じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2006年1月分
今月読んだマンガリスト:8冊 |
◎NICE! は特に良かったと思う作品 |
輪道7巻 666〜サタン〜9巻 週刊少年チャンピオン2006年6号 あひるの空2巻 あひるの空3巻 週刊少年チャンピオン2006年7号 週刊少年チャンピオン2006年8号 週刊少年チャンピオン2006年9号 総評 |
2006年1月度 |
総評 |
一般漫画の部 |
週チャンは、無敵看板娘が終わりそうな予感。 まだおもしろさは衰えていないとはいえ、 花見町から名物人間が離れていく展開を鑑みるに いつでも終わらせられる準備はできていたのか。 ―――でも週チャンでは数少ない優秀作なので 終わってしまうのはやっぱり寂しいな。 あとナルトヤが最終回になりますが、 虹色ラーメンと同等、またはそれ以上の作品にはなれませんでしたね。 正直、屋台勝負は途中で飽きました。 敵と戦ってばかりで興ざめ状態。 バキはいつ親子喧嘩を始めるの? |
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2006年1月31日 火曜日 |
週刊少年チャンピオン 2006年9号 |
2006年1月26日発売 |
秋田書店 240円 |
表紙の鬼のツノをつけた水着娘がマヌケで笑える。 夏場はぜひその恰好で海やプールに来ていただきたいものだ。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 松五郎の人間歩きをする動物軍団は コスプレさせたら不気味さが軽減するのではないか? まあ、もともと松五郎の動物軍団は 主人への忠誠心なんぞ微塵もないので 怖さは軽減されないかもしれんが。 ▼無敵看板娘:佐渡川準 孤島の学校に転勤が決まったため、引っ越すことになった茅原先生。 でもその前にめぐみちゃんに自分が生きていることをキチンと証明して 気持ちよく去りたい。 そのために今度はめぐみちゃんを死の世界へいざなって誤解を解くことに。 死神役の明彦と鬼役の美輝ちゃんが造り上げる死の世界は ちゃちすぎてバカバカしくて笑えた。 ―――が、辻くんに続いて茅原先生も花見町を出て行ったのか。 なんか最終回に通ずるさみしさがあるなー。 このままどんどん花見町の名物人間が町を出て行ったりして。 ま・さ・か・ね。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 酒高は国見舘にストレート負け。 結局、春も善戦空しく石田に敗れてしまったのね。 でも全国大会という舞台で 最強の猛者達と戦える資格がある手応えは確実に掴み、 酒高を強くする敗北ということで、結果を残せた試合とはなっただろう。 現実味のあるストーリーですな。 ちなみに竜二の露出ギャグはおもしろいけど完全に場違いだってばよ。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 要は、ハワイにやってきたブラッドリー兄弟を退治or改心させるのが 剛に課せられた任務なのね。 ・・・となると、剛がブラッドリー兄弟とケンカをやらかしてから 伍代とはちあわせ・・・ってことになのかな? ▼涅槃(ねはん)姫みどろ:原作/大西祥平・漫画/中里宣 人気があるらしく、12号より連載決定だそうです。 確かにホラーものとしてはおもしろいですよねこのマンガ。 今回はブス(死語)で根暗な女子高生が、 みどろから受け取った自分の性格の反対を写し出す鏡の世界にどっぷり浸かって そのうち体にムリがたたり、最後にはトマトのようにパーン!と破裂するという ホラーものとしては珍しく爽快なエンディングでございました。 内臓の描写はグロくなく、意外とキレイでした。 ▼番長連合:阿部秀司 池袋東西対決最終戦の舞台は一瞬、某賭博黙示録マンガを思い出してしまう。 コマネチなんてネーミングよりもそっちのほうが似合うくらいだ。 ・・・ということでなんと、戦いの場は地上数十メートル上の空中戦。 