項目名 | ディープスペースナイン |
読み | でぃーぷすぺーすないん |
分類 | SFドラマ |
作者 | |
公的データ | スタート当初からの変わらぬ精神は『新スタートレック』、そしてこの『スタートレック・ディープスペースナイン』(1993年第1シーズン・アメリカでスタート)と引き継がれていった…。 24世紀初頭、辺境の惑星・ベイジョーの近くでワームホール(銀河間を結ぶトンネル状の近道)が発見された。このことによりベイジョーは銀河の果ての未踏の地への入り口として、戦略的に重要な拠点となった。 だが、100年前のベイジョーの住民と征服者、カーデシア人との闘争の結果、ベイジョーは焦土と化し、水は汚染されていた。 そして、そこにはカーデシア人の宇宙ステーションであった“DEEP SPACE NINE”(以下“DS9”)が、最新のテクノロジーと防衛機能をはぎ取られたまま残されていた。 ベイジョーの宇宙連邦加盟のため、宇宙連邦政府はベンジャミン・シスコを司令官として“DS9”に派遣する。ベイジョー奪回を目論むカーデシア人ら敵対勢力に囲まれ、銀河の果てを目指すあらゆる航行者(探検家、商人、スパイまでも)が集まり来る“DS9”を舞台に、シスコ以下乗組員の冒険と苦闘が始まった。 第1話 『聖なる神殿の謎 〜パート2〜』 第2話 『スペーステロリスト』 第3話 『宇宙ステーション殺人事件』 第4話 『恐怖のウィルス』 第5話 『ワームホールから来たエイリアン』 第6話 『超生命体Q』 第7話 『共生結合体生物 ”トリル族”』 第8話 『宇宙囚人バンティカ』 第9話 『死のゲーム』 第10話 『宇宙商人フェレンギ星人』 第11話 『エイリアン殺人事件』 第12話 『戦慄のガンマ宇宙域』 第13話 『混迷の惑星ベイジョー』 第14話 『第五の月 ジェラード』 第15話 『夢幻の刻』 第16話 『機械じかけの命』 第17話 『反逆のテレパス・エネルギー』 第18話 『謎のカーデシア星人』 第19話 『預言者の導き』 第20話 『帰ってきた英雄 〜パート1〜』 第21話 『帰ってきた英雄 〜パート2〜』 第22話 『帰ってきた英雄 〜パート3〜』 第23話 『突然の侵入者』 第24話 『戦慄のカーデシア星人』 第25話 『エレージア星人 メローラ・パズラー少尉』 第26話 『フェレンギ星人の掟』 第27話 『殺しの密告者』 第28話 『愛の幻影』 第29話 『さまよえるスクリーア人』 第30話 『詐欺師エル・オーリアン人』 第31話 『流動体生物の秘密』 第32話 『最終兵器解体の陰謀』 第33話 『オブライエンの孤独』 第34話 『自然回帰』 第35話 『幻影の村』 第36話 『宇宙の原型』 第37話 『クワークの愛』 第38話 『血の誓い』 第39話 『戦争回避 前編』 第40話 『戦争回避 後編』 第41話 『義務と友情』 第42話 『二人のキラ』 第43話 『密告者』 第44話 『疑惑の法廷』 第45話 『新たなる脅威』 第46話 『ドミニオンの野望 前編』 第47話 『ドミニオンの野望 後編』 第48話 『クワークの結婚』 第49話 『仮面の幻影』 第50話 『恐るべき過去』 第51話 『捨て子の秘密』 第52話 『暴徒制圧モード始動』 第53話 『次元移動惑星』 第54話 『奪われたディファイアント』 第55話 『恋の感謝祭』 第56話 『2024年暴動の夜 前編』 第57話 『2024年暴動の夜 後編』 第58話 『バライルの死』 第59話 『可変種の定め』 第60話 『三匹の毒蛇』 第61話 『新・金儲けの秘訣』 第62話 『DS9破壊工作』 第63話 『老化促進テレパシー』 第64話 『鏡の裏のシスコ』 第65話 『姿なき連合艦隊 前編』 第66話 『姿なき連合艦隊 後編』 第67話 『夢の古代船』 第68話 『クワークの母』 第69話 『シャカールの乱』 第70話 『クルゾンの秘密』 第71話 『忍び寄る可変種の脅威』 第72話 『クリンゴンの暴挙 前編』 第72話 『クリンゴンの暴挙 後編』 第73話 『父と子』 第74話 『苦悩するジェム・ハダー』 第75話 『デュカットの娘』 第76話 『禁じられた愛の絆』 第77話 『フェレンギ人囚わる』 第78話 『デファイアントの危機』 第79話 『カーレスの剣』 第80話 『ドクター・ノア』 第81話 『地球戒厳令 前編』 第82話 『地球戒厳令 後編』 第83話 『ジェラシー』 第84話 『新たなる戦線』 第85話 『モーグの息子たち』 第86話 『ロムの反乱』 第87話 『選ばれし者の困惑』 第88話 『裁かれるウォーフ』 第89話 『つくられた記憶』 第90話 『鏡あわせのジェニファー』 第91話 『二人の女神』 