「小室直樹文献目録」 新掲示板

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『評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才』(2018年・ミネルヴァ書房)
『評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう』(2018年・ミネルヴァ書房)
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[1452] 推薦文文献1点追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/03/15(Wed) 22:31  

渡邊政志さん、小林正樹さん、ありがとうございます!
宮崎さんに取り上げていただけるのは、とても光栄で嬉しいです。
関連文献として掲載させていただきます。

さて、小室先生の推薦文を見つけましたので、掲載しました。

佐藤高明著『教科書検定の現場から』の表紙見返しにありました。
整理番号は 1987205 といたしました。

http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/recommendation/1987205.html


[1451] 宮崎哲弥著『教養としての上級語彙』 投稿者:小林正樹 投稿日:2023/03/11(Sat) 14:07  

小林です。
宮崎哲弥さんの新作に村上さん引用されてました。

宮崎哲弥著『教養としての上級語彙』新潮社
引用開始ーーーー電子書籍購入のためページ不明ーーーーーー
例えば、社会科学者、小室直樹は物故から一〇年以上を経ているが、なお人気が絶えない。その秘密は広い学識と鋭い知見もさることながら、小室節ともいうべき独特の文体にある。その名調子を支えているのが漢籍の教養なのだ。
村上篤直による評伝にこういう記述がみえる。
(小室は)小説を読み切ってしまうと、国語辞典を読んだ。 辞典も読み切ると、さらに読んだことのない本を探して母屋の本棚を漁った。そこには、大量の漢籍があった。曾祖父・爲田寅像の遺品であった。漢籍を熟読して、しまいには暗記してしまった。
こうして、小室の語彙力、言語感覚は養われていった。(村上『評伝 小室直樹(上)』ミネルヴァ書
漢語系上級語彙の宝庫というべき、小室の著作から一行引用してみよう。
経済はぐるりとめぐるものだから、その、「ぐるりめぐり」のどこか一つに着目するだけで、経済の全体がつかめないこともない。一斑を見て全豹を卜する(一を見て十を知る)ことができるのである。(小室『国民のための経済原論I』光文社カッパ・ビジネス)

一斑を見て全豹を卜す

◎いっぱん 【一斑】
◎ぼくする 【卜する】
◎とうらい【当来】
<解説部 略>

小室の筆からもう一文引く。
それでありながら、「戦争はもうないだろう」という牢固たる信念が広がり、不抜なものとなっていった。(小室『国民のための経済原論I』光文社カッパ・ビジネス)

●ろうこ【牢固】
●ふばつ 【不抜】
<解説部 略>
引用終わりーーーーーー
解説は著書を購入してご確認ください。

この後も、小室節に馴染んだ方々には、<自家薬籠中のもの>となった”上級語彙“が目白押しでしょう(笑)

また、今週号の
週刊新潮に 宮崎哲弥さんと斉藤孝さんの対談が掲載されてます。

https://amzn.to/3Jwfedb


[1450] 追加掲載、ありがとうございますm(__)m 投稿者:渡邊政志 投稿日:2023/02/18(Sat) 23:11  

追加掲載、ありがとうございますm(__)m
大変参考にさせて頂いております(^^♪

小室直樹_博士の行動(裁判傍聴や拘置所に面会)が目に浮かぶなぁ…。
それにしても、行動も発言も、一見、破天荒ではあるが、実に行動原理に忠実な言動には感服致し候♬\(^_^)/♬

■完全黙秘を通している戸塚校長に、最近二度にわたって拘置所で面会した評論家の小室直樹氏…。

■独特の田中弁護論で知られる政治学者である小室直樹氏は、極度に興奮。眼は怒りに満ちている。「私は裁判を傍聴していました。有罪判決、これはまずほとんど起こり得ないことだ…。

■『日本の1984年』ヒットラーを凌ぐ支配者が…。


[1449] 一般文献 24点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/02/14(Tue) 23:35  

(1)1966004
森嶋通夫『資本主義経済の変動理論』
中央公論
中央公論社
5月号・81(5)・通943
402頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1966004.html

(2)1969008
われわれは大学で何を学んだか
リクルート
日本リクルートセンター
10月号・通43
16〜27頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1969008.html

(3)1970015
自称フーテン学者の見事な清貧ぶり
週刊読売
読売新聞社
8月7日号;第29巻第34号;通巻第1111号
27頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1970015.html

(4)1970016
偏見はますますふえていく
リクルート
日本リクルートセンター
9月号・8(9)
28〜35頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1970016.html

