じゃりまん小学校
じゃりまん読書感想文
2006年2月分

卒業文集に戻る

今月読んだマンガリスト:11冊
NICE! は特に良かったと思う作品
名たんていカゲマン2巻 名たんていカゲマン3巻 コロコロイチバン!2006年6号
小学一年生2006年3月号 小学二年生2006年3月号 小学三年生2006年3月号
小学四年生2006年3月号 小学五年生2006年3月号 プレコミックブンブン2006年3月号
月刊コロコロコミック2006年3月号 コミックボンボン2006年3月号 総評



2006年2月度
総評
じゃりまんの部
リニューアルから3ヶ月目のボンボンは
なんだかんだでフツーにおもしろい雑誌にはなってきてるんだな・・・
相変わらず方向性は見えてこないけど。

あと小川悦司氏の新連載もそうですが、
講談社系の少年誌や青年誌から移籍された漫画家が
ボンボンで描くケースが目立つようになってきた。
確かにそれぞれの年齢層向けの雑誌では実力のある漫画家さん方ですが、
児童誌という分野は初めてなので慣れない面もあるだろうし、
そういう漫画家ばかり集めすぎると年齢層がグッと高くなってしまう恐れあり。
現にゴンは子供に受ける内容だとは思わない。
ゴンが何を考え何を言いたいのかをこちらが想像しながら読ませる手法をとっているので
そんな読み方してたら疲れるんじゃないかなーと。

コロコロはケシカスくんの感動巨編がなかなか良かった。
曽山一寿氏の長編にひけをとってないな。ヤルヤル。

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2006年2月28日 火曜日


コミックボンボン 2006年3月号
2006年2月15日発売
講談社 480円
なんとまあ、次月号から週刊少年マガジン等で「中華一番」などの
主に料理マンガを描いている小川悦司センセイのマンガが新連載するそうで
内容はもちろん料理マンガ。
この人の描く料理マンガはおもしろいから別にいいんだけれど、
果たしてボンボン読者には受け入れられるのかどうか。
ボンボンも次から次へと驚きの企画を立てやがりますな。

▼SDガンダム武者番長風雲録:原作/矢立肇・富野由悠季・一式まさと

このマンガにも「白鳳(はくおう)」なるキャラがいらっしゃるんですね。
でもガンダムが白い制服を着た姿は異常なほど似合っていない。

▼デルトラクエスト:原作/エミリー・ロッダ・漫画/にわのまこと
リーフが強運の持ち主だったのは、実は相棒のバルダが影からリーフを
ずーーーっと見守っていたからだった!

うわー、ジャードは本当に何年もかけて影の大王軍を倒すための地固めを
地道におこなっていたんだなー。
しかし沈黙の森で化け物に毒を盛られて動けなくなっても、
女の子にあんなことやこんなことをしてもらえる助けてもらえる辺りは
まだまだリーフにも強運が残っていると言える。

もっともこの先、実力だけじゃカバーできない
熾烈な戦いがありそうな気がするんですがね。
運も味方につけないと。

▼おジャ魔神山田くん!!:ダイナミック太郎
今月から2話掲載とのことですが2話ともおもしろかった。
1話目は自宅である魔法のランプをゴキブリに乗っ取られるマヌケな山田くんのお話。
ゴキブリと言ったら汚くて気持ち悪いイメージがあるけれど
このマンガのゴキブリくんはケバケバした足の毛を描かないことによって
見た目もスッキリした清潔感のあるゴキブリに仕上がってます。

2話目はしいたけが嫌いなラッキーくんが
山田くんのドジな魔法によって人格を持ったしいたけに「食べろ」と説得されるお話。
このマンガならではのパクリネタが存分に発揮されていて
バカバカしいほどに笑えておもしろいです。

▼B.B.D(バーニングバッドダディー):御童カズヒコ
新連載。
今度の御童カズヒコ氏が送るギャグマンガはオリジナルで、
ニトロから実に3年以上が経つ。

サトルくんというどこにでもいる男の子が主人公で彼の父は行方不明。
しかしある日突然、父は一年ぶりに魔物になって帰ってきた!
聞けば山の中で遭難しているうちに魔界に迷い込んでしまい、
それでも家族に会いたい一心で魔界の魔物を食いまくって
そうこうしているうちに自分自身も魔物になってしまったんだとか。
以降、サトルくんが身も性格も魔物になってしまった父に振り回されるという
ドタバタ・アットホームギャグマンガ。

おもしろかったです。
もう話全体が御童カズヒコ節炸裂しまくりですね。
やっぱりホビーにとらわれないオリジナルの作品っていいなーって思わせます。

下品な魔物となったオヤジを温かく迎え入れる家族。
でもサトルくんだけは拒絶している。
しかし1つ屋根の下で暮らしている以上は避けるわけにはいかない。
果たして魔物となったオヤジが元に戻るのが先か、
それともサトルくんが魔物オヤジに慣れてしまうのが先か。
いずれにせよそんな運命の日が来るまでは
魔物オヤジの大胆かつ非常識な行動に悩まされる
サトルくんのチンチンの成長を楽しむの成長を見守ることになるのだろう。

父が魔物になっても家族の反応は以前と変わらないようだが、
他の人ではどうなのか。
やはりサトルくんだけが拒絶してしまうのか。
それともサトルくんと同じく魔物と見なしてしまうヤツがいるのか?
魔物オヤジとサトルくんの奇妙な親子物語に期待。

▼ゴンちゃん:田中政志
なんか思いっきし路線が変わっちゃってるんですけど!!
地球防衛隊はどうした!?
ゴンはコンドルなんかと戯れていずれ鳥のように空でも飛ぶ気か?

▼とびだせ!!ターパン:やまにのぼる
おけつ山の秘湯・肛門の湯の効能は強力な酸による脱毛。
長老はお毛毛の大半を失ったけど、チンチンは無事でよかったネ。

▼Do(どー)するパラダイス:玉越博幸
今回はロボットアニメオタクの高林慎悟くんが
こともあろうかクールな学級委員長・八坂喜美子に惚れてしまって
これはさすがに不釣り合いだろうと思いきや、
なあんとロボットアニメのイベント会場で八坂さんが
女の子キャラのコスプレをしてオタク達の前で振る舞っているではありませんか!!

なあんだ。クールな学級委員長が一気に慎悟くんと同志になっちゃったじゃないの。
・・・となると問題はソコじゃなくて、とっても危険な八坂さんのお父様の存在ですな。
例え2人が仲良しになっても、八坂さんのお父様がいる限り
力ずくで邪魔されるだろう。

・・・なのでまず2人のすべき事は、
八坂さんのお父様にロボットアニメのすばらしさを分からせること。これに尽きます。

▼IDATEN翔:藤原としひろ
結局、翔の実力勝ちだったのか。
コンドルの体力消耗作戦は一体なんだったんだ・・・

▼恐竜世紀ダイナクロア:宇野比呂士
200年後の東京にワープしたユウくんは、
ヒミカが見つけてくれたスケボーを手にした瞬間から
近未来恐竜ワールドで生き抜くことを決意。
キミは相棒のスケ坊さえあれば
周りがどんな状況であろうとそれでいいのかね?

まず小手調べとしてユウくんはヒミカの弟・ヤヒコの病を治すため
竜神さまのツノを手に入れることに。
スケボーを携えたタダの少年が、
敵を発見するやいなや暴れることしか知らない爬虫類の恐竜相手に
どんな行動をとるのやら。

▼突撃チキン!:坂本憲司郎
読みきり。
ボンボン新人賞で入選を果たした方のマンガ。

宝探しが好きな少年チキンは、奇妙なスライムM・Tと一緒に
洞窟の中を探検すると、ガイコツ姿のジャックと遭遇。
ジャックはある約束を果たせずに死んでしまったが
成仏しきれずにガイコツ姿で生きながらえている。

そこでチキンは、生前にジャックが忘れてしまったという約束を思い出させるために
共に宝物を探しに洞窟内を探検していくことになりましたとさ。

おもしろかったです。
でも正直、ドラゴンが復活するまでは割とありがちなストーリーで
不思議なスライムのM・Tも全然活躍の場がなかったし
こりゃ平凡な冒険活劇かなと思ったんですが、
ドラゴンが現れてからがすごかった。

ガイコツは不死身であることを利用したジャックのドラゴンへの捨て身攻撃が
チキンとM・Tの闘争心に火をつけて、M・Tをどでかいハンマーに変形させて
ドラゴンをぶっ飛ば死てしまうという、ここら辺までがチキン、M・T、ジャック
それぞれのキャラの特徴が良く出ていて、
このマンガならではの冒険活劇に仕上がってると思います。
この時点でM・Tが普段からチキンの旅のお助けアイテムとして
役立ってることも理解できます。ハンマー以外にもいろいろ変形できるのかしらね?