某黙示録マンガを参照してみても鉄骨から落ちたらまず確実に死ぬでしょう。 そんな状況で東と神山の対決はどうなってしまうのか。 ・・・と期待させといて地上と変わらない動きを見せるのはナシよ東っち♪ ▼現代怪奇絵巻:根本尚 なんかよくわかんないけど、スリラーGAGマンガということで掲載。 タイトルに「怪奇」と名乗っておきながら 内容は日常のよくある光景を羅列しただけ。 風呂場で放尿は筆者もよくやってたので笑えたけど これだけで毎号連載となるとすぐにネタが尽きそうな気がする。 次回は12号に連載するとのことだが 果たしてどんなマンガになるんだろか。 ▼サイカチ〜真夏の昆虫格闘記〜:企画・原作/藤見泰高・漫画/カミムラ晋作 サイカチ予選で、真夏はチャンプの陰謀で 参加者全員からターゲットにされてしまう事態に。 おまけにアマミと恋愛発覚のデマ情報まで流すとは チャンプの名に恥じる陰険なやり口だ。 誰があんな女狐と恋愛するかっつーの。 しかし真夏自身は初戦から迫力あるムシバトルを見せてくれてなにより。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 ブーちゃん先生は子供をあやす能力を持っているようだな。 その能力でアー坊みたいな幼気な子供を手なずけたり誘拐したりして あんなことやこんなこと(以下自主規制) ▼24のひとみ:倉島圭 この人・・・嫌い! ひとみ先生の話に付き合うことによって、心の奥底から湧いてくる不信感を 保健の先生は実に的確な一言で表現してます。 その他にも「正論だけど何かムカツク」「コイツ・・・コイツ!コイツ!!」 など、私がひとみ先生に対して思っていたことをズバズバ言ってくれて内心スカッとした。 ▼フットブルース:能田達規 Q島、FCゴッドH島に勝利。 この試合ではなぜか海のほうが目立っていましたね。 今回は天草のおかげで、勇より控えめな海が 積極的なプレーができるようになったといえましょう。 いいことだ。ウン。 とりあえず次の決勝戦は勇と海のオヤジさんは 網に袋詰めにしたまま見学させることにしよう。 怒鳴り声だけでもうるさそうだし この上暴れて試合をメチャクチャにされたら 目も当てられないだろうし。 次号でナルトヤが最終回。 結局屋台勝負だけで終わりかー。 |
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2006年1月27日 金曜日 |
週刊少年チャンピオン 2006年8号 |
2006年1月19日発売 |
秋田書店 240円 |
▼範馬刃牙:板垣恵介 おお!?バキがリアルシャドーが本物であることを小学生に説いているぞ。 レモンと梅干しを想像させるとは非常に分かりやすいね。 でもそこから先の域、つまり攻撃されたことを想像しただけで アザを作るってのはやっぱり凡人には理解できない バキなどの特別な人間だけが実現できる域だよね。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 今回は小鉄が生まれる前の、 大鉄のヘビースモーカーやグータラぶりがメインの話。 大鉄の超・愛煙ぶりとグータラな性格は 今も昔も変わらないのでいつも通りの感覚で読めますね。 まあ、テキトーにスルーってなモンです。 晴郎は10歳で既にアニメオタクだったんだなー。 その恰好からするとど根性ガエルのひろしくんといったところか。 晴郎の性格も大して変わってないことが判明したっす。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお ブラッドリー兄弟、難破兄弟、伍代母子の三組が じわじわと距離を近づけてますねー。 まるで何かに運命づけられたかのように。 おもしろくなってきたじゃん。 もしかしたら難破兄弟&伍代の友情パワーで ブラッドリー兄弟を改心・・・なんて展開もアリじゃないか?と思った。一瞬。 ▼ど根性カノジョ:くろだ美里 今回で打ち止め。 恋愛を謳っている割にはラブラブ感ゼロの おとぼけ感100%の、なんつーか人なつっこいギャグマンガでしたね。 おもしろかった。 ▼番長連合:阿部秀司 修一と立花は尾崎を命がけで呼び出したのにヒデー扱いしてるな。 