じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2006年11月分

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今月読んだマンガリスト:12冊
NICE! は特に良かったと思う作品
別冊コロコロコミックSpecial2006年12月号 小学一年生2006年12月号 小学二年生2006年12月号
メカ沢くん1巻 おジャ魔神山田くん!!1巻 小学三年生2006年12月号 小学四年生2006年12月号
小学五年生2006年12月号 小学六年生2006年12月号 プレコミックブンブン2006年12月号
コミックボンボン2006年12月号 月刊コロコロコミック2006年12月号 総評



2006年11月度
総評
じゃりまんの部
ボンボンは今月で悪夢の誌面刷新から1年が経ったわけですが
「よく1年も持ったな」というのが正直な感想。
リニューアル後の頼りの新連載陣が
よりによって青年誌経験の濃い人達ばかり集めて
その結果、児童マンガとはとても思えない腐敗臭漂うマンガが多くなり、
誌面全体の陳腐化が一気に加速、
いろんなところで「カオス(混沌)化」と言われるようになってしまった。

かつて、週刊少年ジャンプも黄金期に比べたら
信じられないくらいつまらない雑誌になっていた時期もあったが
ここまでひどいテコ入れはしなかったし、
今では子供から大人まで広範囲の読者層が楽しめるラインナップが揃っていて
安定した雑誌に復活している。

今のボンボンは復活どころか未だ誌面刷新に悪戦苦闘しているようで
「本当にボンボンはこれからおもしろくなるのか?」という漫画誌として最低限の疑問を
読者に持たせているのが異常だ。
講談社ってテコ入れがヘタなのか?

それでも今のボンボン連載陣の中で、
天使のフライパンや突撃チキン、おジャ魔神山田くんなど
オレ自身、読んでて楽しいマンガがあるのは救いだ。
こういった楽しいオリジナルマンガが描ける人を
青年誌系の漫画家と入れ替えるために追い出すことのないように
講談社には切にお願いしたい。

コロコロは又吉最強伝説がおもしろすぎ!
単行本出たら速攻で買います!!
出ないなら切り取ってクリアファイルに保管します!!

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2006年11月30日 木曜日


月刊コロコロコミック 2006年12月号
2006年11月15日発売
小学館 480円
▼ボクらの太陽DS~冒険入門の章~:ひじおか誠
ミニ別冊。
同タイトルのDSゲームソフトの紹介マンガ。

兄・サバタが月光でパワーを得たり、ジャンゴが宇宙へ旅立ったりと
これまでのシリーズとは微妙に変更点が多々アリ。
一番の大きな変更点は日光がなくてもチャージができてしまう点。
DSのカートリッジは小さいから
太陽光を検知するセンサーを搭載するのはムリがあるから仕方がないにしても
「疑似太陽」と言われてもなんかしらけるなあ。疑似かよ!!!

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
最強の男どころか見事なまでのヘタレっぷりを見せてくれるじーさん。
普段から孫にだけは容赦なく殺したりして殴ったりしてその強さを見せつけてくれるのに
実に情けない。

▼ポケットモンスター ダイヤモンド・パール物語 ポケモンD・P:伊原しげかつ
ポケモンバトルの全容を理解し、
今し方つかまえたポケモンの特性を見抜き、
瞬時にバトルに活かすハレタの才能の進化はめざましいものがある。
たった1話の中でグングン成長している様が見て感じ取れる。
いやはやホントにすさまじい少年だハレタは。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
4つそれぞれ違うタイヤをはめたF1カーが珍しくもありおもしろくもあり。
順位がありすぎて階段状になっている表彰台も珍しくもありおもしろくもあり。

▼流星のロックマン:板垣雅也
流星のロックマンの大ファンで
大きな体とデベソがトレードマークの牛島ゴン太マンと、FM星人のオックス登場。
今回はコイツらを交えたご町内捨て犬騒動話といった感じで
ヒーローものとしては至極真っ当だが人情味熱いお話だった。

こういう展開がいつまでも続いてくれるといいんだけどなー。
スバルが宇宙へ行ったらやっぱり敵とのバトルに明け暮れてしまうのかしら。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
イケメンに変身させて戦意をなくさせる妖怪ですか。
イケメンに変身するのは歓迎だけど
副作用としてアホみたいにクルクル回らなきゃならないのはイヤだなあ。
カッコイイ顔なのにアホみたいにクルクル回る姿がアンバランスで
見ていて滑稽なんですけど。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
落合乱くんはマンガ界の不幸な少年にありがちな過去を背負ってるなあ。
母子2人暮らしでお金が無くて母が重病で手術費5000万円とは
トントン拍子で不幸な少年に仕立て上げられた大変ですね。

そりゃあ不幸のどん底で野球を楽しんでる余裕などないのだろうが、
既に身寄りがないのに野球を楽しんでる不滅よりは
まだ母親がいるだけマシだろう。

こうしてみると不滅と落合は不幸な境遇という点で似たもの同士だな。
心が通じ合うのも時間の問題か。

▼ぼくはガリレオ(予告編):樫本学ヴ
次月号から始まる樫本学ヴ氏の新連載予告。
コロッケをとっとと終わらせたかと思ったら
早くも新作マンガを打ち出してきた。

どうやらガリレオという少年が神様になりに行くということで
敵とのバトルを交えたアドベンチャーマンガになりそうな雰囲気だ。

まー、このキャラだとヤマザキやコロッケのように
チンコギャグは見せてくれないでしょうなあ。
見た目まじめそうだし。

▼星のカービィ!も~れつプププアワー!:谷口あさみ
今月から谷口カービィが新連載です。
カービィと言ったら学年誌の影響もあってか
とにかく大食らいという印象があるんですが
谷口カービィの場合は巨大おでんを目の前にして一気食いはせずに、
おでんの鍋の中に浸かって、まるでお風呂に入った気分になってます。

カービィは世界に一つしかないプププ丼を勝手に食べちゃったけど、
今のところは大食らいというよりはやんちゃなイタズラ好きといった印象強し。
主人公としては明るく振る舞っていていいんじゃないでしょうか。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
切札勝舞、ずる賢い頭脳派デュエリストのトトを実力で撃破。
トトに「生まれてすぐ富と才能、地位にめぐまれたおまえこそ、
ただの運のイイやつなんだぜ!!」
の決めゼリフがカッコ良すぎです。
これまでの勝ちゃんのバトルが運だけでなかったことが思い知らされる言葉です。
運だけじゃ何度も修羅場をくぐり抜けることなどできないよね。
でもそれはエスメラルダにも言えることだが・・・

▼ペンギンの問題:永井ゆうじ
ははは、おもしれーじゃん、鬼退治に出かけるベッカムくんのお供が。
家来を募集したら町中にサルとキジがうじゃうじゃいる光景には爆笑。
とどめにばーちゃんとリスがお供になっちゃってるし
桃太郎のパロディもここまでイッちゃうと清々しいやね。

▼ケシカスくん:村瀬範行
ケシカスがまるで雪のように舞うケシゴムですかー。
なんか汚いイメージがあってオレはいやだなあ。
第一、ケシカスを体中に浴びたくないし
ロマンチックでもないし・・・

▼トレジャーガウスト:勝見直人
今回は範人がガウストハンタースクールにいた頃の過去話に触れていて、
その時から既に範人のガウストを釣り上げる不屈の執念が窺い知れる。
一度は裏切られたザコガウスト達を再び手なずける芸当ができるのも
彼の絶対的な強さとあくどさを兼ね備えているからだろう。
やはり範人は期待通りの最凶ガウストハンターを謳う男であることを再認識できる回。
これからも手強いライバルや最強ガウストが現れても
決して屈することのないようにしていただきたい。

いや、そんな心配は範人に限ってはないと思うけど念のため。

▼~なめねこ又吉最強伝説~なめんなよ!:瀬戸カズヨシ
別コロで好評連載中のなめねこマンガがコロコロに再登場。

今回も又吉とちくわの友情がかかったバイクレースが熱い!
愛車・チーターちゃん号にちくわを乗せて共に協力し合って
ちくわがお荷物でないことをムラサメに見せつけての大勝利!
ケンカをふっかけてきたムラサメもレース後は又吉の懐のでかさを知り
後味の良い爽やかな締めくくり。
オレも又吉の友を思う漢(おとこ)っぷりにコロッとやられてしまった。
又吉と派手なバトルを展開したそのあとは
心地よい風だけが余韻として残るかの如く爽快感だ。すばらしい。NICE!