エンディングはジャックが人間に戻ってしまって
不死身でなくなってしまったことが少々残念(?)に思いますが、
これからチキンと共に旅を続けるわけでもなし、
読みきりならこういう締めくくりもOKでしょう。
サービス精神に徹したエンディングがすばらしい。

▼MONSTER SOUL:真島ヒロ
最終回。
マミィは子供の頃からアキのS型魔物の魂を狙い続ける
キマイラタイプの魔物・ガルエルフに戦いを挑むが逆襲されてしまう。
そしてその事実を知ったアキは自分のために体を張ってくれたマミィを守るため、
子供の頃にさんざんいじめられたガルエルフに真っ向勝負。
因縁の対決が始まる。

短期集中連載最後となる今回のお話は、
アキとマミィによる敵キャラを絡めての愛情をテーマとし、
引いてはアキ達魔物同士、仲間の絆を強さを再認識させる
至極真っ当なストーリーとなりました。

魔物と人間の戦いに終止符を打つためにアキ達は魔物と戦い続けるのだろうけど、
いかんせん3話だけではそのほんのさわりの部分しか
このマンガの世界観が見えてこず、少々物足りなさを感じる。

アキ一行のキャラクターの魅力をこの3話で描ききっているだけに
ただ悪の魔物と戦い続けるだけでおしまいってのは
なんか惜しい気もするんですよね〜。

でも真島ヒロ作品を初めて読んだ私としましては掴みはOK。
プルーの犬日記はダメダメだけど、
こういうファンタジーものであればおもしろいことは分かったので
他に真島ヒロ作品を読める機会があったら、
某マンガのパクリだと拒否せずに読んでみたいと思いました。

▼ドクターマリオくん:あおきけい&みかまる
ルイージとヨッシーの根暗さはとどまる所を知らずついに地中に突入。
クッパもこの分だと「根暗な緑」の仲間に入れられるのは時間の問題だな。

▼へろへろくんめっちゃワールド:かみやたかひろ
へろへろくんがトイレでウンコ垂れて、紙が無いから○○で拭いて♪・・・と
みっちゃんみちみちギャグを披露するサイレント風のギャグです。

人は窮地に立たされるとなりふり構わずに行動をとるようになることが
よく分かるお話ですね。
さすがに小鳥でケツを拭こうとするのは開いた口がふさがらなかったですが。

▼機械惑星ガラクタニア:立花未来王とダイナミックプロ
爆弾を埋め込まれた戦闘ロボットがガラクタニアにやってきて
ノエルを人質にとって脱出を試みようとするも、
ガラクタニアの住人の手によって体内の爆弾は取り除かれ、
またしてもガラクタニアの住人の温かさを知らしめることになる。

ガラクタニアは捨てられたロボット達が集まってみんなで力を合わせて生きている星。
なんとすばらしいことではないか。
生物実験に失敗した動物が集まる島とは訳がちがうやね
ガラクタニアに来れば爆弾だけでなく悪い心も除去される
そんな気がいたします。
いいお話だね。

▼マジシャン探偵A:石垣ゆうき
最終回。
マジシャン探偵Aこと奇術アキラは4本の杖の力で
龍の杖を黄金(おうごん)の黄竜の杖へと進化させ、
さらにみんなの想いが相まってアキラにパワーが漲り、
宿敵レオンを打ち倒した。

そしてその後、アキラや純一郎が学校でマジックを披露する
普通の小学生としての一場面を描いてハッピーエンド。

目の前で次々起こる殺人事件。
そしてレオンの野望を打ち砕くべくゾディアックの塔での死闘。
杖を手にしてからは凄まじい光景を目の当たりにしてきたアキラだが
故にエンディングでは「アキラがやっと普通の小学生に戻れたんだね」
という感じがしてホッとした。

杖の持ち主になったがために、
もはやマジックとは呼べない大きな事件に巻き込まれた感もあるが
これまでの壮絶なバトルで得た経験が今後のアキラのマジック人生に活かされれば
それもいい思い出かな???(活かされてたまるかっ!)

思い込みが真実を隠す―――
そんなキャッチフレーズとともに現れたマジシャン探偵A。
真実を隠すというよりは振り回されっぱなしという気がしないでもないですが、
ひとたびアキラがマジシャン探偵Aに変身すると、
犯人が残したトリックを暴いたり、杖の能力を使って敵を倒す様が爽快で
読者を楽しませてくれた作品でありました。

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2006年3月2日 木曜日


月刊コロコロコミック 2006年3月号
2006年2月15日発売
小学館 480円
サルゲッチュがアニメ化かよ。今さら何故に!?

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
動物園園長「りゅぬぁってゃ」再び。
今度は水族館の館長として登場。

魚は見られなかったけど、りゅぬぁてゃ館長の
非人間的なパフォーマンスがおもしろし。
登場2回目にして準レギュラーをものにした感がアリ。
次の登場は美術館か、はたまた植物園か。

▼ケシカスくん:村瀬範行
文房具ではないですが、発売から25年以上もたつ
タカラのせんせいが登場していたのが嬉しい。
目にも止まらぬ素早さで画面内のラクガキを一気に消去。
華麗にケシカスくんのプライドを粉々に粉砕しちゃいました。
瞬時に消せるって芸術よね。

▼デュエルマスターズFE:松本しげのぶ
ザキラに囚われの身であるトーイの体からD・Mの力が吸い上げられて
白鳳のクリーチャーに注入されていく・・・!

豹変した白凰と、培養液に浸かったトーイ、かつての切札親子の友人の手によって
切札勝利を地獄へ導くという、ザキラの思い描いた絶望のシナリオ通りに事が進んでいく様を
まざまざと見せつけられ、ザキラの冷酷非常さを改めて思い知らされる。

一方、勝ちゃん一行はあんな丸太3本つなげただけのイカダで
スペインからエジプトに行くつもりなのか。なんて無謀な。
案の定、嵐に襲われて海中に沈んでしまうが、
偶然、通りがかりの船に発見されてエジプトに辿り着いてしまうのは
これも勝ちゃんがデュエルマスターとしての運命に導かれた証拠なのか。

しかし、デュエルの世界観でここまで壮大なストーリーに仕上げてしまう
このマンガって何気なくすごいなあ。

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
今度はカリスマ主婦とマナトくんがデュエル!
主婦の習性を活かしたデュエルが楽しい。

しかしショーよ、おまえはバーゲンおばさん連中の前で
己の裸をさらけだすのか・・・
まあ、若い娘よりおばさんのほうが男の裸は喜ぶからな
相変わらずブリーフ姿が眩しい。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
ゴキブリ撃退ロボは、動いたら動いたで
ちゃんとゴキちゃんの死骸も片づけてくれるんだろうか?

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
荒木キャプテンは勝者の会のリーダー・沢村と賭けをして1度対戦し、
屈辱を味わわされたことがあった。
そしてその悲劇は同じ形で再現されることになってしまった―――

ということで勝者の会は、ずばぬけた実力に加え、
なにか賭けをして試合運びを有利にするのが得意なようね。
荒木は沢村のギャンブルにまんまと乗せられて5点差にされちゃったけど、
また何かこちらからギャンブルをふっかければ
5点差くらい逆転はできるかもよ?
ギャンブルにはギャンブルで対抗しましょう。

▼西遊記ヒーローGo空伝:小西紀行
沙悟浄と猪八戒の自爆行為や、
孫悟空のムチャクチャな筋斗雲が、
実におバカな西遊記の世界観を演出していて楽しいです。

敵キャラ・大鷲妖怪も「逃げるが勝ち」をモットーにしており、
孫悟空パーティをギャグ化するのに一役買っている。

▼爆球HIT!クラッシュビーダマン:倉谷友也
ビーダマンを兵器として狙う闇の暗殺組織
禍神(マガジン)!!

禍々しい神でマガジンとは
いかにも頭がイカレた戦闘員共がウジャウジャいそうな組織名だ。

必人も着実に仲間を増やしているが
マガジンにはどんなヤツがいるのか今はそっちのほうが気になるな。
とりあえずカッコ悪いおバカな敵キャラを期待してみる。

▼コロッケ!:樫本学ヴ
コロッケ達がバン王をこの手に取り戻すためには
ビシソワーズ家に伝わるバトルゲーム・ビシソワーズパーティに勝ち抜いて
グランドパーティ会場に進まなければならない・・・って
要はビシソワーズ兄弟の1人VSコロッケチーム2人による勝ち抜き戦で、
ビシソワーズ家に伝わるなんて大層なこと言ってる割には
これまでのバトルと大して変わらない内容じゃないか。
グランドパーティ会場に進んだらどうなるかは分からないけど。

今のところビシソワーズ家の兄弟の力は未知数ですが、
私としましては口調も小憎らしいスズキーニャさえ退治してくれれば
他がダメでも文句なし。
コロッケとレモネードコンビなら大丈夫っしょ。

▼舞闘天国アフロダンサーズ:川野匠
アフ郎の髪型がウンコの形になっちゃったと思ったらヘビだったのか。
似たような形の物を使って不意をつかせるギャグが見事。

▼マスカレード:板垣雅也
獣六が凸弾にこだわる理由は、母との最期の想いが込められていたからだった。
児童誌のマンガにしては母の回想シーンが心にズシンとのしかかるくらいに重い。
故に凸弾が獣六にとってなくてはならない必殺技であることが理解できる。
もしこの技でとーちゃん倒せたら最高だな。

しかし今のところ獣六の獣面能力は不明。
一体なんだろうね。

▼ハガキ伝説 バカベンチャー(読者投稿ページ)
キチガイになった白凰が

ママがいねーと
寝れねぇつってんだろ!!

