「小室直樹文献目録」 新掲示板
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『評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才』(2018年・ミネルヴァ書房)
『評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう』(2018年・ミネルヴァ書房)
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[1479] Re:[1476] 平野純著『怖い仏教』小学館新 投稿者:児島高徳 投稿日:2023/06/28(Wed) 16:05  

小林さま

> 全部自炊による電子化しております。

お勧めの「自炊」方法がおありでしょうか。業者に丸投げというのがもっとも手っ取り早いのかもしれませんが…。
また、閲覧のアプリでお勧めのものがあれば、こちらもご教示頂けると幸いです。


[1478] Re:[1477] [1469] 日本人のための憲法原論 投稿者:渡邊政志 投稿日:2023/06/26(Mon) 06:42  

> 橋爪先生の解説に、『痛快!憲法学』も「近く再刊されるかもしれない、と聞く」と書いてありますね。
>
> 相変わらず、橋爪先生の解説はわかりやすいですが、宮台先生の解説は、私には難しいです。

小野寺さん、有力情報のご提供、ありがとうございますm(__)m

因みに、私の本棚は、エントロピー増大の法則通り、物理的に増殖中ですねぇ…。


[1477] Re:[1469] 日本人のための憲法原論 投稿者:小野寺 投稿日:2023/06/25(Sun) 12:04  

> 個人的には、『痛快!憲法学』の復刊を希望したいところですが、著作権の関係上高くなるのでしょうねぇ…。

橋爪先生の解説に、『痛快!憲法学』も「近く再刊されるかもしれない、と聞く」と書いてありますね。

相変わらず、橋爪先生の解説はわかりやすいですが、宮台先生の解説は、私には難しいです。


[1476] 平野純著『怖い仏教』小学館新 投稿者:小林正樹 投稿日:2023/06/24(Sat) 21:02  

小林です。

児島さん
小室本の所蔵については、私は物理的な本はもう10冊前後しかないですかね。
全部自炊による電子化しております。フェティシズムとは対極かもですね。
最近では、
各ページを電子的にバラバラにして整理する事にチャレンジしてます。
ツリー構造では無い、整理法を試行錯誤中です。
そのための補助線(フレーム)を思い付き、それをベースに整理中です。
(私のFacebookの背景画像は、map化試行錯誤のプロセス画像)

さて本題
『律蔵』を中心に『ジャータカ』『ダンマパダ』などの古い仏典の戒律表現の生々しさがてんこ盛り本です。
流石にここには書きにくい言葉のオンパレードです故に、好き嫌いが分かれそうな本です。
最終章では、日本での『律』無き仏教の特異さや輪廻の誤解釈など、小室本読者にはよく知る世界です。
小室先生の著書(中国原論など)にも、現代から見ると、おどろおどろしい人肉食の話など多数出てきますが、
『律蔵』の下ネタのオンパレードは語られたことは無かったかと。

下記の平野さん引用の90度転換の90度転換で180度は、日本教仏派を語る部分として
小室節としても秀逸箇所ですかね笑

平野純著『怖い仏教』小学館新書 2020年4月7日 
-----------p198 引用開始
コワイ真実の行方
『律蔵』が日本ではゲテモノあつかいされて一般の人々には伝わらなかった話は「はじめに」のなかでのべました。
が、伝わらなかった話はそれだけでありません。
1970年代から90年代にかけてメディアで活躍し、歯切れのよい論法で人気を集めた異色の社会学者に小室直樹さん(1932~2010)という方がいました。
世界の宗教史にも通じた方で、『日本人のための宗教原論』(徳間書店、2000年刊)という著書もあります。
その小室さんが仏教について、かつてこんなことをのべたことがあります。

仏教はインドから中国にきて90度曲がり、日本でさらに90度曲がった。

この言葉はあまりに乱暴で、多くの留保を必要としますが、同時に仏教の変貌をめぐる”ある(強調)”一面を鋭くついていることも事実です。
本書はこれまで仏教の「コワイ真実」をインド仏教を中心に論じてきました。
ただ、「コワイ真実」がみられたのはインド仏教にかぎりません。
仏教はブッダの死後数百年をへて中国へ、さらに海を越えて日本へと伝わります。
そしてある意味でもっと「コワイ真実」の物語が、ほかならぬ島国日本を舞台にくりひろげられることになるのです。
それは二つの領域、
(一) 神
(二) あの世
-----------p199引用終わり

https://www.amazon.co.jp/dp/4098253623


[1475] 新規一般文献 4点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2023/06/24(Sat) 08:29  

小野寺さん、ご紹介ありがとうございます。
私は、すでに手遅れです(笑)。

先日、久しぶりに国会図書館で「思想新聞」のバックナンバーを1枚1枚めくりながら、確認しました。
そこで、発見したのが(1)~(3)です。


(1)1981047 宗教とマルクス主義(上)
 思想新聞 1981年4月21日 8面
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1981047.html

