「小室直樹文献目録」 新掲示板

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『評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才』(2018年・ミネルヴァ書房)
『評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう』(2018年・ミネルヴァ書房)
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[1553] 【参考】会津(柳津?)で小室直樹_博士のイベント(2025.4/19) 投稿者:渡邊 投稿日:2025/04/19(Sat) 18:46  

以下のタイトルのyoutube動画で、小室直樹_博士を語る会が開かれているようです。

・第853回花ホテル講演会(通算 第985回)「天才 小室直樹氏を語る!」目黒 章三郎 氏, 長谷川 洋一 氏, 戸倉 欣也 氏, 鈴木 敏也 氏


[1552] Re:[1549] トランプ関税に想う 投稿者:渡邊 投稿日:2025/04/19(Sat) 18:07  

> 現在の状況において、45年前の次の著作が思い出されます。
> 今のアメリカ政権から見れば、この「日本」というところに、いろんな国名が入るのでしょう。
>
> アメリカの逆襲
> 宿命の対決に日本は勝てるか
> 小室直樹
> 光文社
> カッパ・ビジネス
>
> 引用します。
>
> アメリカの幼児退行現象が日本の大破局をまねく
>
>  日本経済が拠って立つ自由貿易システムは、アメリカの決意によって維持されている。だから、
> アメリカが決意を変更(チェインジ・ザ・マインド)すれば、一朝にして廃止されうるのである。
>
>

>  そこでもし、輝けるチャンピオンの座からひきずりおろされるような大敵があらわれたらどう
> いうことになろう。もうなりふりにかまってはいられない。出生の秘密などかなぐりすてて本性
> ---------------------------------[End of Page 0086]---------------------------------
> まるだしに、地位の不安(ステイタス・アングザイヤティ)におびえた重症のノイローゼ患者のように、幼児体験への退行をおこして、偏執狂的エネルギーをもって保護貿易に回帰するかもしれない。
>  ある日突然、青天の霹靂のように、自由貿易の中止をつげる"第二のハル・ノート"が日本に
> つきつけられるかもしれない。その日、バビロンの栄華を誇る大いなる日本第二帝国は三つに裂
> け、われわれは大破局の日に会することになる。
>


■[憲法シリーズ第2回]日本人にはまだ憲法は書けない
マル激トーク・オン・ディマンド マル激トーク・オン・ディマンド (第212回:2005年04月24日公開)

上記の動画も参考にすると、より一層の理解が深まるでしょうね(^^♪


[1551] Re:[1550] 情報提供 投稿者:小野寺 投稿日:2025/04/16(Wed) 11:57  

特命さん

 情報ありがとうございます。さっそく注文しました。

 倉山満先生の件ですが、関連文献目録によりますと、次の2冊が登録されています。これら以外にもありましたら、よろしくお願いいたします。

2013118 『嘘だらけの日韓近現代史』倉山満 扶桑社 54 新[1511]

2020110 『保守とネトウヨの近現代史』倉山満 扶桑社 47,53-58 新[1379]



[1550] 情報提供 投稿者:特命 投稿日:2025/04/15(Tue) 19:34  

既にご存知かもしれませんが、渡部昇一先生と小室直樹先生の共著『自ら国を潰すのか』が戦後80年ということで、副題を改題して復刊されましたね。私はまだ未読なので、今年中に読みたいと思います。
思えば、私が小室先生を知ったのは、その渡部先生と倉山満先生がYouTubeで対談していた際、角栄裁判の話となり、先生の名前が出たからだった気がします。
その倉山先生は、学生時代によく小室博士の本を読んだらしく、幾度も著作で紹介しています。
また今度調べて、情報提供させていただきますね。




