「小室直樹文献目録」 新掲示板
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『評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才』(2018年・ミネルヴァ書房)
『評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう』(2018年・ミネルヴァ書房)
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[1539] 1980年の関連文献 51点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/06(Mon) 23:21  

(1)
1980128
紳士と淑女

諸君
文藝春秋
1月号
21

(2)
1980129
政界を描いて政治を語らず
三上正良
文化評論
新日本出版社
1月号
16

(3)
1980130
日本=中国論の源流 イデオロギーと日本人(4)
山本七平
諸君
文藝春秋
4月号
222

(4)
1980131
文春図書館 雑誌つまみ食い

週刊文春
文藝春秋
4月24日号
149

(5)
1980132
関心の的の物価で『世界』と『中公』が特集
鈴木幸寿
時事解説
時事通信社
5月9日号
18

(6)
1980133
マーケティングデータへの適用の変遷
北出修平
数理科学
サイエンス社
6月号
51、55

(7)
1980134
早大不正入試事件をめぐって
土山真人
内外教育
時事通信社
6月10日号
17-18

(8)
1980135
ジミーとビリーは教会が違う
山本七平
週刊読売
読売新聞社
8月31日号
156

(9)
1980136
自民圧勝、野党惨敗を種々分析
鈴木幸寿
時事解説
時事通信社
8月1日号
15、17-18

(10)
1980137
社会主義の敗北が「第3次世界大戦は始まっている」

週刊現代
講談社
9月11日号
24

(11)
1980138
[書評]『ソビエト帝国の崩壊』

週刊現代
講談社
9月25日号
122

(12)
1980139
合理主義の合理性
山本七平
賃金実務
産労総合研究所
10月15日号
2

(13)
1980140
編集室

印刷界
日本印刷新聞社
10月号
188

(14)
1980141
文春図書館 雑誌つまみ食い

週刊文春
文藝春秋
10月30日号
137

(15)
1980142
「反ソ宣伝」ごっこの危険
塩見鮮一郎

創出版
11月号
180-182

(16)
1980143
個と全との混同
谷口清超
精神科学
日本教文社
11月号
2-3

(17)
1980144
ウィークエンド・サロン 12月5日小室直樹 世界秩序崩壊の構造

週刊ダイヤモンド
ダイヤモンド社
11月8日号
92

(18)
1980145
[書評]『ソビエト帝国の崩壊』

週刊ダイヤモンド
ダイヤモンド社
11月22日号
91

(19)
1980146
文春図書館 雑誌つまみ食い

週刊文春
文藝春秋
11月27日号
160

(20)
1980147
'80年代を駆ける読書法
武蔵野次郎
サンデー毎日
毎日新聞社
11月2日号
118

(21)
1980148
清和會例会ご案内 12月9日 日本を滅ぼす平和中立の虚構と幻想 小室直樹氏

速報先見経済
清和會
11月第4月曜号
裏表紙

(22)
1980149
ポーランド情勢に強い関心示す
鈴木幸寿
時事解説
時事通信社
11月7日号
17

(23)
1980150
多階層的社会システムの概念とモデル
井上寛
現代社会学
講談社
7(2)
111、112、113、120

(24)
1980151
ウィークエンド・サロン 12月5日小室直樹(交渉中) 世界秩序崩壊の構造

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス
ダイヤモンド社
5(6)
112

(25)
1980152
政界立ち話

小説宝石
光文社
12月号
167

(26)
1980153
ライブラリー 高橋正著『中国のなかのソ連』
K.K
プレジデント
プレジデント社
12月号
172

(27)
1980154
ウィークエンド・サロン 12月5日小室直樹 世界秩序崩壊の構造

週刊ダイヤモンド
ダイヤモンド社
12月6日号
95

(28)
1980155
お正月読書(上) アメリカ ソ連 中東を理解するための手引書

週刊ダイヤモンド
ダイヤモンド社
12月20日号
112

(29)
1980156
文春図書館 1980年出版界を回顧する めだつテレビ・セラー現象
植田康夫
週刊文春
文藝春秋
12月26日号
135

(30)
1980157
ベストセラーからマンガまで 私の読んだこの3冊

サンデー毎日
毎日新聞社
12月21日号
31

(31)
1980158
'80年出版界・読書界10大ニュース
編集部
出版ニュース
出版ニュース社
12月下旬号
6

(32)
1980159
清和會例会ご案内 12月9日 日本を滅ぼす平和中立の虚構と幻想 小室直樹氏

速報先見経済
清和會
12月第2月曜号
裏表紙

(33)
1980160
『研修30年のあゆみ』
東京都職員研修所

東京都職員研修所
194、196、222頁

(34)
1980161
年頭雑感 私の問題意識
山田潤太郎
関西経協
関西経営者協会
34(1)
27

(35)
1980162
個人システムの構造モデル(2)完
浜屋正男
社会学論叢
日本大学社会学会
77号
47

(36)
1980163
集中管理から多元重層システムへ
池田憲彦
経済論壇
経済論壇社
26(4)・276号
45

(38)
1980164
経済論壇の目
篠塚英子
日本経済研究センター会報
日本経済研究センター
5月1日号・367号
46-47

(39)
1980165
物象化論と社会の存立機制―唯物史観的カテゴリーに於ける社会構造概念の再措定に向けて―
森万記子
社会学年報
東北社会学会
9号
41-42、48、49