(2)1981048 宗教とマルクス主義(中)
 思想新聞 1981年5月1日 8面
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1981048.html

(3)1981049 宗教とマルクス主義(下)
 思想新聞 1981年5月11日 8面
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1981049.html

(4)1984054 滅びつつあるソ連帝国
 2001 12月21日号 125~127頁
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1984054.html


[1474] Re:[1473] [1471] [1470] ご相談 投稿者:小野寺 投稿日:2023/06/21(Wed) 12:17  

> 小室文献の物象化(フェティシズム)かもしれませんが…。

児島さん

 フェティシズムに気をつけましょうね。
 文献はあくまで、情報を伝えるための手段。
 しかし、それが一人歩きしますね。特に時を経るとなおさら。
 それがまた社会科学的におもしろい現象ですが。
 
 フェティシズム→物神化→物象化→疎外→社会的事実→伝統主義


『日本国民に告ぐ』から引用します。(p123-126)

 フェティシズム、ふつう──それは「性倒錯(症)」と訳されているが、本来の意味はずっと広い。一般的には、「手段の目的化」のことを言う。たとえば、女性の下着(を脱がせる行為)は、本来、性行為という目的に達するための手段にすぎない。ところが、性倒錯者の中には、性行為(や女性の肉体)には全然関心がなく、ただ下着にだけ魅力を感ずる者がいる。
 このように、性倒錯においては、手段が目的化する。これをフェティシズムと言う。
 性倒錯はフェティシズムの範疇に入るが、フェティシズムは性倒錯に限らない。
 フェティシズムとして、その他、重要なものとしては、物神崇拝がある。神を崇拝する手段として、神の姿に似せて偶像を作る。偶像に神を念じて崇拝する。本来、目的は神を崇拝することにあり、人間が作った偶像は、そのための手段にすぎない。ところが、フェティシズムが作動すると、人間が作った物にすぎない偶像が、神自身のように見えてくる。そう思われてくる。物が呪物(呪神)になる。
 物が神となること、物神化を、マルクスは「物化」または「物象化」と呼んだ。
 たとえば、トーテム・ポールは、人間が作った、ただの物にすぎない。が、ひとたび物神化されれば、人間にはどうしようもない神様になる。人間の意志から独立した客観的過程、つまり、人間の判断を超越した存在となる。
 トーテム・ポールなんか、本当は、人間が木で作った物にすぎないのだから、焼こうと壊そうと、まったく人間の自由。そんなことをしたとて、何の祟りもありようがない。
 が、いったん物神化すればどうか。トーテム・ポールは神様なのだから、人間の力が、とうてい及ばない所に在(いま)します。そのように人びとには思えてくる。そうなると、人間の意志から独立した「客観的過程の法則」によって動くようになる。人間の意志では、どうしようもない。
 このように、「人間諸個人の活動とその活動によって作り出されたものが、それにもかかわらず、当の主体である人間諸個人にとって、よそよそしい無関係なものとなり、まるで自然と同じように、われわれ人間諸個人の意志からは独立した客観的過程と化すこと」──マルクスはこれを「疎外」と呼んだ(大塚久雄著『社会科学における人間』岩波新書)。
 マルクスは、その一つの例として、市場における商品の価格を挙げている(同右)。
 フェティシズム(疎外)が起きると、目的と手段とが倒錯される。ひとたび、ある手段が用いられると、それが物神化され自己目的化される。状況が変化しても、それを無視して同一の固定的反応が強迫的に繰り返されるようになるのである。目的が何であったかは、すっかり忘れ去られてしまうのである。
 社会的事実(fait social)が、雁字搦めに人びとを呪縛しつくすようになる。社会的事実は人の作為が及ばないものと看做される。マクス・ヴェーバーの言う「伝統主義」が猖獗をきわめる(はびこる)ようになる。


[1473] Re:[1471] [1470] ご相談 投稿者:児島高徳 投稿日:2023/06/20(Tue) 00:53  

村上さん、小野寺さん

お忙しい中、レスポンスありがとうございます!

