じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2009年7月分

卒業文集に戻る

今月読んだマンガリスト:5冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2009年31号 週刊少年チャンピオン2009年32号 第19回転校生
週刊少年チャンピオン2009年33号 週刊少年チャンピオン2009年34号 第20回転校生
週刊少年チャンピオン2009年35号



週刊少年チャンピオン 2009年35号
2009年7月30日発売
秋田書店 260円
▼弱虫ペダル:渡辺航
御堂筋くん、先週よりもさらに下衆な妖怪ぶりを発揮してますなー。
人としては最低だけど、キャラとしてはおもろいわ。
それでこそ潰しがいがあるというもの。

今泉は昔、レース中に御堂筋の動揺作戦にまんまと嵌って
敗北を期した苦い経験があるみたいですが、
鳴子あたりも簡単に引っかかってしまいそうですね。
坂道や金城、田所はどうかな?期待。

▼ナンバデッドエンド:小沢としお
安藤は自分のことをラスボスとは偉い過大評価よのう。
親友をのされ怒りに燃える剛を前に雑魚は
王将を守る捨て駒にもならない。
ラスボス対決は早くも次週で実現しそうだ。

安藤は、伍代や大丸のピンチに修学旅行をふってまでかけつける
剛とは全く逆の立場だな。
安藤がもし自分自身ピンチに遭った時、誰か助けに来てくれるのかな?
誰も来なさそうな気がするけど。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
ジャスミンとの闘いに敗れたガトー姉妹の体がみるみる老いていく!そんなバカな!!
しかしこれは彼女らが生み出した脅威の妄想・プラシーボ効果によるもの。

と、言われてもオイラ、プラシーボ効果なんて初めて聞きますが、
ガトー姉妹が身をもってその効果を見せてくれても
妄想だけで体が急激に老いたりするなんて信じられない話。
まあ、もっとも妄想と似たような絶対的な自信力だけで
魔族に変身してしまった人間もいらっしゃいますから
このマンガに於いてはそういう現象もアリなのかもしれません。

次は、侍とマフィアの対決ですが、あれはどう見ても
黒ヒゲ的なモノが予想され、早くもどうでもいい余興感が漂う。
でも、きっとヨガリウオ戦のような
おもしろいギャンブルを見せてくれるだろう。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
てるてる坊主を吊すと首をくくっているように見えるからって
顔の表情までリアルに表現することはないだろうイカ娘。

たけるは小4でも雨が降ればてるてる坊主を吊すのか。
天気予報を毎日見ているオイラにとっては
忘れかけていた日本の風習を思い出させます。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 30号 31号 32号 33号 34号
2009年7月31日 金曜日


第20回 転校生(売却・処分)
45冊
●狂四郎2030 全20巻 集英社 徳弘正也
●妄想戦士ヤマモト 1~3巻 少年画報社 小野寺浩二
●昴 全11巻 小学館 曽田正人
●思い出の味大陸食堂 全4巻 講談社 西村ミツル・吉開寛二
●ジャジャ 1~7巻 小学館 えのあきら

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP  第15巻 第16回 第17回 第18回 第19回
2009年7月27日 月曜日


週刊少年チャンピオン 2009年34号
2009年7月23日発売
秋田書店 260円
▼ナンバデッドエンド:小沢としお
ついに広島の地で悪党討伐に向けて特服・剛が安藤の前に見参。
大丸と伍代が果たせなかったタイマン勝負を
剛では実現できるのか?
大丸と伍代がここまでのされても安藤が無傷なのが憎たらしい。

▼範馬刃牙:板垣恵介
どうでもいいけどピクルくんって足の指が9本もあったのか・・・
気がつきませんでした。

▼弱虫ペダル:渡辺航
噂の御堂筋くん、初登場。
今泉がライバル視しているから、どんなかっこいい人かと思いきや
予想に反して、嫌なオーラ全部顔や言葉に出す近寄りがたいタイプの人間ですね。
一種の妖怪。こえー。

▼バチバチ:佐藤タカヒロ
腹黒い展開ですねー。
虎城の剣市くんは相撲以外にも恐ろしい特技をお持ちのようで。
こりゃ鯉太郎は父のように鬼の心を持って臨まないと
あっという間に彼に飲み込まれてしまうなあ。