(40)
1980166
公共政策と社会指標―社会計画論への序章―
小坂勝昭
国際商科大学論叢
国際商科大学
22号
88

(41)
1980167
「内なる人」と「外なる人」
山本七平
公営企業
地方財務協会
12(5)
2

(42)
1980168
安保から非同盟中立へ
井汲卓一
現代の理論
現代の理論社
17(3)・176号
55

(43)
1980169
日本におけるソ連研究
寺谷弘壬
アジアクォータリー
毎日新聞社・アジア調査会
12(4)・42号
108

(44)
1980170
告知板

月刊監査役
日本監査役協会
139号
59

(45)
1980171
斜眼正眼
珠井三郎
国体文化
日本国体学会
696号
29

(46)
1980172
[書評]『ソビエト帝国の崩壊』

マネジメント
日本能率協会
39(11)
142

(47)
1980173
[書評]『ソビエト帝国の崩壊』

オール大衆
経済通信社
33(18)
43

(48)
1980174
米ソ戦略思想比較考
宮新清
鵬友
航空自衛隊幹部学校幹部会
6(4)
24

(49)
1980175
忙しい経営者のための読書術
岩崎隆治
商工ジャーナル
日本商工経済研究所
6(11)・68号
10

(50)
1980176
脅威論は何のためかー改憲論者の隠された利害
太田健吉
月刊状況と主体
谷沢書房
60号
29

(51)
1980177
難しい2代目経営者の養成
山本七平
国民金融公庫調査月報
中小企業リサーチセンター
236号
10


[1538] 1970年代後半の関連文献 65点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/05(Sun) 21:38  

(1)
1976107
熊谷一乗
資源配分の概念と教育政策
文学部論集
創価大学文学部
5(2)
182、190

(2)
1976108
熊谷一乗
学校組織の教育的意思決定に関する一考察ー社会学的視角による
文学部論集
創価大学文学部
創立5周年記念特別号
155

(3)
1976109
坂田正顕
システム理論の基礎概念とその論理(1)
社会学年誌
早稲田社会学会
17号
133、139、141

(4)
1976110
今田昭
「新聞研究」201号からの歩み
新聞研究
300号
日本新聞協会
101

(5)
1976111
原山哲
社会成層論の再検討ー機能主義理論の実証的展開をめざして
社会学研究
34号
東北社会学研究会
136、140、147、148

(6)
1976112
井上寛
構造機能主義の補整的検討
島根大学文理学部紀要・文学科篇
10号191、196、206、207

(7)
1977121
藤原弘達
ニッポン・アメリカ合併論
現代
11(1)
316

(8)
1977122
[書評]『危機の構造』
大白蓮華
309
94

(9)
1977123
田原総一朗
日本内ゲバ時代
中央公論
92(1)
158

(10)
1977124
牧野昇
読書派のすすめるこれだけは読んでおくべき「三冊の本」
実業の日本
1月15日号
91-92

(11)
1977125
津村英文
日本企業の財務行動を探る
季刊中央公論 経営問題
16(1)
122

(12)
1977126
大久保皓生
行財政の気象問答 第20回 見直し迫られる福祉
地方財務
275
174

(13)
1977127
宮田満
日本産業分析システムの社会構造ブロックの一試案
経済統計研究
5(1)
経済産業統計協会
28-30

(14)
1977128
藤原弘達
弘達かんしゃく玉時評(20) 政治不信・経済不信・学問不信
週刊読売
6月11日号
17

(15)
1977129
『柳津町誌 総説編』(上巻)
柳津町
119

(16)
1977130
熊谷一隆
経済論壇の目
日本経済研究センター会報
2月1日号・289号
81

(17)
1977131
久慈利武
社会交換理論からの社会過程論―一試論
三重大学教育学部研究紀要
28(3)
三重大学教育学部
22、32

(18)
1977132
吉家清次
経済体制論への一視点
専修経済学論集
11(2)・21号
専修大学経済学会
44

(19)
1977133
伊崎義憲
会計学と〈説明〉
長崎県立国際経済大学論集
10(3・4)・34号
長崎県立国際経済大学学術研究会
40

(20)
1977134
泉谷周三郎
現代の危機と価値の転換について―ニーチェの思想の検討を通じて
哲学倫理学研究(東京教育大学文学部紀要)
110号
東京教育大学文学部倫理学教室
44-46