の投稿ネタに爆笑。
「ソース二度づけは禁止」も捨てがたい。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
星くんと大怪盗・トリックスターの緊迫した睨み合いが熱い。
月子を巻き込んでのギロチン二択ゲームの難問を乗り越えた星くんの推理も
結局はトリックスターの手のひらで踊らされていたとは。
この1話だけでトリックスターの恐ろしさが十分伝わってくる。
星くんとトリックスターの間に甘えなど一切存在しない展開に好感触。
星くんにとって申し分のない強敵キャラであるのは間違いない。NICE!

▼ドラベース:まんが/むぎわらしんたろう・原案協力/藤子プロ
レツの手によってさらなる改造手術を受けて
マッチョな体になってマウンドに立つボロ助。
クロえもんを三振に切って落とし、
ピッチングマシンのボロ助に笑顔の表情が見えたのはいいが
まだ2回表で早くも謎の人物登場。
このままボローズの試合は早々に終わらせて
謎の人物に話の焦点を切り替えるのか?

▼甲虫王者ムシキング:おおせよしお
ザック達が立ち寄った高地の村にはお宝はなく、
ただ高地の村人を救う結果となった。
このままノヴァの日記通り旅を続けていったら
石なんか全然見つからなくて、不幸な人々を救う旅になっちゃったりして。
まさかね。

それにしても吟遊詩人のクレッシェンドは
山の景色よりも自分の美貌のほうが美しいと言い張りますか。
何を基準にしてそんなこと言えるんだろ。
変なヤツ。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
ガッシュが解いたクロスワード、全てのマスに単語がちゃんとできていて
矢高センセってクロスワード作成できるなんてスゲー!!
・・・と思ったら黒マス2つつなげてるじゃん。
それはクロスワード作成に於いての反則行為。

▼太陽少年ジャンゴ:原案/小島秀夫・まんが/ひじおか誠
ついに始まった吸血鬼VS吸血鬼ハンターの暗黒闘技会バトル。
ヴァランシア団の1番手・フレスベルクは、
のほほんとしててかわいい笑顔のモンスターかと思ったら
なんと訳の分からない鳥のバケモノに変身。
笑顔は翼の模様だったのね。

まるで某マンガのプリンプリンみたいに弱い者には強いトリニティにとって、
この相手はどうなのかしらねー。
人間の言葉が通じなさそうなので感情を持たないという意味では
吸血鬼よりキツイ相手かも。

☆別冊付録・ギャグコロコミック

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
金のオノと銀のオノネタ。湖の神に扮したじーさんが、
孫に金のゲベと銀のゲベのどちらか選べと問いかける。

金のゲベと銀のゲベ、それぞれ500キロもあるシロモノを片手で持ち上げるとは
じーさん意外と力持ち。

▼ケシカスくん:村瀬範行
ケシカスくん連載始まって以来の感動巨編。
ボウズが両親の離婚をなんとか阻止しようと奮闘するが、
途中でケシカスくんのギャグが入り、余計混乱を招くのだった。

純粋に子供を絡めたリアルな離婚話と
ケシカスくんのあくどいギャグが程よくミックスされた
このマンガらしい感動巨編に仕上がった。

そう。文具って、人間の温かい手で握ってもらわないと
見捨てられる運命にあるのよね。
だから両親も温かい心で子供を守らなきゃいけないのは当然だ。
ケシカスくんはそのことを体を張って教えてくれたぞ。

そうだ。最初は誰にも使われてない冷たい文具も、
人間が使えばその瞬間から温かさが文具にも伝わり、息吹を与えるんだな。
そう思うと文具が急に愛おしくなるなあ。
犬が人間と共に繁栄してきたのと同じように、
文具もまた人間と共に進化してきた身近なパートナーですな。
人類も文具も皆兄弟。

▼デュエルマスターズFE 爆笑特別編:松本しげのぶ
コロコロイチバン!でもおなじみの
「デュエルマスターズファイトッ!!」がギャグコロで登場。
タイトルは違うけどデュエルマスターズのギャグバージョンという意味では一緒だ。

今回は決闘者にいつもこき使われているクリーチャーが
自分たちの偉大さを分からせるお話。

クリーチャーはケツからマナを出して身を粉にして
勝ちゃんのために尽くしているのに、
偉大どころか盛大に全滅させられて、
まるで奴隷のようにこきつかわれていることが露わにされました。

みんなもクリーチャーは大切に。

▼ミラクルボール:ながとしやすなり
不滅の投げた肉まんがボールに変化して沢村が打ったら
再び肉まんに変化して不滅の口の中へ。

昔あった、うちゅう人田中太郎を彷彿させるギャグ。
しかし勝者の会の沢村もギャグキャラになっていたのはGOOD。
沢村は不滅に対抗するためにふところにトングをしのばせていたなんて
おもしろいことするじゃねーか。

▼コロッケ!:樫本学ヴ
12月号でも掲載されていたニンテンドーDSソフトのコロッケキャラ合体ネタギャグ。
しかし今回は、合体ギャグキャラの出来はどれも今ひとつ。
ウスターとキャベツの合体キャラよりもキャベツだけの方が数倍かわいいよ。

▼ガルル!ロックマンエグゼ:永井ゆうじ
コロコロイチバン!から参戦。
でも主人公はロックマンマニアのまさとくんじゃなくて
本物の熱斗くん。

ロックマンは電脳世界にのみ存在できるネットナビであるはずなのに、
骨折したり、ごろ寝でテレビ見たり、天使になったり、
やることなすこととっても人間くさい。というか貧乏くさい。
これじゃあ熱斗くんと心を通わせるのは難しいか・・・(苦笑)。

▼サルゲッチュ ウキウキ大作戦!:後藤英貴
授業中に早弁じゃなくて早便か。
臭いが教室中に充満しそうです。
だからウンコくらいトイレでしてこい。

▼推理の星くん:まんが/せいの奈々
これは星くんが風邪をひいて熱を出した影響で
頭のネジが少し緩んでしまった、ということで良いですか?
星くんのダジャレ連発がやや強引。
何かひらめいた時に「ピカン」とくるのではなくて
「スッカラカン」とくるなんて、なんじゃそりゃ。

▼マスカレード:板垣雅也
獣六の凸弾は漫才でも通用しますか。
でもビクトリーマスクごときに凸弾はもったいないから、
ハナクソとばしだけでも良かったんじゃない?

▼ポケットモンスター:穴久保幸作
ピッピは、車も飛行機も乗っただけで重みで動けなくしてしまうほど太っていたとは・・・
ピッピってこの世の乗り物全部載れないじゃん。

▼古代王者恐竜キング ティラノかよ!:矢高鈴央
古代王者恐竜キングの4コママンガギャグ。

恐竜が登場しているのにバトルが全くなく、
主人公の恐竜キングも草食で、甘い物好きで、おふざけも大好きな性格で、
最後までセーフティに徹していたのは良し。

▼のび太の恐竜2006DS:原作/藤子・F・不二雄・まんが/岡田康則
ドラのDSソフトが元になっているマンガ後編。

みんながよく知っている「のび太の恐竜」とは
違う路線にストーリーが進んでいく。
女の子のゲストキャラも登場してます。

あとスネ夫といったらキツネ顔が定番ですが、
トリガオには笑った。


蛇足だけど、古代王者恐竜キングの4コマギャグを読んでたら
過去に週刊少年サンデーに連載されていた「恐竜カーニバル」を
思い出してしまった・・

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2006年2月27日 月曜日


プレコミックブンブン 2006年3月号
2006年2月6日発売
ポプラ社 480円
▼かいけつゾロリ4コマ大作戦:原作・監修/原ゆたか・
まんが/きむらひろき・滝沢のぼる・熊沢かえで・村上ゆみ子

つり大会で一番大物を釣ったゾロリには
釣った物全部食べられるご褒美が!!
・・・全部ゴミだけど。

なんだか罰ゲームみたいだなー
・・・って実際魚が釣れなかったんだから
罰ゲームでもいいのか(笑)。

▼アキラのうどんはサヌキもり!!:津島っくす
サヌキがアキラの母親とご対面。
しかし即座にネズミかなんかと間違えられて
アキラの母親に思いっきり踏みつぶされてひどい目に遭うが、
とりあえず居座ってもOKになったようなのでひと安心。

その後、サヌキは寂しがり屋さんのアキラのために
アキラの母親代わりを努めます!
そこにキムチが乱入してさらに賑やかになり、
最後には家庭崩壊どころか家が大崩壊しちゃいました!

やっぱ、サヌキにはアキラの親代わりよりはお友達の方が似合ってるよ。
でもアキラのためを思っての行為なので笑って許せますね♪

アキラの母親も忙しいけど楽しそうな人だったし今月もおもしろかった。

★ブンブン4コマバトル!!GAG−1グランプリ
早くも第4回GAG−1グランプリが開幕だ!

