じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2007年8月分

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今月読んだマンガリスト:4冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2007年36+37号 第11回転校生 第12回転校生
週刊少年チャンピオン2007年38号 週刊少年チャンピオン2007年39号 週刊少年チャンピオン2007年40号
総評



2007年8月度
総評
一般漫画の部
今月はギャンブルフィッシュが注目株で一番に読んでました。
トムくんによる様々なトラップが随時、随所に施されたビリヤードは
ほぼトムくんのシナリオ通りになったなあ・・・
プロも荷担していた勝負に果敢に挑戦した
たった1人の女勇者・朝比奈里緒もかっこよかった。

他のサイトでも言っていたけど、阿鼻谷はもはや人間じゃないよね・・・
あそこまでデビル化する理由があるのだろうか?

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2007年8月31日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2007年40号
2007年8月30日発売
秋田書店 240円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
バキネタ巻頭カラー。
カラーページで鬼母がペットボトルのフタの部分を力一杯ねじまげたり、
息子の垣に夏休みを40分だけ与えるギャグがおもしろかった。
「そのフタは、もう永遠に開かない。」のハシラのコメントや
「ごっつう短いやん」のセリフの小技も効いてて笑えた。

また、今回は巻頭ということもあって
いつもよりバキをパロディにしたネタが際立っていた。
後半の小鉄達のナレーション風の解説も
バキの雰囲気がよく出ている。

▼いざ!海高剣道部:元木誠
女の子にモテたい海高剣道部1年の高杉源治(たかすぎげんじ)は
同じ剣道部1年の坂下増男と最上比呂志と一緒につるんで
剣道では女の子にモテないという理由で剣道部を辞めようと考えていたが
部長に彼女がいると知った高杉はコロっと態度を変えて
剣道部に居続けることを決意するのだった。

剣道コメディのを謳っているようですが、
そのまんまの内容ですな。
しかも大杉は女の子に飢えてらっしゃるようなので
下ネタにも発展していきそうな。
まあ、青春の汗とはいかないだろうけど
高校男児らしい健全な笑いを期待しておきますか。

ところで最上比呂志は終始無口だったけど
肝心の性格はどうなんでしょ。
高杉とつるんでいるだけにやっぱムッツリなのかなあ?

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛の藤田さんへの告白話から一変して、
思わぬ人物の登場で剛の二重生活がバレそうになる話になりましたか。
そういや剛を慕う後輩もいたんですよね。
剛の学年があがりゃ後輩もあがるのは当然で、
舎弟の鉄は尊敬する剛を追いかけて市松高校いると信じて入学。
やばいじゃん。だんだん剛の二重生活も続けることが難しくなっていきそうな展開。
とりあえず、鉄が剛の事情を知る4人目になるんかなあ。
そうなるとしても一波乱ありそうだ。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
なんと菜摘の伯父さんまで一芝居打っていたとは・・・
トムくんに複数の協力者がいなかったら
今回のビリヤード対決の勝利はありえなかった。
最後には裏切られたけど五木島も協力者の1人だ。
トムくんに味方がついてくれる魅力はなんだろうと思いつつも
何から何まで勝つための仕掛けを施していたトムくんはスゴイと思う。
もはやイカサマの域を超えているなあ。
最後に敗れた里緒も台湾へ旅立ち、別れ際にトムくんから風船のブレイクショット。
キレイに締めくくっているのが良かったです。

次号から阿鼻谷の刺客がトムくんに襲いかかるということで
今度は今までみたいに美談にまとまらないだろ。
阿鼻谷の生徒らしいパフォーマンスを期待している。

p.s.

キノコくん、中学生になって半ズボンはやめよう。半ズボンは。

▼みつどもえ:桜井のりお
氷嚢代わりに湿ったパンツを頭にかぶせて熱を下げるのはいいアイデアだ。
惜しむらくはふたばの使用済みであったことかな・・・

▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗
文武両道を貫けない者は野球部から去ってもらう―――

コーチのこの方針には一理あるなと思った。
勉強して野球から離れりゃ、そりゃ次第に野球が無性にやりたくなるわな。
それは野球以外でも同じこと。
一種の禁断症状を利用してリフレッシュを図るなんざ
この野球部もただものじゃないな。

・・・で、二年トップの肝尾くんもただものじゃなさそうなんですが、
その実力はいかに?