(21)
1977135
加藤栄一他
研究シリーズ 公共性を考える
自治研修
199号
第一法規出版
25

(22)
1977136
小池昌雄
[書評]『危機の構造』
公営企業
9(1)・97号
公営企業金融公庫
19-22

(23)
1977137
多々納秀雄
スポ-ツ体系論の構想(1)
九州大学体育学研究
5(5)
九州大学教養部保険体育学教室
72、80

(24)
1977138
鈴木孝信
経済論壇の目
日本経済研究センター会報
6月1日号・297号
46

(25)
1977139
寺島実郎
変動の時代と社会的意思決定
日本経済研究
6号
日本経済研究センター事業部
5、16

(26)
1977140
篠原一他
連合時代における政治の課題
現代の理論
14(9)・164号
現代の理論社
21

(27)
1977141
[広告・未刊]現代社会学叢書 小室直樹『構造-機能分析の理論』東京大学出版会
社会老年学
7号
裏表紙見返し

(28)
1977142
伏見楚代子
経済発展と国家ーティボール・メンデの援助論と関連して
東洋研究
47号
大東文化大学附属東洋研究所
45-47


(29)
1977143
森松
主張 50年の符節と自省
インシュアランス
2815号
保険研究所
2-3

(30)
1977144
森松
主張 50年の道程と自戒
インシュアランス
2816号
保険研究所
2-3

(31)
1978117
鈴木耀太郎
『危機の構造』「新社会人にすすめたい“この1冊”」
キャリアガイダンス
10(2)
日本リクルートセンター
54

(32)
1978118
山本七平
洪思翊中将の処刑 第14回
諸君
10(2)
文藝春秋
296

(33)
1978119
池田喜作
ニュー・アングル 現代
12(2)
264

(34)
1978120
関沢正夫
捜査運営雑感
警察公論
33(5)
立花書房
17

(35)
1978121
今田高俊
自己組織系の論理と社会発展論
思想
647
3-4

(36)
1978122
野中郁次郎
統合的コンティンジェンシー理論に向かって
組織科学
12(2)
組織学会
17、22

(37)
1978123
田中一彦
現代社会心理学の方法論的課題
年報社会心理学
19
33、39

(38)
1978124
高橋照子
看護基礎論序論(2)第1章
看護展望
3(8)
メヂカルフレンド社
28

(39)
1978125

[書評]『われわれは一体なにをしておるのか』
週刊読売
8月6日号
112

(40)
1978126
[書評]『われわれは一体なにをしておるのか』
月刊高校教育
9月号
学事出版
134-135

(41)
1978127
斎藤英夫
[書評]『わたしの知的生産の技術』
看護
9月号
日本看護協会出版会
110-111

(42)
1978128
合田邦雄
組織均衡理論の再検討―バーナード・サイモンからマーチ・サイモンヘ
明治学院大学大学院社会学研究科社会学専攻紀要
1号
明治学院大学大学院社会学研究科社会学専攻
208

(43)
1978129
山本清洋
スポーツ行動モデル構築の方向と手順
岡山県立短期大学研究紀要
22号
岡山県立短期大学
72

(44)
1978130
高沢武司他
座談会 社会福祉研究の方法と課題―研究方法の再検討
社会福祉研究
23号
鉄道弘済会
65

(45)
1978131
数家鉄治
日本的経営の基礎的研究
大阪商業大学論集
51・52合併号
大阪商業大学商経学会
282、286

(46)
1978132
中林一樹
災害が地域に与えるダメージとしての“被害の大きさ”について
総合都市研究
5号
東京都立大学都市研究センター
88

(47)
1979121
西村徹
共通一次がたくらむもの
第三文明
4月号
第三文明社
117

(48)
1979122
山本七平
羅針盤 地震ナマズ主義
速報先見経済
4月第4月曜号
セイワコミュニケーション
4

(49)
1979123
八木哲郎
勉強会を成功させる法
マネジメントガイド
5月号
技報堂
20

(50)
1979124
山本七平
虚構の書『台湾誌』を旅する

5月号
日本交通公社
187

(51)
1979125
山本七平
聖書の旅 第5回 流亡の民
文藝春秋
5月特別号
475

(52)
1979126
村井久二
コントとマルクス・再論
現代思想
7月号
青土社
178

(53)
1979127
山本七平・岸田秀
日本人と「日本病」について
諸君
7月号
166

(54)
1979128
平野良一
歴史教育をゆがめる入試制度批判
歴史評論
7月号
歴史科学協議会
81-82

(55)
1979129
山本七平
聖書の旅 第8回 倒れた勇士
文藝春秋
8月号
439

(56)
1979130
高崎絹子
看護の〈他者経験〉をめぐる諸問題
看護展望
4(9)
メヂカルフレンド社
43

(57)
1979131
河島正光
自己啓発のための問題意識別ブックリスト
マネジメントガイド
10月号
技報堂
113

(58)
1979132
小塙潤
地域ダイナミズム振興の可能性
計画行政
3号
日本計画行政学会
20

(59)
1979133
[広告]山本七平ゼミナール 第2期
諸君
11月号
145

(60)
1979134
雑誌つまみ食い
週刊文春
11月29日号
146

(61)
1979135
鈴木幸寿
自民党も自民党なら野党も野党
時事解説
12月7日号
時事通信社
17

(62)
1979136
井上寛
島根県における社会指標と地域分類
山陰文化研究紀要
19号
島根大学
245

(63)
1979137
坂田正顕
カタストロフィ理論の社会学的現象への応用における諸問題
社会学年誌
早稲田社会学会
20号
52

(64)
1979138
鈴木孝信
経済論壇の目
日本経済研究センター会報
3月1日号・339号
41

(65)
1979139
加藤栄一
私のすすめる本『危機の構造』
自治研修
229号
第一法規出版
59


[1537] 1970年代前半の関連文献 49点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/05(Sun) 17:47  

