小室直樹文献目録 一般文献 1990007
[ 書名 ] 『新戦争論』
- [ 副書名 ] “平和主義者”が戦争を起こす
- [ 著 者 ] 小室直樹
- [ シ リーズ ] 光文社文庫 こ11-3
- [ 出版者 ] 光文社
- [ 総頁数 ] 204頁
- [ 発 行 ] 1990年08月20日初版1刷まで確認
- [ ISBN等 ] ISBN 4-334-71197-9 C0131
- [ 価 格 ] 定価400円(本体388円)
- [ 箱 ・帯 ] 箱無・帯有
- [ 体 裁 ] 文庫判 15.2×10.5cm
- [ 図 表 ] 無
- [ 注 記 ] 無
- [ 分 類 ] 図書
目次
まえがき
1 “平和主義者”が戦争を起こす
- みんなが平和を愛した結果が第二次大戦となった
- 戦争は個人の「心の内なる」問題ではない
- 台風の上陸を法律で禁じようとする平和主義者
- 日本の「平和主義者」は神州不滅主義者か
- ヒットラーの奇跡はなぜ可能だったのか
- 猫を虎に育てたヒットラー
- 戦争の決意ができずに崩壊したフランス
- 「平和主義」という宗教は,「戦争」を過小評価している
- 日本はうまくやっていると信じる人は「センス」のない人だ
2 戦争を否定すると近代文明が崩壊する
- 「戦争」と「けんか」はどこがちがうか
- 戦争がないのが平和,というのはまちがい
- 戦争とは,つける薬がないものにつける薬である
- 日本の敵はソ連と決めつけるのは早い
- 侵略戦争にも歴史の必然がある
- 満州,朝鮮をめぐる「必然」とは何だったか
- 真珠湾攻撃は,「突如」ではない
- 全面降伏論は,まるっきりのナンセンスだ
- 日本の非武装中立は白昼夢である
- 尖閣列島,竹島問題の解決は例外
- 北方領土は,戦争によらなければ返ってこないのか
- 紛争をそのままにしておくと,文明が崩壊する
- 戦争は,消極的な意味で,万能薬である
- 「現状維持」をめぐる二つの正義
- 第二次大戦で「猛毒」を除いて成長した日本
- 「戦争」の語を,あまり法技術的な意味にとってはいけない
- オルテガ・イ・ガゼの戦争論
- 建て前と実態があまりにはなれると,その国は破滅する
- 日本は清帝国の二の舞にならないか
3 国連の幻想と国境の思想
- ナンセンスな日本の「国連中心主義」
- 国連とは,そもそも何だろうか
- 「自衛」の名目さえつければ,何でも自由な国連憲章
- 日本は国連の外様大名である
- 平等主義は国連を弱くする
- 国連はユニバーサルなものではない
- 国連の事務総長は首相と同格と思う非常識
- 変化すべきものを変化させまいとする矛盾
- 多数決制度の致命的欠陥
- 全会一致制で衰退したポーランド
- 国連は戦争に代わる手段ではない
- 国際社会を知るための鍵,「社会」と「結社」
- 「そこにある」ものと「そこで作る」もの
- 「憲法上それはできない」という弁解は成立しない
- 西洋人は「社会」と「制度」の区別ができない
- 国家権力は「解毒剤」である
- 単一民族国家の日本は,「国家」をよく理解できない
- ソ連は国民国家に変質して,安全になった
- 文化や経済には絶対的国境がない
- 正義は「空箱」にすぎない
- 国際法はまだ低開発段階になる
- 真の平和主義とは何か
所蔵館
情報元
他文献
備考
- カバー:依田定幸/著者写真:南部鋭三郎
- 帯字句 表:
今月の新刊/平和を口にしていても戦争は起こる
内容
更新日
- 2005-03-02
- 2010-08-02 備考欄 帯情報 追加