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
ジャンよりもタカビーな性格の大谷水月。
異名の「神の腕力」とやらでバラした牛を
軽々持ち上げることができるとでもいうのでしょうか。

いずれにしても「ヤな女」なので、コイツが勝負に負けたときの顔が見たいですね、ええ。

▼マイティ♡ハート:マツリセイシロウ
新連載。頭が悪くなりそうなエッチ系学園コメディ。

主人公の女子高生・舞島心が悪を退治する断罪天使・マイティハート、
そして心と同じクラスにいる男子学生・天河十市(てんかわといち)が
人類征服を企む怪人・ヴォルケンという設定で、
マイティハートに変身した心と怪人ヴォルケンに変身した十市の不毛な争いの中で
しょーもなくエッチなことをしでかしてトラブルを巻き起こす。

バカバカしいけどまあまあおもしろいマンガ。
怪人ヴォルケンもバカだけど、
ヒロイン役のマイティハートもそれなりにバカやってるのがいいですね。
2人のやりとりを見てると日本って平和だなーと思えます。
のーてんき。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
相沢栄子の姉強し!
この女を制覇しない限り、イカ娘の人類征服の野望はムリ!!
・・・ってことは一生ムリじゃん。

そんなムチャクチャな野望を抱くよりは
素直に子供達と戯れて海の大切さを学ばせたほうが
海の平和のためにもなるんじゃないかしら。

▼多重人間バニシングツイン:那須信弘
最終回。たくまのために体を張ったりんどうが最期に砕け散る。
なんともたくまにとっては衝撃的な別れになってしまいましたが、
たくまがりんどうと過ごした想いを託して
バニシングツインの名を継承していこうとする締めくくりはすばらしい。

まあ、たくまの性格から考えれば不良とケンカなんてしないほうがいいが、
逃げてばかりだったたくまが勇気を持てたということで
ここは良しとすっかな。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
新キャラ・麻生美星ちゃんはケンカっ早いけど
ケンカの才能が全くナッシングな行動がかわいいなあ。

相手が何もしていないのに勝手に自滅してするドジッ娘ぶりがGOOD。
個人的にはさくらより萌え。

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
冴えない一家のお父さんが、無数の霊体相手に
平然とした態度でやっつけていく様がおもしろい。
今回の幽霊事件を一気に解決した勇者と言っていいだろう。
父に幸あれ。

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2007年8月30日 木曜日


週刊少年チャンピオン 2007年39号
2007年8月23日発売
秋田書店 240円
▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
トムくんは皆が五木島逃走に目を奪われている隙に
ビリヤード台の球の配置を一瞬にして手で変更していたのか。
キノコくんだけでなく、司会の菜摘までこの作戦に荷担していたのは
驚き桃の木ですな。

里緒に勝ってええかっこしいのトムくんですが、
この勝負はギャンブルとビリヤード、
どちらが有利に事を運ぶことができるかの勝負だったんですね。
まともなビリヤード勝負だったらトムくんに勝ち目なんてないし。
里緒や観客全員巻き込んで自分のペースに持って行けた
トムくんの完全勝利ですな。納得。