(5)1977014
強すぎる日本経済の陥穽
NISSAN INFORMATION
日産自動車株式会社広報室
12(4)
24〜33頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1977014.html

(6)1977015
強すぎる日本経済の陥穽(2)
NISSAN INFORMATION
日産自動車株式会社広報室
12(5)
58〜61頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1977015.html

(7)1980020
激動、ポーランド ソ連はどう動く
週刊サンケイ
サンケイ出版
9月18日号;29(42);1616
30〜31頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1980020.html

(8)1980021
「財宝オレのもの」というソ連が目をつける「堤義明」西武オーナーの餌
週刊新潮
新潮社
10月16日号;第25巻第41号;通巻第1275号
136〜139頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1980021.html

(9)1980022
史上最低の大統領!米国が仕掛ける対日報復がくる
週刊現代
講談社
11月13日号;22(48)
38〜41頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1980022.html

(10)1980023
いまウワサされるソ連経済崩壊の実情
週刊読売
読売新聞社
11月30日号;第39巻第50号;通巻第1676号
172〜174頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1980023.html

(11)1981045
2大緊張でのソ連帝国の「恫喝脅威論」への大反撃!
週刊現代
講談社
2月26日号;第23巻第9号
38〜41頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1981045.html

(12)1981046
ソ連経済が崩壊する日
週刊読売
読売新聞社
2月8日号;第40巻第6号;通巻第1685号
141〜143号
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1981046.html

(13)1982034
レーガノミックスは成功する
NISSAN INFORMATION
日産自動車株式会社広報室
17(4)
26〜39頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982034.html

(14)1982035
『日本「衆合」主義の魔力』 44〜51頁抜粋
価値ある情報
ダイヤモンド社
4月号;第19巻第4号
42〜44頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982035.html

(15)1982036
家庭内暴力・殺人を防ぐ方法はあるのか
週刊ポスト
小学館
7月23日号;第14巻第30号;通巻第661号
32〜33頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982036.html

(16)1982037
ついに実現!レーガン・ブレジネフ会談で日本は窮地に立つ
週刊現代
講談社
8月7日号;第24巻第32号
22〜27頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982037.html

(17)1983061
大ブームの中国古典『老子』をサラリーマンはこう読め
週刊現代
講談社
2月12日号;第25巻第6号
184〜187頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1983061.html

(18)1983062
警察を「裏切」らせた戸塚ヨットスクール「壊滅」作業
週刊新潮
新潮社
8月25日号;第28巻第34号;通巻第1421号
39〜43頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1983062.html

(19)1983063
そのとき握った角栄のコブシが震えた 衝撃判決で何が起こったか
週刊文春
文藝春秋
10月20日号
24〜27頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1983063.html

(20)1983064
食事は特製の宇宙食! 小室直樹51歳 自称ルンペン政治学者
フットワーク
朝日新聞社
9月号;通巻第7号
12〜13頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1983064.html

(21)1984050
「タバコ、原発は身体によろしい」の渡部恒三新厚生大臣はバカか利口か
週刊文春
文藝春秋
1月19日号
32〜34頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1984050.html

(22)1984051
小室直樹と天使たち
宝石
光文社
2月号
35頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1984051.html

(23)1984052
小室直樹サンが「日ソ円卓会議」から拒否された理由
週刊サンケイ
サンケイ出版
9月20日号
32頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1984052.html

(24)1984053
『日本の1984年』ヒットラーを凌ぐ支配者が
BUSINESS VIEW
グロビュー社
2月号;第7巻第2号
104〜107頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1984053.html


[1448] 関連文献 9点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/01/15(Sun) 16:44  

(1)1982125
[書評]『あなたも息子に殺される』
月刊世相
7月号・2(23)
37頁

(2)1983145
小池百合子
世相講談舞台裏 連載8
月刊世相
3月号・3(31)
13頁

(3)1984126
若宮清
拝啓、石神井公園公爵 麻布十番男爵より
月刊世相
9月号・4(49)
38-39頁

(4)1986124
二階俊博
『続 明日への挑戦』
紀州新聞社
248-251頁

(5)2022105
潮匡人
[書評]『危機の構造』
正論
産経新聞社
11月号
324-325頁

(6)2022106
笠井尚
『変革と土俗』
論創社
4、179-187、345

(7)2022107
笠井尚
今こそ問う 日本の国柄とは
財界ふくしま
12月号・51(12)
166頁

(8)2022108
宮台真司さん切られ重症
産経新聞
11月30日
29面

(9)2023101
居島一平
[書評]『ソビエト帝国の崩壊』
週刊実話
1/5・12合併号・66(1)
196頁

http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/listetceteras.html


[1447] 一般文献 3点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/01/15(Sun) 16:16  