(1)
1970112
伊東光晴
あらためて現代資本主義を問う(上)
朝日ジャーナル
1月25日・12(4)・通572
101

(2)
1970113
篠原一
70年代と革新の可能性
世界
3月号・通292
31

(3)
1970114
毎月抄
月刊百科
9月号・通96
6
※「(1970年7月)20日 第11回城戸浩太郎賞、小室直樹」とある。

(4)
1970115
加茂利男
「システム史観」の形成と政治認識
季刊現代と思想
通2
275

(5)
1970116
篠原一
総選挙結果について
資料平和経済
2月号・103号
平和経済計画会議
106

(6)
1970117
鎌田勲
経済論壇の目
日本経済研究センター会報
128号
日本経済研究センター事業室
51

(7)
1971113
矢沢修次郎
社会学とプラグマティズム
思想
1月号・通559
岩波書店
20

(8)
1971114
吉田民人
生産力史観と生産関係史観
別冊経済評論
5号
122

(9)
1971115
佐藤慶幸
組織におけるコンフリクト
年報社会心理学
12号
121

(10)
1971116
加藤春恵子
記号行動へのアプローチ
放送学研究
23号
32

(11)
1971117
片山隆男
経済理論における確定性と不確定性に関する一考察
大阪商業大学論集
31号
126

(12)
1971118
特別臨時増刊号発刊の御知らせ
コンピュートピア
5(54)
78

(13)
1971119
特別臨時増刊号発刊の御知らせ
コンピュートピア
5(55)
86

(14)
1971120
(財)日本経営情報開発協会からのお知らせ
コンピュートピア
5(58)
101

(15)
1972114
小坂勝昭
ホーマンズ集団系の分析論理と基礎範疇
社会学年報
5号
東北社会学会
107-108、121、123

(16)
1972115
佐藤嘉一
マックス・ウェーバーと社会的行為の理論(1)
金沢大学文学部論集
19号
金沢大学法文学部
69

(17)
1972116
山口泰弘
教護労働における人間の復権
非行問題
166号
全国教護協議会
7

(18)
1972117
新刊紹介
法曹
265号
43

(19)
1973116
重富健一
自民票田の地底をゆるがすもの
労働・農民運動
2月号・通84
64-67、69

(20)
1973117
村田晴夫
システム論の素描
bit
4月号・5(4)・通52
共立出版
343

(21)
1973118
大場民男
企業における法務情報の整理の仕方
NBL
通40
30

(22)
1973119
村田晴夫
システム論へのやや数学的な入門
bit
5月号・5(5)・通53
共立出版
458

(23)
1973120
村田晴夫
調和の方向
bit
12月号・5(13)・通61
共立出版
1429

(24)
1973121
新刊紹介
法曹
267号
94

(25)
1973122
三輪浩
国政革新への歴史的前進ー総選挙結果の政治分析
前衛
350号
38-39

(26)
1973123
高橋秀典
会計公準の構造に関する一考察
名古屋女子商科短期大学紀要
11号
名古屋女子商科短期大学学会
108

(27)
1973124
稲川和男
経営管理論の基本的枠組としての決定モデル
専修経営学論集
13号
専修大学学会
64

(28)
1973125
新刊紹介
法曹
270号
75

(29)
1974119
田中成明
[書評]川島武宜編『社会と法2(法社会学講座8)』
民商法雑誌
70(1)
181

(30)
1974120
中野収・松田浩・山本透
[書評]青井和夫編『理論社会学』
放送文化
10月号
日本放送出版協会
67

(31)
1974121
熊谷一乗
教育政策の立法化過程に関する社会学的研究ー「大学臨時措置法」と「教頭職法案」の事例
文学部論集
創価大学文学部
3(1)
123

(32)
1974122
来栖宗孝他
社会変動指標による地域別犯罪率の推定ー要因の分析と方法論の検討
法務総合研究所研究部紀要
17号
法務省法務総合研究所
133

(33)
1974123
庄田安豊
視角 経済学の非経済的側面
日本経済研究センター会報
5月15日・224号
53

(34)
1974124
伊崎義憲
行動・会計行動・監査行動
長崎県立国際経済大学論集
8(1)・26号50-52

(35)
1974125
関口末夫
視角 経済白書そして経済学
日本経済研究センター会報
9月15日号・232号
43

(36)
1974126
白石義郎
社会体系としての学校
九州教育学会研究紀要
1号
53

(37)
1974127
熊谷一乗
公教育体系の境界過程と政策決定―構造-機能分析の応用的展開
文学部論集
創価大学文学部
4(1)
29-30

(38)
1975123
原田三朗
大学の荒廃は救えるか
季刊教育法
15
総合労働研究所
67

(39)
1975124
市川昭午
教育の病理現象をどう理解するか
学校事務
5月号
11

(40)
1975125
伊藤誠
資本論研究を訪ねて5
経済評論
24(6)
84

(41)
1975126
河合忠彦
企業行動に対する行動科学的アプローチの限界とその克服
組織科学
10(1)
63-65

(42)
1975127
三上俊治
コンフリクト研究の動向
年報社会心理学
17
209、222

(43)
1975128
熊谷一乗
都市の変動過程における教育構造と教育意識の諸問題―八王子市の事例
文学部論集
創価大学文学部
4(2)
54

(44)
1975129
文化展望
月刊世界政経 4(5)
273

(45)
1975130
西田長男
「依さし」論理と危機の超克
日本及日本人
薫風・1529号
101-102

(46)
1975131
多々納秀雄
スポーツ行動分析の基礎視角―スポーツ体系論の提唱
九州大学体育学研究
5(3)
26

(47)
1975132
内田茂男
経済論壇の目
日本経済研究センター会報
7月1日号・251号
51

(48)
1975133
中津実円
中津式才能開発法
婦人生活
29(9)
225-226

「その中津さんが教育心理学と取り組み、付近の子供から臨床診断をはじめた当初、こんなエピソードがある。
 「ナオちゃんといいいましてね、戦争で私は会津若松に疎開していたんですが、ちょうど小学一年生の坊やで、すごくかしこいというか、疑問にぶつかるとすぐ駆け込んできて“どうして?”と聞きにくる子でした。この子、いまに優れた学者になるなと思っていましたが、案の定、偉くなっていますよ」
 その“ナオちゃん”こと小室直樹さん、普通なら大学教授の肩書がついても不思議でないほどの学者として成長。(後略)」(226頁)