デブのこぎたないオッサンとは・・・ 人のこと言えるのか、特に立花!! この方のおかげで憧れの東さんに再会できたのだから ありがたく思わなきゃ。ねえ。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 番太郎が動物的な勘を働かせて、ショートからセカンドカバーに入った場面が ショートの番太郎、いわゆるショー・バンたる所以を見せられたような感じがして かっこよかった。 ▼24のひとみ:倉島圭 ひとみ先生って自分はウソをつきまくるクセに 相手の本音を聞き出すのは得意なんだな。 なんだか暇だらけの自分の人生の時間つぶしのために 生徒達をからかって遊んでる感じ。 そんな不思議な感覚を覚えますよひとみ先生は。 ▼無敵看板娘:佐渡川準 犯人が人質をとって家に籠もる事件を ここまで笑えるギャグにしてしまう作者の力量に恐れ入る。 美輝ちゃんはともかく、権藤エツ子さんまで悲劇のヒロインを堪能するとわ・・・ いやはや、花見町は本当に平和な町ですわ。 ▼涅槃(ねはん)姫みどろ:原作/大西祥平・漫画/中里宣 香美パパさんは、欲深いと言うよりは救いようのないバカでしょ。 心霊で金儲けなんてバカじゃないのか。 ああいうのを金の亡者なんていうんでしょうねー。 まあ今回は、ねはんが「霊に変わっておしおきよ」ってことで めでたしと言えるんじゃないっすか。 ▼ゾクセイ:松山せいじ ○○の部分を「キンタマ」に当てはめて読むと 結構おもしろかったり。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 春は生まれ持った勝負勘を研ぎ澄まして勝機を引き込むのか。 確かに今までの経緯を見てるとそんな柔道ばかりしてる気もする。 彼の柔道は決して力強いものではないですし。 ▼サイカチ〜真夏の昆虫格闘記〜:企画・原作/藤見泰高・漫画/カミムラ晋作 ヘラクレスVSコーカサスのバトルに興味が惹かれたはずなのに、 ムシバトルが終わってみれば、いつの間にか タカアキがスゲーいいヤツになっていたのが印象に残った。 昨日までは嫌なヤツだったけど今日はお友だちという お子様の良い面が出てるし、 あさがおの嫌われ役も維持してるし タカアキのキャラの魅力度が大幅UP。 ▼フットブルース:能田達規 キャー さわらないでー ・・・と、こんなこと女の子から言われて 一度は怯む風間兄弟だったが その迷いを断ち切ったのが弟の海。 天草の目の前で気迫のプレーで今度は逆に天野をビビらせる。 海は女子に強いね。勇はどうだか知らないけど。 そんないい勝負をしているところへ頑固一徹の風間オヤジがやってきた〜!!! もう問答無用ですぐに連れ戻すのか、 それとも「女の子をいじめるなー」とイチャモンつけるのか。 はたまた天草が風間オヤジに何か一言言うのか。 あれやこれやと自分なりに想像してしまい、 これからどうなるか分からない展開で楽しみっすよ。 |
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2006年1月19日 木曜日 |
週刊少年チャンピオン 2006年7号 |
2006年1月12日発売 |
秋田書店 240円 |
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ)番外編 無法松:小沢としお 福引きでハワイを当てたのにハワイに行けなかった 難破家のヤンキー犬・松の日本でのお留守番番外編です。 難破家の漢(おとこ)は、ケンカが強く、チャらいヤツらをビシッとシメて、 誰からでも一目置かれる存在でなければならない。 松もまた例外ではなく、町内界隈の犬どもをまとめあげる リーダー的存在となっていたのだった。 松を主役にして犬の世界を描いた今回のお話、 とてもおもしろく読ませていただきましたが、話短けー!! たった4ページじゃ物足りねーよ! 今度は本編でぜひやって欲しい。 松はただの飼い犬じゃなく、このマンガになくてはならない存在なのだから 本編で松を主役に置いたお話を描いてあげてもいいと思う。 それくらいの価値はある。