じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2007年7月分
今月読んだマンガリスト:5冊 |
◎NICE! は特に良かったと思う作品 |
週刊少年チャンピオン2007年31号 週刊少年チャンピオン2007年32号 週刊少年チャンピオン2007年33号 週刊少年チャンピオン2007年34号 週刊少年チャンピオン2007年35号 総評 |
2007年7月度 |
総評 |
一般漫画の部 |
週チャンはここ数週間、真っ先にナンバMG5を読んでました。 松や松の母親、篠崎のワンちゃん達に幸せがくるのか、 その結末ばかりが気になって仕方がなかった。 猛の仲間を想う心、魂がそれだけ熱かったってことだなあ。 剛はこんなステキな兄貴を騙し続けて果たしてこのままでいーんだろうか? |
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2007年7月31日 火曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年35号 |
2007年7月26日発売 |
秋田書店 250円 |
▼ピクル:板垣恵介 バキを休載するやいなやすぐさま同作者の短期集中連載。 アメリカの某所で2億年前の岩塩層の中から レックス(ティラノザウルス)と共に強靭な肉体を持つ人類が発見。 ピクル(塩漬け)と名付けられたその人類は研究家によって 当時の2億年前の環境下を作り出し、蘇らそうと試みるが――― この作者お得意の超人伝説ストーリー。 ピクルという名前を聞いて真っ先に思い浮かべるのがピクルスなんですが、 なるほど、ピクルという名前にはそんな意味合いがあったのですね。 しかしオーガが暴れ象を仕留めて、それ以上の物となると もう恐竜ぐらいしかないからって人類と恐竜が共存した時代を作り上げちゃうってどうよ? 人間とは思えない殺人的な体を作り上げるためには、 地球が作り上げた歴史の常識をも越えなければダメなのか? ハッタリは効いてるが、現在の学説を踏みにじるどころか完全無視したこの設定は さすがにムリがあると思ふ・・・ もうファンタジーとしかいいようが。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 猛のアニマルバイト編はこれにて完結。 亜仁丸店長が猛の鉄拳から篠崎をかばった理由は、 篠崎のワンちゃん達の行く末を考えてのことだったのか。 亜仁丸店長も猛も、悪者はすぐに殴って言うことを聞かせるなんて安易な行動に出ず、 あくまでワンちゃん達のことを最後まで思うなんてホントに大人な考え方だ。 篠崎にその意思が伝わらなかったのが実に残念だ。 全てが終わってみれば、松の母親は亡くなってしまい、篠崎は改心せず、 猛自身もバイトを辞めることになって少々わだかまり感が残る結末となったが、 猛の、家族のことを熱く想う男の優しさをとくと見せつける実にいいストーリーとなりました。 これほどの男がニートだなんてもったいないなあ。 少なくともパチンコ店でくすぶるような男じゃないよ猛は。 ▼フルセット!:梅田阿比 会田と火野くんのワンマンプレイにたまらず1セット取られたいばら高が 次のセットで編み出した作戦は火野潰し。 ま、常套手段やねえ。こればっかりは会田くんでもどうしようもない。 これでただでさえ悲哀感漂う火野くんがさらに惨めな目に晒されるのね。 こうなると今度はチームメイト達ががんばる番なのではないかと。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 さすがに今回のオチは見え見え。 実際、のり子やフグオがあんな老け方したらおもしろいだろーなとは思いましたけど 要はただのオッサンとオバサンだったわけね。 ついでに小鉄似のオッサンも見られたら良かった。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 五木島の「今、何時でっかシステム」はつまり通しサインってことなんだけど、 その指示されたとおりの突き方をしなければならないトムくんは 半ばイカサマ無しの実力勝負といってもいい。 よく短期間でここまでビリヤードの腕をあげたものだ。 まあ多少運を味方につけてはいるが。 トムくんに勝機が傾いた五木島は 気分良く腕時計でトムくんに突き方を指示、 勝った暁にはトムくんを脅して奴隷にする算段まで企んでいるが その対策ももちろんトムくんはぬかりなく考えているだろう。 五木島を封じられても最後に笑うのはやはりトムくんなんじゃないか? ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 ブルーとブラドの対決はブラドの負け。 