感想文等 | 必殺仕置人「流刑のかげに仕掛あり」とか、あるいは、ネタバレにもなるのでサブタイトルは伏せるがファースト仕事人の或る回のように、仕置人にスパイ大作戦さながらに「罠」が仕掛けられる場合がある。 「流刑のかげに仕掛あり」など、逆にそれを逆手に仕置人側がからくりを組むのだが、仕事人「沈め技花嫁偽装返し突き」など、別にそうした「罠」ものではないのだが、被害者側の変動によって結果として騙しめいたものになり、そして仕事人サイドはその点については「窓のとおく」でしかない……という印象に残るケースもあった。 この「自害無用」は、いわば罠ものであるのだが、いまひとつインパクトが弱い。鉄グループがついに寅の会を通さずに仕置を敢行してしまうなど、終局に向けて変化が顕れているようには見えもするのだが……
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