(1)1980019
竹村健一をささえるマクルーハン理論
月刊世相講談
1(1)
1〜4頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1980019.html

(2)1982032
泰平の中の惨劇
月刊世相
2(25)
13〜15頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982032.html

(3)1982033
日・中・韓 教科書問題
月刊世相
2(26)
24〜26頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1982033.html


[1446] 推薦文 1点追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/01/15(Sun) 15:10  

1994201
小室直樹氏激推!
北岡俊明著『葉隠の経営学』(総合法令)

http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/recommendation/1994201.html


[1445] 北方領土 投稿者:小野寺 投稿日:2022/12/22(Thu) 21:28  

 この問題については、小室先生はいろんな文献で触れておりますが、一番整理した形で詳細を語っているのは、この文献かと思います。

1987006 田中角栄vs.竹下登のカリスマ性を斬る 宝石 光文社 15(4) 70-89

該当箇所を引用します。

 1945年2月のヤルタ会談におい
て、ルーズベルト大統領は、スターリン
首相に、日本攻撃を依頼した。そして、
日本攻撃の代償として樺太とクリル・ア
イランズをソ連にやると約束した。
 1951年、日本は、サンフランシス
コ平和条約において、樺太とクリル・ア
イランズを放棄することを約束させられ
た。

 北方領土問題の淵源はここにある。
 この北方領土問題ほど、日本人の国際
法音痴すすんで国際感覚の欠如を、如実
に顕示しているサンプルはない。
 あるとき筆者は、北方領土返還同盟の
人びとから、主旨賛成の署名をもとめら
れた。
 筆者は署名を拒否した。拒否の理由を
問われて答えた。主旨に反対だから。君
らは、いわゆる北方四島だけの返還を要
求しているだけではないか。わたしの要
求はこれとは違う。わたしは、棒太と千
島全島の返還を.要求する。
 こんな奴もいたかと、北方領土返還同
盟の人びと、アングリっこ。
 筆者の主張、ことによっては段階を分
けてもいいが、徹底したほうからゆきま
しょう。
 主張1。全樺太、全千島は日本の領土
である。
 証明。千島に関しては言うまでもな
い。樺太が日本の領土である理由は、間
宮林蔵が間宮海峡を発見したから。
 話がここですんでいれば、ことは簡単
---------------------------------[End of Page 0074]---------------------------------
明瞭であった。
 ところが、残念にも、簡単でないこと
が起きてしまった。
 明治8年5月、樺太・千島交換条約が
結ばれた。この条約によって、様太はロ
ジア領、千島は日本領ということになっ
たのであった。
 サア、困ったぞ。
 主張1にもあるように、樺太も、元
来、日本の領土である。日本人が間宮海
峡を発見することにより、樺太は島であ
って沿海州とは地続きでないことが証明
された。ゆえに、樺太は、日本の領土で
ある。これは、国際法上および国際慣行
上、確立された論理である。不幸にし
て、鎖国ボケしでいた日本人は、この論

理を知らなかった。日本の無知につけこ
んで、ロシアは、日本の領土たる樺太を
とってしまったのであった。
 醒めた日本の目からみると、樺太・千
島交換条約は、不当な条約である。
 こんなときにどうする。
 これは、かなり難問である。ここで立
ち入る余裕がなくて残念至極。ひとつの
参考例をあげて、先に進みたい。
 日本は、開国のドサクサにまぎれて、
いくつかの不平等条約を押しつけられ
た。治外法権、関税率を自主的に決定で
きないこと……etc。
 日本は、鎖国ボケから醒めて、右の不
平等条約は、著しく不当なものであるこ
とに気付いた。また、その締結にさいし