しかしブラドが負けて水槽に落ちる寸前に両足を伸ばして踏ん張る辺り ジャンのような負けず嫌いな一面も窺える。 負けてもただでは落ちないヤツってとこかな。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 15話目にしてようやくアー坊の高校野球編のお膳立てが整ったといったところか。 それにしても関口平太や段田八五郎や花ちゃん、のりっぺ、直木と これまでの主要メンバー全員が縞青高校野球部に集うとは・・・ アー坊自身もそうだが、様々な問題児を抱えた縞青高校野球部1年生は、 野球以外のことでもいろんなトラブルが起こるんじゃないのか? 今後の彼らの変貌ぶりも見物。 ▼THEフンドシ守護霊:細川雅巳 短期集中。 霊感が少し強い女子高生・カキツバタアヤメ(16)には マッチョな守護霊がついているが、この守護霊がゲイで男好きなため、 ちょっと霊感がある男子生徒に見つかってはことごとく振られてしまう。 さらに、時として守護霊はカキツバタの体を乗っ取りマッチョな女子高生となって この人と決めた男子生徒を追いかけ回す。 そんな彼女と守護霊のドタバタを堪能する青春霊能コメディ。 キャラはとてつもなく濃いが、ギャグの内容はやや弱め。 良く言えばくどくはないが、悪くいえば印象には残らない。 まあ、今回は初回だけあって人物紹介だけできてればそれで良しといったところか。 マッチョな守護霊がカキツバタに乗り移ると 気持ちの悪いオトコオンナになってしまうところがミソ。 結局、あの守護霊は男になっても女になっても恋が実ることはないってことだあね。 いや、中にはゲイや不気味な女が好きな男もいるが・・・ このマンガでそんな男が現れるのかどうか。 ▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中 今まで、このマンガのエロいシーンは固い画も相まってムリヤリ感が否めなかったが、 サラダ油を使ってさくらを救出しようとするシーンは素直にエロいと思った。 結局、ニャースケはさくらをトラブルにはめるために登場しただけかよ。 ▼クローバー:平川哲弘 ま、本当に力がめっぽう強いヤツは、頭の中でどーこー考えるより 人質にちょっとの間我慢してもらえばそれでいいのです。 まさに頭の悪そーなハヤトにはピッタリの救出法。 もっとも、トモキを人質に取ったヤツらのほうがもっと頭が悪そうですが。 それよりも冷静かと思われたトモキがメールで メチャクチャな文字を打っていたのが印象的。 やっぱブラインドタッチは携帯電話じゃ難易度は高いやね。 ▼侵略!イカ娘:安部真弘 新連載。萌え系コメディ。 海の家を経営する相沢栄子さんの前に突如現れた謎の小娘。 この小娘の正体は海からやってきたイカ娘。 彼女は頭にある10本の触手で、これまで海を汚してきた人間共を懲らしめ、 支配するために地上にやってきた。 しかしたった1人で64億もの人間相手にそんなことができるわけがない。 その上、相沢さんたった1人でも太刀打ちできず、 それどころか海の家を壊した弁償として イカ娘は海の家で働かされてしまうこととなりました。 果たして、こんなイカ娘に人類侵略の日はやってくるのでしょうか??? イカ娘は外見は萌え系で、頭にある10本の触手は物を破壊するほどのパワーを持ち、 語尾に「イカ」「ゲソ」などとたわけた単語を付け加える、 かわいい、パワフル、おバカと3拍子揃ったいかにも天然パーな娘さんではあるが、 その相棒役の相沢さんがボーイッシュな女の子とした点が良く、 さらにイカ娘に振り回されるのではなく、逆に振り回している点もなかなかおもしろい。 そのうちイカ娘が「海を汚す人間を懲らしめる」なんて設定はどうでもよくなって、 侵略だけにこだわってバカやるギャグになっていくのでわ? アホなイカ娘の今後の動向に注目。 ▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志 前々回に続いて今回も海で活躍する加護女ですが、 人魚姫になったり、乙姫様になったりいい役回りばかりだなあ・・・ ▼現代怪奇絵巻:根本尚 “GAME”を「がめ」と読む友人ですか。 そういえば“NAME”を「なめ」と読む人もいたなあ・・・ |
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2007年7月29日 日曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年34号 |
2007年7月19日発売 |
秋田書店 250円 |
