じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2007年5月分
今月読んだマンガリスト:6冊 |
◎NICE! は特に良かったと思う作品 |
週刊少年チャンピオン2007年24号 まんがひみつ科学マガジン 週刊少年チャンピオン2007年25号 はじめての甲子園1巻 はじめての甲子園2巻 週刊少年チャンピオン2007年26号 総評 |
2007年5月度 |
総評 |
一般漫画の部 |
週チャンはこれといって目を見張るものは無し。 自分が好きなマンガが短期集中だったりするからな〜。 エンジェル・ボイスもオレにはハマらないし。 次月こそは自分好みのマンガが定着してくれたらなと思います。 わがままな意見ですが。 |
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2007年5月31日 木曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年26号 |
2007年5月24日発売 |
秋田書店 240円 |
▼みつどもえ:桜井のりお 今回は、スーパードジっ娘保健医・栗山っちが、 みつばを変質者監禁部屋の世界へといざなってしまったな。 しかし妄想にしても、「外国へ売り飛ばされる」とか「無傷で売って」とか およそ小学生らしくない発言をするなあ・・・ まあそこがみつばらしいといったらそうなんだけど。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 大鉄のヘビースモーカーネタ。 大鉄のタクシー仲間が集まって例のファミレスで騒動。 しかし店内は禁煙に。 大鉄達は店内に入って間もなくたばこの煙欲しさに外に出て、 また店内入ってはたばこのために外に出ての繰り返しで これじゃ店員が「海じゃないんだから」と言っていたように 海の中に潜って、息が苦しくなったら海面に出るのと同じだ。 そういう発想がおもしろいね。 ▼クローバー:平川哲弘 ハヤトはなぜ以前いた町に戻ってきたのか。 両親は離婚し、その後の引っ越し先で父もおじいさんも亡くなったそうなので つらい思い出のある場所を出て、 家族も友達もいたあの頃の町並が懐かしくなって戻ってきたのでしょうか? そんなせいしゅんぐらふぃてぃなマンガかなあ、これ。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 2番手投手としてこれまで平々凡々と過ごしてきたアー坊だが、 アー坊の前に現れる選手や指導者達が徐々にアー坊の両刀投手としてのベールを 剥がしつつあるような感じだな。 それはイコールアー坊の両刀投手としての才能の開花にも見てとれる。 今回の段田八五郎の一件でその片鱗が垣間見えたかな? ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 松が難破家の一員になったばかりの頃のエピソードを綴る。 松の名前の由来は松竹梅では「松」が一番! うな丼も「松」が一番高い!ということなのか! うーん、名付け親の動機はともかく、「松」って名前は日本風で ヤンキー犬にはピッタリの名前だな。 ▼フルセット!:梅田阿比 男子バレー部は会田以上に顧問の先生のほうが腐ってますな。 スポーツが将来何の役にも立たないとほざくなら なんでアンタはそういう学風の杉原中学校にいるねん? ▼ヘレンesp:木々津克久 短期集中連載。 主人公の少女・ヘレンは事故で家族を亡くし、 さらに自分自身も目と耳と声が不自由になってしまい、 頼れるのは盲導犬のヴィクターのみ。 そんなヘレンにある夜、助けを求める何者かがやってきて 後を付けてみるとそこには肺ガン末期状態の男が病床に伏していた――― と、出だしのあらすじはこんな感じ。 ヘレンは目も耳も声も不自由になってしまったが、 代わりに病魔を、具現化した悪霊として見ることができ、 それを抜き去る能力を持っているのか。 でもオレはそれよりもヘレンが目と耳と声が不自由になったことで得た 盲導犬のヴィクターと言葉が交わせる(脳内会話?)能力のほうがずっと興味も魅力もあります。 あと、ヘレンが犬の思考回路に近いという設定も。 しかし残念ながらストーリーではそれらの設定はだんだん置き去りにされてんのよね。 まあこれは元ネタがあるが故のことなので仕方がないですが。 とりあえずヘレンにあんまり力を与えすぎないように注意。 与えすぎると、目や耳や声が不自由なことまで置き去りにされる危険性アリ。