ては、日本の無知につけこんだものであ
った。
 気がついて驚いた日本は、不平等条約
の改正を交渉した。が、相手国は、それ
を許さなかった。日本は野蛮国だから駄
目だというのであった。日本は、民法改
正やら鹿鳴館さわぎやら……文明国に成
るべく努力した。そのうえ、日清、日露
の両戦役に大勝して、文明国の仲間入り
を許されることになった。ついに、めで
たく、条約改正の念願がかなった。
 主張2。千島は、すべて、日本の領土
である。このことは、ロシアも承認して
いる。また、千島は、日本が力で奪った
領土ではない。
 すこしく、説明を加えておこう。
---------------------------------[End of Page 0075]---------------------------------
 千島は、日本が力で奪った領土ではな
い。
 このことは、カイロ宣言との関連にお
いて重要である。カイロ宣言によれば、
日本が力で奪った領土だけが、返還要求
の対象とされる。ゆえに、千島は、返還
要求の対象とはならない。
 日本政府は1月7日を「北方領土の
日」としているが、その縁起は、明治4
1月7日、日露和親条約が締結された
からであるという。この条約において、
ロシアは、北方四島が日本の領土である
ことをみとめた。だから、この日を、
「北方領土の日」にするんだそうな。
 これが、そもそも、間違いことはじめ。
 右の日露和親条約において、ロシア
は、千島全部を日本領とみとめたのであ
って、ハボマイ、シコタン、クナシリ、
エトロフの四島ではないのである。
 ゆえに、日露和親条約にもとづいてソ
連に「返還」を要求するならば、それ
は、千島全島であって、右の四島ではな
い。
 ここのところを、政府を含めて、日本

人は、よく理解していない。
 なぜ、四島だけをとくに切り離して返
還を主張するのであるか。

中曽根首相の外交音痴

 中曽根首相は、1月7日正午から東京
の九段会館で聞かれた北方領土返還全国
大会であいさつして「北方四島が戦後40
年余を経た今日、ソ連の占領下におか
れたまま、いまだに返還されないのは誠
に遺憾だ」と強調し「あくまで北方四島
の一括返還を実現して日ソ平和条約を締
結し、両国間に真の相互理解に基づく安
定的関係を確立する」ために粘り強くソ
連と外交交渉を続けてゆくと決意を表明
したとのことである。
 本人は決意を表明したつもりでも、そ
の実、北方領土問題に対する無理解を告
白しただけのことなのである。
 約束破りは、ソ連のお家芸。
 ブレジネフ時代になると、どんなこと
をしても、島はかえさないんだと言いは
るようになってきた。

「領土問題は解決ずみである」「日ソ間
には領土問題は存在しない」
 この態度は、今にいたるも変わってい
ない。
 日ソ間には、領土問題はない。
 これが、ソ連の公式な立場である。
 と書いてくると、ソ連とは、とんでも
ない国であるという印象をうける。何も
かも、ソ連だけがわるいんだという気に
なってくる。
 はたしてそうか。
 ところがどうして。
 国際法的に検討してみると、日本の主
張には、法的根拠がないことが分かる。
 1951年、サンフランシスコ平和条
約において、日本が放棄したクリル・ア
イランズの範囲はどこまでか。北千島だ
けか。それとも、南千島(エトロフ、ク
ナシリ)まで含まれるのか。
 サンフランシスコ平和条約に、吉田首
席全権委員以下の日本全権委員が署名し
て帰国した後、条約批准のための国会特
別委員会において問題とされた。政府委
員の西村条約局長は質問に答えて言っ
---------------------------------[End of Page 0076]---------------------------------
た。「条約にある千島列島の範囲につい
ては、北千島と南千島の両者を含むもの
と考えております」
 なにしろ、国会特別委員会における政
府委員の発言である。その後、政府によ
る、いかなる訂正もなされていない。こ
れが、日本政府による最終的解釈とされ
る。
 何たることか。
 日本は、自主的に、ハボマイ、シコタ
ンもクリル・アイランズに含ましめ、すベ
ての要求と権利とを放棄したのである。
 北方領土問題を論ずるにあたっては、
この西村発言から出発しなければならな
い。
 政府が自ら北方領土を放棄して以来、
学者も評論家も、絶えて北方領土を論ず
る者とてなかった。
 日本人は、朝野をあげて、北方領土を
捨てたのであった。駄猫の仔のごとく、
捨てて、かえりみないのであった。北方
領土が、ジャガタラお春のごとく、日本
恋しやと泣き叫んだとて、聞く耳をもた
ぬのであった。


[1444] Re:[1443] [1442] [1441] [1440] 「天皇」の原理 投稿者:小野寺 投稿日:2022/12/21(Wed) 22:49  

児島さん

そうなんですか。
いろいろ難しいんですね。


[1443] Re:[1442] [1441] [1440] 「天皇」の原理 投稿者:児島高徳 投稿日:2022/12/21(Wed) 01:02  

小野寺さん

「小室直樹氏の弟子でもある副島隆彦氏が解説と絶賛推薦!」とありますので、そこら辺に事情がありそうな、気がします。

> > 来年3月末に再延期されたようです。
> > https://amzn.asia/d/alenyeK
>
> 児島さん
>
>  またですかあ! なにか訳があるんですかね。


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