▼ハロー!!わしがサ☆イ☆ト☆ウだ:コタニトモコ
小学校の教室の壁の隙間に潜む手のひらサイズの謎のおっさん・サイトウが
生徒の山田くんと鈴木くんに見つかっててんやわんや・・・ってな話。

小学校に潜むミニマムサイズの人間がおっさんという設定は珍しいけど
これといって他に特徴がないなあ。
それに小学生であるはずの山田くんと鈴木くんも見た目がおっさんくさい。
将来的におもしろくなりそうな可能性は秘めているが、
けったいなおっさんを取り扱っている割には凡庸で盛り上がりに欠ける。

▼超人ママMAX:北枕よしたけ
明るいけどちょっとオツムが弱そうな小学4年生の町田俊吉(9)くんは
ある日、18点のテストの答案をママに見せたら、
ママは息子への子育ての不安を感じて脳内に過剰な刺激を受けてしまって
アフロ髪にマスクをしたママMAXに変身しちゃいました!
以降、俊吉くんとアフロママとのやりとりが続く。

んー、ママさんがあまりに変貌しすぎてママさんに見えない・・・(汗)
まゆ毛も太いし筋肉質だし少なくとも女性には見えない。
変身前のママの面影が全くなく完全な別人にしてしまったのが×。
親子の絆など微塵も感じられない2人は全くの赤の他人。

▼おじょう!!:すぎやまかずみ
ネコの着ぐるみを着るくらいネコが大好きなトシくん(小4)と、
ボロぞうきん模様のメスネコ・おじょう&オスネコ・コヒゲが繰り広げる
ニャンニャンキャットギャグ。

ネコが大好きな方はどうぞってな感じのマンガですかね。
個人的にはネコ好きのトシくんのパフォーマンスのほうがおもしろいですが。

▼お守り妖精モリオ:もえる
メイコちゃんは、おじいちゃんからお守りをもらいましたが、
そのお守りこそメイコちゃんを厄から守るためにやってきた
お守り妖精のモリオくんだったのだ!
以降、メイコちゃんを守るためにモリオくんが奮闘する。

4作品の中ではこれがベスト。
モリオくんは見た目がちょっと古くさいセンスを感じるが
それがうまい具合にお守り妖精というモリオくんのキャラクター性を引き出している。

もちろんモリオくんは、お守りとは名ばかりの余計なことだけしくさる妖精さんなんですが
姿形からしてお守り役になりそうもないことはとっくに分かっているのでそれは納得。
ツッコミ役のメイコさんとの相性もバツグンで
もっとモリオくんのありがた迷惑なお守りぶりを見てみたいと思わせる。


結論

本命・・・モリオ
次点・・・サイトウ

サイトウはもう少し描かせたら、もしかしたらおもしろくなるかもしれない。

▼大仏刑事:大崎亮平

うおーっ!!
観音署署長の毛愛星子(もあいほしこ・女)は
出会い頭のインパクトが強烈ですね。

大仏刑事はモアイ署長という新キャラが投入されたことで
ゴトウ刑事のことを旧キャラ総入れ替えの如く「お疲れさま」とか言ってるけど、
むしろモアイ署長と似たような性格の大仏刑事こそ
モアイ署長の強烈さの前に影が薄くなってしまう心配があるのだぞ。
人のこと言えないぞ。

ああ、でもモアイと大仏が揃ってゴトウ刑事を困らせるキャラにするなら問題ないのか。
それにしてもモアイ署長は本当に強烈な女性だ・・・
またの登場をお待ちしています。

▼古代巨人ザナトス:おぎのひとし
読みきり。古代ファンタジーロマン。
主人公は古田透(ふるたとおる・10)。
透は父と一緒に亡き母が遺した謎の地図の場所で発掘作業をしていたら
古代ロボットを発見。このロボットの名はザナトス。
ザナトスは古代人の技術では作るのが不可能とされる“オーパーツ”と呼ばれる遺物であり、
透と父はザナトスのことを調べ始めると、ある事件に巻き込まれしまう―――

透が古代文明に興味があるだとか、病気持ちだとかの設定はどこ吹く風の
純粋に透とザナトスの友情を描いたマンガですね。
透は破壊兵器として作られたザナトスを信じ、ザナトスもその気持ちに応える。
これは古代ロボットと現代人の時代を超えた友情物語以外の何物でもありません。
古代ロマンというよりはすごく真っ当な児童向けヒーローコミック。
ザナトスが「これからも悪者退治はオレにまかせておけ」みたいな余韻を残しつつ
ヒーローものとしておもしろく読めました。

▼まかせてペットくん:そにしけんじ
1本目でスポーツカーを取り上げているけど、
このマンガの性格上、スポーツカーよりエコカーを取り上げた方がいいんじゃないかと。

▼タロットマスター:岩村俊哉
タロの中身が入れ替えられてるってどういうことだろう?
これは何者かによってザジタに手渡されたスプレッダーが鍵を握っていそうだ。
例えばスプレッダーでスキャンされた人工精霊が白かったら複製品とか。
うーん、気になる展開になってきた。

p.s.
ダークタロットの恋人のカード・レーザーデモンって
作者は即席で考えただろ。

▼名探偵ズッコケ三人組:シナリオ/矢澤和重・まんが/新山たかし
おいおいおい、大統領暗殺は失敗したけど乗員を殺した犯人を逃しておいて
「引き分け」はねーだろーに・・・
世界一の殺し屋・ロンをこのまま放置しておくことは非常に危険だと思う。
いいのか?少年探偵団、こんな失態をさらけ出して
被害者がまた出たらごめんなさいじゃすまされないぞ?

▼ラッキーナイト カスタードくん:渡辺道明
ああ、ヨーグルト司祭も駄馬クリームも
まるでチョコ・パ姫の悪魔めいた嫌がらせが乗り移ったかのように、
カスタードくんをからかってるなー。
これじゃあ本当にチョコ・パ姫を救い出すのに何ヶ月も何年もかかるかもしれんぞ。
荷車引くだけでも重労働なのに加え、精神的にも仲間からからかわれ
一般市民から白い目で見られ、本当にカスタードくんが哀れだ。
本当にここまできたら最後くらいは彼の苦労が報われる時が来てほしいものだが。

でも囚われの身であるチョコ・パ姫は敵国・スパイス王国で
牢の番人や龍騎士とよろしくやってるようなので
カスタードくんの苦労は報われそうには・・・

いや、それは言うまい語るまい。

▼トツゲキ!体験おけいこ道:滝沢のぼる
今月は“ジャンベ”と呼ばれる、西アフリカの伝統的な太鼓のような打楽器を用いた
“ジャンベ教室”だ!
うーん、なんて珍しいというかマニアックな教室なんだ。

ジャンベはただ叩くだけでなく、「ドゥン・ティリ・パ」と口でリズムを取りながら
ジャンベを叩くのがポイントだ。
音楽と言うよりはリズムや音を楽しむコミュニケーション系の教室。
日本人だけでなく外国人との混合もOKでしょう。
人とのふれ合いを失いかけた現代に於いてはこんなのも味があって
見てるだけで楽しそうでいいんじゃなあい?

▼ケッタ・ゴール!:かわせひろし
柏レイソル小学生チームに、助っ人三人衆が投入されてからは
試合の流れがじわじわと三人衆によって支配されていき、
気が付けば東葛の3点リードが1点差にまで詰め寄られてしまった。
3人とも地道に自分たちの役割をこなしていった結果だ。
こういうのが一番怖い。

それに対してケッタは仲が良くないタケちゃんに声をかけ、
2人で協力してこの状況を打開しようとする。

柏レイソル小学生チームに追いつかれてしまいそうな嫌なムードが漂う中で
ケッタがタケちゃんに声をかけた行動はすごく期待が持てるように感じた。
ケッタが短気を起こして暴走してたらどうなっていたか。
ある意味東葛が勝てるかどうかはケッタの力量にかかっているのかもしれない。

▼からどろ:大西俊輔
香流(かなれ)センパイを助けるため、
ちょっとマヌケだけど美奈子がこの世から消滅するのを阻止するために
洋平はゼロを倒すべく立ち上がるっ!!

それ以外にもゼロの魔の手から人間界を救うために、
悪魔と人間が手に手を取るために、
そしてからどろと真のおともだちになるために
・・・ってずいぶたくさん使命を背負ってるな〜。

まあこのまますんなり洋平がゼロに触れるとも思えませんけどね。
伏線がまだ全然消化されてないし。

▼ファントム:大斗改
原始時代のはるか昔から人間とファントムは共存していた―――

ファントムは侵略者じゃなかったのか。
つまり人間にもファントムにも善と悪がいて
悪の者同士の争いが今もなお続いていると言うことか。

そしてその救世主となるべく人間とファントムのハーフ・エイプが
打倒ファントム大魔王に名乗りを上げるってわけか。
人間とファントムを和解させるのにこれ以上の逸材はないですねえ。
うまくできた話だ。

そうなると是が非でもエイプの両親が見たくなってきた・・・

▼少年ダンディ:ボッカ
あー、ついに始まっちゃったよ。
お子様向けマンガ誌に於いて、ひときわイカレタ異彩を放つ
フケ顔少年マンガ・少年ダンディが!