なんでもドカベンの水島センセが漫画生活50周年だそうで。 さすがに50年もオイラは生きてはいないので 水島センセの作品をズラッと並べられても、特に感慨深いものはなく、 「あー、今まですごいたくさんのマンガを描いてきてるのね」 くらいしか思わないのが正直なところ。 水島センセの代表作とも言えるドカベンも 親子世代で楽しめるというのもムリがあるかなって感じで。 それなら長期連載中の「こち亀」のほうが印象度高いし。 ま、年月と共に水島作品はより地味な方向へ進化していったのでしょう。 チャンピオン界のシーラカンスだ。 現在週チャンで連載中の漫画家をはじめ、大物の漫画家からも 50周年のお祝いメッセージが掲載されていてそれを読んでみるのも一興。 水島マンガに興味のない人なんだろーなー、とか思ってみたり ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 篠崎は猛の天誅を受けてもなおも金に執着。 もはや猛の怒りはお金で解決できる次元ではないのです。 そして怒りの鉄拳を篠崎にお見舞いしようとしたその刹那、 亜仁丸の店長が間に割って入り、篠崎の代わりに殴られることとなった。 なんで?正義の鉄拳なのに。 オレは今のところ剛と同じ考えなんですが。 しかし猛の鉄拳を顔面に受けてまで止めようとした店長のことだ。 なにか深い意味があってのことに違いない。 間違っても「お客様は神様です」のレベルではないだろう。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 アー坊の兄貴・番太郎が久々に登場。 愛車はシビック・タイプR。スポーツタイプとはいえ国産車だし、 アー坊との仲も良く、成り上がり感があまりなくて何より。 しかしアー坊が行くことになった縞青高校野球部の方は マネージャーの空の一件で気まずい空気が漂う。 そこへアー坊が来たらチームワークに軋みが出るんじゃないだろうか? 波乱の予感。 ▼Damons(ダイモンズ):原作/手塚治虫・漫画/米原秀幸 トラがアキシスジカを襲うシーンに思わず目がとまる。 シカの首を折って仕留める画は豪快。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 さすがはトムくん、とっさの判断で特殊キューを疑った里緒・美華コンビを見事欺きましたか。 いきなりトムくんが大きな声で叫ぶことに多少違和感があったが それが噴射音をかき消すためだったなんて 反則行為の素早い証拠隠滅の処理もバッチリですな。 こうして次々と仕掛けた罠を剥ぎ取られていくトムくんですが、 それだけ里緒・美華コンビが強敵であるということですね。 こうなると五木島作の完全犯罪最終作戦に期待しちゃいます。 正当じゃなく最後はキッチリイカサマで勝って欲しいです。ギャンブラーとして。 ▼クローバー:平川哲弘 トモキは赤井を敵視している3年共に誘拐され、殴られても割と冷静。 助けに来たハヤトと赤井もこれまでのテンションを保っている。 なので、ケンカがおっぱじまる前だというのにあまり緊張感も湧いてこない。 却って白工・新野達がハヤトらにコケにされてるような感じだ。 多分、この先も特に盛り上がることもなく新野たちがハヤト、赤井のやりとりを 引き立てる役となったまま幕を閉じるということになりそうだがいかがなものか・・・ ▼三毛猫ホームズのバカンス:原作/赤川次郎・作画/富田はじめ 第2話は、とある女子高生が通う学校の保健室の先生が 何者かに殺されてしまって、さあ犯人を捜し出せ!ってな内容。 どんな怪事件も、三毛猫ホームズにかかれば何の脈絡もなしに 事件の手がかりを前回同様、トントン拍子で見つけてくれるでしょう。 短時間で読むミステリー物としてはお手軽でいいんじゃないでしょうか。 ▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中 フィギュアと化したさくらも体重は気になるんですね。 その体重計が示す重さは人間の時と同じなのでしょうか? さくらはミニマムサイズになっただけに メシも少量でエネルギーチャージできるのですね。 小さくなってよりパワーアップするってのも珍しい話だ。 ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 キリコが言った「水槽が不愉快」には同感。 そんなもん用意しなくても、ジャンを含む傲慢料理人や 曲者揃いの審査員たちの前で敗北すりゃ それだけで屈辱感が味わえるというもの。 余計な演出のように思える。 以降もこんな不要な罰ゲームが続くのかな?それこそ蛇足なんですが。 個人的には負けたソフィの水着ホコ天よりも、水月のマユぞりが見たかったので ブルーに邪魔されても特に残念なわけでもなく。 ▼アイホシモドキ:森繁拓真 最終回。これまでの元木くんが関わってきたキャラ総登場で締めくくってくれたのかと思ったら、 門前兄妹が出てなかったな。いいけど。 元木くんが相星さんと出会っても特別ケンカに強くなることもなく、 どっちかといえばいい人間関係を築いていく系のマンガだったんだな。 わがままなヤツのトラブルに巻き込まれるけどだんだんうち解けていくみたいな。 元木くんが相星さんと顔が瓜二つになっていることも 今までのストーリーに十分活かされていた。 ヘタレ系の元木くんの周りには強者キャラが多数登場してますが どれも嫌味が無く、激しいバトル、クールな展開の中にも 人間らしい温かみがあって良かったです。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 ページ数は少ないが今回は妙にリアリティのある怪奇現象の数々に驚く。 「スピー スピピー スピスパー」などと呼吸音がうるさいのは 鼻の穴にこびり付いているいくつかのハナクソが いろんな音を出す役目を果たしているのでしょう。 寝ている時ならいざ知らず、起きてる時に呼吸音が鳴ってしまったら 恥ずかしいことこの上なし。 花の掃除は念入りに。 次週からバキはしばらくお休みして、その間、板垣恵介氏の集中連載が始まるそうです。 「ピクル」って誰? |
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2007年7月23日 月曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年33号 |
2007年7月12日発売 |
秋田書店 240円 |
▼クローバー:平川哲弘 赤井を目の敵にしている輩が、白工の新野というアブナイ人を呼び寄せてトモキをさらい、 何かを企んでる模様。 一方、ハヤトは前回、赤井に邪魔されたことをやりかえして あいこにしてやるぞと自己満足の方向に持っていこうとしている。 ハヤトは赤井のことを敵視しているというよりはライバル視しているような感じで 2人がこの先、殴り合いの大ゲンカに発展することはあまり考えられない。 むしろ2人がいがみあいながらも一緒に白工の新野とバトルする展開になるんじゃないのか。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお もはや篠崎一派につける薬なし。 猛は篠崎に対して飼い主としての責任を持つよう頭を下げて頼み込み、 まして金のことなど一言も口に出していないのに 篠崎は剛から騙し取った金を返さないことに執着。 しかも、こんな犯罪同然なあとあと必ず面倒になる商売やっといて 面倒くさがりやという社会をなめてるとしかいいようのない 救いようのない愚連隊。 そしてもっとも愚かしいことに篠崎は「松をキッチリ処分しときゃよかった」と 決して猛の前で言ってはならないNGワードを口にしてしまった。 こうなるともう猛の怒りは誰にも止められない・・・!! (というか止めて欲しくない) まずは篠崎のチンピラ仲間1匹を血祭り。 あとはどこまで猛が篠崎達を懲らしめられるか。 そしてかけつけた剛達の行動にも注目だ。 あ、篠崎が猛同様、メッチャ強いというのは無しの方向で。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 トムくんは五木島のゴキブリショットを会得して 実力でマスワリで勝利をもぎとりました! いつの間に五木島のゴキブリショットを携帯に撮っていたんだ? ちゃっかりしてらー。 一度はトムくんを見限った五木島のほうが実はトムくんに振り回されていたんですね。 こうなると、五木島が手にしたその200万円もニセ札に見えてくるから不思議です。 ▼三毛猫ホームズのバカンス:原作/赤川次郎・作画/富田はじめ 今回の殺人事件は中根の関係する人たちによるものだったが、 誰も殺す気がなかったという点が微妙。 かたや懲らしめるのが目的、かたやベランダから手助けするのが目的。 中根の自業自得といえばそれまでだが、やりきれなさ感が残る結末だ。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 アー坊の打った球が縞青高野球部マネージャー・空の頭部を直撃! この事件がきっかけでアー坊は縞青高校に行くことを決める。 もちろんキューピッドの矢の如くアー坊の球が空の心を射止めたわけでもなく、 空の兄や空自身がアー坊を恨むようなダークな雰囲気の中に アー坊は飛び込んでいくのである。 衝撃的だなあ・・・ ある意味、今のアー坊の心境そのものだな。これも運命か。 