ。 純太の体を借りてあんなことやこんなこと・・・ こんな調子で純太の体がどこまで持つのか心配。 女性に対して全く免疫のない少年をなんとまあ強引に・・・ 想像しただけでむずがゆくなってくるわ。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 久々登場のらむらむ花丸木くん。 なのに花丸木くんの持ち味が生かせず、 主役の座をこともあろうか 教頭の愛犬の脱糞に奪われてしまうとはあまりに情けない。 やっぱり花丸木くんは、さくらちゃんの目の前で素っ裸になることこそ このマンガでの存在意義があると思うのよオレは。 ▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ この回だけ見ると正義感溢れる真っ当な少年マンガ。 それはそれで読み心地は良いけれど やっぱり作者が鈴木ダイ氏なんだから もっとバイオレンスな面を前面に出して欲しいなー。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 およよ、番太郎がキャッチャーになったらなったで、 ノリちゃんの時とはまた違った不安感が立ちこめてきたじゃないの。 なぜか知らないがワクワクしてくるなあ。 ノリちゃんの反応が早くみたい。 ▼ロボこみ:やぎさわ景一 石上の幼なじみの由利ちゃんだけはまともな女の子かと思ったけど やっぱまともじゃなかったか・・・ ってなことでまた石上を困らせるバカ女1人追加。 由利ちゃんは紛争地域とやらを石上の住む家の近所に持ち込むなんて 物騒な女だなオイ。 ▼匠の魂(こころ):平沢隆行 前後編の読み切りでお届けする人情大工マンガ。 伝説の棟梁の孫でありながら、なぜか少年院にぶちこまれていた 大工の菱川匠(ひしかわたくみ・19)は、 家族が崩壊してしまい悲しみに暮れる少年・公次のために 家の改築で公次の家族の絆を再び繋げることができるのか!? ・・・といった感じに話が進んでいきそうです。 よろしいんじゃないでしょうか。 画は今ひとつパッとしないけど、家の改築で どうやって5人もいる公次家族を1つにまとめるのかとても気になりますし。 どうせ匠の説教が途中で入るのでしょうが そこは人情大工マンガと謳っているからまあいいとして とにかく一発逆転の家を作ってくれることに期待しましょ。 子供に「いい枝が・・・」なんて言わせちゃいかん! ▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 大方予想通り、来須の陰謀で輪がレースで最下位にさせられるピンチに。 しかーし!! 九州勢に行く手を阻まれても輪はやってくれるでしょう。 強引に強行突破でイケイケ! ▼Switch:米原秀幸 スイッチのない扉に行く手を閉ざされて まだまだスフィアとの壮絶な追いかけっこが続く。 相手が感情のない小型マシンだけに こういう展開は結構スリルあると思うよオレは。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 酒田高校柔道部に部長の妹が入部。 また竜二が喜びそうなヤツが入ってきたモンだな。 いいけど。 ところでこのマンガ、雰囲気がどことなく「フジケン」に似てません? 今回このマンガを読んで特に思ったんですが。 ▼功夫伝奇アグニ:木村浩人 なんか何気に終わっちゃってますよ どういうことですか。初回からものすごく期待していたのに。 何がいけなかったかさっぱり分からん。 マンガマンガした画でカンフーものって チャンピオンではちょっと変わっててイケると思ったんだけどなあ。 つくづく残念。単行本は出るのかしら? チャンピオン誌にて次回作期待。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 35号 36+37号 38号 39号 40号 |
2004年9月9日 木曜日 |
週刊少年チャンピオン 2004年40号 |
2004年9月2日発売 |
秋田書店 240円 |
▼ドールガン:出口竜正 新連載。かつてドールガンと名乗る怪盗が遺していった莫大な遺産。 今ひとつパッとしない主人公・茜純太(15)は 自分が見た鏡に映る怪盗・ドールガンと共に 遺産を巡ってバトルしまくる・・・感じのマンガ? 続々と現れる後継者候補から遺産を守るのが 純太とドールガンの目的??? この話だけでは当面の目的がよく分からないが 少なくともおもしろくなりそうな要素はあり、 次号も読もうという気にはなれる。 大怪盗LOVEアクションと謳っているので 女性キャラが多く登場することが予想されるが ロコツなパンチラ・エッチ路線に走らないか心配。 ま、いろいろありますが次号以降もチェックはしてみる。様子見。 ▼番長連合:阿部秀司 なるほどー、 ここで東が畠山と吉田をぶちのめせば 追いつめられた堂本達にもまだ助かる可能性はあると。 堂本の底知れぬ心理的作戦には恐れ入る。 うまくいけば逆転大勝利を収めることだってできるじゃないか。 ここから一気に盛り上がって欲しいところだ。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 くは!モロにタニ選手じゃねーか。 この作者は有名人を凶暴化させるのがうまいよなー。 とつくづく思ふ・・・ ▼MASTER GUN MASTER:鈴木ダイ 今回のジップは旅の途中で出会った姉弟のヒーロー役に徹しており バイオレンスな場面は控えめ。 物足りないけどその分読みやすいから良しとすっか。 ▼Switch:米原秀幸 スフィアは知能犯だねえ。 ここまで執念深いと某マンガのBMを彷彿とさせる。 ▼無敵看板娘:佐渡川準 うーん、美輝ちゃんを怒らせたらアカンねえ。 ホントに災いをもたらす疫病神だぞ美輝ちゃんのやってることは。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 番太郎の苦肉の策でノリちゃんとりあえずベンチに引っ込むが 即席で作り上げた布陣でどこまでノリちゃんの犯したミスを 帳消しにできるか見物だ。 試合の勝ち負けよりも興味深い。 ▼輪道:井ノ内貴之・原案/乗峯栄一 来須は遊園地のアトラクションの順番待ちが待ちきれず 最前列に割り込もうとするなんてガキみたいなヤツだな。 しかも輪が来須のワガママを止めたことがきっかけで レースのテストで苦戦を強いられることになろうとはあまりにイタすぎる。 まさか輪はこんなことで落第したりしないよな?な? ▼ロボこみ:やぎさわ景一 あら?一発キャラじゃなかったのか>超能力少女 今回もあまり目立ってないんですけど。 ▼アクメツ:脚本/田畑由秋・作画/余湖裕輝 元大日本道路公団会長・道長建蔵、 なんとアクメツにブルドーザーで生き埋めにされようとしているではないか!! でもオレにとってはそんなことはどうでもよく、 死に装束が信号機模様のパジャマなのが笑える。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 地区対抗戦を終えて酒高柔道部員達は さらなる目標に向けて宣誓し気合いを入れる。 昭和ドラマのワンシーンであっても オレは君達から十分やる気が見て取れたよ。 でもこれだけ青春しておいて次号はだらけた態度は取らないよーに。 特に竜二。 ▼功夫伝奇アグニ:木村浩人 アグニの武星学林入門試験・敗者復活戦は 以前に戦ったことがあるねじれる体の持ち主、シマが相手。 2人の真剣勝負は見応えがあるけど何気にいきなりな展開だよなこれは。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 34号 35号 36+37号 38号 39号 |
2004年9月2日 木曜日 |