▼男旗(だんき):石山東吉
1990~1993年まで週チャンに連載されていたマンガが読みきりで復活。

最初は氷頭(ひず)が自分の目玉を食べるという、
思わず目を背けたくなるシーンからストーリーが始まったが
全体的には硬派な漢達が熱血していておもしろかったです。
古くささもほとんどなしで、オイラにとって石山東吉といったら
「星矢の画にそっくりな人」「週チャンでパチンコマンガを描いていた人」
のイメージが強かったですが、このマンガを読むと
これが本当の石山マンガなんだな、と思わせるお話でした。GOOD。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
命を賭してまで呼び寄せたガトー姉妹の強運も、
ジャスミンに力業でねじ伏せられてしまいました。

・・・と言っても、ガトー姉妹がどうやって強運を呼んだのか知る由もないし、
そもそも命を賭ける場所があったかさえ定かではないんですけどね。

さあ、負けたガトー姉妹はこの後どうなってしまうのでしょうか?
強運を使い果たした(?)からと言って
とても死んでしまうとは思えないのですが。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 29号 30号 31号 32号 33号
2009年7月24日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2009年33号
2009年7月16日発売
秋田書店 260円
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
小鉄が冷蔵庫の中でコールドスリープして40年後に復活するエピソードですが
そんなことよりも、わずか40年の間に核戦争で人類が全滅して、
異星人が地球に移住していることが恐ろしい。

でも、小鉄以外にいつものメンバーも冷蔵庫の中でコールドスリープしていたようで
とりあえず男も女も生き残っているから、本当の人類滅亡は免れてなによりだ。
もしここからコイツらの子孫が繁栄していくのかと思うとおもしろいね。

▼本気(マジ)!~雑記~:立原あゆみ
なんつーかこのマンガには感慨がわかんなあ・・・
題材からして少年マンガを逸脱してるし
・・・ってか、なんでこのマンガだけ冬に再登場させるの?
別にいいのに。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
ピアノの演奏をする美華にヨガリウオを投入するとは、
まだまだそんなフツーのやり方でジャスミンの絶対音感に対抗する手段があったのね。
ガトー姉妹恐るべし。

ヨガリウオに襲われながらピアノを叩く美華に
「この凶気に満ちた演奏こそこのゲームのフィナーレにふさわしい」
などとほざく学園長ですが、凶気に満ちているのはアンタでしょ・・・

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 28号 29号 30号 31号 32号
2009年7月17日 金曜日


第19回 転校生(売却・処分)
36冊
●NARUTO 1~36巻 集英社 岸本斉史

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP  第14回 第15巻 第16回 第17回 第18回
2009年7月12日 日曜日


週刊少年チャンピオン 2009年32号
2009年7月9日発売
秋田書店 260円
▼みつどもえ:桜井のりお
矢部っちは泳ぎの練習でひとはにズボンを脱がされそうになった上に
股間に頭突きまでかまされるとは。
ご愁傷様というかうらやましいというか

▼弱虫ペダル:渡辺航
熱いなあ、金城。(ついでに田所も)
先々週号の余裕をかましていた福富との立場が
今は完全に逆転している。

福富も上級者だからこそ、自分の意思とは別に
体が敗北を認めてしまったと悟ったんでしょうね。
これでインターハイに福富が出るようなことがあったら
まさに因縁の対決だな。

▼ナンバデッドエンド:小沢としお
剛はやっぱり修学旅行中に大丸たちの助っ人に行くことを決意。
お楽しみの修学旅行のはずなのに
藤田さんの呼びかけも振り切ってまで行ってしまうとは・・・
でも仕方ないか。人の生命がかかっているんだし。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
人類にとって本当の脅威はイカ娘よりも
シンディの研究所の3人の研究員のほうだという
渚のセリフは正しい。
しかもやり方がイカ娘よりもストレートだし。

▼号外!!新撰組カズエ:吉川聡史
ここまでカズエの巨乳をあからさまに表現されるとアレなんですが、
それに対する永倉の熱血漢ぶりがおもしろかった。
ここではカズエと永倉の行動が弟子達にいい影響を与えているんじゃないっスか。

▼クルクルくりん featuring るんるんカンパニー:とり・みき
1983~1984年に連載されていたマンガが読みきりで登場。
なんでも主人公の東森くりんは100人以上の女性の人格がインプットされていて
状況に応じて心身共にインプットされている人物の1人になりきってしまう
多重人格の持ち主なんだとか。

冒頭で、このマンガの趣旨を説明してくれているのは
初めて読む人にとっては親切な設定。
主人公のくりんがいろんな人格に変わるのはおもしろいが
それを治す方法がイオくんのキッスってのがねえ・・・
いや、ラブストーリーならそれもアリだけど、
これって見た感じギャグマンガでしょ?
それでキッスで治すってのは違和感がある。