第92話 『裏切り者は誰だ』 第93話 『戦士の宿命』 第94話 『星に死の満つる時』 第95話 『クワーク、絶対絶命』 第96話 『可変種の脅威 第二幕 前編』 第97話 『可変種の脅威 第二幕 後編』 第98話 『神の船』 第99話 『クワークの再婚』 第100話 『戦う勇気』 第101話 『ケイコのために』 第102話 『伝説の時空へ』 第103話 『享楽の星・ライサ』 第104話 『秘められた過去』 第105話 『あの頂を目指せ』 第106話 『預言者シスコ』 第107話 『一人、また一人、そして…』 第108話 『幼き命』 第109話 『エディングトンの逆襲』 第110話 『敗れざる者 前編』 第111話 『敗れざる者 後編』 第112話 『ジュリアンの秘密』 第113話 『オドーの恋』 第114話 『武器を売る者』 第115話 『父死す』 第116話 『愛の値段』 第117話 『我らクリンゴン』 第118話 『末裔の星』 第119話 『最後のテロリスト』 第120話 『眠れるステーション エムポック・ノール』 第121話 『プレゼント大作戦』 第122話 『DS9撤退の日』 第123話 『明日なき撤退』 第124話 『洞窟の密約』 第125話 『過去を越えた絆』 第126話 『レジスタンスの苦悩』 第127話 『ディープスペース・ナイン奪還作戦 前編』 第128話 『ディープスペース・ナイン奪還作戦 後編』 第129話 『花嫁の試練』 第130話 『聖者の復活』 第131話 『封じられた最終戦略』 第132話 『闘う交渉人フェレンギ』 第133話 『不滅の悪意』 第134話 『モーンの遺産』 第135話 『夢、遥かなる地にて』 第136話 『ルビコンの奇跡』 第137話 『非情の捜査線』 第138話 『至高の絆』 第139話 『憎悪を超えて』 第140話 『記憶なきスパイ』 第141話 『消された偽造作戦』 第142話 『心をつなぐホログラム』 第143話 『善と悪の叫び』 第144話 『過信』 第145話 『グランド・ネーガスは永遠に』 第146話 『時の迷い子』 第147話 『待ってる女』 第148話 『決意の代償』 第149話 『砂漠からの呼び声』 第150話 『預言者の呪縛』 第151話 『再生する魂』 第152話 『がんばれ、ナイナーズ!』 第153話 『愛に目覚める者』 第154話 『予期せぬ亡命者』 第155話 『今一度あの雄姿を』 第156話 『戦争の影 -AR558攻防戦-』 第157話 『裏切られた誓約』 第158話 『ペーバームーンに抱かれて-戦争の影 Part2-』 第159話 『崩れゆく家族の肖像』 第160話 『平行世界に消えたゼク』 第161話 『眠らぬ殺意』 第162話 『仮面の下の孤独』 第163話 『アドリブ作戦で行こう!』 第164話 『闇からの指令』 第165話 『彷徨う心』 第166話 『偽りの契り』 第167話 『決別の行方』 第168話 『変節の時』 第169話 『嵐の予兆』 第170話 『嵐に立つ者たち』 第171話 『心の決死圏』 第172話 『自由への叫び』 第173話 『終わりなきはじまり 前編』 第174話 『終わりなきはじまり 後編』 |
感想文等 | 外宇宙での活動が専らな他のシリーズに比べ、ステーション内でのドラマが殆どで、あまりSF的なプロットが顕れることもなく、「ただのドラマ」的な感覚が強かったのも、従来のスタートレックの楽しめ方とは異なっていた。 流動体生物のオドーは、「新スタートレック」で言えばアンドロイドのデータのように、【異質な存在】として興味深くなるはずだったが、様々な特質を持つ異星人が多数いる中で、流動体というだけでは最早さほどの異質感はなかった。のちのヴォイジャーでホログラムのドクターやボーグのセブン・オブ・ナインが精彩を放ったようには、魅力的な存在にはならなかった。 かえって、普通すぎるほど【普通】のマイルズ・オブライエンが一番感情移入もでき、記憶に残るエピソードも多かった。 最終章まで来て、振り返って思うのは、戦争や政治や宗教や、そういった大掛かりなものが多くて、あまり馴染めなかったシリーズだったけれど、心に残るエピソードも少なめだったけれど、しかし、他のシリーズと比べて、それでも一番、キャラクターたちのドラマは濃密だったのかもしれない……ということ。事件と言えるほどのこともない【普通】の日常のドラマも多くあったから、インパクトは小さくても、いつの間にか、キャラクターたちと親睦は深まっていた。そんなところかもしれない。 「ディープスペースナイン」というシリーズそのものは私には△印で終わったが、このキャラクターたちにはまた会ってみたいものだとは、だから、思っている。(おっぺ) |