一方、阿鼻谷は突然しゃしゃり出て敗者である里緒と獅子堂に容赦ない罵声。
そりゃあ、上から見たらトムくんの仕掛けたトリックなんて一目瞭然だろう。
困った人ですネ。五木島が凡人に見えるなあ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
大沢木一家がキャンピングトレーラーで家族旅行。
途中で大鉄のタクシーからトレーラーが切り離されるピンチに遭ったけど
そのおかげで大沢木一家は海の上から海の中まで
思いっきり大旅行を満喫できました。
大鉄的に家族サービスは大成功といったところだろう。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
特服の男にホレてしまった藤田さん。
自ら起こしてしまった事態とはいえ、
こんなところにも剛のヤンキーとパンピーの二重生活が影響するとは・・・
藤田さんが変な男達に絡まれている時に
剛が特服に変装せずに助けに行っていたら
こんなことにはならなかったかもしれんね。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
今回は2話+2話構成。
全体的にバカバカしくておもしろかった。
万歩計の不気味な数字の時に出てきた悪魔が
どこか間が抜けてて笑える。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
浜辺のゴミ捨て問題をテーマにした内容だったが
結構ギャグマンガしてておもしろかった。
人間界にも社会のゴミと呼ばれる人はいるものです。
最後にイカ娘が捕まえた盗撮犯を逃さず
警察署と指示する相沢さんはナイス。

▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗

連載1回目でも
おれは小沢のそのボールを打っとる・・・・・・


“連載1回目”ってあーた・・・
こういう直木のギャグセンスがオレにはよう分からんなあ。
とっつきにくいタイプの男だ。

▼THEフンドシ守護霊:細川雅巳
今回は大笑いできた。
フンドシ守護霊のフンドシ選び。
いつの間にかアヤメも楽しそうにフンドシを選んでるところがいいね。

▼多重人間バニシングツイン:那須信弘
遊園地でクマの着ぐるみを着た犯人が安月給でこき使われるストレスから
子供を人質にジェットコースターのレールに逃走。

そこで我らがバニシングツインであるりんどうがクマをやっつけるって話なんですが、
ただ、己の欲望のままで終わってしまっているのが歯がゆい。
せめて子供を助けた遊園地のヒーローにはなれないモンなのかなあ
・・・・・・って正体知られたらマズイのか。やるせないネ。

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
残る荀と沢田の対決は、
どちらもジャンや水月、ブルーと立ち向かえる器ではなかったということで両成敗。
ま、妥当な判断ではあるけれど、生き残るのは『どっちも沈む』なんて
いつの間に加えられたんだこんなルール。

厳しいところだけには都合が良くなる審査だね。このマンガらしいけど。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
ヒツジくん、肝試しでオバケが苦手なさくらさんに殴られまくり。
でもそのかいがあって携帯写真でさくらさんの全身パンチラ画像をゲット。
勇気を出して肝試しに参加したヒツジくんへのささやかなごほうびですね。

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
愛と家事手伝いの戦士 カゴ・レンジャーに変身した加護女は
かなり妙ちくりんな恰好で思わず引いてしまった・・・
加護女の中の戦隊ヒーローってあんな感じなのだろうか?

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2007年8月25日 土曜日


週刊少年チャンピオン 2007年38号
2007年8月16日発売
秋田書店 250円
▼ピクル:板垣恵介
どてっ腹に拳銃の弾3発撃たれてもピクルくん平気の平左。

もう板垣格闘世界に於いてそういう生物(せいぶつ)は
珍しくもなんともないですね。
茶番でしょこれは。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
今度はパンピー剛くんの恋の苦悩に纏わるエピソード。

剛が藤田さんに告白かー。純情だねー。
まあ、これまでのパターンだと、藤田さんが天然ボケをカマして
不発に終わりそうなんですがどうなることやら。

▼クローバー:平川哲弘
今度のハヤトのお友達は、九十九商(つくもしょう)の二階堂くんですか?
それともまさかハヤトに攻撃を仕掛けてきた輩が何者かを知らせるために
出てきたキャラじゃないよね?
だとしたら生き埋めにまでされて二階堂くんかわいそうねえ。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
春巻遭難話。舞台はプール。
春巻がイルカの浮き輪を取れば階段を上って脱出できるのに
そうしないところがバカ春巻らしく、
日常化した市民プールが遭難場所として相応しいフィールドと化している。
うまく仕組んだものだ。