でも全体的には程よいドタバタでいいんじゃないでしょうか。
もっとくりんの多重人格ぶりを見てみたかったけど。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
美華が弾くピアノの演奏にサイコロの出目のヒントがあったとは
全然気がつかなかった。

しかし、これを見破れなかったガトー姉妹が
自分の余命と引き換えにもう1度ツキを呼び戻すって・・・
しかも髪の毛の色まで変化させとるぞ!
絶対コイツら何かヘンなクスリを使ってるだろ!
こりゃあジャスミンも巻き込んで両者相討ちって可能性も
出てきたなあ・・・

▼バチバチ:佐藤タカヒロ
なんつーか相撲の裏側のいろいろな「臭さ」がこの1話で
全て見て取れるお話だったなー。
しかも下ネタか否かギリギリの線だ。
空流部屋で特訓をしなくてもただそこにいるだけで
体力気力が奪われてしまいそう。
強気の鯉太郎もさすがに苦戦しているようですが
この「臭さ」は慣れが解決してくれると思う。
あとは肝心の鯉太郎自身の相撲のことそのものなんですが。

▼畳の上のミクロ:吉木まさかず
ミクロくん、強化特訓はトイレでやっちゃだめでしょ。
みんなが大事な時に使う場所だそこは。
特訓は部屋でやれ部屋で。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 27号 28号 29号 30号 31号
2009年7月10日 金曜日


週刊少年チャンピオン 2009年31号
2009年7月2日発売
秋田書店 260円
▼弱虫ペダル:渡辺航
金城の闘志は悪いカタチで福富に届いちまいました。
常に自分が1位じゃないといけないと思い続けている
歪んだプライドがそうさせたんでしょうか。
トップ争いのデッドヒートを繰り広げている者として
絶対やってはいけない行為だな。

▼範馬刃牙:板垣恵介
ピクル戦でバキが拳法で取り入れている動物は全て捕食者の対象になるので
じゃあ恐竜ならどうだと即興でトリケラ拳法を実践してみせるバキ。

戦うためならあれやこれやとなんでもやるなあキミは・・・

▼バチバチ:佐藤タカヒロ
鯉太郎がバリカンで髪を刈られた後の阿行のセリフが
相撲部屋の力士達との距離を一気に縮めた。
皆、鯉太郎のためにやっていたことだったんだなあ・・・
激励叱咤ってやつですか。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
広い部屋にブリキのロボット、方位磁石、ゲームウォッチ・・・
イカ娘ならこれだけあれば何かやれそうな気がしますがやっぱムリか(苦笑)。
つくづく孤独が嫌いな侵略者だ。

▼プラレス3四郎:原作/牛次郎・漫画/神矢みのる
週チャンでは珍しいホビーマンガが24年ぶりに読みきりで復活。
主人公の名前に算用数字が使われているのもこれまた珍しい。
でもこれってボンボンじゃなかったんだな・・・
ああ、あれは「プラモ狂四郎」か。
いずれにしても連載当時のボンボンにも似合う画&内容だ。

取り扱っている「プラレス」はマイコン内蔵のフィギュアをキーボードで
遠隔操作するホビーとのことなので、ロボコン(ロボットコンテスト)の
パロディとして考えるとおもしろいですね。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
神懸かり的なツキを呼ぶガトー姉妹が、ジャスミンを陥れるために
小細工を仕掛けて失敗、今度は大量のヨガリウオがガトー姉妹を襲うハメになった。

これは言い方を変えればガトー姉妹がジャスミンを罠にハメるために
自ら強運を手放したとも言えるでしょうね。
このままガトー姉妹が落ちて2人が大人になったという秘密を知りたいのですが。

▼畳の上のミクロ:吉木まさかず
柔道を殺し合いと考え、コンクリート上で勝負を挑む
超危険人物剣崎くんですが、おかげでこれまで投げられ続けた
ミクロの地道な鍛錬が報われた感じですね。
後半はミクロから明るいオーラが出ていますよ。

▼アフロボマー:渡辺義彦
読みきり。爆弾に酔いしれたアフロヘアーの爆弾魔と、
新人女性警官によるコメディですが、おもしろいですね。
ドジな新人警官と、根は悪くない爆弾魔のおりなすコントが
万人向けで分かりやすい素直なギャグだ。
さらにどちらもキャラに嫌味がないんで読後感も良く
佳作と呼べる作品です。

 前月 次月 漫画TOP じゃりまんTOP 26号 27号 28号 29号 30号
2009年7月3日 金曜日