感想文等 | この「新スタートレック」が、スタートレックシリーズのその2。 オリジナルシリーズ終了後、18年を経て始まった新たなるシリーズ。24世紀、5代目となるエンタープライズの活躍を描く。高いドラマ性とSF的センス、そしてアイデアの視覚化を可能にした最新の特撮技術を導入した映像は、多くのファンを生んでいる。全7シーズン、176話。 これが始まった頃は、なんだ焼き直しかと思ったので(笑)、眉唾警戒モードで見始めまして、そしてあんまり面白くなかった(笑)。どうも第1シーズンはどのシリーズもあんまり面白いと思わなかったなあ(^^;)。 オリジナルシリーズが、カーク船長、ミスター・スポック、ドクター・マッコイの3人を中心に、向こう見ずでカッコイイカーク、論理を重視していざというときは友情に厚いスポック、普段から人情中心で穏健派のマッコイ、とトリオのパターンだったのが、この新シリーズでは、主要キャラクターがはるかに多くなり、人物のステロタイプが避けられ、そして、シーズンが進むにつれて、SFアイデア冒険ストーリーというより、多くのキャラクターたち同士のドラマが主体になっていったようです。 特に、オリジナルシリーズでは「論理」を至上のものとするというユニークな存在として在ったミスター・スポックに代わり、新シリーズでは、アンドロイドのデータ少佐というのが登場しています。そして、人間とは何か、生命とは何か、人間の感情とは何か、といったような、データ少佐の存在をキーとしたドラマが何作か存在しています。 艦長のピカード、副長のライカーらをはじめ、ほとんどのキャラクターが自分たちを主役にしたエピソードを持ち、ただの脇役という人物がほとんどいません。 「時間」をテーマにしたSFアイデアストーリーにも佳作が多く、また、ミスター・スポックなど、オリジナルシリーズでのメンバーも時々チラリとゲストに来てくれてそれも楽しい。 タイトルは哀しい「超時空惑星カターン」や、「運命の分かれ道」など、第4シーズン以降のほうが個人的には名作が多いような気はします。(おっぺ)
いいキャラがいっぱい。
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