語る「万華鏡」

(流刑のかげに仕掛あり)

流刑のかげに仕掛あり(るけいのかげにしかけあり)

項目名流刑のかげに仕掛あり
読みるけいのかげにしかけあり
分類必殺シリーズ

作者
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  • 公的データ
  • 必殺仕置人第11話。(おっぺ)
  • 無実の罪を着せられて死んでいった者たちの恨みが泣く ―
     だが、相手は奉行ですら一目置くという鬼の目明かし
     殺る方が先か、殺られる方が先か ―
  • 感想文等
  • この回での見所は、一種「スパイ大作戦」めいたオペレーションが視聴者に推測させながら進んでいく点がまず第1。展開のパターンを外して、何が起きているのか、何を起こそうとしているのか、或る面仕置人たちと、今井健二演じる鬼岩との知恵比べの部分があり、それに観ているこちらも加しているようなところがあるのだ。
     併せて、この鬼岩のパワフルさ。最後の激闘では、の2人がかりで乱闘して、それでもなおかつ鬼岩の方が優勢に見えるくらい。鬼岩には鬼岩なりの悪のポリシーが存在しており、それがゆえに微塵の弱さもない。
     主水と鬼岩の心理的な絡みも印象的で、そういった数々で、この作品を佳作にしているのだろう。
     見逃せないのは、仕置に赴くときの。いかにも楽しげに、「ニコニコ」という感じで並んで歩いている。これが、後期以降でいつもしかつめらしいをしている仕事人たちとまったく違うところなのだ。糸井貢になら必要な悲愴さも、誰も彼もという感じで顰めっ面していては、単にポーズっぽくなってしまうのを、後期仕事人たちはぜひ認識してほしかった。(おっぺ)
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