小室直樹文献目録 一般文献 1989003
[ 書名 ] 『アメリカの逆襲』
- [ 副書名 ] 宿命の対決に日本は勝てるか
- [ 著 者 ] 小室直樹
- [ シ リーズ ] 光文社文庫 こ11-2
- [ 出版者 ] 光文社
- [ 総頁数 ] 239頁
- [ 発 行 ] 1989年02月20日初版1刷 まで確認
- [ ISBN等 ] ISBN 4-334-70899-4 C0131
- [ 価 格 ] 定価380円
- [ 箱 ・帯 ] 箱無・帯有
- [ 体 裁 ] 文庫判 15.2×10.5cm
- [ 図 表 ] 無
- [ 注 記 ] 主要参考文献 216頁
- [ 分 類 ] 図書
目次
まえがき
1 宿命の対決,アメリカと日本
- くりかえす歴史の鉄則,中国をめぐる日米抗争
- 中国もソ連と同じ病気にかかった
- 天皇神話の崩壊がもたらした日本の高度成長
- 日本経済の癌の特効薬は中国にある
- 中国軍は厖大な近代労働者の温床である
- 恐ろしい結論,すべての条件がさし示す日中接近
- 日中の接近を,アメリカは絶対黙っていない
- ソ連も日米両帝国主義の死闘の舞台になる
- ソ連の軍事力がアメリカをぬいたと宣伝するアメリカの謎
- ソ連は崩壊する,アメリカが怖いのは日本だ
2 安保・自由貿易体制が終わる
- 日本の安保タダ乗りで,アメリカが救われている
- アメリカ経済に対日軍備の余裕はない
- 安保条約と日英同盟は同じ運命をたどる
- 国連憲章の“敵国”は,今でも日本とドイツだ
- 現在の日本人は,真珠湾にうかれた日本人と同じだ
- 日本の奇跡を支えた例外中の例外の戦後史
- 自由貿易は英国帝国主義のイデオロギーだった
- 自由貿易を拒否して生きのびたアメリカ
- 日本と自由貿易は運命共同体
- アメリカの幼児退行現象が日本の大破局をまねく
3 軍事国家アメリカと平和国家日本
- また鎖国するつもりで開国した豊かな国,日本
- 日本人とアメリカ人だけにある無条件降伏の思想
- 日本人をインディアンなみにあつかったアメリカ
- 真珠湾を“裏切り”とうけとったアメリカ人の意識構造
- 日本人の残虐行為だけが,なぜ韓国で問題にされるのか
- 文化的忘恩が,昨日の友を敵にする
- 無原則国民,日本人の変化についていけないアメリカ人
- 天皇制と進化論は両立しない,と考えるアメリカ人
- 行動に一貫性のない日本人は,世界の禁治産者である
- 先生と呼ばれると喜ぶ日本人,大佐を喜ぶアメリカ人
4 人造国家アメリカと自然国家日本
- 情報を集めれば集めるほどわからなくなる日本とアメリカ
- アメリカは宗教国家のなれの果てだ
- 日本には宗教がないから,無神論も科学もありえない
- 奇跡の謎を徹底的に追求するアメリカ精神の底力
- アメリカ人の四割が,病,老,死は存在しないと信じるファンダメンタリスト
- 進化論を教えると裁判にかけられるアメリカ
- 大学入試が改革されないのは,日本が前近代社会だからだ
- 外国人を徴兵するアメリカと,植民地兵も使わなかった日本
- 日本の倭寇,イギリスの海賊は,“放し飼い”の海軍であった
5 太平洋戦争こうすれば勝てた
- 戦争目的の裏付けのない大和,武蔵
- 四隻の巨艦にすぐ着手していたら,世界史は変わっていた
- 〈ハル・ノート〉日本人の外交音痴がまねいた崩壊
- 日本式の戦争の典型,支那事変
- 南京落城を政治的に利用できなかった日本
- ハル・ノートはたんなる威嚇にすぎないと日本人が理解していたら
- 〈真珠湾攻撃〉大勝利の陰の動機の分裂
- ハワイ作戦の失敗は,成功したときのことを考えていなかったこと
- 幻の第三次攻撃は,山本五十六の責任
- “日本無敵艦隊”は,なぜ編成されなかったのか
- 日米,たまさかの蜜月が過ぎようとしている現在……
所蔵館
情報元
他文献
備考
- カバー:依田定幸/著者写真:南部鋭三郎
- 帯字句 表:
最新刊/資本主義化の道をたどる中国とソ連を前にして、宿命の日米対決が!?
内容
更新日
- 2005-04-01
- 2022-01-08 帯字句 追加