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 トムくんも五木島に負けず劣らずの騙し打ちでレールショットを制覇! その後、同じギャンブラーの匂いを発する五木島を自分の味方につけましたか。 やるじゃないの。類は友を呼ぶってか。 しかし五木島はビリヤードの腕前は相当なものなのに なんで卑怯な手口を使うんだろ。人には言えない事情でもあるのかな。 いや、別に知りたくはないけど。 ▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志 ギャグだけが引き立ってる回だな。 最後にはとんでもなオチで終わってしまったが、 吸血鬼が塾長の進学塾って見てる分にはおもしろそうじゃないか。 塾長の蛮杯亜(ばんぱいあ)先生も、若くて新鮮な血を手に入れるために 「マンガやテレビの影響で吸血鬼はクールでかっこいいと思ってる」とか、 「陽が落ちてからの塾通いも平気」だとか、 日本の子供達のリサーチに余念がないのが涙ぐましい。 そういや蛮杯亜先生の顔から疲れがどことなくにじみ出ていたな・・・ |
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2007年5月25日 金曜日 |
はじめての甲子園 2巻 |
火村正紀 |
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 409円 |
続いて2巻。 土高野球部は、二屋くんを裏切ったいとこ・新道がいる大東海学園と練習試合をして完敗、 そもそも人数が足らない時点で話にならないものの 大東海学園からやってきた新キャラの雨四光柳が土高野球部に入ってからは 海辺へ夏合宿に行ってまともな練習風景が見られたり、チームメイトの結束力を固めたりと 野球マンガとしてのレベルがアップしている。 一方、笑わせ役のアニメオタクなアミ彦先生は相変わらず野球とは無縁の存在だ。 崖から落ちたときにもルーラを唱えてピンチを切り抜けようとする大バカぶりを見せつける。 こんな状況で一体どういう神経してるんだ(笑)。 だけどこのマンガには必須のキャラですね。 あと、巻末マンガの「アミ彦のはじめてのマンガ投稿!」がメチャクチャおもしろかった。 アミ彦の描いたネームに土高野球部のセンスが合体してできあがった 九州ファンタジーマンガがすばらしい。 お姫様が九州弁で王様に訴えるシーンは爆笑モノ。 作者のギャグセンスが光ってます。 |
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2007年5月20日 日曜日 |
はじめての甲子園 1巻 |
火村正紀 |
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス 409円 |
「部員は一人、監督は犬、顧問はマンガ家志望!?」 「甲子園に行ける要素ゼロ」 と単行本の帯に書かれていたので興味本位で買ってしまいました。 ズッコケ野球部コメディということで、野球なんてほとんどやらない ドタバタギャグだろうなと高をくくって読んでみたら結構おもしろかった。 主人公は二屋球人(にやきゅうと・高一)。 二屋くんの通う山奥の私立・土井中野高校は生徒数が二屋くん1人だけで 当然、野球部員も二屋くん1人だけ。 二屋くんは幼なじみのいとこにも裏切られ、 役に立たないアニメオタクの教師に振り回されながら、 1人っきりの練習の日々に愛想を尽かし、ついに転校を決断したその時、 校長が既に土井中野高校を甲子園に導くプロジェクトを決行していたのだった――― 主人公の二屋くんは両親を亡くしており、 初っぱなから「さみしくて死にそう」を連発しているので 負のオーラが漂いそうなものですが、 二屋くん自身もまともそうでまともでない一面を見せるおもしろいキャラなので そんな心配どこ吹く風。 ギャグもドタバタではなくキチンと野球マンガしつつ キャラの性格を活かしたパロディが秀逸。 最初は二屋くんだけだった野球部も 特待生(?)の五丈原竜(ごじょうはらりゅう)と一色緑(いっしきみどり)も加わり、 それぞれ個性的なキャラで楽しませる。 竜は教師をボコ殴りにした不良学生、緑は凄腕女性ピッチャーでそれぞれ個性が強いが、 一見地味な二屋くんも誰よりも野球好きという性格が2人に負けない個性を生み出し、 野球が大好きなあまり時には暴走してしまうことがそのまま笑いにも直結している。 また、一応野球部顧問のオタッキーなアミ彦せんせいの影響も絶大で、 全体的にオタク系ギャグが散りばめられている。 そういう笑いが欲しい人には打ってつけのマンガだと思う。 野球マンガもしくは野球ギャグマンガを求めている人には・・・どうかな? オイラは別にそれでもおもしろいと思うけど。 |