やはりモノとしての小室文献も、なかなか処分しづらいですよね。
小室文献の物象化(フェティシズム)かもしれませんが…。
ともあれ、初版本等は資料的な価値もあるかと思い、手元に大切に保管しておこうと思います。

> ☆渡邊政志さん
>
> 情報、ありがとうございます!
> 集英社インターナショナルの新装版2冊、楽しみです。
> 解説は、橋爪先生と宮台先生みたいですね。
> その解説も楽しみです。
>
>
> ☆児島高徳さん
>
> たしかに悩ましいところですね。
>
> わたし自信は、現物があるものは手元に保存することにしています。
>
> 結果、本棚は、固定式のものが5台と、
> 移動できる車の付いたものが4台になりました。
> その他、資料を整理するワイヤーシェルフ(ホームエレクター)が10台あります。
> 床はきれいで、足の踏み場はあります(笑)。
>
> でも、潜水艦ばりに狭い!
>
> この点では藤美荘に似ています。
> ワイヤーシェルフの間で身体の向きを変えようとすると、腰骨が棚に当たって、変えられないんです。
>
> かつて、国会図書館等でコピーした文献は、随分前にPDF化して、紙自体は処分してしましました。
> それで、ずいぶんすっきりしました。
>
> でも、現物はどうしても処分しづらいんですよね。
> 特に、雑誌に掲載された文献については、雑誌自体も集めているので、割りと場所をとります。
>
> そして、「小室直樹文庫」は、まだ完成していないようです。
>
> 児島さんは、小室本以外もたくさん図書、資料をご所蔵でしょうから、悩みは大きいでしょうね。
> 重要度の低いものから自炊してPDF化したうえでのお悩みだと思いますから……。
>
> ちなみに、うちの移動本棚は、↓ですが、使いやすいですよ!


[1472] Re:[1470] ご相談 投稿者:小野寺 投稿日:2023/06/17(Sat) 17:19  

児島さん

 お久しぶりです。
 今度の2冊の本も、楽しみではありますが、解説などを読んで、本棚にはスペースはありませんから、その手前に表紙がこちらを向いた状態で立てかけておくような感じになります。そういう新しい本が何冊もあります。
 また、私は今、念願のルンペンになりましたので(笑)、2000円もする本を貯金をくずして買うのもどうかと思いながら、前世紀期からの小室ファンとして伝統主義的購買行動となっておりますので、いたしかたありません。
 すべてをデジタル化したとしても、一瞬にしてデジタル技術が崩壊したら読めませんので、紙になっているものも持っていたいと思います。
 ただし、今は文献は手放せなくとも、児島さんよりもずっと年上の私としては、余命いくばくもありませんから、結局死後、書物や資料をどうするかということに行きつきます。

 時代を超えて小室文献が世に広まることを願うものとしては、著作権の問題がなくなった後に、紙媒体でもデジタル媒体でも世界中に拡散していけばいいのかなと思います。
 今はその元となる情報を集めて貯めておくことが、我々の歴史的使命かなと思っております。


[1471] Re:[1470] ご相談 投稿者:管理人 投稿日:2023/06/17(Sat) 08:26  

☆渡邊政志さん

情報、ありがとうございます!
集英社インターナショナルの新装版2冊、楽しみです。
解説は、橋爪先生と宮台先生みたいですね。
その解説も楽しみです。


☆児島高徳さん

たしかに悩ましいところですね。

わたし自信は、現物があるものは手元に保存することにしています。

結果、本棚は、固定式のものが5台と、
移動できる車の付いたものが4台になりました。
その他、資料を整理するワイヤーシェルフ(ホームエレクター)が10台あります。
床はきれいで、足の踏み場はあります(笑)。

でも、潜水艦ばりに狭い!

この点では藤美荘に似ています。
ワイヤーシェルフの間で身体の向きを変えようとすると、腰骨が棚に当たって、変えられないんです。

かつて、国会図書館等でコピーした文献は、随分前にPDF化して、紙自体は処分してしましました。
それで、ずいぶんすっきりしました。

でも、現物はどうしても処分しづらいんですよね。
特に、雑誌に掲載された文献については、雑誌自体も集めているので、割りと場所をとります。

そして、「小室直樹文庫」は、まだ完成していないようです。

児島さんは、小室本以外もたくさん図書、資料をご所蔵でしょうから、悩みは大きいでしょうね。
重要度の低いものから自炊してPDF化したうえでのお悩みだと思いますから……。

ちなみに、うちの移動本棚は、↓ですが、使いやすいですよ!

https://item.rakuten.co.jp/emon-shop/frm-0004-wh/


[1470] ご相談 投稿者:児島高徳 投稿日:2023/06/16(Fri) 13:00  

村上さん、いつも掲示板をご覧のみなさま

児島です。
みなさまは小室直樹文献をどのように管理・保管しておられますか。
デジタルデータでしたら場所を取りませんが、そうでない実物の書籍については、スペースの問題があり、喫緊の課題です。
幸い復刊が相次ぎ、情報としての希少性は少なくなりつつありますが、例えば、
『ソビエト帝国の崩壊』初版本
『勤勉の哲学』PHP文庫版
『日本人の可能性』『激論・ニッポンの教育』の鼎談もの
については、手元に置いておいた方が良いのか、あるいは志ある方にお譲りした方が良いのか…等など悩みつつおります。
「小室直樹文庫」のような情報集約の場所があるのでしたら、そちらに寄贈してもと思いつつおります。

皆様のお知恵をお貸しください。


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