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
OH選手の正体は、王選手を模したオリジナルキャラでした。
王選手の偉大さはドラーズ達の世界でも通用しますか。

まあそれはどうでもいいとして、今度は草野球の世界一を決める
「WABC(ワールドアマチュアベースボールクラシック)」ですかー。
ドラーズのエーモンドがアメリカ代表で敵に、
シロえもんやエモルなどのこれまでライバルだった選手達が
クロえもんと同じ日本代表に!!

ものすごい選手達を選りすぐった日本代表、
そしてその強さに匹敵する他国のチームが
どんな試合を見せてくれるのか今からワクワクしてしまうなあ。
やっぱ国ごとに独特のパフォーマンスを見せてくれるに違いないだろうから
それも併せて楽しみだ。

▼おいでよどうぶつの森 ~ペーパー村のナッツ~:矢高鈴央
コーヒーグッズでえだまめ売ってんなよ!!!
豆の種類が違うだろ!!!
おバカだなあ。

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
DS編スタート。
今度のヴァンパイアは宇宙の果てにある
ヴァンパイア達が棲んでいる星からやってきた侵略者という設定。
いちおう前章の続きとはなっているが
ジャンゴの身につけている物や外見も若干変わっていて
新生ジャンゴとしてイメージチェンジして再スタートした感じだ。

ジャンゴとサバタは父を求めてヴァンパイアの棲む星・クリアカン星へ。
もちろん途中でヴァンパイア軍団の妨害もあるだろうから
そうなるとまさに宇宙戦争みたいな感じになりそうだな。
あと宇宙に出た場合、太陽の力をどうやって得るのかも気になるところ。
DSソフトの内容とは違ったストーリーなので
2人が宇宙に出てどんな風に話を持っていくのか次号注目だ。

ちなみにジャンゴとサバタに敗れたヴァンパイア・ネロは
一応仲間になったとみなしていいのか?
初期の伯爵みたいに。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
そっかー、壊れた橋をシーソー代わりにして
大波の反動で空を飛んでいけばいいのか~。

かなり強引な仕掛けではあるけれど、
自然の力を利用して島を渡る方法は凡人には到底思いつかない
高レベルな謎解きですな。

それにしても飛んできた人を受け止めるネットの小さいこと!!
星くんはネットから外れても運良く海にドボンで事なきを得たが
もし勢い余って地面に叩きつけられたら死んじゃうよ。
命がけの島渡りだ。

▼爆球HIT!クラッシュビーダマン:倉谷友也
いくら世の中には特殊な存在の異種族がいるっていったって
異星人は出したらアカンやろ異星人は・・・

▼舞闘天国アフロダンサーズ:川野匠
アフ郎の凹んでいる顔を見て一瞬スケベ椅子かと思った・・・

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2006年12月4日 月曜日


コミックボンボン 2006年12月号
2006年11月15日発売
講談社 480円
おお!次月号からターパンが連載復活だなんて。
もう今のボンボンの状況から察するに二度と復帰することはないと思っていたけど、
これは素直に嬉しいな♪来月からまたウンコチンチンパワーを見せてくだちいな。

▼デルトラクエスト:原作/エミリー・ロッダ・漫画/にわのまこと
リーフがソルディーンを力ではなく言葉の説得でなだめようとするシーンは
彼の心の優しさと絶対的な正義感が見て取れる。

その調子で魔女・テーガンの化けの皮を剥いでほしいものだ。
テーガンはまさかあんな濃いオバハン姿が真の姿じゃないだろ?

▼突撃チキン!:坂本憲司郎
2話掲載。今月もキャラ造形がすばらしい。
ドングリ村のドングリ人にリス男の組み合わせが
何気なく天敵(食う食われる)の関係になっており、
作者のセンスが冴え渡っている。

でも『知恵の輪』のデザインは・・・・・・
ご愛敬ということで(笑)。

▼ホタルナ妖:松本零士
新連載。作者は「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」で超有名な松本零士氏。
なぜボンボンがこの人を起用したのかは謎。

果てしなく広い宇宙空間を時空船で永遠に旅をし続ける妖精・ホタルナ妖。
ホタルナは自分と同じ昆虫の危機を救うために地球に舞い降り、
昆虫世界に憧れる少年・始(はじめ)とガールフレンドの蛍(けい)に助けを求め、
2人をホタルナと同じ昆虫人間が同乗する時空船に乗せ宇宙へ旅立つ。

松本零士氏の作品をマンガで読むのは今回が初めて。
やはりいくら大物の漫画家といえども時代の流れには逆らえず、
今風には合わない古い画であるのは否めないが、
壮大な宇宙を舞台にして擬人化した異星人を登場させる
松本零士らしいSFファンタジーは今もなお健在であることが窺える。
出だしからして神秘的で心落ち着くストーリーですね。
最近のSFモノがいろんな意味でついていけない人は
素直に受け入れられるのかもしれない。

25周年記念作品としてあくまでゲストマンガ扱いにして
あまり長期にわたって連載はせずに
長くても1年くらいで終わる感じのストーリーにした方がいいと思う。
なにせ作者は70歳目前だし・・・ねえ。

▼おジャ魔神山田くん!!:ダイナミック太郎
大長編56ページ。
魔神山田が魔界の王子で、願い事1000個のノルマまであと少しという
お別れをほのめかすような内容にちょっと心配したけど、
全体的にはこれまでのギャグの集大成といった感じで一安心。

山田への願い事が2000回に近づいたときも
また3000、4000と永遠に引き延ばされていくんでしょうなあ。
まあ、まともな願い事なんてこれまであったためしもないけど(苦笑)。

▼しあわせの星ハガル:山下てつお
ハガルは学校で熱血先生の歪みを矯正し、生徒として認められることに。
熱血先生の歪みは至って健全で見ていて安心。せーしゅんだねー。

▼天使のフライパン:小川悦司
国見くんは夏木とのキッズバイキング料理勝負に残念ながら敗北。
メイン厨房を去るだけで帝都ホテル追放は免れたものの、
公園の片隅でネコと一緒に呆けるホームレス風のシェフの弟子になることに。

・・・これも罰ゲーム・・・いや、修行の一環なのか、
それにしても国見くんの料理修行はまともじゃない一筋縄ではいかないな・・・

▼恐竜世紀ダイナクロア:宇野比呂士
黒幕はハナたれ小僧の皇帝だったかー。
しかしチビが暗器を隠し持つずる賢い性格はアリにしても
宰相の地位を手に入れてどうしようというのだろう?
毒菱を使って世界征服か!?

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
熟睡してしまう寸前にならないと頭が冴えないなんて地獄だよなあ。
でも眠たくて仕方がないへろへろくんに
熟睡のキーワードを出さないようにするギャグは笑えた。

▼ガブリン:小林まこと
3歳児といったら幼稚園前のかわいい盛りであるはずなのに
ガブリンときたら幼児体型を通り越してナイスバディに急成長し
母親と一緒に山奥で素っ裸になって化けネコに変身。
なんてこったい!!