もう扉絵からして油ギトギトのオヤジ臭があって
思わず目を背けてしまいます。
ウンコよりも下品さを感じてしまいます。不思議です。
これも少年ダンディが成せる技でしょうか。

朝陽をあびながらコーヒーを一杯
至福のひとときだ・・・

ああ このまま時が
止まってしまえばいいのに―――

ぬわーーーにが「このまま時が止まってしまえばいいのに」じゃー!!
かっこいい男ならともかくフケ顔の子供がピンク色のバスローブ着て言っても
気味悪いだけです。
いやーマジでたまんねーなーお前ってヤツは。

少年ダンディこと小林ダンディくんは小学生なのに姿形からしてかわいらしさの欠片もなく、
性格は厚かましく図々しい。行動はませてるのを通り越して
くどさ下品さいやらしさだけがパワー全開。
でも少年ダンディの自己陶酔な世界を見ずには・・・見ずには入られないのだよ・・・
ページを通過したくても思わず止まってしまうのが癪にさわる。
でも読んでみると・・・なかなかおもしろい。
4コママンガで、3コマまではカッコ良くキメて見せても
最後には何度も担任の女教師に小突かれてるし、
大人のようで大人になりきってない子供という視点で見れば、
ガキっぽく見えて微笑ましい・・・・・・と思う・・・多分(滝汗)。

なんだかんだで次号も読みます。

▼いたずらまじょ子の大冒険:原作・監修/藤真知子・まんが/みずなともみ
上空を駆け抜ける魔法の国の空飛ぶ汽車に乗って
まじょ子とナナは魔法学校の仲間と一緒に空中庭園に行くつもりが
強盗にハイジャックされて汽車から振り落とされるピンチに。

・・・とは言っても振り落とされたのはまじょ子とマホタだ。
こいつらは魔法使いなのでなんとかなるっしょ。

▼スパナ:凪沢亮介
最終回。あまりに突然なのでビックリ。
アキハとカズマがアメリカに引っ越してしまうのは柱犬の勘違いという
ベッタベタなエンディングで大団円を迎えているので
さらにビックリ。
感動も何もあったもんじゃない。

柱犬の正体も分からずじまいでなんだかな〜って感じ。
個人的にはおでこテカテカのヒカルの登場が少なかったのも心残りだ。
残念無念。

▼フェアリーアイドルかのん:袴田めら
こちらは予告通りの最終回っすね。
アルトやかのん、ジュリア、みんなでシャープを説得して
音の妖精界になんとか平和を取り戻すことができました!

それにしても小学生アイドルマンガにしては
人間界を巻き込んでのすさまじいバトルだった。
歌と言うよりはもう完全に魔法で人を支配してたよなあ。

シャープの魔法で苦しめられる度に、
なんとか苦境を乗り越えてきたかのんちゃん。
これによってかのんちゃんがアイドル歌手としての魅力が増したかどうかは
ちょっと疑問ですが、音の妖精の救世主としての任務は無事果たせたようです。

今度はフツーのアイドル歌手として観客を魅了する歌を歌って下さいねっと。

▼ブンブンまんがクラブ:構成/小山田つとむ・まんが/赤垣新二
今月は先月に引き続いて4コママンガの描き方PART2です。

1コマ目2コマ目は自由に描いて、
3コマ目と4コマ目をみんなで考えて当てはめてみようと言う趣旨。

「明日は楽しい遠足だ。」「だけど明日の天気が悪そうだ。」
この先をみんなで考えてみようということなのだ。

生徒がてるてる坊主になったり、生徒よりも先生が遠足を楽しみにしていたり、
アイデアはたくさんあってどれもおもしろいけど
4コママンガとして発表できるのは1作品だけなんだよねえ。
まさか1コマ目と2コマ目が同じで、残りの2コマだけが違う4コママンガを
ズラ〜っと並べる訳にはいかないし
4コママンガは意外とレベルが高いだけでなく奥も深そうだ。
ニンともカンとも。


次号は第2回GAG−1グランプリの優勝作品・熱血先生が新連載。
さらについ最近までボンボンでマンガを描いていた津島直人氏の読みきりマンガが掲載。
ブンブンも要チェックマンガが多くなってきましたよ。

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2006年2月24日 金曜日


小学五年生 2006年3月号
2006年2月3日発売
小学館 540円
うわ、バレンタインデーでレイザーラモンHGが
ハートのクッションを持っている表紙が強烈だな・・・

それと日本の人口は少子化に伴って減ってきているけど
ペットの数は増え続けているんだってさ。
なんと現在の日本の14歳以下の人口よりも犬猫の飼育数の方が
上回っているとは・・・
そのうち天寿を全うできる犬猫は一体どれくらいなんだろうか。

▼トップ 放課後社長は12さい:原作/野村伸・作画/岩田和久
天太が出向いた赴任先は、儲け度外視の小さなおもちゃ屋さん!
しかもそこには天太の知り合いのガキンチョがいて
近所に知られたらまずいという理由で、天太の女装が決定。
そして女装した天太はガキンチョに工作を教えてあげてます。

うーん、やっぱり天太が女装して遊びの才能を発揮させる姿はサマになってるね。
けど、問題は店長の経営方針。
子供達に無料で工作教室を開いて、おまけに工作に使う教材までタダ!
お店はボランティアじゃないんだから
これじゃあ利益が出ずに赤字になるのは当然だ。

さあ、天太はこのおもちゃ屋をどのようにテコ入れして
売上を上げるつもりなのだろうか。
女装コンサルタント・天子の手腕に期待がかかる。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこちゃんのテレビドラマ編がスタート。
ななこちゃんは映画出演を断って、地道にドラマのオーディションを受けまくって
苦労を知りながら努力する道を選んだ。
内気な、ななこちゃんらしい選択だ。
そしてようやく掴んだテレビドラマ出演の機会。

モデルとしてさらなるレベルアップを図るため
ななこちゃんはテレビドラマ界に殴り込み。
テレビドラマ編では多分、撮影中ななこちゃんの演技に難癖つけたり、
出演者との人間関係を絡めた事件が
ななこちゃんに襲いかかるお話になるんじゃなかろうか。
しかしななこちゃんがテレビドラマ出演となると
全国的にお茶の間でななこちゃんを拝めることになるのかあ・・・
その時の汐見くんの反応はどんなもんなんでしょうね。
どんな試練がななこちゃんを待ち受けているのか。
要チェックですな。

しかし思えばななこちゃんはテレビドラマに出演するのかあ・・・
初期のななこちゃんからは考えられないですよまったく。

▼おねがいっ!!ラブ・ルビー:みななあゆ
最終回。
最後はおマヌケな男の子をゲットできた女の子4人が集まって、
実はみんなが知っていた血液型恋占いサイト「ラブ♪ルビー」を
声高らかに発言して締めくくりとなりました。

女子と男子の恋物語も小学生の範疇で、
気まずくなった時もそんなに深刻にならず、
恋の甘々な部分が前面に出ていたのが良かったっすね。
男子もバカばっかりで楽しかった。

でもストーリー的に言えば去年のような12星座占いによる
1話構成のほうがしっくりくるかな。

また機会があったらコミカルで愉快な恋物語を描いて下さいな。

▼しっぽでハッピー!!:兄崎ゆな
最終回。

小学校の6年生を送る会で、あやかのクラスでは犬と一緒に劇をすることになったとさ。
白馬役に犬を起用するとはナイスアイデアですねー。
でもさ、
小学校で生徒と犬が一緒に劇をするなんて
能力的にムリがあるだろ

子供が犬を制御できず、犬にちょこまか動き回られて劇にならないこと必至。
劇の途中で犬がウンコをすることもありえるし非常識にも程があるぞ。

いやはや、最後まで人間と犬との共栄共存を勘違いしまくったマンガだったな。
小学校で人間が犬と勉強するというぶっ飛んだ設定のおかげで
最後までギャグマンガにしか見えんかった・・・(苦笑)。
これで恋物語や感動物語はかなりムリがあるが
喜劇であればこんなマンガも大いにありってことでOKOK。

・・・え?あやかの思い出の男の子?
もうこの際そんなことどうだっていいや♪

▼トホホな犬:あいみてつろう
ガムテープを首にはめたまめしばは
自分自身をヨーヨーにして遊べるからべんりだな。

▼ライオンは眠らない:六田登
結局、レオナルドは死ななかったか(苦笑)。
・・・にしてもレオナルドが追い求めていたミューは
ものすごく悲しい死を遂げていたんだなー。
伝染病にかかり村から追い出され1人小さなほら穴の中で
息を引き取っていたなんて・・・
子供なのにとても哀れだ。

その後レオナルドはミューのような悲しい死に方をする子供が無くなるよう
水の研究に没頭し、清潔な都市作りを国王に提案していた。
妄想世界でミューを追い続けていただけでなく
そこから理想とする近代都市を思い描いてたんですね。
その近代都市は実現はしなかったけどレオナルドが芸術家以外の面でも
活躍していたことが分かったのは私にとっては収穫だった。
知らなかったですよマジで。

六田登氏ならではのギャグを交えた、愉快なレオナルド・ダ・ヴィンチ物語でした。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
あさりちゃんのパパさんが誕生日プレゼントに欲しいのは
優しいタタミと勉強のできるあさりちゃんだそうで、
それに対して今からママにそういう姉妹を生んでもらえみたいな口答えをする
浜野姉妹がステキです。

※別冊付録

▼デュエル・ジャック!!:伊原しげかつ
このマンガもついに最終回。
・・・ということで、今回はクリーチャーの卒業授与式。
でも、ショーは教師だから卒業はナシ!
今年も小五でクリーチャーと共にデュエルを学ぶ予定です。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/雷電
なんだかんだ言ってもナオミちゃんも
バレンタインのチョコはガッシュにあげてるんだな。
やはり女の子だったのね。

