小室直樹文献目録 一般文献 2001009
[ 書名 ] 『数学嫌いな人のための数学』
- [ 副書名 ] 数学原論
- [ 著 者 ] 小室直樹
- [ シ リーズ ] 無
- [ 出版者 ] 東洋経済新報社
- [ 総頁数 ] 328頁
- [ 発 行 ] 2001年10月25日初版1刷
2002年02月25日8刷発行 まで確認
- [ ISBN等 ] ISBN 4-492-22205-7 C3041
- [ 価 格 ] 定価(本体1600円+税)
- [ 箱 ・帯 ] 箱無・帯有
- [ 体 裁 ] 四六判 19.5×13.7cm ハードカバー
- [ 図 表 ] 17図
- [ 注 記 ] 無
- [ 分 類 ] 図書
目次
はじめに
Chapter 1 数学の論理の源泉
――古代宗教から生まれた数学の論理
- 1 神は存在するのか,しないのか
- 2 存在するのかしないおか,それが問題だ
――ギリシャの三大難問題
- 3 新航路は果たして存在するのかしないのか
――「解」を目的にしたか否かが問題だ
- 4 n次方程式には「解」がある
――ガウスが発見した「解」の存在
- 5 最高の役人は最低の政治家である
――マクス・ヴェーバーが発見した「解」のない政治の世界
Chapter 2 数学は何のために学ぶのか
――論理とは神への論争の技術なり
- 1 「論理」とは「論争」の技術なり
――東西の論争技術
- 2 東西の「論理」の違い
- 3 数学の論理への誘い
Chapter 3 数学と近代資本主義
――数学の論理から資本主義は育った
- 1 数学と資本主義の精神
- 2 資本主義的私的所有権の絶対性と抽象性
- 3 中国や日本社会の特性
Chapter 4 証明の技術
――背理法・帰納法・必要十分条件・対偶の徹底解明
- 1 形式論理学の“華”――背理法(帰謬法)
- 2 数学を除くあらゆる科学は不完全である――帰納法
- 3 社会科学の最重要概念――必要条件と十分条件
- 4 対偶の論理――何かがうまくいっていないときのおすすめ発想法
Chapter 5 数学と経済学
――経済理論を貫く数学の論理
- 1 ちょっぴりの数学で理論経済学の極意が分かる
- 2 国民(national)を理解すると経済がわかる
- 3 経済の相互連関を単純なモデルで理解する
- 4 経済学の奥義が分かり数学が大好きに
おわりに
所蔵館
情報元
- FITOMAROさん(2001-10-09 旧掲示板ログ[1849] 参照)
他文献
備考
- 刷情報:2001年11月02日2刷/2001年11月12日3刷/2001年12月14日5刷/2002年01月30日7刷
- 誤植情報:ワーカーズの直さんより(掲示板ログ[2647]より引用):
[2647]『数学嫌いな人のための数学』正誤表について 投稿者:ワーカーズの直
投稿日:2003-02-22(Sat) 21:52:20
直です。
『数学嫌いな人のための数学』には誤りがあるとの話題がこの掲示板にも出ていましたが,
この本は現在第八刷ですが,いまだに訂正されていないものもあるとのことなので,一覧を発表致します。
この一覧は,東洋経済新報社出版局編集第4部の佐藤敬氏の作成になるものです。
訂正箇所は,全部で11カ所。
p. xvi 最終行 おわりに → 削除
p. 29 3行目 カルカッタにいたった → カリカットにいたった
p. 44 2行目 数学が人に突きつけた → 数学が人々に突きつけた
p. 61 3・6行目 (フリガナ)いい → いいん
p.116 3行目 ナーガルジーナ → ナーガセーナ
p.134 9行目 寛永三年 → 宝永三年
p.205 写真説明文1行目 ガリヤラ → ガリラヤ
p.220 11行目 現代国語に「翻訳」された → 現代口語に「翻訳」された
p.237 3行目 動物でなければ猫でない → 猫でなければ動物でない
p.274 下囲み U:および → U:または
訂正評は以上です。
初版以来訂正しているもの八刷現在のものにも訂正があるとのことですので,皆様もご確認下さい。
以上
- 帯字句 表:
数学の本質は論理である!/数学の基本で経済学の神髄が分かる。数学に弱い日本人もこれだけは知っておこう。
内容
更新日
- 2005-03-02
- 2005-09-04
- 2021-12-30 増刷情報 追加