子供のかわいい時代をすっとばして
あくまでアダルト路線メインでいく気なのか。
ガブリンが幼稚園に行かずに妖育学校に行くらしいですが
この人の描く妖怪のセンスっていったら
これまた臭そうで妖怪学校の全貌が大体想像がついちゃうんですが・・・

▼ゴキちゃん:須賀原洋行
ゴキちゃんが小学校に1ヶ月間体験入学。
人間離れした頭の良さや運動神経もさることながら
スズメバチの巣の駆除にも一役買っているなんて
もうゴキちゃんは小学校になくてはならない存在になってます。
ひいてはゴキブリが地球上になくてはならないことにも共通

スズメバチの親分がむやみに人を攻撃しないことを説いているのもまた良し!
昆虫には昆虫の事情があるのだと痛感。

▼ジェントルさん:山路シャイ
ダイコン畑でチラリズムを連想するなんて
どういう思考回路してんだよジェントルさん・・・

▼ボクのシアワセ:前川つかさ
柿泥棒ですか。
今では他人の家に柿がなっていても
それを盗ろうとする子供はいないんじゃないかな。
むしろ大人のほうが盗る可能性大でしょ。

▼赤タンと青タン:なかさとよしなり
読み切り。
ある人間に飼われている2匹のモルモット・赤タンと青タンが繰り広げる
ショートギャグ。

ケージの中で人間に飼われている小動物視点で描かれている点がおもしろい。
アホなモルモット2匹が、ハムスターとモルモットの区別もつかない
飼い主の癒しになってるのがのどかでいいなあ。

▼ドクターマリオくん:あおきけい&みかまる
幽霊みたいに足がなくなるとテレサの家に引っ越そうとするルイージが哀れだけどおもしろい。
でもそんなルイージも子供の頃は大活躍してたんだなー。
一体どの時代であんな根暗な性格に(以下略)

▼ボンボンアカデミー ニワトリで魚が釣れるわけ:酒川郁子
テーマはもちろん「釣り」。
先月号からニワトリで魚を釣るってどういうこっちゃ?
フライドチキンをエサにするんかいな?と思ったのですが
そんなわけはなく、ニワトリの羽根で作ったフライという虫に似せた疑似餌(毛針)を使って
釣りをすることだったんですね。
とんだフライ違いですな(苦笑)。

フライはヤマメみたいな川魚を釣るのには有効だけど、
そのフライの材料として使われる物がニワトリの羽根や
シカの毛やウサギの顔の皮といった動物性のものばかり。
普通の糸ではあまり効果無いのかしら?
その辺も紹介してくれれば良かった。

▼ろぼおっ!:小田太郎
ひろしをカルパッチョにしようとしたり脳みそを使おうとしたり、
いろいろ危険はあったけど、最終的にはひろしの体が犠牲にならずに
ミソ味のケーキで済んだんだからヨシとしよう。ウン。


次号は読み切りギャグマンガが5作品載ると言うことで
予告編を見る限りではいずれもがオリジナル。
そのうち何本かは新連載化して
今あるカンチガイマンガと入れ替えていただければいいんじゃないかと。

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2006年12月1日 金曜日


プレコミックブンブン 2006年12月号
2006年11月6日発売
ポプラ社 480円
▼まかせてペットくん:そにしけんじ
せっかくリサイクルしても、
あんな不気味なマスコットによみがえったら生まれ変わったら
誰も欲しがらねーよ・・・
しかも「リサモン」って名前がさらに墓場がよく似合うゾンビみたいなイメージを植え付ける。
あれは資源の無駄遣いをしているバチ当たりな人に渡すべきだ。

▼イルカのフジ物語:監修/沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館・まんが/髙鳥シンゴ
尾びれを失ったメスイルカのフジの物語後編。

フジが人工尾びれを付けることを嫌がらなくなっても、
今度は、人工尾びれのほうがフジの大ジャンプに耐えきれずに壊れてしまう・・・
次から次へと降りかかる難題。
しかしトレーナーや人工尾びれ開発陣はこの難題を克服し、
フジの大ジャンプにも耐えられる人工尾びれを作ることに成功した。

一頭の動物のために皆の気持ちを一つにして
物事に取り組める人達って素晴らしい。
イルカ以外にも体の一部分を失った動物たちが
フジと同じようなリハビリを試みて復活できるようになればいいですね。

▼くわがたツマミ:原案/ラレコ・まんが・ねじまき我人

森の樹液をなめるだけの生活にむなしさを感じて・・・
とにかく何かを始めたくなって・・・!!
自分の可能性を試したいんです!!

昆虫ですががんばります!!

・・・と、いきなりクワガタパパさんの会社の面接シーンから始まる今回のお話。
実にバカなマンガだなーと。

今月は鍬方ツマミのパパとママが知り合った経緯を描いてるんですが
クワガタパパさんが人間界に出てきた理由があまりにバカバカしすぎるため
今回の話は半ばどうでもいいや、なんて思ってしまったり。

ママと恋に落ちたエピソードも特に盛り上がることもなく結構退屈。
オトナの読み物ですなこれは。

▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

一度は使い捨てられた「寒風まさつ」ギャグを
ノシシの「かんプーまさつ」によって
すぐさま再利用したのはナイスだった。

▼百獣学園ナゲットさん:トクタケキョウコ
読み切り。2005年5月号にもナゲットさんの読み切りが掲載されており、
今回はかなり設定を変えての再登場。

いじめられっ子のひなた日和丸(ひなたひよまる)くんは
両親の考えで、超山奥にある“百獣学園”というところに転校させられる。
百獣学園は突然変異で生まれた動物たちが集まる学校で
日和丸くんのクラスにも生徒達はもちろん、
教師までもが擬人化された動物達で賑わっている。

転校早々、日和丸くんがカンガルーやハイエナにいじめられているところを
セーラー服を着た姉御肌のメンドリ・ナゲットさんに助けられてお友達になり、
日和丸くんはナゲットさんに励まされ、百獣学園で少しずつ元気を出していく。

半ば学級崩壊しかかったアニマルクラスで
こりゃ、動物たちが暴れまくって日和丸くんがとばっちりくらって終わりかな・・・と
最初に思っていたのが浅はかなくらいキチンと読める作品で
一見怖いけど強くて正義感のあるナゲットさんの励ましに
日和丸くんがそれに応えて勇気を出していじめっ子に立ち向かうという
正義・友情に対して前向きなストーリー。
ムチャクチャな展開もなく、負のオーラもなく読んでて気持ちよかった。
まさに種別を超えた友情ってヤツですね。

最後に日和丸くんにナゲットさん以外の友達ができたようですが
故に日和丸くんの今後の学校生活をもう少しだけ読んでみたいなあ・・・
という読後感を持ってしまいます。
読み切りはちょっと惜しいです。

▼大仏刑事:大崎亮平
大仏刑事をつけ狙うカミナリ団のボスが登場するも素顔は見せず。

大仏・モアイ・自由の女神・西郷隆盛と、これまで像で揃えているので
できればカミナリ団のボスの素顔も像の類であってほしい。

やっぱカミナリ団だけに雷神ですかね?

★ブンブン4コマバトル!!GAG-1グランプリ 特別編

ブンブン4コマグランプリ特別編は
学園都市にある4つの学校がギャグを競い合うという設定で、
エントリーされた4作品がそれぞれの学校の代表となって
4コマギャグ勝負をするという趣向。
読者アンケートを募り、人気の高かった2つの学校(作品)が
次号にも掲載されるのはこれまでどおりだが、
決勝戦では4コマに限らずギャグマンガならどんな形式でもOKなのが変更点だ。

▼妖怪アイドル伝説よしお:河内丸じょあ
河童のよしおくん(12)がアイドルを目指すマンガ。
よしおくんは顔はかっこいいのだが、所詮カッパなので
頭の皿や背中の甲羅は努力だけではどうにもならないし
雨が降ると本能で思いっきりはしゃいでしまう。
ライバルのブタ鼻男まで現れて果たしてよしおくんはアイドルになれるのか・・・?

カッパにブタ鼻男・・・これって孫悟空なんですかね?
もし次号にも掲載するとしたら猿なんかも登場させちゃう?
どうなの?