で、ここで次週、兄・番太郎のご登場予定ですか。 アー坊との関係やプロ入りした番太郎自身がどんな性格になったのか 気になるところ。 ▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中 ヒツジくんは、さくらのハダカが懸かった野球拳で 美少女フィギュアオタクの諸星と勝負! しかし、ヒツジくんはジャンケンはめっぽう弱い上に 敵の策略にハマってグーの状態で強力接着剤をつけられてしまうピンチに。 この時、オイラはてっきりヒツジくんがいじめられっ子らしい根性を見せて 手のひらの皮を剥がし、血まみれになりながら手を開くのかと思ったけど ペディーちゃんの決めゼリフだなんてこれまたいじめられっ子らしい くだらない解決法でジャンケンに勝ちました。 ま、ヒツジらしいけどね。 しかし男同士で女の子フィギュアの服を脱がす野球拳をするなんて不健康だな。 それにつき合わされるさくらがいとあわれ。 ▼みつどもえ:桜井のりお 戦隊マニアのひとはの発言と、千葉くんのエロスな妄想から 戦隊ヒーローとエロスにひとつの芸術的共通点を見いだした! ・・・かと思ったらやっぱ違ったか。 野郎のパンツおろしなんて戦隊モノにはありえないからな。 千葉くんにズボンとパンツを脱がされた矢部っちのほうが萌え 泣きながら去る千葉くん。でも本当に泣きたいのは矢部っちのほうだぞ! ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 日堂杯中華料理大会の審査員たちのニコニコ顔は 全くアテにならないそうです。 ホメ言葉も口先だけのことが多いとか。 嫌な審査員ですね。 負けた方が水に落ちる演出も、言い換えれば 敗者がより哀れになるよう見世物にする不要な演出だ。 実に非道い人たちねだキミたち。 ▼アイホシモドキ:森繁拓真 まさかこの赤ずきん事件がアイホシモドキ最後の話になってしまうとは。 でも友成くんが元木くんと一緒に自力で戦い、友人を改心させ、 栗原さんも相星さんと戦うことで友情みたいなものを見つけ出せて 爽やかな読後感にはなっている。 この分だと次週の最終回はきれいにまとめてくれそう。 ▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志 今度は海の中から人間に変身して人肉を喰らうサメ人間が登場。 本当は女の子を喰らいたくてしょうがないのに 恋をしてしまったが為に逆に女の子を守ろうとする サメ人間の少年の心のせつなさが良く描かれていてGOOD。 妖怪モノと怪奇現象モノが程よくブレンドされてたいいお話ですね。 しかし、これを逆・人魚姫と例えるかチャンピオン! ・・・ということは人魚は女性しかいないことを考慮すると、 サメ人間=逆・人魚姫は男性しか存在しないのか?蛇足ですが。 |
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2007年7月16日 月曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年32号 |
2007年7月5日発売 |
秋田書店 240円 |
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 最初の、ボールがどこかへ飛んで無くしてしまったボールを 消える魔球とするギャグが一番おもしろかったかな。 星野監督ネタはいまひとつ。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお いやはや、なんとも最悪な展開になっちまいましたな。 それにしても篠崎は法外な金額を難破兄弟にふっかけた上に ああいう取引をしたらもう商売人として、人として失格でしょありゃあ。 もはや悪徳ブリーダーの域にも達しない、暴走族と同等のクズの集まりだ。 許せね〜!! あの篠崎を放置しておくことは絶対に世のために良くないので 難破兄弟でも、松でも、ペット屋の店主でも誰でも良いので 痛い目に遭わせる必要があるでしょうね。 ・・・っていうか遭わせろ。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 そっか。アー坊の両投げのことばかりに気を取られていて、 バッティングのほうがどうなのかが分からなかったな。 花ちゃんの言うように両刀投げが打撃に弊害をもたらすのかどうかは 気になるところだが、話はまたあらぬ方向に。 一方、縞青高校の理事長の娘さんはエグイこと言うねえ。 段田八五郎の指摘も合わせてアー坊を熱くさせてしまったと同時に ダークな雰囲気が漂いはじめてしまった。 もともと地味なストーリーだけにブラックな面がより際立っている。 ▼フルセット!:梅田阿比 なんつーか、このマンガは火野くんよりも 会田くんに焦点を合わせて読んだ方がおもしれーな。 共感もできるし。 でも火野くんも園芸部と化したバレー部を救うきっかけとなった人物だから 彼の努力も放ってはおけませんな。 つまり杉中は会田くんと火野くん以外はどうでもいいキャラ ▼クローバー:平川哲弘 桃浜高の頭・赤井と一年最強のハヤト、最悪の出会い・・・・・・ 学校ではハヤトの行くところに常に赤井の姿があり、 ハヤトはことごとく赤井に全ての行動を邪魔されてしまうが、 2人はキャラがかぶっているとも言えないし、似たもの同士でもない。 ただ行動が同じと言うだけで今のところは微妙な関係だな。 とりあえず、この赤井をハヤトの次の友達パワーの標的にするつもりか? ▼三毛猫ホームズのバカンス:原作/赤川次郎・作画/富田はじめ 去年、推理小説・三毛猫ホームズのマンガ版として登場していた読み切りが再び。 探偵猫・ホームズ(♀)の気まぐれな行動が、難事件を解決へと導く。 今回の舞台はリゾートホテルで、女性を騙して金を巻き上げるナンパ野郎が プールサイドで何者かに殺され、その犯人を見つけ出すというストーリー。 ホームズが犯人逮捕の手がかりとなるヒントを見つけてくれるおかげで とんとん拍子で話が進んでいく。 この猫がいなかったら迷宮入りになること請け合い。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 ぼぼ・・・ぼくはおしっこに行ってただけです・・・ 黙らっしゃいキノコッ!!! まじめさがウリの水原くんが、トムくんのダーティワークに荷担するなんてねえ。 しかもわざとらしく爽やかな笑顔で戻ってくるとは 獅子堂が激怒するのも当然といえるだろう。 しかしあのキノコ頭の水原くんがねー。 トムくんのダークな発想に感化されて水原くん自身が毒キノコになりつつあるようです。 ▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中 ヒツジくんは萌えイベント会場の駐車場に止まっている何千台もの車の中から 1台1台しらみつぶしに覗いてみて誘拐されたさくらを見つけ出したというのか。 車の持ち主に殴られてもさくらを危ない目に遭わせない一心でやったことなので その根性は認めるけど、 どうも根性の使いどころが間違っているような気がしてならないのはなぜだろう? オタク少年独特の覗き見をするという行為が アブナイ系のオーラを増幅させてるんでしょうかね。 歪んだ正義感だ。 ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 エビチリ料理対決、まず戦陣を切ったのは高飛車な女性2人か。 まあ、必ずどっちかが負けて悔しい思いをするわけで その時の負けた側の罰ゲームが見物だ。 ▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志 人形を我が娘のようにかわいがるおばあさんが気味悪いですか。 これは一種のコミュニケーションであって、 子供がたまごっちで遊ぶのと同じですよねえ。 ゲーム界では疑似キャラとのコミュニケーションなんて ごくありふれたことです。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 フロで屁の泡を桶に集めるのって、時々意味もなくやりますよオイラ。 そしてその後、泡の臭いをまとめて嗅ぐと。これ常識。 |
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2007年7月10日 火曜日 |
週刊少年チャンピオン 2007年31号 |
2007年6月28日発売 |
秋田書店 240円 |
▼現代怪奇絵巻:根本尚 今回は特別3本立てで、1本目、2本目、3本目とそれぞれページが別れて掲載。 これによって誌面に突然消えては現れるという このマンガ自身が怪奇現象になってます。 横チンしていることに気づかぬまま海辺を闊歩している少年がいますが、 あの海水パンツで横チンはありえないんじゃないでしょーか? もらってうれしくない賞状は小学校のうちならありえそうですね。 「忘れ物しなかったで賞」「きちんと掃除をしたで賞」とか。 なんかどうでもいい感漂ってますよね。 ▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中 おぬし、キ@タマついてんのか!? 肝っ玉ならぬキ@タマで男の度胸を示す堂々としたコピーで めっちゃ強い女の子フィギュアを手に入れたヘタレな少年が主人公の ヤンキーフィギュアがようやく新連載。 