項目名 | 仮面の男 |
読み | かめんのおとこ |
分類 | ミステリドラマ |
作者 | |
公的データ | 脚本:ウィリアム・ドリスキル 監督:パトリック・マッグーハン(「プリズナーNo.6」) ゲスト:パトリック・マッグーハン、レスリー・ニールセン(「裸の銃を持つ男」) |
感想文等 | で、単に豪華なだけで、本格倒叙ミステリとしての部分がダメなら、これはもう目も当てられないのだが、個人的にこれは見事に嵌った詰め手になった。見直せば見直すほど、ああ、こんなところに伏線が、、、と毎回思ってしまう。思いきりあからさまに、しかも解決の直前寸前までそれが提示されて、しかも気付くことができないこの巧さ旨さ。 犯人が賢くないと、このコロンボものはそもそも面白く感じられない。その点、この「仮面の男」の犯人は何しろNo.6だし、CIAのトップエージェントだけあって切れる切れる。文字通りコロンボとの知能の一騎打ちになるのだ。これが醍醐味というものである。 瑕疵は1つ。どうしても、ラストシーンでの「笑い話」が全然笑い話でも何でもなく、意味不明である点なのだ。これは吹き替えのせいではなく、字幕でも同じなのだろうが。。。 皮肉で笑える話だが、結局中国はゲームに参加することにしたそうだ、というのが元々のシナリオ記述だったらしいけれど。。。(おっぺ) |