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OTOMO KATSUHIRO Comics
AKIRA
AKIRA 第1巻
- 講談社
- 発行:1984年9月21日
- 357p
- B5 版
- 初期定価 1,000円
- 現在の本体価格 1,000円
- (旧) ISBN4-06-103711-0
- ISBN978-4-06-103711-3
AKIRA 第2巻
- 講談社
- 発行:1985年9月4日
- 301p
- B5 版
- 初期定価 880円
- 現在の本体価格 883円
- (旧) ISBN4-06-103712-9
- ISBN978-4-06-103712-0
AKIRA 第3巻
- 講談社
- 発行:1986年9月1日
- 282p
- B5 版
- 初期定価 880円
- 現在の本体価格 883円
- (旧) ISBN4-06-103713-7
- ISBN978-4-06-103713-7
AKIRA 第4巻
- 講談社
- 発行:1987年7月10日
- 394p
- B5 版
- 初期定価 1,000円
- 現在の本体価格 1,000円
- (旧) ISBN4-06-103714-5
- ISBN978-4-06-103714-4
AKIRA 第5巻
- 講談社
- 発行:1990年12月11日
- 413p
- B5 版
- 初期定価 1,100円
- 現在の本体価格 1,068円
- (旧) ISBN4-06-313166-1
- ISBN978-4-06-313166-6
AKIRA 第6巻
- 講談社
- 発行:1993年3月23日
- 435p
- B5 版
- 初期定価 1,200円
- 現在の本体価格 1,165円
- (旧) ISBN4-06-319339-X
- ISBN978-4-06-319339-8
収録作品
タイトル | 頁数 | 初出/再録 |
AKIRA 1 | 357 | ヤングマガジン '82/12/20号〜'83/09/05号 |
AKIRA 2 | 301 | ヤングマガジン '83/09/19号〜'84/05/07号 |
AKIRA 3 | 282 | ヤングマガジン '84/05/21号〜'85/01/07号 |
AKIRA 4 | 394 | ヤングマガジン '85/03/04号〜'86/04/21号 |
AKIRA 5 | 413 | ヤングマガジン '86/05/19号〜'89/04/03号 |
AKIRA 6 | 435 | ヤングマガジン '89/05/01号〜'90/06/25号 |
コメント
いわずとしれた大長編。もやはなんの説明も必要としないと思います。商業的に成功した、マンガ史に残る傑作のひとつとして数えられていく作品だと思います。
ストーリーには、それまでに未完になっていたいくつかの作品や、「童夢」のモチーフ等がここですべて統合され、この長大なストーリーの根幹をなしているのだと思います。より具体的にいえば、「Fire-ball」(「彼女の想いで…」収録) のテロリストが体制に向かっていくというモチーフ、解剖によって超能力を解明しようという方法論、プラスとマイナスの巨大なエネルギー体の衝突。「Apple Paradise」(未完/単行本未収録)の登場人物たち(工作員の山田、隊長)や若者の間で流行っているカプセル・ドラッグ、それにレーザー砲のデザイン、「童夢」の超能力者の子供と老人(ここでは「子供のまま老化した超能力者」)等々。それらすべてが「AKIRA」の世界で新たな命を与えられ、世界のディテールとしてよみがえっているのだと思います。また、こうして使われた未完の話は、もはや単独で完結させられることはないのでしょう。
雑誌掲載時から単行本収録まで、大幅な描き足し/描き直しが行われています。詳しくは、各回を掲載したヤングマガジンを紹介しているページで確認していただきたいと思いますが、重要な変更の殆どは「AKIRA CLUB」に収録されています。そこでは修正前後の原稿が(縮刷版ながらも)両方掲載してあったりして、大友克洋の作品制作の姿勢などが伺えます。ただし、「AKIRA CLUB」では、連載時にカラーで、単行本収録の際にモノクロに差し替えられた回の解説はあまり行われていません。扉だけでなく本文もカラーだったのは、第1,10,23,32回と、第98回の計5回。そのうち「AKIRA CLUB」で連載時の原稿が完全に確認できるのは第10回のみ。他の回については、やはり各回の解説をご覧下さい。なお、第98回('89年5月8日号)は変則的で、扉絵を含む巻頭4ページは、いったんモノクロ原稿が描かれた後、マーベル版「国際版 AKIRA」のカラーリングを手掛けるスティーヴ・オリフ氏のもと(サンフランシスコ)に送られ、デジタル・カラーリングが行われた後、掲載されました。単行本「AKIRA」では、第6巻 26〜29ページに用いられたコマがその部分に当たりますが、ここでは元のモノクロ原稿が用いられています。また、「国際版 AKIRA」では、第31巻にこの部分が収録されていますが、カラーリングは再度行われています。2種類のカラー原稿を比べると、ヤンマガ掲載時の方がかなりきれいで、より解像度の高い方式だったことがわかります。加えて、単行本5〜6巻に相当する部分のマーベル版コミックは、大友克洋が単行本用に行った加筆修正や、コマの並べ替えが反映されておらず、雑誌掲載時のままになっています。(この点についてはいずれ考察する予定です)
それにしても僕が大友克洋と出会ったのはこの作品の1巻が出たときでしたので、思い入れも大きいです。しかし、映像版に関しては、もちろん公開初日に観たしヴィデオも持っているけれど、あれは別の作品ですね。それに、映画の間、マンガの再開が待ち遠しかったこと!単行本も5、6巻はインターバルが大きくて、やきもきしましたね (^_^;)。とにかく、完結してよかった。
現在も販売されています。ただし、初版についてのみプレミア価格になっているようで、定価〜定価の倍程度の値段する場合があるようです(ばかばかしい)。
なお、関係者のみに配られた「贈呈用函入り AKIRA」というものも存在します。
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