学校では内気ないじめられっ子で女の子のフィギュアだけがおともだちの 山下筆児(やましたひつじ)くんと、謎の猫にフィギュアにされてしまった ケンカ好きな女の子・桜井さくらが繰り広げる学園萌えアクションストーリー。 やや固めな画ではあるが、かなりこなれてきた感じ。 でも新連載1話目からいじめっ子によるヒツジくんのズボン脱がし事件が発生して 内容はかなりエグくなっている。 でもその辺はまぐれ君の時も同じだったから このマンガも同じようにこれからもヒツジくんのヘタレが巻き起こす珍事件を楽しむこととしようか。 ところでヒツジくん、不良にズボン脱がされてチンチン擦っちゃったみたいですけど 大丈夫でしょうか?使い物にならなくなった、なんてことのないよう注意。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 転校生のジャージ男は大したキャラではないが、 あかねちゃんが妙にジャージ男を気にしているところがおもしろい。 でもいくらなんでもジャージ男の正体がノブくんってことはないでしょう。 印象度が違いすぎるよ。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 篠崎は松の母ちゃんを譲るのに50万円という法外な金額で吹っかけておいて 早くも仲間内と焼き肉パーティの話で花咲かせてますよ。 そして己の思い出が詰まった愛車・魔愚南無号(単車)を売っぱらって 断腸の思いで50万円を手に入れた猛。 篠崎と比べて男としての器が違いすぎます。 ヤンキーをやめたい剛と進む方向は違ってもメラメラと熱い炎がたぎってる点は 兄弟一緒です。 しかしこの50万円の行方は今回のストーリーの展開を鑑みるに 篠崎の手に渡るとは思えないんだよな〜。 もし松の母ちゃんに何かあった時は、猛が介入しない限り、 今度こそ剛の暴走を止める術はない。 次回、怒りか悲しみか、いずれにしても荒れそうな気がする・・・ ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 五木島はトムくんのことを「疫病神」と言って見限ってしまったみたいですが いったいどっちが疫病神だと言いたいですな。 まあ、トムくんも相手のツキを奪うという点では疫病神かもしれんが。 そこで今回の勝利の女神役にキノコ頭くんが抜擢されたということですね。 完璧なまでに固い女の友情を男の友情で突き崩すってのもまた楽しそうですよね〜。 ▼クローバー:平川哲弘 ハヤト、トモキ、ケンジが3人仲良くなってこの先どんな話に持って行くかと思ったら バイクいじりが唯一の趣味であるトモキに焦点を当てた話にしてきたか。 内容も割とどーでもいいような高校生の日常を切り取った話で いかにも青春グラフィティな展開ですな。 ▼みつどもえ:桜井のりお このっ・・・雌豚が――――!! 思わず爆笑。 実際こんなこと言う小学生女子がいたらさすがに引くけど、 妄想機関車の佐藤が好きでしょうがない隊の隊長が言うとおもろいね。 ▼フルセット!:梅田阿比 杉原中学がメンバー不足のため不戦敗!! その後、不戦敗にさせた張本人である会田くんがノコノコと現れやがりました。 顧問の先生にも見離され、部員にも見離されたこのバレー部に未来はあるんでしょうか。 会田くんがいないと試合すらさせてもらえずに負けてしまうってのも悲しすぎる話。 まあバレー部としては腐敗しきってるんだから当然といえますが もし火野くんが来なかったらこんな大会にすら出られなかったでしょうしねえ。 今のところは負の要素が大きすぎて杉原中学男子バレー部を応援しようとは思わないッスね。 ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 沢田と荀、ブラドとブルーの腹のさぐり合いも前座で真打ちはジャンというわけですか。 なんにせよも邪心に満ちた天才料理人8人が どんな奇抜なエビチリを作ってくれるのか見物。 ▼私は加護女(かごめ):原作/高橋葉介・漫画/近藤豪志 蛇女ってこうしてみると本当は意外と家族思いのやさしい妖怪なんじゃないか? 今回の話は蛇女の恨みによって虹子ちゃん父子が被害にあったけど、 その虹子ちゃんが今後の蛇女のイメージを変えてくれればいいんじゃないかしら。 また同じ事件の繰り返しで因果応報になると困るけど。 ▼アイホシモドキ:森繁拓真 相星さんが元木のフリをして栗原と接触する一方で、 元木と友也(ともなり)の、強い女に守られてきた男同士が 悪友相手に立ち向かう段取りはうまいね。 |
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2007年7月2日 月曜日 |