あいかわけいです。今回山道康子が発行している、日高新聞をインターネット上で公開するにあたって、私と山道康子との間で話し合いが持たれました。重要な内容なので、その一部をここで紹介します。
あいかわけい:古くからのアイヌの教えを現代に活かした生活を実行している山道さんですが、今回私の提案で日高新聞をインターネット上で公開することになりました。インターネットで公開することには、一長一短あると思いますがどうお考えですか?。
やまみちやすこ:一長一短あると思いますが、多くの人に読んで観てもらうと言う意味で賛成です。
あいかわけい:ある意味でインターネットは先端科学技術の粋を集めて成り立っていると思います。山道さんがいつもお話してくれるアイヌの教えと、インターネットを使ったホームページはかなり矛盾した広報媒体だと思うのですがその辺りはどのようにお考えですか?
やまみちやすこ:そのとおりだと思います。昔の私だったらきっと反対していたでしょう。しかし最近は次のように考えるようになりました。つまり、私達が望んでいるわけでもないのに一部の人間が勝手にそういう技術を作っているわけです。そして、彼らが「おまえはインターネットに反対しているのだからインターネットは使うな。」と言うわけです。しかしその技術を使っている場合といない場合で差が生じるわけです。私達が望みもしない技術によって情報を彼らにだけ自由にされるという不公平な状況を彼らによって引き起こされているわけです。私達はこういう場合どういう態度をとるべきか?反対だから使わないというのでは、状況はどんどん悪化していくばかりなのではないのでしょうか。そこにインターネットがあるのなら、それを使って多くの人にアイヌの問題を知ってもらう事が大切だと思います。もちろん好きで望んで使用しているわけではないのです。
あいかわけい:反対している技術を使ってその技術を使わないような生活を提案していく。矛盾を意識しながらやっていくという意味ですね。これは難しい問題だと思います。
あいかわけい:現在、紙刷りの日高新聞を購読するのには年会費80円切手20枚を送付することになっています。私がインターネット上で無料公開することで、本家の日高新聞を購読している読者が減っていったらどうしましょう?
やまみちやすこ:(笑)それは心配しなくてもいいです。インターネットで公開されるのは本家日高新聞が発行されてから時間がかかりますし、誰でもインターネットを見れるわけではないのです。
あいかわけい:紙刷りのい日高新聞は本当に味わい深くていいですよね。もしもこれを読んで日高新聞が気になった人がいたら迷わず年間購読に申し込むことをお勧めします。
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