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお ・・・で、本編。 今のところ異国の地・ハワイで、難破兄弟がその腕っぷしの強さを 人々に見せつけている感じですね。 続々出現するヤンキーアメリカ人に難破兄弟はどこまで通用しますか。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 すぐ素っ裸になる変態中学生・花丸木くん登場。 猛吹雪の中、花丸木が全身白い服装になって 雪の中に溶け込み、見えなってしまうギャグは 花丸木ネタとしてはなかなかおもしろかった。 ただそれだけに最後までそのネタで通してほしかったな。 花丸木が登場した時には、小鉄はあまり絡ませないほうがいいと思う。 小鉄は花丸木をいじめちゃだめ。 ▼番長連合:阿部秀司 予想通り、最強の中年オヤジ・尾崎が完全勝利。 この次点で外国人2人役立たず決定。 この後、ロナウドもビリー同様、高野の洗脳で始末されるのかな? ▼無敵看板娘:佐渡川準 3000人もの観客を前に手品を披露する辻くんの大舞台を、 魔神の如くぶち壊そうとする美輝の魔の手から 花見町の名物人間達が体を張って守り抜く。 いい話です。今回は美輝は完全に悪役に徹していただけに 暴走を止めることができた皆さんの達成感が 読者の私にも伝わってきます。 でも辻くーん。お願いだから花見町に戻ってきなさーい。 キミがいないとつまんないよ。 無理ならせめて定期的に辻くん世界漫遊記を。 ▼ブラックジャック 〜黒い医師〜:原作/手塚治虫・漫画/山本賢治 BJの地雷事件復讐劇PART2。 地雷によってBJ母子を不幸にした責任者はもう一人存在しており、 BJは復讐のためにその男の居場所をつきとめたが、 男は既に体中に癌が転移していて後は死を待つだけの状態であった。 人を死に追いやった男には相応しい末路で、 本来BJにとっちゃあこれだけで「ざまあみろ」なはずなんですが、 そのままで終わらせず、自らの手で復讐を果たすために 娘さんの臓器を使って男に手術を施してあげるところがポイント。 結局手術しても1年後に別の理由で男は死んでしまい、 復讐できなかったと悔やむBJですが、 こんなことになるなら娘さんの体に大きな負担がかかる臓器提供などせずに、 最初から自分の素性を明かしてそのまま立ち去ればよかったじゃないですか。 自らの手で復讐を果たすつもりが、逆に自らの手で復讐を果たせなくしてしまいました。 男が亡くなってから娘さんに自分の過去を話してももう後の祭りなんですね。 残ったのはなんの罪もない娘さんの体に傷を付け、臓器を奪ったという事実。 やっぱりこの回もいわゆる「ブラックなBJ」でしたね。 娘さんがかわいそう・・・ ▼ど根性カノジョ:くろだ美里 今回も、ど根性彼女のズレまくった恋愛ギャグがまったりほのぼのしててグー。 でもクマに頭部を殴られたら顔の肉がえぐれてしまって 流血だけでは済まされないと思うんですけど。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 番太郎は体が小さい方でも構えただけでこの存在感。 アー坊も登場しただけで存在感があるから、 野球の素質も存在感も兄貴ゆずりかしら。 ▼サイカチ〜真夏の昆虫格闘記〜:企画・原作/藤見泰高・漫画/カミムラ晋作 喩えれば、クワガタは肉食獣でカブトムシは大型草食獣ですか。 つまりクワガタの大アゴを、獲物の肉を切り裂く肉食獣の牙に、 カブトムシの角を、外敵から身を守る草食獣の角として考えれば 見事に稲穂おねーさんのムシチクに当てはまりますな。 しかもカブトムシが怒りに身を任せて突進していく姿は さながら甲虫界の巨象と呼ぶに相応しい。 言い得て妙だな。 真夏とタカアキのカブトムシバトルは、 今までクワガタしか扱ったことがない真夏が、 荒くれ者のヘラクレスを操りきれるのかとか かつての悪ガキだったタカアキがどこまで成長したかとか そんなことよりも単純にヘラクレスVSコーカサスのバトルに興味を惹く。 ▼24のひとみ:倉島圭 ウソツキ女教師マンガ第2回。 