▼ウサ山SOS!!:コタニトモコ
仲の良い友達同士である村山くんと高橋くん。
ある日高橋くんが村山くんを迎えに行くと
なんと村山くんは突然人間やめてウサギになっていたのでした。

村山くんはウサギになりたかったらしいのですが、
そのメリットは作品中では窺えず。
長くなった耳をプロペラ代わりにして空を飛んじゃうのは
既に反則行為だし・・・

▼ようこそ!!動物教室:もえる
毛生え薬でヒツジのような体になってしまった校長先生と
学校で飼われているウサギのウサポン(♂)のギャグコント。

およそこの手のギャグマンガでは
人間のほうが振り回される側になると相場が決まっているのですが
このマンガではウサギのほうが振り回されている点が珍しい。
それによってウサポンよりも校長先生のほうが動物に見えてしまう。
まともなウサギと非常識な校長先生という組み合わせは
こうして読んでみるとちょっとビミョー。

▼リス郎とゆかいな仲間たち:タチバナユウキ
リスの男の子・リス郎(センスのない名前だな)くんと
森のあばれんぼう・おおかみのドラーの2匹が繰り広げる
アニマルコント。

最初はドラーがリス郎を襲って食べようとするが
リス郎に軽くあしらわれ、どうしてもかなわずに
いつの間にか立場が逆転してしまっている。
まるでトムとジェリーのような関係だ。
少々毒が効いてておもしろいかも。

評価

本命:リス郎
対抗:よしお

▼サイボーグ犬ワッチー:高田ミレイ
ワッチーとラルフ、2匹がサンタさんのお手伝いをするのはいいけど、
玄関のチャイムを鳴らしてキチンとプレゼントを渡したり、
窓にレーザーで穴を開けたり、
本来のサンタさんのプレゼントの渡し方とは違うことをしているところがおもしろいです。

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
せっかく、これまでまじょ子と出会ったキャラ達が
クリスマスパーティに集まって賑やかでいいなーって思っていたのに
まじょ子とナナが異常気象の原因になっているお天気三兄弟を仲直りさせに
急遽、天気の国を冒険しに行くってのがなあ・・・
結局2人だけの世界に入っちまうのかい!!!

でもまあいいか。
天気の国の女王はおもしろいヤツだし、この分だと
三兄弟とやらも女王に負けず劣らずのおもしろいヤツに違いない。

▼熱血先生!:井漕尚樹

正義のためなら悪事もおかす!!!

・・・っておいおい、ムチャクチャなこと言うなよ熱血先生。
せめて「熱血のためなら悪事もおかす」にしたほうが
熱血先生のイメージとして合っているのでは・・・???

それはともかく、ロボットに赤い血は流れていなくても
熱き魂は通じるのですね。
熱血先生と共にマッドサイエンティストの手から
街の平和を守りきったのはすごかった。

惜しむらくはやはりロボットのデザインか。
どう改造してもダサ過ぎるだろあれは。

▼タロットマスター:岩村俊哉
全ての闇の精霊と合体するオビマルの真実の玉の威力は
凄まじいですね。

▼ペンペとギンギー:中川いさみ
ヘビやカエル、トカゲの死体を飾ったクリスマスツリーは
見ているだけで気分が悪くなる。
動物のくせにクリスマスプレゼントにラジコン飛行機が欲しいなんて
現実的でないことを言っておいて、
クリスマスツリーは妙にリアリティあるんですよねー。
モズのはやにえみたいだし。

▼名探偵ズッコケ三人組:シナリオ/矢澤和重・まんが/新山たかし
ロビン議員を殺害した濡れ衣を着せられたライラが
ズッコケ三人組のおかげで疑いが晴れたのはいいが、
それでも人の別荘に勝手に入り込んだり、車を勝手に使ったり、
あくどい娘であることに変わりナシ。

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明
チョコ・パ姫も幼少の頃は普通の女の子だったんだよなあ。
それがどんな過程を経てこんな悪魔のような娘になったのか
こっちのほうが知りたいワイ。

▼アザラシエドちゃん:鳥坂アカネ
第6回GAG-1グランプリ準優勝作品。
惜しくも優勝は逃してしまったけどおもしろいのよこのマンガも。

アザラシのエドちゃんは人間に復讐を抱いている割には
気が小さいし自分の強面顔にもコンプレックス持っているんですよね。
そこがエドちゃんの魅力であり、今回はその魅力を少ないページだが満喫できる。
ツッコミ役のヤドカリのジョナサンとの相性もいいですね。
女の子との相性は微妙だけど。

▼少年ダンディ:ボッカ
今回もダンディくん濃いなー。
でも注射を怖がる辺りはやはりガキだな。
中途半端に子供で中途半端に大人な変なヤツ。

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今回はコマ割り。
マンガは右上から左下へ読ませるように描くのが基本。
ブンタくんの4コママンガみたいなコマ割りだと
どうしても縦に読んでしまい、どんな構成になっているのか一瞬戸惑う。
アイコちゃんのコマ割りは、コマ割りそのものをギャグとして読ませる場合は
変化に富んでておもしろいとは思うけど・・・ストーリーものではこれはどうなのかな???

マンガを読む側としてはコマ割りはほとんど気にしない部分ではあるけど、
描く側にとっては読者の立場に立った気配りが必要なテクニックなんですね。
マンガってますます奥が深い。


あ、何か物足りないと思ったらサヌキが休載だったのか。
しかも来月号も休載だそうで、
自分の好きなマンガが休載されると凹むなあ。
07年2月号からの連載再開をお待ちしています。

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2006年11月27日 月曜日


小学六年生 2006年12月号
2006年11月2日発売
小学館 580円
今回は占い特集。
占いは星座だけでなく、誕生日、干支、トランプ、手相etc・・・
挙げていったらキリがないっすね。
中には部屋に置かれる物の位置で運気を呼ぶ「風水」なんてものも。

占いや風水で運気を呼んで、明るい新中学生を迎えよう!

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
コタロウと映画館に行くためなら、ちあきの奴隷にもなれる
さよりんの恋に一途な性格がステキだ。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
なんと剣木くんは双子だったのでした。
そして病弱な弟くんと影ながら入れ替わり立ち替わりで
代役を務める健気な兄・・・

なかなか感動モノな話だけど
汐見くんの事故の一件はどうなってるの?

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
カップラーメンの次はおもちゃを詰め込んだおもちゃ弁当、
そしてとっととワゴン車を手配して全国的な宣伝活動へ。
商売の基本をサラッと流れるように思いつく天太の発想がすばらしい。
現実世界でもおもちゃ弁当が売れるのかどうかは別として。

それにしても天太は、今月は服を脱ぐシーンを扉絵に飾られたり、
掘毛社長の想像上の中でウエディングドレスを着せられたりと
女装が似合うといろいろ大変ですな。

▼トホホな犬:あいみてつろう
もしトホホな犬たちの姿が透明になってしまったら
タイヤやイスが宙に浮いて怪奇現象みたいになることがよくわかった。

▼夢への扉~フェイシャルセラピスト かづきれいこの章~:
漫画/鈴木小波・取材・原案/古川美奈

今月は、顔にアザやヤケド跡があるために思い悩んでいる人(女性)たちを
心のケアも兼ねてメイクで美しくしていこうというフェイシャルセラピストのお話。

きっかけは自分自身が心臓病による顔が赤らんでしまうことによるコンプレックスから。
自分自身でメイクで赤らんだ顔を美しくして、その後、心臓病も完治して、
顔のことで悩んでいる人々を救う道を選んだのはいいが、
中には救えるはずの患者が精神的に追いつめられ、自殺する者もいるという
いやはや、なんともメンタル面でも強くなければなれないフェイシャルセラピストは
かなり厳しい仕事でございますよ。
医療にも携わってるだけあって「大変」の一言ではすまされない職業です。

あと周りの環境もものすごく影響していると思いますね。
病気の影響で顔に発疹が出ている人をからかったりしたらいかんよなあ。
ただでさえその人はそのことで精神的苦痛を味わっているはずなのに。
そんな社会を作らない環境作りもすごく大切なんだな、と思います。
周りの人がやさしく接することで、フェイシャルセラピストほどではないにしても
苦痛を軽減させることはできるはずなのです。
みんなは他人の体のことでからかったりはしてないよね?