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2007年5月19日 土曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年25号 |
2007年5月17日発売 |
秋田書店 250円 |
▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 松はその昔、身勝手な悪徳ブリーダー・篠崎による劣悪な飼育環境の下、 母親の愛情を一身に受けて育ったんだな。 篠崎には愛情どころか情のかけらもないですが。 篠崎は自ら松を捨てておきながら、いまさら良い風に育ったから取り返すだなんて そりゃあムシがいい話だ。 なにより松の育ての親が泣く子も黙る難破兄弟、 そして松自身も難破兄弟の影響をモロに受けている。 松を奪う気ならケガの10カ所や20カ所くらいは覚悟してもらわないとな。 次号は難破ファミリーによる篠崎おしおき編で。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 今回の春巻について、もはや語ることはなにもない。 ただ、「福井の恥」「浦安の恥」とだけ呼ばせていただきます。 こんなバカと一緒にされた森トム候補がかわいそうだ。 ▼クローバー:平川哲弘 ケンジは金銭に関する弱みを握られて 不良の言いなりにならざるを得なかったってことか。 ・・・待てよ。確かハヤトはなぜか大金持ってたよな。 もうこのために大金を持っているみたいな。 でも、ハヤトがただ単に100万円をポンとケンジに渡すだけで終わってしまったら 友情よりもお金で簡単に解決できる感じがして解せないな。 やっぱハヤトの意味不明な行動を見守るしかなさそうだな。 とりあえずケンジの借金の件が解決したら あの不良はボコ殴りの方向で。 ▼みつどもえ:桜井のりお 丸井三姉妹がいる6年3組は、ドッジボールもまともにできんのか。 ・・・っつーか男子だけならまともなドッジボールはできたはずだよな。 女子のみんなが一丸となっておかしな状況を作り上げいるのが珍しいよ。 ▼フルセット!:梅田阿比 悲哀感漂いまくりな展開ですな。 火野くんが転校前の中学で体が弱いが故に皆にうざがられ、 その上転校後にやっと見つけた自分の居場所である バレー部の存続自体が危うくなってきたと。 うーん、火野くんは何かに取り憑かれてるとしかいいようがないくらい こりゃ今のところはバレーマンガというよりは、 体の弱い火野くんが苦境から立ち上がるストーリーを描いたヒューマンコミックだね。 バレーマンガ読んでる感じが微塵もない。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 アー坊のあんちゃんは、プロ野球界ではすばらしい活躍していましたか。 つばめだけに小柄なイメージがぴったりで顔もどこかすがすがしく見えます。 しかしアー坊自身は幼い頃からあんちゃんのことを尊敬しつつも 小沢番太郎の弟と見られるのはお断りとし、 野球の進路についても未だ闇に包まれたまま。 こちらも野球マンガというよりは今のところ中学生ヒューマンコミックっぽいが、 アー坊の武器である両刀投げに目を付けた濃いキャラ達が アー坊の周りに集まってくることは、アー坊が野球選手としての魅力がある証拠だ。 あせらず気長にアー坊の野球人生を見守ろうじゃないか。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 トムくんは里緒と対決する前に、下品なオッサンで腕試しを兼ねた前哨戦を始めるつもりか。 オッサンのゴキブリの如く醜いイカサマにギャンブルの匂いを嗅ぎつけたトムくん。 オッサンもビリヤードの腕は相当のものらしいが 既にトムくんが仕掛けを施していたりして。 オッサンがトムくんと張り合うことによってギャグキャラ化してくれたら楽しそう。 ▼アイホシモドキ:森繁拓真 元木は体育祭の棒倒しで男を上げるつもりだったのに 相星さんが強引に元木くんとして出場することになり、 元木くんはそのまま意気消沈で終了・・・と思ったら、その後元木くんが 敵チームの一員として参戦して見事復活劇を遂げて見せたのがすばらしかった。 それによって荒くれ者の相星さんを敵に回し、 さらにその猛攻を体を張って止めることができ、男を大きく上げることもできた。 災い転じて福となす。今回は元木くんの男らしさを垣間見ることができた すがすがしい回でした。 ちなみに元木くんのフリをした相星さんに対して、 白組の司令塔が取った天国と地獄作戦も冗談抜きで見事だった。 男のフリをしている女に対してあれ以上有効な作戦はないだろう。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 ネコって、砂のあるところならどこでもウンチするから嫌だよね。 オイラも駐車場がネコのウンチだらけになって困ってます。 踏んでしまったこともありますし・・・ 誤植の「おちんこむことばっかなんだよー」は爆笑。 |