▼文具天国:そにしけんじ
たかしくん、そんなにホッチキスを高々と積み上げて
一体、いくつ持ってるんだよ・・・

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
シナモン達の友情パワーは、キャビティの電撃だって跳ね返す!!
んーすばらしいですねー。
孤独なキャビティもこれには退散するしかないですねー。

こうしてシナモンは仲間達との友情の絆を一層深めたのでした。
・・・というか、みんなと出会った瞬間からシナモンはひとりぼっちじゃなかったのだ!
でもシナモンは誕生してからフレンズと仲間になるまではとっても大変だったんだね。
シナモンの勇気と友達思いのやさしい性格がよく現れた佳作。

▼メイプル・メイド:山辺麻由
家を差し押さえられ西崎先生にも家に来るよう勧められどうしようもなくなった楓は
やはり時任家を離れざるを得ないのか・・・と思ったら
ドモンパが出した時任家借金生活を書いた
実録エッセイ本がバカ売れして
あっさり危機を脱しやがった

さすが一家の主・ドモンパ!
自宅を守るためなら自分の恥ずかしい部分を世間にさらすのも厭わないとは
・・・と言いたいところだけど、そういう大事なことは早く子供達に言えよ。
石火が楓のおばあちゃんの遺産に目をつけたり、
楓と婚約発表したりと石火が危うくアブナイ道へ走ることろだったじゃないか!
ホントに窮地に立たされなければ動かない人だな。
しかしいくらなんでもその後仕事依頼やらTV出演のお電話殺到は都合が良すぎ。
多額の借金をこんなにもラクに片づけていいものなのか?

・・・いいんだろうな。よくよく考えたら借金なんて水波と楓が仲良くなるための
ただの盛り上がりのための演出に過ぎないし、2人が仲良くなれば
借金にも用はナシってことかい(笑)。

このマンガも強烈な個性を持つ男達がいる時任家に、
1人の女の子が飛び込んで、男達のぶっ飛んだ騒動に巻き込まれながら
1人の少年に恋をしてしまうという山辺節丸出しのコミカルラブストーリーでありました。
この手のマンガ描かせたら学年誌でこの人の右に出る人はいません。ハイ。

▼まんがでマスター!!姫川明のイラスト教室:姫川明
最終回となる今回のテーマはGペンなど、
イラストを描くための本格的な道具を使った絵の描き方です。

少しくらい絵がうまくなくても、マンガを描くのに必要な道具を揃えれば
あっという間に姫川明さんのようなファンタジックで活き活きとしたキャラが
――――――描けないと思います。
まず自分のキャラをうまく描けるようになったらの段階ですねこれは。
まずは鉛筆と消しゴムをフルに使い、ただひたすら練習あるのみ!
道具はそれからだ。

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2006年2月21日 火曜日


小学四年生 2006年3月号
2006年2月3日発売
小学館 540円
「ぼくは子供のままでずっといたいですが
大人になっても楽しいことはいっぱいありますか?」

という小四読者からの問いに「大人になると大人の楽しさがある」と
こころの先生の返答。

確かに大人ならではの楽しさってあるよね。
オレが今やってるマンガ漬けのサイトも
ある程度の年齢にならないと運営できないと思うし、
他には自動車の運転や飲酒なんかも大人の楽しみだな。

子供ならではの楽しみってなんだろ?
性別に関係なく風呂に入れるくらいか(爆)。

▼ちょボットオンライン:よしのえみこ
最終回。・・・といっても今年の小四でまた連載するから
真の最終回ではないけれど。

今回はグリーティングカードのご紹介です。
私も初めて聞くんですが、
要はインターネット上の絵はがきのことなのだそうです。
メールアドレスは必須ですが、
絵の選択や文章作成などは全てブラウザ上で行われ、
アウトルックエクスプレスを開く必要もないので作業はラクチンです。

いかにもお子様向けだあね。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
はい、やっぱり遊園地を乗っ取ろうとした黒い悪魔の正体はキャビティでしたね。
キャビティごときがシナモンの相手ではありません。
みんなで力を合わせてちょちょいのちょーいってなモンですよ。
打ち上げ花火と一緒に上空に飛ばされて
雲が本来いるべきところに戻されてハッピーエンドですな。
めでたしめでたし。

▼がんばれ!ドッジファイターズスペシャル!
ひらめ筋GOLD VS ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお

日テレで放送中の“ひらめ筋GOLD”内で行われるスーパードッジボールに
我らがファイターズが参戦、HiramekinGOLDチームと夢の対決を行う。

スーパードッジボールとは、ボールを2個使った特殊なドッジボールで、
さらにチーム内に女性を必ず1人入れなければならない制約まである。

スーパードッジボールは普通のドッジボールでは物足りない
上級者向けのドッジボールといったところだが、
やっぱりボールを2個使うことが斬新であると同時に、球技に於いて反則っぽい気もする。
でも堂児達は頭がやわらかいからスーパードッジボールをすんなり受け入れて
大人顔負けのスーパードッジを見せつけてくれます。

・・・といっても番組の宣伝マンガなので、ファイターズとHiramekinGOLDチームの
どっちが勝ったかなんてのは野暮な話。
スーパードッジボールがどんなものなのかその触りの部分だけが分かればいいのだ。

▼ちびまるぱらだいす:横山貴陽絵
最終回。
最後はちびまるが四つ葉のクローバーよりももっと幸運な
五つ葉のクローバーを見つけてハッピーエンドです。
5匹の仲間と幸運を分け合ってほのぼの。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
美咲ちゃんがななこに辛く当たったのは
ななこに本気を出してほしいから。
ライバルとは敵じゃなくて一緒にがんばれる仲間のことなのだ。

あー、なんかクサいけど、ライバルの真の意味を再確認したような気がする。
ななこにとってはそれが直に感じ取れて
美咲ちゃんのおかげでまたひとつ成長した。
ちょっといい話だね。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
なんと小学五年生でも新連載。
「ないしょのつぼみ」は学年誌2誌で連載することになるのか〜。
意表をつかれたなこりゃ。

小五版の主人公は絵を描くのが好きな椎名つぼみ(10)ちゃんで、
魔法使い風のおにーさんからもらったシャープペンシルで絵を描いたら
なんと描いた絵が紙から飛び出して動き始めたではありませんか!!

さて、この不思議なシャープペンシルを使って
どんな性のドラマに仕上げるつもりなのか興味津々。
今回は小鳥を描いたけど、次回以降はとんでもないものを描くに違いない。
いやいや、楽しみでございますよ。

▼ヒミツのわん☆タッチ:兄崎ゆな
ふしぎなわんこの力によって7年間分年を取れる「わんタッチ」の有効時間はたった7分間。
しかも1日1回の制限付き。
それじゃあ、まおは憧れの仁くんになかなか接近できないじゃありませんか。
あ、ほら、今月号で早速まおの彼氏役として適当な男の子が登場してますよ。
なので仁くんのことは早々にあきらめてはいかが・・・?

あと、ふしぎなわんこは今まで研究所にいたために名前が無かったそうで、
まおの思いつきで「ぬー」に命名されました。
ライオンに襲われそうな名前ですね。

▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
孫の学校シーンの省略されっぷりが見事だ。
孫がランドセルしょってすぐ帰るテンポが心地よい。
これは孫の特技にもなってます。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
勉強はしたくないけど夜食は食いたい・・・って
いくらなんでもそりゃあ厚かましすぎですよあさりちゃん。
それじゃあ某ピンク色の食いしん坊キャラと同じじゃんか。

▼わいわい家庭学習 もっともっとファミリー:まんが・荒磯智之
今月で最終回。テーマは算数で「2桁のかけ算の覚え方」。
20×20までを語呂合わせで覚えましょ。

11×18=198
ヒヒ、岩、引くわ


13×15=195
とうさんの苺遠く5個


・・・あの〜、この語呂合わせはかなり強引すぎやしませんか?

8×15=120
矢、五つ子、ビキニ霊

に至っては訳分かりません

何?頭に矢が刺さった五つ子がビキニ姿の霊を見てるって何?

