日高新聞 ひだかしんぶん 77号
〒055-01 北海道沙流郡平取町字二風谷79-8
沙流川を守る会 山道アイヌ語学校
郵便振替口座 02790-8-11965
発行 山道康子「アシリ レラ」(新しい風)
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第四面
昔の洪水調節、自然林
昔は河川工事もそうですが、ジャカゴ入れ、玉石を金で作った袋状のものに詰め込み土手の上下や組み木には、柳の木を上手に組み込んでいた。私も川向かいの農作業の行き帰りは、柳の枝を切り土にさして帰ったのを覚えています。(会)
〜転載記事〜
専門の立場で提言 東委員長
沙流川総合開発事業審議委員会で一日、十人の委員の先陣を切って日高管内平取町の平取ダム建設反対を表明した東三郎委員長の真意を、委員会終了後の記者会見と、その後のインタビューからまとめた。
−この時期にあえて反対発言をした理由は。
沙流川については専門の砂防工学からいろいろな研究をしてきました。研究者として私しか知らないことは委員の皆さんに言わなければならない。
−昨年三月の中間答申を覆した形ですが。
(国の事業認定を違法とした二風谷ダム訴訟判決や、国が苫小牧東部工業用水の取水をしないと決定したことなど)こんなことになるとは予想できなかった。公共事業には厳しい風当たりがあります。一年間苦しい時間を過ごしました。私自身の考えも中間答申当時とは変わりました。雨量を予測して治水対策を立てるのは困難、自然への冒とくです。
−二風谷ダム訴訟判決はアイヌ文化への配慮を欠いた「手続き上」の問題というしてきもありますが。
判決への解釈論を続けるのか、(違法を前提にして)未来へ向かうのか、の問題です。
−地元は推進を望んでいますが、今後の議論はどうなるのですか。
すべて納得してもらえるとは思っていません。ダムの経済的側面は私にはわからない。議論を尽くし、世間に伝えたい。(1997.5.2北海道新聞 転載禁止)
平取ダム建設否定 沙流川総合開発事業審 東委員長が見解
沙流川総合開発事業の在り方を検討する、開発局の同事業審議委員会(委員長・東三郎北大名誉教授)が一日開かれ、東委員長は『二風谷ダム訴訟の判決は、本事業認定を違憲としており、第二のダム建設は許されない』と述べ、計画段階の平取ダム建設を否定する見解を示した。
東委員長は『一委員としての発言』と断った上で、『話題提供』という形で語った。専門の砂防工学の立場から、沙流川は河床勾配が急な『暴れ川』だとして、地滑りも多く貯水ダムでは土砂堆積が懸念され、治水対策には低ダム群が有効とした。
さらに、東委員は『雨量の正確な把握は困難で、予想は難しい』と述べ、ダム計画段階での想定に疑問を呈するとともに、『二十年前に立てられた計画をそのままやるのではなく、二風谷ダムをみてからじっくり考えるべきだ』との考えを披歴した。
これに対し、地元、日高管内平取町の中道善光町長は『洪水対策として国の計画に賛成。裁判での違法判断は洪水調整機能とは関係ない』、門別町の郡司啓町長も『裁判で違法とされたのは土地収用の部分。公共性がないならこの審議会も必要はない』と語り、治水対策面から平取ダム建設を計画通り進める必要性を訴えた。
審議委員会後、記者会見した東委員長は『裁判では(二風谷にとどまらず、平取ダムも含めた)総合事業の認定が違法とされた。中間答申では二ダムが必要としたが、その後一年たち、私の見解は変わってきた』と述べた。(1997.5.2北海道タイムス 転載禁止)
〜転載終わり〜
アイヌ治療法 No.1
ギョウジャニンニクの葉や茎、ただし花のつぼみや花の咲く頃のどちらでも保存可。固くなった頃のネギ(プクサ)も採集できます。味噌と合えるのですが・・・小さく刻む。しっかりと蓋の出来る容器を選び冬期間まで置くか。一ヶ月〜二ヶ月以上ねかせる。冬の間の風邪薬や、ガン予防には最高と言われた桙ヘあまり伝わっていない。大サジ一杯を掬って、湯飲み茶碗やおわんに入れ、お湯は1/2以上そそぎ適量にかきまぜるだけ。それを飲みますと、身体がポカポカしてきます。身体の弱い方は、どうぞ飲んで下さいね。(アシリ レラ)
※アイヌ治療法の案内にあたっては薬事法があり、健康茶と説明をするように。よろしく。
◎大雪山国立公園「士幌高原道」の建設反対
◎千歳川放水路問題には、御協力下さい。
◎二風谷ダムの水門をあけろ!!の署名協力の御願いと、平取ダム反対の訴えによろしく!!
◎苫東基地誘致、核融合炉ITERの反対運動、署名によろしく!!
◎「アイヌ新法」の先住権なしは違法であり、侵略の謝罪もないし反省もない。日本国家に対して抗議行動をする。
◎核原発に対しては、節電協力よろしく!!(自分も助かるし、地球も生命も助かります。)
◎戦争は二度と決してやってはいけない。(アイヌ民族)
◎贅沢はやめましょう。海外の他民族の為にも、地球の生命が危ないから・・・!
◎苫小牧自然保護協会会長 紀藤義一さんが死去されました。自然保護運動のなかでも活躍した方で、死を惜しみます。「沙流川を守る会」「山道アイヌ語学校」一同、御冥福を心から祈ってます。(アシリ レラ)
「沙流川を守る会」の会報の会員会費は80円切手20枚を送付(同封)の上、申し込み下さい。