項目名 | カル |
読み | かる |
分類 | ミステリ映画 |
作者 | |
公的データ | 監督はチャン・ユニョン。主演男優は”シュリ”でも主演を演じたハン・ソッキュ。薄幸の謎多き女性を演じる主演女優は、シム・ウナ。 ストーリは… 転落事故から端を発した、バラバラ死体事件。 次々に発見される死体は、合計で3体。だが、いずれも体の1部分ずつが欠けている。ある死体は腕、ある死体は肢…という具合にだ。そして、この3死体はいずれもスヨン(シム・ウナ)という名の美少女のかつての恋人だった男達であった。暗く辛い過去を持つスヨンを守る刑事(ハン・ソッキュ)にも殺人の魔の手が伸びる。そこに現れるスヨンの友人で 医大に通うスンミン(ヨム・ジョンア)。彼女の存在が、スヨンと3つの死体との関係の謎を更に深めてゆく。果たして、真犯人は…誰なのか?そして、欠けた体の一部は何の為にどこへ…? ”カル”には、多くの謎がつきまとう。解こうとすれば、必ず矛盾や新たな謎が生まれる。(プリシラ) |
感想文等 | 正直、犯人が単独犯なのかどうなのかもわからない。そして動機も 今イチ自分の推理に確信が持てない。チョ刑事(ハン・ソッキュ)は、この犯行で利用された人物の1人なのか。あまり語るとネタばれになるので、このあたりでやめにしようと思う。 スヨン役のシム・ウナって、清楚なイメージで美しい! 雨の降る夜や照明の暗い部屋など、始終陰鬱な雰囲気がつきまとうシーンが多い。それだけに、死体や、殺人シーンで目にする血の色の鮮やかなこと…。暗いのは登場人物も同じで、唯一明るく ホッとするのはスンミンの存在。それも後半には、見事に裏切られるんだけど。 この作品には多くの謎が残されたままになっていると書いたが、少なくとも10以上の謎がある。その謎解きに、皆さんも挑戦してみてはいかがだろうか。3者3様の推理が生まれるのではないかと思います。そして、あなたも”カル”にハマルのです。ホームページやBBSなども存在しているので、興味のある方は そちらでもどうぞ。何度見ても、謎は解けず 推理の域を超えることはないでしょう。(プリシラ) 猟奇殺人もので、ハン・ソッキュ主演。それに惹かれただけが、いざ中身を空けたとたん謎だらけになってしまった。あなどり過ぎてたようです。。。 とりあえず、許せる範囲ギリギリの所。謎を提起しておきながら、正解はなし!知りたければ本を買ってね!って、そりゃあんまりじゃないの!行き着く先の、ひとかけら、もうひとかけらでもいいから残してくれないと、、、。せっかく良い作品なのに、鑑賞後の後味がとても悪い。 『セブン』の様に、殺人犯に翻弄されながらも、ラストでストーリーをがっちりと組む作品は好き。(セブンは特に好き)ラストに謎が残ったとしても、ひとつも矛盾の残らないものならいい。この「カル」は謎を知った後で、矛盾とか伏線さえないとこに行き着かなければ、素晴らしい…っていえると思うのだけど。 いつか、ネタバレトークしてみたいものです。私は聞く方で(^^; ところで、主演のふたりは『八月のクリスマス』のふたりでしたね。凄く大好きな恋愛ものの映画です。これよりたった1〜2年前なのに、ふたりともより素敵になってて、なんだかうれしかった。シム・ウナはまだ眉毛も濃かったはずで…綺麗な女優さんになりましたね。ハン・ソッキュも一作ごとにずんずんカッコよくなって、チョッと惚れた!(気が多すぎ(ーー;) 文句が多くなったみたいだけど、一言でいうと面白かった。(tato) 生首ー(TT) 血糊ー(TT) 島田荘司ー\(^o^)/ 死体のパーツの入れ替えを机上の紙人形でやっているシーンは、「おいおい、『占星術殺人事件』だよっ」ですねー(^^;) 最後の最後までどんでんどんでんと来る展開は面白かったです。1点の発見で何もかもがスタタタターンッ!と解けるというサプライズ・トリックにはできていない憾みはありますが、いや、それは単に私が画面を注視できていないせいかも?(笑)(おっぺ) |