いくらなんでもこれはダメだ。
無理矢理な語呂合わせは却って混乱を招くと思う。
そもそも単純な計算式に語呂合わせという国語の分野を用いること自体
間違いなのでは・・・?
2桁×2桁であればキチンと筆算をしたほうがラクだし確実だし計算力も身に付く。
この語呂合わせは私から見たら算数じゃなくて国語の言葉遊びだ。

ネタとしては爆笑モノだけど、子供にこんなかけ算の覚え方をさせるのは
ちょっと首をかしげたくなる。
あくまで今回のは余興と言うことで。

☆ここから先は別冊付録

▼ポケモン4コマ大百科:山下たかひろ
香水の匂いよりも、カレーの匂いに惹かれるのは
ポケモンの世界では当たり前のこと。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
マティは自分の毒アゴで自滅、
イータはアンバーの光で消滅、
タンゴとキングの完全勝利。
でもまさかカクタスが生み出した3人の配下の中で
最も冷酷で戦闘能力の高いイータが最初にやられるとは・・・

しかしこちらもヘルクレスオオカブトのヴィーダの犠牲があってこその勝利なので
手放しに喜んでもいられないだろう。
しかもまだニードルとパラが残ってるし。

タンゴとキングの打倒・カクタスの旅はまだまだ終わりません。
この続きは他の学年誌にて。

▼光龍伝説ヒカル!:緒方さなえ
ま、なんだかんだありましたけど、光は異世界から弟を取り戻せて
惑星も平和が戻ってめでたしめでたしって事ですね。

うーん、それにしてもムチャクチャなストーリー展開だった割には、
エンディングだけはキチッとまとめてるなー。
大体今思えば、光の付き添いのお友だちは別に来なくても良かったんじゃないか・・・?
異世界の惑星の人たちとの交流も薄いし、不要な設定&唐突な展開が目立つ。
その分ストーリーの流れも今ひとつ分かりにくかった。

ただムダに突出していたギャグがバカバカしくおもしろかったので
それに救われた。それだけだ。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
堂児は観客の歓声の渦の中で、
幼い頃父と一緒に沖縄の海で聞いた渦潮の音を、過去の記憶から呼び覚まし、
そこからファイターズを勝利へ導くスクリュードライブを開発した!!
そう、堂児は海の子だったのだー!!

うーん、堂児の叔父が監督のチームを相手に相応しい必殺技だ。
この土壇場でそんな最高の技を編み出すとは・・・
叔父も堂児の立派な成長を見届けて
これで今まで兄に対してのわだかまりも解けたろう。
やったぜ堂児!母と叔父、そしてファイターズに最高のプレゼントを贈ったな!
バッチリ決めたエンディング。


次月は小学五年生4月号。気になるマンガ連載陣は、
まず姫川明氏によるアニメ映画「ブレイブストーリー」のコミカライズが連載。
それと、今月最終回を迎えた「ふわふわシナモン」に代わって、
「プリ☆かわ☆シナモエンジェルス」が新連載。
あとは「マサルの一手」「文具天国」「デュエルジャック!!ギャグ特別編」など
おなじみのマンガも数点継続。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 10月号 11月号 12月号 1月号 2月号
2006年2月20日 月曜日


小学三年生 2006年3月号
2006年2月3日発売
小学館 540円
オーストラリアの動物園にいるメスのゾウガメのハリエッドちゃんは
なんと現在175歳!
高度な知能を手に入れた人間様もそこまで長生きはできない。
ゾウカメが長生きできるヒミツは成長のスピードが遅いことと
病気に打ち勝つ力が強いことなのだそうだ。

・・・ということは、高校生になっても声変わりしない人や、
まだアソコに毛が生えてない人は成長が遅い証拠なので
長生きできるチャンスかも!みんなに自慢してやれ。

▼ないしょのつぼみ:やぶうち優
新連載。
男の子と女の子の恋だの体の変化だのを描いたマンガが早くも小4に登場。
主人公は立花つぼみちゃん(小4)。
初っぱなからクラスの男子にスカートをめくられ、
かと思えば友達と一緒に公園で男女のカップルのキスシーンを見た後、
おやつのどら焼きを見て唇を連想したりと
早くも大人の体の変化を交えながらのストーリーになりそうな予感。
きっと1年後の連載を終える頃にはつぼみちゃんは心も体も大人に近づいて―――
って1話だけでそこまで想像するのは早すぎますな。
次号以降もチェック。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
うにょは今度は犬のぬいぐるみに恋してるのかよ・・・
ホントに見境いがないオス犬だなあ。
飼い主のあさりちゃんそっくり。

▼ふわふわシナモン:まんが/つきりのゆみ・原案/せきちさと
シナモンカフェの地下室のお花畑の間では
ファイナルアンサーが流行っているらしい・・・(汗)

▼ちょボットオンライン:よしのえみこ
新連載。
Yahoo!きっずに登場するキャラクター達が活躍するマンガ。
今年も連載決定です。

ネットの世界に住んでいるネットナビ(?)のちょボットくんと、ピョコたんちゃんが、
パソコン初心者の女の子・アイちゃん(小4)のためにいろいろお仕事を頑張ってくれます。
今日は受信したメールをアイちゃんに見せるのがお仕事です。

ちなみにネットの世界でいろいろ不思議なことができる
ちょボットくんと、ピョコたんちゃんといえども
メールの件名は見えても中身を読むことまではできません。
アイちゃんのプライバシーは確実に守られています。よかったネ。

▼それゆけ!トンとり:杉木ヤスコ
最終回。
ネットの世界にも春が来たー!!ってことで
ネットンとねっとりはいろんなところで春を探してます。
・・・といってもほとんどダジャレですけど。

でも「春巻き」はまだいいとしても「おはるばあちゃん」を出すのは
反則だと思う。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
あら、ジョーからキングにバトンタッチしたら
ヤーマに取り憑いてるキノコを簡単に振り落とせちゃった。
あっけない幕切れ。

しかしヤーマの気持ちを察し、キングとタンゴに戦闘意欲を出させたのは
他の何者でもないジョーのおかげだな。影の功労者と言えよう。

▼星のカービィ:さくま良子
食いしん坊のビルゲがプププランドを襲撃!
でもその島には既にピンク色の悪魔・カービィが占拠しています。
カービィともども他の島へお行き。

☆ここから先は別冊付録。
SHO☆3コミックランドVol.12なのさっ!


▼絶体絶命でんぢゃらすじーさん:曽山一寿
早いだけが取り柄のたけだ君登場。
はやいだけだーはやいたけだー
のギャグのためだけに現れる彼は多分、一発キャラ。
テキトーに描いたようなキャラだしね。

▼アイアンフェザー:小山愛子
白熱の最終回。
復活した魔神王によって七色の戦士達は倒され、
全世界も邪悪の魂に覆い尽くされ人々は封印され、
絶望の中でフライは魔神王と戦うことになる。
闘志はあるものの、もう為す術がないと思われていたフライだったが
持っていたおじいちゃんの本に異変が―――

フライと魔神王の最後の戦いは白熱して見応えがありました。
魔神王は容赦なく国1つ滅ぼしてその残虐性と凶暴性を見せつけられ、
もうフライに打つ手がなく本当にだめかと思った。
しかしその時、古代の民や七色の戦士の仲間達がフライのフェザーに
さらなる力を与え、究極の形へと進化。
それを使った攻撃法は最初は違和感あったけど
フライが魔神王に一太刀浴びせる毎に
あれこそフライの悪の心のみを斬るフェザーの究極奥義なのだと心底思った。
剣や魔法を駆使しなくても手に汗握るバトルを展開させ、
最後の最後までフライの攻撃の持ち技を変えることなく貫き通したのは立派。

学年誌だからといってストーリーもぬかりなくしっかりしており、
バトル面でも今までのファンタジーRPGマンガとは一味違った戦い方を提示し、
学年誌では間違いなく傑作と呼ぶにふさわしいホビーマンガ。
最後のストーリーでその真価は発揮された。すばらしい。NICE!

▼ダイナマイトストライカー空:川久保榮二
最終回。
結局、翔馬が弟の翔矢を憎む原因は
弟の方がサッカーがうまいからという嫉妬心か。

・・・ということでこの決勝戦は翔馬・翔矢兄弟を仲直りさせるための
試合となってしまったわけですが、ここでも空が
試合中に足をケガして走れない自分を
太っちょにおんぶしてもらって移動する

という前代未聞の荒技をやってのけたので
バカなサッカーを見せるという点では楽しめたかな。

破天荒なサッカーマンガとしてはまあまあおもしろかった。

▼がんばれ!ドッジファイターズ:原作/村上としや・まんが/斉藤むねお
最終回。
道央ファームズは試合には負けたけど兄弟の絆は強くなった。
軋みが生じていた兄弟の歯車が彼らのでっかいどーアタックと
堂児のクラッシュカウンターアタックの連発によって
再びスムーズに動き出したといったところか。
強引だけど、言葉で語るよりドッジで語る展開がまたよし。

▼トホホな犬:あいみてつろう
トホホな犬たちの影絵遊びがおもしろかった。
難易度10の恐竜はみんなが力を合わせた意欲作だ。

▼金色のガッシュベル!!:荒磯智之・原作/雷句誠
1.金のガッシュと銀のガッシュ・・・本物は金色のガッシュ。紛らわしいですな。
2.胴体切りのマジックで頭がガッシュで足がウマゴンはさすがにまずいだろ・・・

▼みらくる!ぱんぞう:つるおかけんじ
最終回なんだけど、ぱんぞう元に戻らないの?
巨大化したまま、まめぞうと一緒に宇宙の彼方へ行ってしまい、
あとは読者の想像におまかせしますって
こんなエンディングありか?