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2007年5月17日 木曜日 |
まんがひみつ科学マガジン |
2007年3月29日発売 |
学研 580円 |
のーさんのマンガが掲載されているため特別購入。 学研から発売されている雑誌で、温暖化や酸素、恐竜など 地球の科学をテーマにしたマンガがいくつか掲載されています。 理科系のため文章は横書きで、本のめくり方も通常の漫画誌とは逆の左開き。 あさりよしとお氏の「まんがサイエンス」も載ってます。 ▼地球温暖化のひみつ:能田達規 地球温暖化をテーマに取り上げたマンガ。 ベンちゃん(男の子)と今日子ちゃんが暖冬だったことを喜んでいると どこからともなく謎の博士が現れて「そんなことではイカーン!!」と 2人に地球温暖化について熱く語り始めたのだった。 つまり「男の子」+「女の子」+「博士」という 忠実な教育スタイルに則ったマンガ。 キャラもかわいく、博士が温暖化について解説するたびに 服を着たりぬーどになったりするベンちゃんのツッコミやパフォーマンスもおもしろい。 ページ数は少ないけど、かつてのーさんが描いた傑作SFコメディ 「おまかせ!ピース電器店」が好きな人ならかなりハマるタイプのマンガだ。 こうしてみるとのーさんの描く児童向けの科学マンガもいい線いってますよね。 サッカーのプレーだけでなく、クラブ経営の根掘り葉掘りまでを綴った 「ORANGE」などのサッカーマンガも本格的で魅せるけど、 ぼくが初めて読んで惚れてしまったのーさんのマンガが「おまかせ!ピース電器店」だったので やっぱりぼくとしては、のーさんのマンガといったらSFコメディという印象が強いです。 こういった系統のマンガをまた少年誌かあるいは児童誌でぜひ描いてもらいたいよなー とつくづく思う次第。すばらしい。NICE! ※他のマンガ ▼まんがサイエンス:あさりよしとお こちらは「男の子2人」+「女の子2人」+「怪人」という 変わった組み合わせのサイエンスマンガ。 テーマは酸素で、みんなが何気なく吸っている「酸素」について 地球の35億年前にまでさかのぼり、そのルーツを探る。 酸素原子の組み合わせについての説明はマニアックでかなり難しかったですが、 逆に人間が酸素を取り入れて食べ物を燃やし、 エネルギーに変えてるんだという説明は分かりやすかった。 確かにそれなら口から二酸化炭素をはき出すという理屈にも納得がいく。 理科の初心者もマニアックな方も両方満足できる、それがまんがサイエンスという作品。 ▼肉麺博士のもしも実験 地球の裏まで穴をほったらどうなる!?:大岩ピュン テレビでリオのカーニバルの生中継を見ていたフジミくんは ふと、地面に穴を掘っていけば日本の裏側にあるリオデジャネイロに行けるのでは? と思いついた。 さあ地面に穴を掘って実験開始! このマンガは博士と助手という組み合わせです。 まず地面に穴を掘って地球の裏側まで穴を掘るという企画自体がおもしろいやね。 地面を掘っていくに当たって必要なアイテムも提起して 地球内部の仕組みも交えながら実際に地球の裏側まで掘ってみたらどうなるか 実践さながらの解説がいかにも科学実験的でおもしろいです。 ただ、地球の内部は現実では実際に確かめられていないのであくまでもマンガの範疇だ。 探査船が地球を飛び出して宇宙を漂い火星を探索できるようになった時代でも 地球の内部がまだ未知の世界だったなんて意外ですね。 ▼白亜紀末大恐竜記:岸大武郎 約6550万年前、地球に小天体が衝突して その影響で絶滅寸前になってしまった恐竜たちが 鳥類へとバトンタッチする生命の進化を、 ティラノザウルスの母親と、その母親に育てられた鳥類の息子の 母子の愛情ドラマで綴る。 過酷な環境の中でティラノザウルスの母親が必死になって子供のために 餌をとりにいってますが、そもそも恐竜が子育てをしたのかどうかも謎。 現代の爬虫類の習性を考えてみると子育てをしていたとは到底思えなんですけどね〜。 話を美化させているような気もする。悪くはないんだけど。 ▼熱帯昆虫ドラマ カブトムシの掟:望月かつみ 南米コロンビアのジャングルの密林で繰り広げられるカブトムシの饗宴(きょうえん)。 まだ若い小型のヘルクレスオオカブトのルークは餌場でライバルに敗れ、 勝った者だけが餌とメスを手に入れられるカブトムシの厳しい掟を見せつける。 一度は自信を失いかけたルークだったが・・・ ヘルクレスにも何種類かの亜種がいるみたいですね。 しかし必ずしも図体のでかいヤツが勝つとは限らない。 それは日本のカブトムシでも証明済みだ。 強さこそが正義のカブトムシの世界。 それ故にいくらそれまで最強を誇ったヘラクレスオオカブトでも その強さは永遠ではない。 ケガをしたり老いたりすることでその地位は若い個体へと奪われてしまう。 厳しい掟だが、生き残り戦略としてはシンプルで分かりやすいとも言えよう。 なかなかおもしろい。 ▼アインシュタイン:球宇里 物理学者のアインシュタインの子供の頃からの生涯を綴った作品。 物理学者として有名になるまでの生い立ちから 有名になってからの活躍をメインに描いていくのかと思ったら 最後に日本の原爆投下に話が直結するとは思わなかったな。 恥ずかしながらオイラはアインシュタインについては名前しか知らなかったので どんな人物であったかはこのマンガを見れば最低限のことは知ることができるでしょう。 |
上 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP |
2007年5月12日 土曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年24号 |
2007年5月10日発売 |
秋田書店 250円 |
▼みつどもえ:桜井のりお 別に知られてもいいことなのに無理に隠そうとすると あらぬ誤解曲解を招くんだよね。 でもひとはがバカにしていた特撮が実際観てみたら好きだったことが 矢部っちとのSMプレイにまで発展してしまったのはさすがに予想ができなかった。 っつーかできてたまるかっ! ▼フルセット!:梅田阿比 火野くんってやっぱりバレー部のみなさんと一緒に草と戯れてる光景が似合ってますねえ。 そんな火野くんが最初は会田くんに騙されて そのあとで「足手まといだ」と会田くんに挑発して 2人のそんなやりとりがおもしろかったですが 火野くん自身、体が弱いこと以外に何か問題があるようなので 火野くんバレー部員として本格活動するのはまだまだ先になりそう。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 今回は珍しく小鉄レスの回。 金鉄じーさんが腰に湿布を貼るというただそれだけのことなんだけど 例によってどうしてもうまく貼れないんですよね。 見ていてかったるかったですが、でもその工程があったおかげでオチが見事に決まりましたね。 どうやって金鉄じーさんが湿布団子になったのかその過程を想像するのもまた一興。 ▼バンタマ:沼田純 最終回。奇跡を“上質なヒマつぶし”と捉える万能玉三郎先生の発想がすばらしい。 そうか。マンガ界では読者の健康のために奇跡という刺激を連発させていたんだ! なるほど〜♪ ・・・ただ、やりすぎはその効果も当たり前になって薄まってくるけどね♪ そうなった場合はさらなる奇跡を用意せにゃ。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお このマンガで悪徳ブリーダー問題を取り上げるとは思ってもみなかったなあ。 これで松の出生の秘密も交えて 難破兄弟が悪徳ブリーダーを懲らしめる話になるのかな? 熱いヤンキー魂を持った猛・剛兄弟&松のことだけに なんだか人情味熱い良い話になりそうですな。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 今度のトムくんはビリヤード娘とビリヤード対決。 確かにビリヤードもギャンブルの要素ははらんでいるので トムくんがビリヤードという実力重視のギャンブルで どんな仕掛けをしてくるかは一つの見どころになると思う。 しかしトムくんが獅子堂学園にやってきた理由というのはなんなんでしょ? でもそれよりも獅子堂学園自体がどんな学校なのか知りたいんですけど。 ▼アイホシモドキ:森繁拓真 元木くんの「力で語るお友達作ろう講座」、 なんとか乱暴者の小学生・由鷹くんに伝わって良かったですね。 しかし相星さん以上に手が付けられないガキだなあ・・・ コイツに同い年の友達なんて本当にできるのだろうか? |
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2007年5月10日 木曜日 |