▼よゐこ+トホホな犬 誠に勝手ながら芸能活動始めました。:
原作/あいみてつろう・絵/よしのえみこ

新連載。タイトルの如く、トホホな犬とお笑いタレントのよゐこが1つになって
マンガで登場。
このマンガ独特の画で描かれたよゐこの2人が愛嬌あっていい感じ。

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2006年11月25日 土曜日


小学五年生 2006年12月号
2006年11月2日発売
小学館 540円
先月から始まった「ミニ四レーサーカケル」は
今のところは小三と同じ内容です。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優

つぼみちゃんに告白した男の子は魔法使いのお兄さんに似ているので
不思議なシャープペンについて何か進展があるのかと思いきや、
告白する相手を間違っていたとは・・・

結局ストーリー上、つぼみちゃんと幹図くんとの恋の発展を進行させるための
一発キャラなのかコイツは。

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
映画館で映画は見られなかったけど
さよりん達のドタバタ喜劇が見られておもしろかったです。

▼ヒミツのわん☆タッチ:兄崎ゆな
謎の黒服達に改造された犬どもに囲まれて
身動きがとれなくなったまおと大介。

しかし番号が書かれたヘルメットをかぶった犬共が
すごくマヌケに見えるため相変わらず緊張感ナッシング。

▼新・マサルの一手:監修/森内俊之・まんが/村川和宏
ついに盤上で大暴れする飛車。
マグマだの十字架だの飛車らしい力強い攻撃でマサルを追いつめる。
さすがは竜といったところだな。
角とは格が違う。

▼シンペイキングダム:中山雅也
ゲームの中には頭を使うものや脳を活性化させるものもあるのです。
シンペイもそのひとつ。
頭の固そうな校長先生にもそれが分かってもらえたかな?

※別冊付録

▼文具天国:そにしけんじ
そういえば三角定規って直角三角形と二等辺三角形の2種類があるんだよな。
ホントにこのマンガは読んでると自分の小学生時代を思い出させてくれますね。
でもさすがにたかしくんみたいに三角定規を飛ばして遊んだりはしなかったけど。

▼激辛4コマ 暴君ハバネロ:アミーゴ・マサヤッチ
暴君ハバネロでしゃっくりが止まる!
これはキャラメルコーンにはまねできない!・・・って
ハバネロはキャラメルコーンをライバル視してるんでしょーか?

▼トホホな犬:あいみてつろう
他の学年誌にも登場していますが
読者(6歳)が考えた新キャラ・「キャッポン」が小五にも登場しています。

キャッポンは、男の子がかぶる帽子で自分の体をスッポリ包んだポメラニアンです。
まるでカメかカタツムリみたいでかわいいですね。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこがモデルとして成長していくにつれ、
ルルカとの距離が少しずつ離れ、
汐見くんも自分の将来を見据えてみんなと別の中学に行くことをななこに宣言。

それを受けてななこは―――

とりあえず今やってることに専念し、邁進すればいいんじゃないの?
別れの分いろんな出会いもあるはずだ
・・・ってまだルルカや汐見くんとお別れが決まったわけじゃないネ・・・
ま、温かい目で見守りましょ。

▼学ぶな危険!うらきょうかしょ:藤波俊彦
シャケが陸地を歩いたらところかまわず卵をボロボロこぼして
落ち着きがないったらありゃしません。

女性の生理現象みたいなものか?

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
結局、男子は女子よりコドモでニブイということで
楓ちゃんのほうから潤くんに告白しました。

強大な妄想パワーをもってしても
たった一言の告白にはかなわないということですね。
でも楓ちゃんの妄想ぶりは楽しいから
これからもその思いを忘れずに。

▼おっちゃん:原作/Q-LiA・まんが/タダエツコ
小川さんのバーコード頭の乱れ打ちは
まさに己の髪の毛生命が懸かった必殺技だ!!
髪の毛の残り数とか気にしてないのかな?

▼リヴリーアイランド 5年3組の大冒険!:ふくやまけいこ
恐怖は病原菌よりすばやく伝染する・・・
言い得て妙だな。
つまらないことがすぐ伝染してしまうのは日本のお家芸だからね。
女性専用○○とか。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
今回はタタミおねーさんの勝ち。
国歌よりも世界規模である“地球の歌”を考えるのなら
作詞よりはまず万国共通である作曲が先だろう。
地球を称える“星歌(せいか)”で世界平和をってアイデアは良かったんだけどね。

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2006年11月23日 木曜日


小学四年生 2006年12月号
2006年11月2日発売
小学館 540円
旭山動物園のチンパンジーの飼育舎には「チンパンジーの森」という
まるでアスレチックのようなゴージャスな施設があるのです。すごいね。
でもこれくらい作らないと動物園のチンパンジーは満足しないのでしょうね。

▼GOGO!たまたま たまごっち:ヤスコーン
くろまめっちはお年寄りにやさしくするのはいいけれど、
友達とも仲良くした方がいいんじゃないのか?

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿

そこから先は・・・、オレが話そう!

このセリフがただ単に繰り返されるだけでなく
へんなおっさんやら宇宙人やらに変化していく様子がおもしろい。

カレンダーの「日月火水木金」もナイス。

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
ヒコザルは岩場ですべらなくても
ギャグがすべってるんじゃ世話ねえな・・・

▼ちょボットオンライン:よしのえみこ
転送されたメールをさらに別の人に転送する場合は
余計な文字が入ってしまって結構読みにくいもの。
そこで一部の文章だけをコピー&ペーストしたり、
余分な文字を消して読みやすくするのも
ネット上のちょっとした心遣いですね。
みんなもメールを転送する時はぜひ実践しよう!

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
信号が赤なのに道路に飛び出して車に轢かれそうになる女の子は
マンガではよく見かけるけど
つぼみちゃんの場合は風で飛ばされた傘を取りに行くために
既に降りている遮断機の中に入って
電車に轢かれそうになるという珍しい状況が起こってます。
さらに都合良く運良く通りかかった根本くんが
迫り来る電車にためらうことなくつぼみちゃんを助けに飛び込んだからさあ大変。
電車は自動車以上に急には止まれませんよ。
どうやってこのピンチを乗り越えるのでしょうか。

仮につぼみちゃんと根本くんが助かったにしても
電車のほうはただでは済まないと思うのだが・・・
ダイヤの遅れは生じるでしょうし・・・
いろんな意味で次号注目。

▼空色のおんぷ:池田多恵子
空は奏とおばあちゃんのクリスマスプレゼントとして
自分で作曲した曲をプレゼントするとは・・・
空の奏の入れ込みようは相当だな。

それにしても奏のおばあちゃんは本当に美人で若い・・・

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
シナモン達にお菓子を注文した小学校の校長先生は、
本当は時間に束縛された我が街をシナモン達に救って欲しかったのかな。
結果は校長先生の思惑通り。
仕事に忙しい大人の人達もフレンズが作ったクレープの匂いを嗅げば
思わず笑顔がほころぶよね。
やれめでたい。

▼トホホな犬:あいみてつろう
人間になった(!?)トホホな犬の名前は
戸保保(とほたもつ)だそうで・・・

なんつーか、漢字に変換してしまう作者のセンスがすばらしすぎです。
そのままトホホな犬の本名にしてもいいかも。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
またまた植物虐待ネタかい!
でもあさりの必殺シュートでなぎ倒された花壇の水仙の被害は軽かったようで
次の日には花が自力で元通りになってくれてなにより。
あさりの周りに生えている植物は逞しくならないといかんなあ。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
カクタスは森の精気を吸い取るだけでなく
自分たちが呼び寄せた外国甲虫の養分まで吸い上げて
己の野望を遂げるべくその最終段階まで進んでいたとは・・・
マヌケなニードルも一応、時間稼ぎにはなっていたんだね。

ということは、そろそろカクタスの真の恐ろしさが見られるかな?

▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今月は理科で「空気」がテーマ。
実は空気には重さがあって1.5リットルにつき2グラムの重さがあるそうです。

でもそう言われても実感湧かないね・・・
しかも我々は普段からいつも10トンもの空気を担いでいるそうです・・・って
だからそんなこと言われても実感湧かないってば!
あ、でもでも「空気が重くなる」って言うよね(←意味違うし)。

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2006年11月21日 火曜日


小学三年生 2006年12月号
2006年11月2日発売
小学館 540円
外来動物の特集はいろいろ考えさせられますよ。
他国から持ち込まれて日本で猛威を振るっている外来動物たちも
本来自分たちが住んでいた国では自然のルールにのっとって
普通に暮らしているんですよね。

持ち込まれた外来動物によって日本の動物たちが減っていき、
それを食い止めるために外来動物を捕まえて退治する。
思っくそ矛盾してるな。

人間の都合で犠牲になる生き物がこれ以上増えなきゃいいんだけど・・・

▼カッチ・ポッチエクスプローラー:てしろぎたかし
今月はガムの特集。
ガムのひみつだけでなく、ガムを通して人間の健康についても解説。
ガムを噛むとアゴが丈夫になったり、
脳が活性化したりと体にいいことがたくさん!
家で宿題をやる前に噛んでみると集中力が増して
宿題がはかどるかもよ?

あ、噛み終わったガムはちゃんと紙に包んでくずかごに入れようね。
ちょっとしたマナーも学べます。

※別冊付録

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
そうか。こざるポケモンのヒコザルはイスに座ろうとしても
おしりの炎のせいでイスを燃やしてしまって座れないのか。

イスに座る時だけ炎を消すわけにはいかないのかな?

▼星のカービィ:さくま良子
カービィが今度はドロッチェ団の子分を連れて
デデデ大王の家に。

ホントにお前は疫病神みたいなヤツだな。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
パラは寄生キノコをキングに植え付けるなんて
スゴイ作戦を考えついたものだ。
卑劣ながらも意表をついた戦法は敵ながら思わず感心する。
キングの歯をむき出しにした怒りの表情が強烈。

でも気は優しくて力持ちを地でいってるキングが
どこまで悪に染まれるか。
タンゴにもジョーとジャンボが残っているので
その2匹でキングを救う手だてはあると思うんだけどね。
あるいはパラの方がドジを踏むとか。

▼ミニ四駆レーサーカケル:坂井孝行
カケルもまた某ミニ四兄弟と同じように
マシンに声をかけ、その呼応を聞き取れるタイプの人間か。
それにしちゃあずいぶんおとなしいレース展開だな。

しかしカケルは連載2回目で早くも自分のマシンをレースで大破させちまって
勝利のためなら手荒にマシンを扱う性格なのね。
そんな壊し屋さんにピッタリのマシンをプロのミニ四駆レーサーから手渡されて
今後、さらに過激なレースを見せてくれそう。

▼無敵蹴団!アイアンキャンディーズ:川久保榮二
今度は地球人によって惑星から外されてしまった冥王星の人達との対決!
冥王星は氷の星ということで
トドを模した生物(せいぶつ)を登場させるキャラデザインは良かったけど
ストーリーのほうが例によってハチャメチャ。

そして収拾がつかなくなったところで
ブラックホールと化したジョーのヘソが全てを吸い込んで決着。
きれいに片づいたけど、もうなんでもアリだなジョーの体は・・・

▼どうぶつの森 ホヒンダ村だより:あべさより
さよりんのスカートと、コタロウのズボンを
とりかえっこして履いてみるのもいいかもしれない・・・(萌)

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
そうか。女ボスの黒魔法にはラブ&ベリーの白魔法で対抗するということか。
ラブ&ベリー+レイとライの4人のダンスが
温かいエネルギーに満ちた白いオーラを呼ぶ。

このオーラで女ボスの黒魔法も白に浄化しちまうか?

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこは冴えないマジシャンのお兄さんにメイクをして改心させるとは
ずいぶんとメイクの腕前が上がったものでございますね。
でもお兄さんがダイヤのティアラを盗んだ罪はそう簡単には消えないと思うけど
まあ、事が大きくならないうちに改心したから許してつかわすか。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
シナモンロールが白かろうと黒かろうと
ライバルが作ったものであろうとお菓子はお菓子。
黒いといったってココアの黒だから食べてみたらきっとおいしいよね。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
催眠術ごときであさりちゃんが勉強好きになれれば苦労はないですねえ。

▼トホホな犬:原作/あいみてつろう・まんが/よしのえみこ
入り口に「どうぶつ園」と書いてあるのに
トホホな犬たちには「タイヤ王国」と読めてしまうらしい。
良くも悪くも所詮、犬ですね(笑)。

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2006年11月20日 月曜日


おジャ魔神山田くん!! 1巻
ダイナミック太郎
講談社 ボンボンKC 409円

メカ沢くんの単行本2巻が刊行されないうちに
別作品が登場しちまいました・・・って
そんなことはどうでもいいか。(よくねえよ)

読み切り掲載を経て、ボンボンリニューアルのテコ入れ作品として登場。
運のない小学4年生・真鍋楽喜(まなべらっきー)くんが
魔法のランプをこすって山田と名乗る魔神を呼び出して騒動を巻き起こす
おばかなノリ満載のギャグマンガ。

メカ沢くんの時のギャグ路線を踏襲しつつ、
タイトルからしてどこかで聞いたことがあるようなパクリネタがチラホラ窺え、
それがこのマンガのウリになっていてやはり読んでて楽しい。

腐敗しきった現在のボンボン連載陣の中で
ボンボンらしいオリジナルギャグを展開しており、なんとも頼もしい限り。
マンガ好きな小学生におすすめの辛口なギャグマンガだ。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP
2006年11月19日 日曜日


メカ沢くん 1巻
野中英次+ダイナミック太郎
講談社 ボンボンKC 409円

週刊少年マガジンに連載されていたギャグマンガ
「魁!!クロマティ高校」のボンボンバージョン。
・・・といってもさすがにあの画は児童誌には向いていないので
作者とは違う人が描いてます。
設定もクロマティ高校に登場するメカ沢くんのみを起用し、
あとは成績優秀の小学生・大神健太(小4)くんの家に居候しつつ
彼らの小学校ライフを堪能するというほとんどオリジナルなギャグマンガになってます。

メカ沢くんは一応ロボットではあるものの
一般的な人間やロボットで考えられる常識的な行動の範疇を超えており、
なのに小学校では普通の児童となんらかわりのない生活を送っていることと、
その不条理さに納得がいかない健太くんのツッコミや
メカ沢くんに振り回されるシーンがこのマンガのウリ。
セリフの使い回しもうまく、笑わせる場面も多い。

当然のことながらクロマティ高校を知らない人が読んでも楽しめるが、
この独特のギャグが作品内で生きたのも
人間とロボットが中途半端に融合したメカ沢くんのキャラクター性が
すばらしすぎるからなのかもしれない。
ハイテクとは程遠く、作者がテキトーに考えたようなデザインもまた見事。
クロマティ高校の中でメカ沢くんだけがボンボンに呼び出される理由もうなずけます。
ダイナミック太郎氏のギャグセンスも作品内で光っていたし
最後まで楽しませてもらいました。

ところでこれ、2巻出るの?未収録分があるはずなんだけど。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP
2006年11月19日 日曜日


小学二年生 2006年12月号
2006年11月2日発売
小学館 540円
アメリカのアリゾナ州にある峡谷・グランドキャニオンは
岩壁の地層の模様が何億年もの長い地球の時代を物語っている。
岩壁の中にはその時代に生きた動植物の化石とかまだ眠っているかもしれません。
それを想像するのも1つのロマンですね。

▼ポケモン4コマ大百科:やましたたかひろ

ダイヤモンド・パールのポケモン達が大活躍。
むしとりポケモンのマスキッパは葉と歯の両方を持っている
ちょっと変わったポケモンです。

▼きらりん☆レボリューション:原作/中原杏・まんが/池田多恵子
恋愛ドラマなのに、なぜかエリナとカメのキスシーンがあって
それを見たおバカな監督が

すばらしいっ!!
種族をこえた愛のカタチじゃあ~♡

と涙しながら喜んでます。
頭悪いんじゃないのかおまえは。

だいたい女の子がカメとキスをするなんて一体どんなドラマだよ。
エリナは完全にギャグキャラにされてます・・・ていうかバカにされてるぞあれは。

▼超人だじゃれマン:上重☆さゆり
今回はクマさんダジャレのオンパレード。
山に食べ物が無くなったクマさんのために
だじゃれマンがサンタになってクマさん達に
リンゴやケーキの食べ物をどっさりプレゼント。