(49)
1975134
大野保治
労使の紛争解決のための覚書―地労委での実践的課題(調整事件)をとおして
大分大学教育学部研究紀要B集
4(5)
大分大学教育学部
42


[1536] 1960年代の関連文献 16点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/05(Sun) 12:23  

(1)
1964101
東京都公立学校 教職員名簿
1964年版
東京都教職員組合・東京都高等学校教職員組合
766

保谷第二小学校の欄に、
「警 小室 直樹 27 北多摩、田無町2594 東京大学学生寮」
※「警」とは警備員の略。
※小室先生の他、警備員を行っていた田無寮の寮生の名前として、洲崎恵三、竹下彬、小林正明の名前がある。

(2)
1967102
河村望
「産業社会」論と「マルクス主義社会学」
日本の科学者
1(6)・通6
日本科学者会議
28

(3)
1967103
篠原一
保守陣営の地すべりと自民党の体質
中央公論
8月号・82(9)・通959
135

(4)
1967104
牛島巌
歴史研究と人類学
史潮
通100
169

(5)
1967105
早川浩一
弁証法と機能主義
社会学論叢
No.38
日本大学文理学部社会学研究室
5

(6)
1968104
板垣與一
「二重経済」と後進国の経済発展
『経済政策と労働問題』
有斐閣
8

(7)
1968105
今野敏彦
『世界のマイノリティ』
評論社
418

(8)
1968106
高田光男
産業構造の変化と政党支持票の動き
公明
64号
公明党機関紙局
135
※「資料は小室直樹氏の提供による」とある。

(9)
1968107
佐藤勉
体系理論における因果性の問題
社会学年報
3
東北社会学会
32、35

(10)
1968108
伊崎義憲
行動科学と人的資産会計
長崎県立国際経済大学論集
2(3)
長崎県立国際経済大学学術研究会
39、56

(11)
1969108
内田芳明
「ヴェーバーとマルクス」問題への基礎視角
思想
4月号・通538
438

(12)
1969109
岡村康雄
行動科学と現代の経営(2)
月刊労働問題
6月号・通134
89

(13)
1969110
宮崎犀一
イギリス国民文化の構造と危機
思想
6月号・通540
842

(14)
1969111
岡部慶三
社会的行動の理論
『今日の社会心理学』
培風館
23

(15)
1969112
伊崎義憲
会計学と行動科学
経済・経営研究
7集
九州経済学会
96

(16)
1969113
伊崎義憲
監査報告書の論理
長崎県立国際経済大学論集
3(2)
長崎県立国際経済大学学術研究会
74、75


[1535] 関連文献 8点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/05(Sun) 00:01  

特命さんほか、情報をお寄せいただきました皆様、ありがとうございました!

(1)2013118
倉山満『嘘だらけの日韓近現代史』
扶桑社
54
新[1511]

(2)2014115
新田均『「現人神」「国家神道」という幻想』
神社新報社
4
新[1511]

(3)2020112
平野純『怖い仏教』
小学館
198-199
新[1476]

(4)2021115
森田健司『山本七平と「仕事の思想」』
PHP研究所
7-8、61-62、236-237
新[1500]

(5)2022119
宮崎哲弥『教養としての上級語彙』
新潮社
41-43
新[1451]

(6)2022120
中野信子・和田秀樹『頭のよさとは何か』
プレジデント社
109-110
新[1454]

(7)2023109
吉田繁治『金利と通貨の大転換』
ビジネス社
26
新[1501]

(8)2024103
田中猪夫『国産ロケットの父・糸川英夫のイノベーション』
日経BP
35-37、62-67
新[1521]


[1534] 関連文献 19点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/04(Sat) 22:12  

(1)
2022109
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第12回
月刊日本
26(3)
102

(2)
2022110
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第13回 「小室直樹の巻」第8回
月刊日本
26(4)
102-107

(3)
2022111
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第14回 「小室直樹の巻」第9回
月刊日本
26(5)
100-105

(4)
2022112
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第15回 「小室直樹の巻」第10回
月刊日本
26(6)
100-105

(5)
2022113
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第16回 「小室直樹の巻」第11回
月刊日本
26(7)
100-105

(6)
2022114
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第17回 「小室直樹の巻」第12回
月刊日本
26(8)
100-105

(7)
2022115
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第18回 「小室直樹の巻」第13回
月刊日本
26(9)
100-105

(8)
2022116
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第19回 「小室直樹の巻」第14回
月刊日本
26(10)
100-105

(9)
2022117
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第20回 「小室直樹の巻」第15回
月刊日本
26(11)
102-107

(10)
2022118
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第21回 「小室直樹の巻」第16回
月刊日本
26(12)
102-107