女教師が、ひきこもり生徒にこれでもかというくらいウソを連発し、 生徒はそのウソに騙されまいとしてやっぱり騙される。 それの繰り返し。 キリのいいところで終わらせないといつまでも続いてしまいそうな メビウスの帯を思わせるナンセンスなマンガだ。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 一度は冷たく無視された北村から声をかけられた春。 これで死にかけた春に少し精気が戻って 怪物の石田相手に最後の勝負に出る。 また意外なところから春が復活するきっかけがわき出てくるモンだなー。 春の柔道は実力だけじゃ計り知れない物を持っていることを まざまざと思い知らされる。 ▼フットブルース:能田達規 今度のQ島ブルースの対戦相手、FCゴッドH島は 女選手がいることを利用した、選手・観客共同嫌がらせ作戦がウリのチームか? あの男装してた女選手・天草も実力はあるみたいだし、 この状況をキャプテンとしてどう思っているのか。 まだ彼女の本性を出してないような気もするが・・・ |
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2006年1月12日 木曜日 |
あひるの空 3巻 |
日向武史 |
講談社 講談社コミックス 409円 |
対新丸子戦、残り時間5分余りでようやく花園千秋がお出まし。 彼を試合に出させる気にさせたのはマドカの説得でした。 なあんだ。女の説得で良かったんかい・・・と思ったけど、 彼女のセリフにはズシンとくるものがありましたので、 過去と同じ状況に立たされている空たちを見た千秋にとっては 心揺さぶられる一言だったんでしょうな。 試合は負けはしたものの千秋は最後の5分で エルボーパスなどの天才的なプレーを見せつけてカッコ良かったです。 新丸子戦との試合で九頭龍(くずりゅう)高バスケ部は チームとして良いムードになってきたところへ バスケはうまいけどイレズミをした物騒な高校生が出てきたり、 いかにもバスケにキョーミがなさそうな生活指導の教師がバスケ部の顧問になったりと、 もめごとばかりが熱くなってバスケでなかなか熱くなってくれません。 うーーーん、やっぱ部員が不良ばかりだと、部を立て直す苦労も倍増するのかしら。 こりゃ次の試合が始まるまで、また長く険しい道になりそうだな。 まさかコイツらが脱・不良宣言してくれるとも思えないし。 まあ長い目で見守りましょう。 あと、表紙の折り込みに「この作品は基本的にギャグ漫画」と書いてありますが、 確かにバスケに関係ないエピソードでは多々笑わせてくれるシーンもあるけど 基本的にギャグ漫画じゃないでしょうさすがに。 今のところは「血の気の多い人が集まるバスケ漫画」だね。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 2巻 |
2006年1月8日 日曜日 |
あひるの空 2巻 |
日向武史 |
講談社 講談社コミックス 409円 |
ならず者ばかりが巣くう九頭龍(くずりゅう)高校バスケ部。 過去に苦いバスケ歴を持つ花園兄弟とのまとまりもよろしくないまま ようやく他校とのバスケの試合。 しかし、九頭龍高バスケ部は不良ばかりだし、 対戦相手の新丸子高校もバスケ部は強豪であるものの 学校自体は不良が多い高校。 こんな不良まみれの中で、果たしてまともな試合になるのかよと思ったんですが、 主人公の空にとっては初めての実践、そしてこの新丸子高校との試合が、 今まで完璧なスリーポイントを何度もキメた空の弱点が露わになって、 彼も天性の才能ではなく、努力型の熱血少年なのだということを見せつけられるのです。 空にとって初めての実践は、新丸子のトキワが空の弱点を見抜いて 得意のスリーポイントを封じられたことが、彼にとって大きな試練となり 成長するきっかけとなった。 空はもともと背が低いし、バスケの世界では 決してスーパーマンにはなり得る存在ではないんですねー。 不良まみれの試合ではあったものの、彼が絶望の淵に立たされ、 そこから這い上がる精神的強さが見られただけでも 空の初試合は見る価値があった。 あとはなかなか熱くなれない花園千秋をどう熱くさせるかですかね。 なにやらカッコ悪いことが大嫌いな性格らしいですが、 九頭龍高、大きく負けてますしねえ。 出たら即カッコ悪いの仲間入りになるこの状況、 千秋を熱くさせるにはどうしたらいいの。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 1巻 |
