小室直樹文献目録 一般文献 2018002
[ 書名 ] 『数学を使わない数学の講義』
- [ 副書名 ] 無
- [ 著 者 ] 小室直樹
- [ シ リーズ ] WAC BUNKO B-272
- [ 出版者 ] ワック
- [ 総頁数 ] 285頁
- [ 発 行 ] 2018年02月03日初版第1刷発行 まで確認
- [ ISBN等 ] ISBN 4-89831-772-3 C0236
- [ 価 格 ] 定価(本体920円+税)
- [ 箱 ・帯 ] 箱無・帯有
- [ 体 裁 ] 新書判 17.6×11.3cm
- [ 図 表 ] 5図
- [ 注 記 ] 無
- [ 分 類 ] 図書
目次
まえがき
〈存在問題―近代数学最大の貢献〉
第1章 論理的発想の基本
―まず「解の存在」の有無を明確化せよ
- 1 はたして解けるのか解けないのか
―無駄な努力を排し、“やる気”を保証する
- 2 社会観察にどう応用するか
―人間の悩みの根元は、すべて「存在問題」にある
〈集合論―数学の本質〉
第2章 数学的思考とは何か
―日本人が世界で通用するための基本要件
- 1 「論理」の国と「非論理」の国
―なぜ、日本型行動様式が諸外国に理解されないのか
- 2 「法の精神」の根底にも数学がある
―論理の世界から日本流曖昧社会を点検する
〈必要条件と十分条件〉
第3章 矛盾点を明確に掴む法
―論理学を駆使するための基本テクニック
- 1 論理矛盾は、どこから生まれるか
―「必要条件」と「十分条件」を峻別する意義
- 2 人間の精神活動を数学的に読む
―宗教・イデオロギーの骨子とは何か
〈非ユークリッド幾何学―否定からの出発〉
第4章 科学における「仮定」の意味
―近代科学の方法論を決定した大発見
- 1 非ユークリッド幾何学の誕生
―背理法が通用しなかったユークリッドの第五公理
- 2 近代科学の基本となった発想法
―なぜすべては仮説にすぎないのか
〈数量化の意義〉
第5章 「常識の陥穽」から脱する方法
―日本には、なぜ本当の意味での論争がないのか
- 1 数学の背景を読む
―「数量化」が意味を持つための三つの条件
- 2 「全体」と「部分」の混同
―「アローの背理」が明らかにした社会観察手段
所蔵館
情報元
- 錦織俊二さん(2018-01-18 新掲示板ログ[1156]参照)
他文献
備考
- 装幀:WAC装幀室(須川貴弘)
- 帯字句 表:
なーるほど,そうだったのか!
数学の論理は単純明快。
「論理的発想」を身につければ
仕事も人生もうまくいく!
- 帯字句 裏:
学生時代,数学が苦手だったという方も多いだろう。
しかし,「数学の論理」と「数学のオペレーション」(計算
などの操作)」はまったく別物だ。人間の能力として
も,まるで別の分野に属するものである。因数分解や
幾何の補助線の引き方など,数学の能力とは関係が
ない。数学の基本になる発想はまことにおもしろく,
かつ有益なものなのである。
内容
更新日