でも最後は春巻がアメンボになって水面を移動できるようになったはいいが
だからなんだっていうのだろう・・・

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
ハスラー五木島が去ったかと思ったら、天井から蝙蝠阿鼻谷登場。
いきなり出てきて一人悦に入る獅子堂に「ミルク飲み人形」と嘲り、楽しませてくれるが、
一体何しに来たんだねキミわ。

しかしトムくんは五木島騒動の中でどさくさに紛れて何か仕掛けを施したというのか。
もしこれがうまくいったならトムくんの完全犯罪とやらの完全勝利だな。

▼みつどもえ:桜井のりお
ふたばがヘソでハンコを押してます。
でもオイラとしてはふたばのヘソそのものがハンコになったほうが
おもしろいと思いまふ。

▼フルセット!:梅田阿比
へー、バレーボールでボールを足で蹴っても
ルール違反にはならないんだ、と思った人は
オイラだけではないはず。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘、子供と戯れる。
本来あるべきおねーさんと子供達の姿だ。
ほほえましいね。

▼THEフンドシ守護霊:細川雅巳
今回は独り身のじーさんと片目ネコのホロッとくる話ですか。
でもフンドシ守護霊がおとなしくしてると話もやや平凡になってくるな。
片目ネコに引っかかれた股間もあんまり意味ないし。

▼多重人間バニシングツイン:那須信弘
琢馬に告白した女の子は実はバニシング・Tに挑戦する敵でした
・・・ってなんかありきたりな展開だなあ。
も少しストーリーに変化をだなー。
も少し姉弟愛をだなー。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
ヒツジくんのために理想の妹になりきるさくらさんがおもしろかった。
特にさくらさんが怒りをこらえてるところがいいね。

やはり自分の理想をムリに人に押しつけるのはイカンです。
架空の人ならいくらでも押しつけていいんですけどね、ええ。

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
ジャンはまたしても魔性のエビチリ料理を作り上げ、10対0の圧勝!
1匹のクルマエビにわずかしかない濃厚なエビミソを何匹分もかき集めて
極上のエビチリに仕上げるとは。

最初に大量のクルマエビを使う衝撃的なシーンを見せつけておきながら
出来上がったのは大量のクルマエビを使って
やっとできた数人分のエビチリってところがミソですな。
確かにネタとしては十分におもしろい。

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2007年8月20日 月曜日


第12回 転校生(売却・処分)
43冊
●グラップラー刃牙 全42巻 秋田書店 板垣恵介
●グラップラー刃牙 外伝 秋田書店 板垣恵介
 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回
2007年8月19日 日曜日


第11回 転校生(売却・処分)
9冊
●スーパーヅガン 全9巻 竹書房 片山まさゆき

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2007年8月3日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2007年36+37号
2007年8月2日発売
秋田書店 250円
▼ピクル:板垣恵介
ついに目覚めたピクル。
目に入る物全てが新しく、生き物はすぐに己の餌になりえるかどうかの確認。
これって、バキや勇次郎が2億年前の世界にタイムスリップしたら
きっとピクルくんと同じ行動をとるんだろうね。
板垣格闘マンガの中では得体の知れない生物(せいぶつ)が何をしても
全然おかしくはないですが、あれを人類と呼んでいいものなのか。
突然変異にしても人類のような生き物が2億年前に誕生しているなんて
やっぱかなりムリがあるのよねー。
まさか言葉もあっという間に会得しちゃうのかな?

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛のヤンキーとパンピーの二重生活の一年は
美術部三年とのお別れ会で締め。
剛は次期美術部副部長となり、これまでの美術部でのいろんな思い出を思い返す。
そして部長は剛が何かを隠していることを感じ取っていたのだ。

この時、やはりオイラとしては剛の二重生活がこのまま家族に黙ったまま
二年目突入してもいいものなのかと思ってしまう。

前回までの猛の一件から、難破家の人たちは
そんじょそこらのヤンキーとは全然違う熱い魂を持った強者ばかりだ。
つまりカタチはどうあれ、志は一緒。
そろそろ二重生活は終わりにして家族に事情を説明し、
悪と闘うときだけ特服に変身するというやり方もアリだと思うんだけどな。

▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗

ウェルカムツウ・・・・・・ストライプブルーハイスクール

あああ~っ!!タイトルのストライプブルーってそういう意味があったのか!
ぜーんぜん気が付かなかった!