人間だけじゃなく、動物が困っても助けてあげる
だじゃれマンの心意気が泣かせる。

p.s.
矢をパリッと折って「やっぱり」というダジャレは
キレがあるセンスのいいダジャレだと思った。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
黒魔法使いのミーシャは徹底して悪役だなあ。
相手が誰であろうと自分より目立つ人間は容赦なく妨害する。

これまでもそうやって何人ものオシャレ好きに黒魔法をかけてきたのだろう。
言い換えれば自分にオシャレセンスがないことを証明しているようなものだ。

さて、ラブとベリーはどうやってミーシャの淀んだ心を浄化させますか。
お手並み拝見。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
「友だち」がテーマの写真コンテストに応募するため
フレンズ達はおおはりきりだけど、
つまみ食いや入浴シーン、居眠りしているところなどを撮影しまくって
結局これって盗撮じゃないのか・・・?

▼ドラえもんのおもしろレポート トイレのひみつ:まんが/三谷幸広
今月は洗濯の歴史についてドラ達がリポート。
今現在では電気洗濯機があって洗濯物と洗剤を入れてあとは全自動でやってくれるけど、
ちょっと前までは川まで洗濯物を持って洗いに行ったり、
たらいと洗濯板を使ってすべては手作業で行われていた。
落ちにくい汚れには石けんの代わりに灰の汁などを使って
そりゃあ大変な重労働だった。
腰痛持ちの人には堪えるよね。

洗濯物を洗うことは今でもめんどくさいことだけど
昔の人に比べたらとっても楽になったのは確かだ。
全自動洗濯機に感謝しなきゃね。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
茶番終了。ニードル、メス甲虫の愛の力の前に屈す。
女の子を味方につけることはガキ大将のニードルにはできないよねえ。
残念!

▼星のカービィ:さくま良子
カービィが盗賊「ドロッチェ団」の仲間になりましたが、
普段から食い物を盗みまくってるカービィが盗賊になったところで
大した変化はないでしょう。


別冊付録のナロちゃんとナエちゃんのお話がかわいくておもしろい!
ナロちゃんはカタカナの「ナ」と「ロ」が合体して「右」なので右へ行くクセがあり、
ナエちゃんはカタカナの「ナ」と「エ」が合体して「左」へ行くクセがある
そんな双子の兄妹(姉弟?)がお互いの誕生日プレゼントを買う
ほのぼのしたお話です。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号
2006年11月15日 水曜日


小学一年生 2006年12月号
2006年10月31日発売
小学館 540円
今月号は貝や布、鳥の羽などで作られたおもしろいお金の特集が掲載。
オーストリアでは、6000万円分の金(きん)を使って
大きさが37センチ、重さが31キロもあるキングサイズの金貨を
15枚だけ作ったそうです。
いくら金でできてるとはいえ31キロもある金貨なんて
ゴージャスと言うよりは嫌がらせに近いよなあ。

▼きらりん☆レボリューション:げんさく/中原杏・まんが/小坂まりこ
ケーキ屋に客を奪われたやきいも屋さんに再びお客を呼び戻すため、
きらりは人気アイドルの宙人くんや星司くんを利用したり
大食い大会を開催したりと大いに盛り上げて
やきいもを完売させる大成功を収めました。

どうやらきらりはアイドルよりも商売人の才能があるようです。

▼劇場版 どうぶつの森~どうぶつ村は大さわぎ!~:こやまゆき
新連載。人気DSソフトの劇場版がマンガで学年誌に登場。
こやまゆきといったらミニモニ。が真っ先に思い浮かぶんだけど
このマンガもそんな女の子らしい甘い雰囲気が漂っている。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
イザベラ先生へのクリスマスプレゼントに地味なはんてんを渡すラブ&ベリーに爆笑。
オシャレ魔女だけにオシャレな服を着ると気持ちが若返り、
お年寄り向けの服を着ると逆に老け込むのかしら?

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
季節はずれの怪談話のせいで
シナモンが家中の窓やえんとつをみんなふさいでしまい、
サンタクロースを閉め出してしまう結末がなんともおもしろい。
外に置かれたクリスマスプレゼントが凍ってしまうオチもGOOD。

▼星のカービィ:さくま良子
学年誌にも盗賊「ドロッチェ団」団長のドロッチェが登場してますね。
でもドロッチェ以上に迷惑をかけてデデデ大王を困らせているのは
やはりカービィなのよね。
なのでいまさら盗賊が現れようとどうってことなしです。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
テーマは「絵本の読み聞かせ」。
絵本には、読んだ人がその本の中の世界に抵抗なく吸い込まれ、想像力を拡げる
そんな不思議な力を秘めています。

誰もがみんなまだ小さな子供だった頃に読んだことがある「絵本」。
今、親御さんが子供に読み聞かせている絵本が、
自分も子供だった頃に読んだことがあるなんてケースもあると思います。
親子二代で楽しめる絵本っていいものですね。
大人になった皆さんもぜひ勇気を出して読んでみたらおもしろいかもね。

ちなみに「本好きな子にするための5か条」にもあるとおり、
絵本を読んだ感想を子供に無理矢理聞き出すのはやめましょう。
子供が絵本を読んでその世界を感じ取ることができればそれでいいんだから。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号
2006年10月14日 火曜日


別冊コロコロコミックSpecial 2006年12月号
2006年10月30日発売
小学館 440円
▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
うーん、オレとしては植木鉢から生えた足が
町からいろんなものに発展していく様子をもっと見てみたかったんだけどな~。
そやまんが風シムシティみたいな感じがしておもしろくなりそうだったのに
ゲベに食われて普通の花になってしまったのは残念。

でもウンコの部分だけがぬりえになっている扉絵はGOOD。
これぞそやまんが風芸術の秋。

▼トレジャーガウスト:勝見直人
ひ弱な忍者ガウストハンター・風丸は
範人からガウストの力を信頼し合う絆の強さというものを教えてくれたぞ!
おかげで父の仇であるメルデオスを捕まえることができました。
勇気も出せたし強くなれたしこれで授業料が忍者ガウスト一匹は安いモンだね。
次は範人から忍者ガウストを取り返す持久力を養う修行だ!がんばれ風丸!!

▼新星輝デュエルマスターズF(フラッシュ):松本しげのぶ
デュエルで勝つ毎にその輝きが増す謎の石・アークの正体は!?

・・・そんなことより松本しげのぶ氏の描くマンガに
アリストテレスやプラトンなどの哲学者はお呼びじゃないよね~。
結局ギャグネタのダシにしか使ってないし・・・
でもそこが松本しげのぶマンガのいいところだ。ウン。

▼ポケットモンスター ダイヤモンド・パール4コマ劇場:松島リュウ
新連載。ポケモンキャラを使った4コママンガです。
ポケモン4コマといったら山下たかひろ氏のほうが数倍インパクトが強いんですが、
このマンガのポケモン達はギャグマンガ風にはデフォルメされておらず、
比較的優しいタッチで描かれたポケモン達がギャグを披露している。
パンチ力には欠けるが受け入れやすい画で幅広い読者層を獲得できるか!?