(11)
2023102
『(ぎりぎり)片手で読める学術書フェア』
名古屋大学出版会
10

(12)
2023103
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第22回 「小室直樹の巻」第17回
月刊日本
27(1)
102-107

(13)
2023104
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第23回 「小室直樹の巻」第18回
月刊日本
27(2)
98-103

(14)
2023105
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第24回
月刊日本
27(3)
99

(15)
2023106
佐藤眞
保守への鎮魂歌 第25回 「小室直樹の巻」第19回
月刊日本
27(4)
98-103

(16)
2023107
孫崎享・副島隆彦
世界が破壊される前に日本に何ができるか
徳間書店
147-148

(17)
2023108
村上篤直・今井照容
新資料の大量発見で深まる研究と依然、解明できない夫人の謎
出版人・広告人
126号
2023年9月号
6-19

(18)
2024101
佐藤優・伊藤賀一
『教養としての西洋哲学・思想』
朝日新聞出版
180-181

(19)
2024102
石破茂
『保守政治家』
講談社
97、199-200


[1533] 明けまして、おめでとうございます(^^♪ 投稿者:渡邊 投稿日:2025/01/01(Wed) 22:13  

管理人さんへ

明けまして、おめでとうございます(^^♪
本年も、小室直樹_博士の探求と実社会への還元をやっちゃいましょう。わいわい♫\(^o^)/♬


[1532] 一般文献 9点 追加 投稿者:管理人 投稿日:2025/01/01(Wed) 17:30  

明けましておめでとうございます。
ご無沙しておりました。お元気でお過しでしょうか。

小野寺さん、渡邉さん、小林さん、児島さん、情報ありがとうございました。

以下の一般文献9点、追加いたします。

(1)1975018
Structural Functional Analysis as a Theoretical Method for the Sociology of Law
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1975018.html

(2)1976008
「日本人の安全感覚は?」『日本の安全 上』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1976008.html

(3)1979010
「日本の在日韓国人問題報道」『生活権をかちとろう』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/1979010.html

(4)2023005
米国の原爆投下は国際法違反!
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2023005.html

(5)2023006
「はじめに契約ありき」『近代とは何か』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2023006.html

(6)2023007
『数学嫌いな人のための数学 新装版』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2023007.html

(7)2023008
『野辺には朽ちじ』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2023008.html

(8)2024001
『新装版 政治無知が日本を滅ぼす』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2024001.html

(9)2024002
『新装版 国民のための戦争と平和』
http://www.interq.or.jp/sun/atsun/komuro/data/2024002.html


[1531] 石破新総裁 投稿者:小野寺 投稿日:2024/09/27(Fri) 15:50  

 自民党の新総裁に、石破茂さんが選出されました。
 村上さんに教えていただいた本によれば、石破さんは小室先生から影響をうけたそうです。小室先生の考え方が、どのくらい政策に反映されるか楽しみです。
 該当箇所を引用します。この本は関連文献になります。

保守政治家─わが政策、わが天命
石破茂著
2024年8月7日 講談社

p200
 小室直樹の著作からは大きな影響を受けました。異端の社会学者として知られる小室氏
ですが、その「そもそも論」的な切り口は他に例を見ないもので、戦後日本政策の根幹を
p201
なす分野、安全保障や政治、社会に対する分析は、いまなお参考にすべきものが数多くあ
ります。その後継者とも言うべき橋爪大三郎先生とは何回かお目にかかることもかない、
絶えずご示唆をいただいています。

p97
 小室直樹さんや渡部昇一さんからは田中無罪論が出てきました。刑事免責を付与して得
られた嘱託証人尋問調書は、反対尋問権を保障した憲法に反するという点にポイントがあ
りました。証拠として信用するにあたらない、ということですね。また内閣総理大臣に民
間航空会社の機種を決めるような職務権限があるかどうかという論点につき、消極的に解
すべきとの理論もありました。


[1530] Re:[1527] 市村眞一先生のご逝去 投稿者:小野寺 投稿日:2024/09/12(Thu) 17:59  

> また、市村先生のご著書最新巻が2023年に刊行されておりました。

 児島さん、情報ありがとうございます。
 確認しましたが、残念ながら小室先生についての記述がなく、関連文献にはならないと思われます。
 ただし、本としてはおもしろく、特に三島由紀夫については、小室先生に反論しているようにみえてしまうのは、私だけでしょうか。
 その部分を引用します。