そして高校の名だけでなく野球部員やマネージャーにも
ストライプブルーの一族を紛れ込ますとは・・・!!
いや、おみそれいたしました。
アー坊は赤い糸ならぬ青い線で縞青高校に引き寄せられる運命にあったのですね。

しかしこのストライプブルーはアー坊にとって爽やかな野球一筋の線となり得るのか・・・
話としては俄然おもしろくなってきた。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
やはりトムくんはハナから五木島をハメる算段を企てていた!
しかも法律を利用するとは金に汚い五木島を裏切るのにピッタリの手法だ。
ダークなギャンブラー、トムくんらしい。

が、しかし五木島もイタチの最後っ屁でトムくんのマスワリを
不利な状況に陥れて消え去ってしまい、
ウソで固められたコンビネーションの脆さを露呈するカタチとなった。
さて、ここからはトムくん1人・・・いや、キノコ男・水原が再び立ち上がる時が来るのか!?

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘は口からイカスミを吐くんですか。
バカ丸出しな女の子を地でいってるなー。
しゅーまっはやロボこみと同じタイプのマンガだ。
そして早くも人類征服の設定などどうでも良くなってきている。

▼多重人間バニシングツイン:那須信弘
短期集中。学園ファンタジーヒーローコミック。

左手に包帯を巻いた転校生・粟根琢馬(あわねたくま・中学生)は
魂が凍り付きそうな瞳をした怖い顔で
次々と最凶の伝説を作りあげた男だと周りの生徒から噂されているが
本当は友達がいない人見知りの激しい少年で、
彼の左手には気の強い女の子・りんどうがくっついている。
りんどうは、本来、琢馬の双子の姉として生まれるはずであったが
脳と体の一部が残っていたため、
りんどう自ら人面詛(じんめんそ)の呪いをかけ琢馬の左手に転生、
そしていざとなったらバニシングツイン・りんどうとして琢馬の体の内部から登場し、
非常識な強さで並み居る猛者を相手にバトルするのだった。

手が女の子に変化するマンガなので
エッチ系か甘々なラブラブ系のストーリーになるのかと思ったら
2人は生まれ損なった姉と、内気に生きる弟の関係でしたか。
そして姉はめっぽう強い力を持っているが
それで弟をいじめることなく、むしろ内気な弟の人気をあげるために
影でがんばっているという設定がいいですね。
学園でヒーローを演じていながら、
その実人気者になりたいと願う琢馬の思いに
りんどうは応えてやれるのか!?
姉弟愛マンガの方向に持って行ければおもしろくなりそうな気はする。

それと、このマンガと同じく、手に生き物が転生するマンガに
@@獣や@@@日々などがあるがそれらとは似て非なるマンガになっているといえよう。
このマンガならではのオリジナリティは十分に出ている。

▼THEフンドシ守護霊:細川雅巳
マッチョな守護霊はふんどちを使って疫病神を退治しましたか。
まあ大事なところにはモザイクはかかっていたので不気味ではなかったけど。

でもカキツバタさんに乗り移っている時は服を脱ぐ作戦はやめてあげてネ。

▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志
いじめられっ子のタクヤくんは
自らの心が作り上げたテーマパークの怪物と同化し、
テーマパーク内を縦横無尽に駆け回る・・・

なんだかかわいそうな話ですが、タクヤくん自身にとっては
とても幸せになったような気がするなんとも不思議なお話。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
今時、犬のフンに爆竹を刺す人なんているのかしら。
中にはカエルの口に爆竹を刺す強者もいたらしいですが。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 31号 32号 33号 34号 35号
2007年8月2日 木曜日