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ガンバ属にはトレブル、テナー、バスいろんな音域の楽器があります。これは弦長680oのバス・ガンバ。
スクロールは人間の頭部の彫刻が多いですが、安いものはこんな風に彫りぬきの渦巻きです。 |
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弦は通常6本(7本もある)。フレットはガットを巻いて作りますが、これは廉価品なのでナイロン糸でやっています。可動です。本物ガットじゃないと糸の切り口が手にあたって痛い。
ウラ板は肩の部分に軽く1本筋をいれて折り曲げてあります。これが割れ安く、楽器職人泣かせなんだそうです。 |
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細い弦(右)から順にE-A-E-C-G-D。基本4度、真ん中が3度です。チェロよりも若干弦の間隔が狭く、駒のカーブも緩やかなので、隣の弦をいっしょに弾きがち。
テールピースは本体に組み込まれている杭のようなものに刺さっています。 |
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ガンバ弓です。コントラバスのジャーマン式と同じように手のひらを上に向けて持ちます。
弓の1/4くらいのところ(上の写真で毛が黒く汚れているところ)を持ち、中指薬指で弓の毛を手前にひっぱり弦に強くテンションをかけます。 |