[1549] トランプ関税に想う 投稿者:小野寺 投稿日:2025/04/09(Wed) 16:42  

現在の状況において、45年前の次の著作が思い出されます。
今のアメリカ政権から見れば、この「日本」というところに、いろんな国名が入るのでしょう。

アメリカの逆襲
宿命の対決に日本は勝てるか
小室直樹
光文社
カッパ・ビジネス

引用します。

アメリカの幼児退行現象が日本の大破局をまねく

 日本経済が拠って立つ自由貿易システムは、アメリカの決意によって維持されている。だから、
アメリカが決意を変更(チェインジ・ザ・マインド)すれば、一朝にして廃止されうるのである。
 アメリカが、この決意変更をしない理由は、自由貿易システムは、アメリカのためにも、世界
のためにもいちばんよいと信じているからである。そして、それが拠って立つ根拠は、畢竟、比
較生産費説だ。
 もし、アメリカが、比較生産費説が成立せず、自由貿易は日本のみを利して、他国をあまり利
さない、とくにアメリカの不利益になると覚ったとしたら、どういうことになるのだろう。
 すでに述べたように、比較生産費説は無条件で成立するものではない。そして、比較生産費説
---------------------------------[End of Page 0085]---------------------------------
の成立条件をつきくずしつつあるものこそ、じつは日本経済の存在なのである。
 前に要約したように、収穫逓増すなわち大規模生産の利点がある場合には、比較生産費説は成
立しえない。すなわち、多く作れば作るほど生産性が向上するような産業をもつ国が存在する場
合には、自由貿易は、結局、その国だけを利して、他の国の利益を害することにもなりかねない
のである。
 では、大規模生産の利点を、もっとも享受しつつある国とは、どこの国か。それは明らかに日
本ではないか。
 ここに、日本経済が内包する恐ろしい矛盾がある。日本経済の存在そのものが、日本経済存立
の必要条件たる自由貿易システムの根底を掘りくずしつつあるのだ。そして、日本経済が発展す
ればするほど、この致命的矛盾も拡大再生産され、自由経済の受肉者たるアメリカの存立基礎
をおびやかすことになる。
 すでに述べたように、アメリカが自由貿易主義のリーダーになったのは、そう新しいことでは
ない。英国帝国主義の座を奪えるほど強くなったので、保護貿易論者であった出生の秘密をかく
して、自由貿易のチャンピオンになりおおせてしまっているのだ。
 そこでもし、輝けるチャンピオンの座からひきずりおろされるような大敵があらわれたらどう
いうことになろう。もうなりふりにかまってはいられない。出生の秘密などかなぐりすてて本性
---------------------------------[End of Page 0086]---------------------------------
まるだしに、地位の不安(ステイタス・アングザイヤティ)におびえた重症のノイローゼ患者のように、幼児体験への退行をおこして、偏執狂的エネルギーをもって保護貿易に回帰するかもしれない。
 ある日突然、青天の霹靂のように、自由貿易の中止をつげる"第二のハル・ノート"が日本に
つきつけられるかもしれない。その日、バビロンの栄華を誇る大いなる日本第二帝国は三つに裂
け、われわれは大破局の日に会することになる。



[1548] 吉田繁治著『失われた1100兆円を奪還せよ 投稿者:小林正樹 投稿日:2025/02/20(Thu) 13:35  

積読状態で、出張飛行機の中で、やっと読み終わりました。inTX超寒い

吉田繁治著『失われた1100兆円を奪還せよ! 日本を成長経済に回帰させる方法』
ビジネス社 2024/12/27

前著同様、『論理の方法』も推奨してます。(専有は、占有が正しいのかな)

引用開始  たぶん255ページ(電子書籍購入のためあやふやすみません)
国会での審議はなく財務省が専有管理している(国会は審議ができるが、審議はない)。
 特別会計への専有的な管理権限を財務省は手放さない。マックス・ヴェーバーを学んだ在野の学者小室直樹氏は多くの著書で「日本の官僚は王国の家産官僚のままだ」と言っていた。過去ではなく生きた現実を分析ができる学者が本物であろう。氏の『論理の方法』も出色である。
 家産官僚とは、王(日本では天皇)の財産と税収を管理する執事、事務官である。
 古い言葉だが、日本の官僚は国民に行政サービスを提供する公僕ではない。北欧の国民負担は60%と高いが、公務員は公僕の地位であり、行政と予算が適切かどうかを意見する権限をもつ国民の代表のオンブズマン制度を備えている。六公四民であるが移民の過剰を除くと国民の満足度は高い。
 この制度は1810年のスウェーデンが発祥で、デンマーク、ニュージーランド、英国、フランスにある。高福祉・高負担の国には必須の制度である。日本の議会はなぜ作らないのか? 自民党と政府の癒着から、行政の基本が戦前の家産官僚制から脱していない。
引用終わり