2006年1月8日 日曜日 |
週刊少年チャンピオン 2006年6号 |
2006年1月4日発売 |
秋田書店 250円 |
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 新春早々、勇次郎似の垣くんの鬼母登場。 鬼母の筋肉隆々の背中からウサギさんが浮かび上がっているのには笑った。 ウサギさんの、ほんのりした笑顔には癒されるけど、 勇次郎がウサギだなんて食われる側に回っちゃダメじゃん(笑)。 ▼無敵看板娘:佐渡川準 こちらは新春早々、羽子板で鬼退治ならぬ鬼丸退治。 羽子板というお正月ののどかな遊びも 美輝ちゃんにかかれば過激なバトルと化す。 ・・・とはいっても、ただ何事にもムキになって熱くなるという 美輝ちゃんにとってはいつものことなんだけどね。 しかし美輝ちゃんの羽子板は人を殴ったり商品のさくらんぼを撒き散らしたり 迷惑かけまくってるなー。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお ハワイに辿り着いた難破一家。 とりあえず現時点では伍代親子とは遭遇せず、 ハワイでも我が道を行くといった感じで 日本と変わらぬ騒動を巻き起こして楽しませてくれる。 しかし何か物足りないと思ったら松がいないんだよ! 松がいたらもっと盛り上がるはずなのになあ。 やっぱ伍代も来てる以上、オジキと見込んでいる松も 連れてってやりたかった。 次号で本編に加えて松が主役の話が載るのは、 ハワイに行けなかった松のための企画なんでしょうか。 しかし2本立てとは、何気なくこのマンガ当たってるんだなー。 まあ、現時点では間違いなくおもしろいので当然と言えば当然なんだけど。 ▼ショー☆バン:原作/森高夕次・作画/松島幸太朗 祝!!☆ アー坊のおちんちん 御開帳〜 やったー!!しっかり拝ませてもらいましたー!! 私はもうこれだけで・・・これだけで十分です。 今度の番太郎の対戦する相手チームの主将とはいえ、 赤の他人にホイホイ自宅に泊めるように勧めて しかも一緒にお風呂に入るだなんて 誰がどう見たって不自然なのは分かってます。 でもそんなことどうだっていいんです。 なにかと暗雲が立ちこめやすい「ショー☆バン」というマンガに於いて ほのかな温かい光を照らす一輪の小さなお花のような存在のアー坊が そのあどけない姿を何の恥ずかし気もなく精一杯見せてくれるだけで 私はもうそれだけで十分満足ですよ、ええ。 これだけで2時間は見続けられますね。 それにしても茨城のブーちゃん先生はお手柄だ。 よくぞアー坊に目をつけてくれた。 キミのおかげで今回のような偉業を達成することができたのだ。 おれはもうアー坊のすっぱだかにメロメロ。 ありがとう森高夕次先生。ありがとう松島幸太朗先生。 そしてありがとうブーちゃん先生。 以上、 アー坊のヌードにNICE! ▼番長連合:阿部秀司 尾崎がロナウドに殴られ続けたのは、 ケンカ5ヶ条最後の5つ目を西口ギャラリーに伝えるため。 とことんなまでに講師としての務めを果たしてます。 ・・・っていうかロナウドをなめきってるようにも見えるんですけど。 ▼ど根性カノジョ:くろだ美里 再登場。 今回も女の子主人公の日向さんが適度にバカやってておもしろい。 恋愛を引き合いに出して彼女の壊れっぷりが丁度いい加減で引き立って心地よく読ませる。 主人公のやることに「バカだなコイツ」などと思いながら微笑ましく読めるマンガだな。 次は7号に掲載。 ▼いっぽん:佐藤タカヒロ 次は石田との試合中から来る春の心理的プレッシャーを描きますか。 春が石田を相手に精神的に追いつめられる様子が誌面から伝わってくる。 この圧倒的に不利な状況からあがきながらも食い下がり、 不動の壁を乗り越えられるかが春にとって鬼門でありますな。 