『師恩友益』─一経済学者の交友の思い出
市村真一著 
藤原書店
2023年10月31日

三島由紀夫氏との一夕

 三島由紀夫さん(1925-70)とは、御生前ただ一度お会いしたことがある。それは昭和
43年(1968年)春、『論争ジャーナル』誌主催の 「現代の革新とは──皇室をめぐる問題」
をテーマにした座談会の席で、出席者は、三島さんに、石原慎太郎・村松剛・私の四人であっ
た。座談の内容は同誌が詳しく掲載した。当時は大学紛争が盛り上がった時期で、世間での政
治的見解は割れていたが、今読み返しても、私見に修正の必要はない。お三方も夫々率直に意
見を語られていて、今も同じお考えであろう。当時の反響はかなり大きかった。興味ある方は
御一見頂きたい。
 座談会の後、四人は近くの喫茶店で一時間くらい話した。その間に、三島さんが、座談で話
題になった所謂「人間宣言」に関連してこう話しかけられた。「市村先生、私の思いをしっか
---------------------------------[End of Page 0279]---------------------------------
り知って頂くには、私の『英霊の聲』を読んで下さい。それだけで十分です」と、訴えられた。
その書は、当時私はまだ読んでいなかったが後で読んで、その内容を知った。
 三島さんの憤死から40年たち、最近いろんな本も出て追悼の空気があるが、ここではあの
三島さんの行動と主張に関してどう考えるか、について記したい。
 三島さんと私は共に大正14年生れで、全く同様に天皇陛下を敬仰し、皇室を尊敬申し上げ
る。だが、私は『英霊の聲』を一読して、その内容には同意できなかった。その作品は、二・
二六事件で死刑になった方の英霊と特攻隊で戦死された勇士の英霊が、天皇陛下が「人間宣言」
をされたことに対し、「などてすめろぎは人間となりたまひし」と、恨みを訴える内容であり、
三島さん自身が言いたいことのように思えた。それは最後に論じる。
 この座談会の数日後、偶然『中央公論』の編集長の粕谷一希氏に出会い、三島さんとの話を
して「彼は長く生きておられない気がします」と言ったところ、粕谷氏は「彼は死にたがって
いますよ」と答えた。私は驚き同感を以て 「彼のしていることには出口がありません。あの考
えを貫けば、死ぬしかなくなることを恐れます」と、言った憶えがある。
 しばらくして、アメリカで学会に出席して居た時、市ヶ谷台上での憤死事件のニュースを聞
き、『ライフ』誌の報道を見て、やはり来たかと感じた。私は三島さんの誠意を疑わず、偉大
な作品や「楯の会」 の活動に敬意を抱き、『豊饒の海』などの作品から多くを学んだことを感
---------------------------------[End of Page 0280]---------------------------------
謝している。だが、自分の思いが遂げられぬと知りつつ、彼が若い学生をいざなって憤死し、
しかも自衛隊に期待の実現を訴えた行動は、日本人の道として誤りだと考える。
 理想の実現に大切な事は、この人生で我々が最善と信じる道を自ら実践するだけでなく、世
人を説き動かし、共に同じ道を歩めるよう死ぬまで頑張り続けることである。
 昔の武士が切腹したのは、自分が何かを為すべき立場にいて、その任を果せなかった時に責
任をとったことが多い。自分の主張が世の中に通らぬから切腹してよいものか。終戦時、数多
くの武人が切腹した。陸軍大臣も切腹された。私の親戚のある海軍大佐は、離島を守備してい
たが、終戦の大詔を拝して後、米軍側と交渉して兵士達を無事に帰国させる約束を取り交し、
最後にお付の武官に「後を頼む」と言って、自らは敗戦の責任を感じて自決された。そういう
切腹は立派だと思う。
 だが、国が負けて日本国民が皆再建に努力している時、自分の意見が通らなければ、憤死す
るのではなく、輿論を変え自説が受容されるよう最善を尽すべきではないのか。
『論語』に 「篤信、守死、善道」 (訳:篤ク信ジ、死ストモ善道ヲ守ル)という言葉があるが、そ
れこそ人間がこの世において為すべき道である。まだやれる時に、やらずに死んではならない。
三島さんは日本にとって貴重な人だった。なぜ死に急がれたか。なお10年、20年、40年生
きて、日本のために働いてほしかった。残念に思う。
---------------------------------[End of Page 0281]---------------------------------
 次に『英霊の聲』につき記したい。天皇は現人神だと信じて命を捧げた英霊が、そう訴えた
いと思ったであろうと、三島さんが、あの作品に書かれた心情が解らぬではない。私も、そん
な青年将校を何人も知っていたし、級友に特攻隊の生き残りもいて、彼等と戦後何度もそんな
話をした。もし作品を単なる文芸作品と見るなら、それは、提起したテーマの深刻さ、能の修
羅物様式の活用、霊媒の死で終る結末等、実に見事な作品で、思想性の乏しかった三島作品に
転機を劃したと思われ、作家三島の名小品であろう。
 しかしそれを昭和21年元日渙発の昭和天皇の詔書への三島氏の本心からの反撥と見るな
らば、そこには重大な問題がある。
 私見を率直に述べる。問題は、昭和天皇が『新年ニ當リ誓ヲ新ニシテ國運ヲ開カント欲ス、
国民ハ朕ト心ヲ一ニシテ此ノ大業ヲ成就センコトヲ庶幾フ』に始まる詔書で、敗戦後初めて年
頭の決意を述べられた真意を拝察する事である。ジャーナリズムの主流は、詔書を「人間宣言」
と命名し、天皇を現御神と見る所見の否定が真意だと理解する。だが私は、そうは思わない。抑々
詔書渙発の当時、そんな呼称を用いた論者は、毎日新聞社の藤樫準二記者⁽¹⁾以外無く、詔書の中
に、陛下を人間と宣言した文字もない⁽²⁾。私には、詔書は、むしろ占領軍側にあったであろうそ
うした意図への陛下の反論であったと思う。
 これは単なる私の推測ではない。占領直後、日本政府は総司令部と非常な緊張関係にありな