[1547] Re:[1546] [1545] 記念プレート 投稿者:渡邊 投稿日:2025/02/11(Tue) 22:28  

児島さま

> メルカリで検索しましたら、9,900円でありました。「藤美荘」のものになるのでしょうか。

今、確認したら、落札されてますねぇ…。
そう、確か『藤美壮』になるんでしょうねぇ…。


[1546] Re:[1545] 記念プレート 投稿者:児島高徳 投稿日:2025/02/10(Mon) 22:11  

> メルカリで、小室直樹_博士の【記念プレート\13,000(税込) 送料込み】で売られてる…

渡邉さま
メルカリで検索しましたら、9,900円でありました。「藤美荘」のものになるのでしょうか。
直リンクは貼りませんが…。


[1545] 記念プレート 投稿者:渡邊 投稿日:2025/02/03(Mon) 13:34  

メルカリで、小室直樹_博士の【記念プレート\13,000(税込) 送料込み】で売られてる…


[1544] もし仮に、小室直樹_博士が、ご存命なら…。 投稿者:渡邊 投稿日:2025/02/02(Sun) 18:59  

もし仮に、小室直樹_博士がご存命ならば、以下の様に表現されたかも知れない。

​​■知性とは、『必要条件を十分条件と誤解しない』という必要条件を満たしているはずだ。勿論、これだけで十分条件を満たしていない事は、言うまでもない。

■知性とは、『理解を納得と誤解しない』という理解力を満たしているはずだ。勿論、これだけで納得していない事は、言うまでもない。
即ち、ある前提条件において、そもそも問題の意味(仮説)が何であるかが分かる事と、その問題の答えの一つに納得する事は別物だという事が分かることは、言うまでもない。

■【近代民主主義国において、その国の民度以上の統治機構を手に入れることはできない。】
■【憲法とは、西洋文明が編み出した叡智であり、人類の成功と失敗の経緯を明文化した“歴史の賜物”である。】

■【権利があっても、権利の行使をしないのであれば、権利があっても権利がないのと同じである。】
■【権利の侵害とは、誰もが気付かなかった点から発生する。】

■【国家権力は、絶対的に強くなければならない。ただし、国民の自由および権利に対しては相対的に小さくすべきだ。】
■【国民の自由および権利は、絶対的に強くなければならない。ただし、国家権力に対しては相対的に小さくすべきだ。】

■人類が歴史から学ぶべき唯一の事は、人間が歴史から学ばないことである。
■歴史を忘れた民族は、必ず滅亡する。また同様に、言語とそれに基づく論理性を失った国家も、必ず滅亡する。

■自由および権利を主張する者は、最終的に責任を負う。故に、結果的に信用を得る。
■信頼を欲する者は、必ず事前に義務を果す。故に、結果的に自由および権利の為に権限を行使できる。
※勿論、『権限を行使したいが為に、事前に義務を果す振りをして、結果的に信頼を得て自由および権利を制限する』事は、手段の為に目的を変更する様なもので、そもそも、本末転倒です。
※同様に、『信用を得たいが為に、最終的に責任を負う振りをして、結果的に自由および権利を得る。』事も、手段と目的の逆転で、そもそも、本末転倒です。

『責任』は権利の行使や自由の享受において、事後に負うべき事柄という認識です。
『義務』は権限の行使や自由の提供において、事前に果たすべき事柄という認識です。


■以下は笑い話です。ご堪能くださいませm(__)m

@“野暮”の定義と基準とは?
Aその原則と例外の境界線とは?
Bその例外に対し、‟特例と異例”はどう違うのか?

上記の様な質問を日本人に問うと、大多数の日本人は『そんな‟野暮”なことを聞くな!』と、一蹴されて終わる場合が殆どでしょうねぇ…。

因みに、厚切りジェイソンなら、『Why Japanese people!?』と、言うでしょうねwww(^^♪




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