負のオーラが漂うが見応えは、ある。 ▼涅槃(ねはん)姫みどろ:原作/大西祥平・漫画/中里宣 前後編の後編・・・というよりは2話目だねこれは。 今回も1話目同様にエグい内容で、 スポーツ万能、成績優秀のアイドル的存在の女子高生と いい仲になってきたので何が何でも恋を実らせたーいと 深泥(みどろ)さんに恋愛成就を依頼してきた男子学生だったが 実は女子高生のほうも深泥さんに依頼をしていて男子学生の前で 「おまえみたいなストーカーは焼け死んで灰になれ」と 見事なまでに八方美人ぶりを見せつけて男子学生を焼き払い、 なんともこれまた後味の悪いバッドなエンディングに仕上がってます。 ただ、男子学生の方も逆襲して女子高生に性欲のありったけを取り憑かせて 恐怖を味わわせたのだから、心が荒んだ者同士両者とも両成敗、といったところでしょうか。 歪んだ恋愛関係って恐ろしいなあ(苦笑)。 ホラーと言うよりは人間の恨み憎しみをメインにしたマンガかしらね。 深泥さんに関わってきた依頼人がのちに心が歪んで地獄へ堕ちていく狂気っぷりが また読んでて心地良いッスね。 人気があって8号再掲載決定も納得かな。 まあおもしろい作品ではあったよ。 ▼サイカチ〜真夏の昆虫格闘記〜:企画・原作/藤見泰高・漫画/カミムラ晋作 なあんだ。アマミの冷酷な性格って金への執着心が強かっただけなのか。 拍子抜けだなあ。素だったらおもしろかったのにぃ。 ▼フットブルース:能田達規 いいですねー。 試合の勝ち負けよりも、風間兄弟が鮫島たち黒岩メンバーと チームとしての信頼関係を築きあげていくことの方が重要。 風間兄弟の、早くサッカーが上達したいがために 少しの時間でも練習を欠かさないひたむきさと、 鮫島の風間兄弟を戦力として認め信頼する気持ちが合わさって うまいこと勝利へ導いてる感じですね。 それだけにQ島に多くの観客がいてくれればなあ。 |
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2006年1月4日 水曜日 |
666〜サタン〜 9巻 |
岸本聖史 |
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 409円 |
まるまるO.P.T.闘技会オリンピアの話がつまった巻。 天空の街・ロックバードの人間たちが崇めるイカロス様とやらを拝見しましたが なんじゃありゃ。 ただのいきがった若造じゃあないですか。 某海賊マンガにもこんなヤツいたよね。 威厳も何もあったもんじゃない。 こんなのに支配されてるロックバードの住民の品の無さが 早くも露呈されてしまいました。 オリンピア本選ではオカマの解説者が登場してるし、 ジオとボールも女の体を意識するようになってきたし、 戦い以外の要素で楽しませてくれます今のところは。 |
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2006年1月3日 火曜日 |
輪道 7巻 |
原案:乗峯栄一 (画)井ノ上貴之 |
秋田書店 少年チャンピオン・コミックス 409円 |
長かった全長111.5Kmの山岳ステージもついに決着。 世界の一流クライマー・テシオと輪の山岳賞を懸けた上り坂での激しいバトル、 そしてセカンドステージ優勝を懸けて破瑠九(ハルク)率いる北斗チームと輪との 凄まじいトップ争いと、2度に渡るデッドヒートを繰り広げた輪のチャリバカ魂は 汗だくになるくらい熱く、見応えもあったが、優勝の余韻に浸る間もなく 凄が事故で死んでしまい、そして1年後というなんとも暗いムードが漂う展開&ヒキで 次巻に続くカタチとなってます。 しかし、いきなり凄があんなことになるなんてなあ。 子供を助けて逝ってしまうなんてカッコ良すぎる。 でも命を救われた三太は凄のことをどう思うんだろう。 自分のために凄が死んでしまったと思いこんで 精神的ショックを受けてなきゃいいけど。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 |
2006年1月3日 火曜日 |