▼星のカービィ 参上!ドロッチェ団:谷口あさみ
特別読み切り。コロコロ12月号から始まる谷口カービィが一足早く別コロに掲載。
今回はDSソフト発売記念ということで大怪盗ドロッチェ団の一味が
カービィに振り回されてますが、
コロコロではその矛先がデデデ大王に向けられるのでしょうか・・・

とにもかくにもカービィになっても谷口あさみらしさがちらほら窺える作品であります。

▼衝撃オンエア!!流星のロックメ~ン:川野匠
新連載。
まさか川野匠がまたほのぼのロックマンギャグを描いてくれるとは
思ってもみなかった。

主人公は星野流太(小5)くん。
流太くんが念願のDS本体を手に入れて充電したその瞬間、
中から流星のロックマンが出現。
なんでも流星のロックマンは数十年後の流太くんが自分自身を守るために
未来から送り込んだのだとか。

初回からボケのロックマンと、ツッコミの流太くんとキャラの位置づけが確定し、
2人の微笑ましくもおマヌケなやりとりが始まってます。
前作のロックメ~ンと同様、ひねってないとぼけたギャグが魅力。
また単行本が出るといいなあ。

▼もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド:萬屋不死身之助
読み切り。同タイトルのDSソフトをマンガ化。
ゼルダの伝説の脇役キャラとはいえ、
35歳独身無職のおっさんが主人公のゲームは
異臭・・・じゃなくて異彩を放っていて
ちょっと大人の免疫が足りない読者としては買うのにちょっと躊躇してしまうところ。

もともとチンクルはギャグマンガに打ってつけなキャラなので
本作品もそれ相応の画でベタベタなギャグを展開している。
果たしてこれでゲームの魅力が伝わったのかどうかは微妙なところだが
このゲームをマンガにしたらこうなるんだぞという想定範囲内のギャグである。

まあ、一言で言えばフツー。以上。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
猪八戒ピックアップの回。
八戒はまんまと悟空の金儲けのダシにされてしまったが、
八戒が妖怪にやられたときに
悟空が危険を顧みずに八戒の身代わりになって妖怪をやっつけたのだから
一応、ここは素直に喜んでもいいんじゃないのか・・・?
失ったものも無かったし。

▼D・Mファイター焔(ほのお):足立たかふみ
焔の力と、モーの勇気でデス・アルカディアを倒したものの
デス・アルカディアのエサにされてしまったモーの母親や村人達は二度と還っては来ない・・・

モーは笑顔で焔たちを見送ってもその後は1人で力強く生きなければならず、
声援を送らずにはいられない余韻が残るストーリーだった。

▼~なめねこ又吉最強伝説~なめんなよ!:瀬戸カズヨシ
又吉と、ライバル・白葉レオが
高い鉄塔の頂上に張り巡らされた鎖を足場にし、
お互いの腕を鎖で繋いで逃げられないようにしたチェーンデスマッチが熱い!

レオがちくわを人質にとったのが芝居だったのには少々萎えたが、
それもレオが「粗にして野だが卑にあらず」な男であることの証明と考えればニクイ演出。
今回も満足のいくおもしろさだった。

▼世にも奇怪な物語 Xゾーン~人面犬の怪~:青木たかお
8月号にも掲載されていた読み切り怪談マンガが再登場。
今回は犬をいじめていた子供達に犬の呪いがかかって犬になってしまうという
世にも恐ろしい物語。

・・・とはいっても恐怖というよりは「犬をいじめたら人面犬になっちゃうぞ」といった
子供向けの教訓的なマンガみたいだねこれ。
つまり「食べてすぐ横になると牛になる」ってのと同じ類。(←違うか!?)。

のら犬をかわいがっていたおじいさんが死んでしまったのを皮切りに
人面犬が増殖されていく中で、
最後の子供だけが犬顔の獣人になってしまうエンディングには笑った。

まあ、犬に石投げていじめるなんて行為は悪趣味だから
みんなもやめましょうね。

▼ケシカスくん:村瀬範行
理科の実験が大好きなボウズ。
その理由は

内容は理解できないが
火が出たり煙が出たりすると
バカにとっては楽しいイベントだから

と相変わらずするどいところをついているケシカスくんです。
作者共々子供心をよく理解してらっしゃる。

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
かつてのライバルと共に、ゼノン帝国親衛隊・ビートルV(ファイブ)と
5対5の対決をすることになったザック達。
アドベンチャーバトルとしては至極真っ当な展開ではありますが。

しかしバラエティに富んではいるが、変な身なりで
甲虫使いとしてはイマイチ迫力に欠けるゼノン親衛隊は
自分たちがピンチになったら簡単に仲間を裏切ったり、
卑怯な手を使ったり、なりふりかまわないことしでかしそう。
果たしてゼノン親衛隊は5対5でまともにバトルする気はあるのだろうか・・・?

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
鬼ヶ島ネタがおもしろかったです。
鬼そのものが島になっているから「鬼が島」だなんて
あまりにシンプルすぎて思わずニヤリとしてしまうね。

浦島太郎に扮するヒロキくんが鬼の子を助けて
鬼ヶ島に連れて行かれる話もおもしろい。

▼トイレの神様:黒葉潤一
今回は、トイレの神様がみんなからツッコまれる時以外は
無視され続けて哀れに思いながらもかなり笑える回でした。

おまえはこの世で一番
カレーをよそうなー!!

確かにその通りだ。

▼豪快野球坊 ベスボル:毛内浩靖
バナナでパワーアップするゴリラのゴリッパさんのパフォーマンスがおもしろかったが、
ベスボルの変化に富んだピッチングも見逃せないものがある。
伏線があったとはいえ、あちちボールが2度使える方法を
あんな単純な方法でやってのけたのは驚きだ。
すばらしいとしか言いようがない。

でもベスボルが「オレはもともと左利きだった」というのがウソだったのが×。
ホントだったらカッコ良かったのに。

▼古代王者恐竜キング:酒井ようへい

超イケてるぜー!!
どえりゃあナウいっぺー!!

敵同士なのにお互いのファッションセンスを褒めあってる場合じゃないだろー!!
しかもそんな時代錯誤なセリフ。恐竜も呆れているじゃんか。

・・・まあそれはそれとして、
敵同士であっても恐竜が大好きだという共通点があればそこに友情が芽生える。
男同士の友情っていいモンだね。
あの妹さんにも通じればいいんですが、どうやら心が淀んでるようです。
リュウタとロトの友情パワーで彼女の邪気を浄化できればいいんですけどね。

▼サムライスコメ丸:大崎亮平
読み切り。サムライ風の米粒・コメ丸が主人公の冒険ギャグマンガ。
日本のお米全てをコメ丸ブランドにするため、コメ丸は冒険の旅に出る。

「サムライス」とはなかなかしゃれたネーミングではあるものの、
やっぱりそこは大崎ギャグ。食べ物を扱ってるマンガなのに
お下品シーンがバッチリ盛り込まれている。

コメ丸は冒険の末に新潟にて農家の人に食べられる結末を迎えるのだが、
その前にコメ丸は犬におしっこを引っかけられ、その後、鳥に食われて
ウンコまみれになってるはずです。きたね~!!

▼エロリンくるりん:林周平

読み切り。昭和時代の男子の間で流行ったスカートめくりを主題とした
児童向けのエッチマンガ。

クラスの9割は女子で占める私立セクシャル学園1年A組にやってきた転校生で
魔法の国のエロトピアの王子・くるりんと、
副学級委員長のハンサム少年・歌舞伎町セイヤが
どちらがパンチラ写真をいっぱい撮れるか対決する。

男子が女子のスカートをめくって、パンチラシーンを連発させるなんて
長年児童誌ではタブーとされてきたこの手のマンガを
別コロという雑誌でよくぞ掲載した。それは賞賛に値す。

でも・・・でもなんかオレがイメージしていたのと違うなあ・・・
それは女の子達があまりに簡単にスカートをくるりん達にめくられてしまうから
盛り上がりに欠けるのだろうか。
それとも小学生男子には女の子のパンツより
ウンコチンチンネタのほうが素直に笑えるからなのだろうか。
いずれにしろただパンチラシーンを提示しているだけなので
スケベギャグな要素は皆無に等しいんですねえ。
やっぱ別コロではこれが限界なのかな。

しかし児童誌にスケベ系のマンガを載せる方向性は決して間違ってはいないと思うので、
出版社、作者共々こういうマンガを大切に育てていってほしいなと思いました。
次もカンバレ。

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2006年11月7日 火曜日