---------------------------------[End of Page 0282]---------------------------------
がら、詔書の一次案を英語で書き和訳して検討する等、総司令部と意見交換したやりとりの実
状は、今ではかなり判明しており、相互とも敵対的ではない。重要なのは、昭和52年
(1977)に記者の質問に答えて、昭和天皇ご自身が、詔書渙発の意図は、「戦後の民主政治は、
五ヵ条の御誓文以来の国是の継承なる点を強調し、天皇と国民の協力を強化して推進する事で、
天皇の神性の否定などは二の次だった」と明言された事である。
 根本には神道指令に続く占領政策の意図があった⁽³⁾。米国は、日本将兵の勇戦力闘に驚嘆し、
それと神道や尊皇愛国の精神との関係を戦死者の遺書や捕虜の尋問から知り、一面敬意を感じ
つつも、それを畏怖し、その精神の惰弱化が占領政策の一重点であった。既に昭和20年12
月15日、占領軍はハーグ条約(国際法)違反を承知の上で「神道指令」を日本政府に発したが、
更に天皇への忠誠心の減殺・戦争裁判の開始・公職追放・憲法改正等の手筈を練っていた。こ
の意図は幣原内閣には判っていたが、他方で極左勢力・ソ連・中国の天皇制廃止論を抑えるた
め、総司令部と妥協しつつ折衝していた。
 この状況を考えると、三島さんは昭和天皇に対して非現実的な無理を言っている、と私は思
う。敗戦国の天皇のお立場では、陛下も言いたくとも自由に仰せになれぬ、と国民は諒解して
いた⁽⁴⁾。我々は、陛下の苦衷をお察しすべきで、英霊がそうお察しもせず陛下をお恨みする、と
は思えない。たとえ劇作の中とはいえ、三島さんはどの人が、英霊にそこまで言わせてよいの
---------------------------------[End of Page 0283]---------------------------------
か。彼等の心中を忖度することあまりに単純で一本調子過ぎる、と私は感じる。更に言えば、
大御心は、英霊と同時に、現世の日本国民や世界全体を考えて居られたと思う。詔書全体を通
読すれば、それは伝わって来る。
 最後に、この作品にもう一つ大切な論点がある。それは、三島さんが二・二六事件の英霊と
特攻隊の英霊とを殆ど同列に扱っておられる点である。それは正しくない。特攻隊はよい、だ
が二・二六事件は、重大なる政治的擾乱事件であった。従って、首謀者は、その政治思想と行
動に対して全面的に責任を問われて当然である。たとえ青年将校の心情に掬すべきものあると
も、法に従って処断されたのは法治国として適切であった。もっとも、回顧すれば、1920
年代30年代は欧亜の主要国に騒動・戦乱が相継ぎ、各国とも被害甚大だった。学者の一人と
して、その原因対策の究明不足への責任を痛感する。
 しかし己の主義主張が容易に実現されなくても、たやすく諦めたり、力や命を賭けてその実
現を強要せず、犠牲少なく、実現する方策を粘り強く練らねばならない。三島さんも、もっと
長生きしてお國のために尽くして欲しかった。今後、若い人は勉強し、力を養い、体を鍛え、
精神を磨き、最後まで頑張って、善道を世に残す事が大切なのである。
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 追記 上記は20年位前、京都の崎門祭の会合での発言だが、同日京都産業大学所功教授も、
  同じ問題につき発言された。教授の諒承を得て追記する。
  所教授「三島さんが亡くなった時、私も非常なショックを受け、一瞬まさに義挙と思った。
   けれども、あの直後に皇學館大学で田中卓先生が〝いかに考えるべきか〞を話され、多
   感な学生の動揺も鎮まった。その話は、先生の評論集『祖国再建』に詳しい(下巻「三
   島事件と国史研究会・『論争ジャーナル』」)。また田中先生の恩師である平泉澄博士につ
   いて、最近ある人が某誌に書かれたことは、確認したが、事実ではない。三島事件が起っ
   たのは11月25日で、4日後の29日に平泉博士の東京品川のお宅で『少年日本史』
   出版のお祝会があったのである。その会では、三島さんの話は出なかった。会合の後で、
   どなたかの質問に博士が答えられ、それを名越時正先生が記録された。その覚書の中で、
   博士は、「今回の三島由紀夫の事件は、やはり遺憾に思う。事を急ぎすぎ、人を巻き込ん
   でやったことは、まことに遺憾に思う」 と、先ず述べられた。「ただし三島さんが皇室に
   寄せる熱情を私どもは学ばねばならん」と言っておられる。心情に共鳴するところはあっ
   ても、行動は道を間違っておる。まことに残念であった、とのご見解であった。」


(1)藤樫準二著『陛下の人間宣言』(同和書院、1964年)参照。
(2)問題の箇所は「朕卜爾等国民トノ関係ハ、終始相互ノ信頼卜敬愛トニ倚リテ結バレ、単ナル神
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話卜伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神トシ、且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優
越セル民族ニシテ、延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ。」
(3)神道指令で戦後の神社界の様相は一変した。それについては、神社本庁研修所編『わかりやす
い神道の歴史』(神社新報社、2005年)参照。神道指令については、大原康男『神道指令の研
究』(原書房、1993年)参照。また所功編『五ヵ条の御誓文関係資料集成』(原書房、2001
年)参照。
(4)総司令部の個人・内閣・侍従達の米側の要求への対応の状況記録は、侍従次長が書き残した。
木下道雄著『新編宮中見聞録 - 昭和天皇にお仕えして』(日本教文社、1998年)その他参照。
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