最後の青い光できっとぱんぞうに奇跡が起きて元に戻ったのだろうけど、
広大な宇宙空間をバックに、ぱんぞうとまめぞうだけのエンディングは
寂しい余韻だけが残る。

☆男子禁制 女の子だけのないしょのおへや
年間通して女の子の部屋に行ったり来たり。

▼なないろ☆ミラクル:かなき詩織
ななこちゃん、今度は犬と撮影ですか。
初めてじゃないか?こういうケースは。

犬と撮影する時の注意は、犬は匂いにとっても敏感なので
香りには気を使うということです。
今回のななこちゃんはスタイルよりも香りでおしゃれといった感じ。
GOODだ。

▼わんこ・みっくす:あべさより
最終回。
さとみちゃんは夢の中で3年後にタイムスリップ。
3年後のアート、3年後の五郎、そして
図体がデカイ3年後のタスケ

・・・なんか見てはいけないものを見てしまったような・・・(滝汗)

しかし・・・犬の成長は早いなあ・・・

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2006年2月15日 水曜日


小学二年生 2006年3月号
2006年2月3日発売
小学館 540円
お、今年もBINGOがあるじゃんか。
よっしゃー、今度こそ当てるぞー!

今月の特集では、父親が子育てをする動物の紹介。
真っ黄色なモウドクフキヤガエルのお父さんは
オタマジャクシを背中に乗せて水たまりまで運ぶのだそうです。

しかしそんな父親の愛情よりもモウドクフキヤガエルという
ストレートな名前のカエルに強烈なインパクトを覚える。
実際、どれほどの威力があるんでしょうね、このカエルのモウドクは。

あと、道路標識やトイレのマークなど、一目見ただけでパッと分かるサインの特集では、
非常口(緑色のヤツ)のデザインを考案したのはなんと日本人であることが判明。
それが全世界に広まってるなんて意外なところですごいですね日本は。

▼トホホな犬:あいみてつろう
新連載です。
首にタイヤをはめたおかしな犬が主人公です。
なぜ首にタイヤをはめているかは知りません。

・・・てなわけで、われらがトホホな犬。
彼の中では、首に巻いた物が他の犬のよりも大きければ勝ちなのだそうです。
首輪よりタイヤのほうが大きいからトホホな犬の勝ちなのです。
でも世の中にはもっと大きくて円い物がいっぱい!
でもでもトホホな犬は、今はめているタイヤを外す気は全くないのです。

結局マイペースなんだねトホホな犬って。

▼出動!!ポケモンレンジャー:あさだみほ
新連載。今春、ニンテンドーDSで登場する
同タイトルのゲームをマンガ化ですよ。
今度は男の子主人公・ポケモンレンジャーのダイチとマイナンのコンビで
お届けするみたいです。

▼甲虫王者ムシキング:今賀俊
ミクラミヤマクワガタのミクロは、故郷に帰りたくて力を出せずにいたけど、
タンゴがミクロを新しく森の仲間として迎え入れることで
ニードルが送り込んだスペインかぶれのヒルスシロカブトの魔の手を振り切り、
やっつけることができたのでした。

2回連続で変な甲虫を連れてきて失敗をしてしまうニードル。
しかもタンゴに負けて立ち去る姿がいかにも悪ガキらしいので
だんだんニードルが愛らしいキャラになってきた。
彼にはエンターテインメントとしてもっと読者を楽しませてほしい。

▼星のカービィ:さくま良子
デデデ大王は無謀にもお菓子の家を作ることになりました。
そこへ白アリ野郎・カービィがやってきて(以下略)

最初の1ページだけで結末が見えてしまうお話。
お菓子の家を作る前にまずカービィを島から追い出すか
暗殺するかしないとね。

▼超人だじゃれマン:じょうさゆり
最終回・・・といっても2006年度の小学二年生でまた連載が決定してますけど。

今回はスキー場でだじゃれマンのダジャレが炸裂!
締めはハックッション!とクシャミをして鼻水のクッションを作って
ソリに乗ったまま止まらなくなった総理(そうり=ソリ)を救出するという
まさにダジャレで人を救うヒーローとして最後まで大活躍したのでありました。

だじゃれマンよ、これからもダジャレ大臣として、
ダジャレで世の中を明るくしてくれたまえ!

▼ポケモン4コマ大百科:やましたたかひろ

帆が笑った、
ほっほっほー!!

やべ・・・こんなアホなダジャレに思わず笑ってしまった・・・

▼あっちもこっちもたまごっち+まんが劇場:かがり淳子
今月で最終回。
そして次月からはヤスコーン氏によるGOGO!たまたま♪たまごっちが始まります。
学年誌の中で小学二年生だけがヤスコーン氏が描いたたまごっちではなかったので、
これでヤスコーン氏のたまごっちが完全制覇なるのか!?

▼金色のガッシュベル!!4コマパラダイス:原作/雷句誠・まんが/雷電
最終回。
ティオがバレンタインのチョコをふくはーうち!!と言いながら
ガッシュ達魔物にばらまいてます。

節分とバレンタインを一緒に済ませてしまう発想がすごいです。
同じ2月の行事でありながら今までこんなの見たことなかったです。
斬新。

▼ねこねこファミリー:そにしけんじ
ネコはシャワーが大嫌い。
でも体が汚れたらなめてキレイにするからいいのさー・・・って
さすがに体中の泥をなめて落とすのはムリがあるので
やはりシャワーで落とすしかないですよね。
猫山さん一家にとってお風呂は一日の鬼門のようです。

▼ふわふわシナモン:原作/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
ホワイトデーネタ。
このマンガではバレンタインデーよりもホワイトデーのほうが
イメージとして合っているような気がする。

▼おシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
なんと陽くんには彼女がいた・・・ってことで、ラブもベリーも痛み分け。
そんな自分たちをコンクリートの隙間から生えるタンポポに例えるなんて
いじらしすぎる。
しかもステージを終えた後、陽くんの彼女に惚れられてしまうとは・・・

男よりも女を魅了する能力があったのかラブとベリー。
仕方がないか、おシャレは女の子のほうが興味を惹くわけだし、
ゲーム自体も女の子しか寄りつかないだろうし。

ラブとベリーはこれからも男とは無縁の世界で、
世の女の子達にオシャレを振りまいてくれたまえ。
は、は、は・・・

さらに連載はつづく。

▼わんこ・みっくす:あべさより
今回はわんこたちによる白雪姫劇場。

でもよりによってなんで
タスケが白雪姫を
演じているんだ!?


おのれはオスだろーがッッ!!
可愛ければいいってもんじゃないでしょーに。

バカリンゴを食べたタスケ姫は王子様のキスによって・・・
おいおい、まさか読者の大半が女の子であろうこのマンガで
男同士のキスをやらかすつもりじゃ・・・・・・
なあんてことはなかったのでした。

ホッとしたような、ガッカリしたような。

しかしタスケは女装してもノーテンキな性格は変わらずだなー。
まあそこがタスケの魅力でもあるんだけど。

▼あさりちゃん:室山まゆみ
うにょは、どこかのメス犬に惚れてしまって
彼女のご希望に添えるため白い犬に変身するも
「雑種はきらい」の一言であっけなくフラれてしまう。

うにょは、雑種以前にたしか去勢してるはずなのに
メス犬に恋をするなんて、ものすごい発情ぶりですな。
でもあのメス犬は、うにょをフッておいてプレゼントだけはちゃっかりもらっているので
性格は図太くかなりあくどそう。却ってフラれて良かったんじゃないでしょうかね。
なにより、うにょには同じ動物のあさりちゃんがいるじゃないか。ねえ。

▼学習体験コミック ドラえもんのなんでもチャレンジ:
キャラクター原作/藤子・F・不二雄・まんが/三谷幸広

今回はいろんな言葉の由来・語源がテーマ。
タクアンやサンドイッチは人名から、
すき焼きは鋤(すき)の上に肉を乗せて焼いて食べたことから、
なぞなぞは「何ぞ何ぞ」がなまったことからなどなど。

人名以外の語源はダジャレに近い物ばかり。
日本の言葉の歴史はダジャレ・・・というか訛りの歴史だよね。ウン。

あと、話の中でジャイアンの手料理、「ジャイアンスペシャルおでん」も登場。
のび太たちの苦痛の表情から察するに、
ジャイアンシチューに負けず劣らずのクソまずさのようです。
一体どんな調味料を混ぜたんでしょうね。

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2006年2月13日 月曜日


小学一年生 2006年3月号
2006年2月1日発売
小学館 540円
▼甲虫王者ムシキング 森の民の伝説:三鷹公一
よっしゃー!ポポがソーマやサーカス団のみんなと一緒に力を合わせたら
アダーをやっつけることができちゃったぞー!
おかげで森が、緑がよみがえったよ!わーいわーい。

以上。
やや駆け足気味ではあったけど無難な線でまとめましたな。
皆が集めた世界中の甲虫が大群をなして空を舞うシーンが印象的。
これにはさすがのアダーも太刀打ちできなかったと言ったところか。
めでたしめでたし。

▼オシャレ魔女 ラブandベリー:溝口涼子
ラブ&ベリーは人間界でオシャレの修行をした成果をイザベラ先生に見せるため、
オシャレのテストをすることに。
さて、2人は顔も服装もくたびれたオバサンをオシャレに変身させて
覇気を与えることができるのか!?

ラブ&ベリーはオシャレ魔法でオバサンにいきなり派手なドレスを着させたその瞬間、
オバサンに精気が漲ると同時にオシャレの楽しさをも目覚めさせて見事合格!
やったじゃん!

多少荒療治ですが、オバサンをただオシャレに変身させるだけでなく、
オシャレの楽しさを呼び覚まさせたのはナイスでしたね。
あのオバサン、このままほうっておいたら
今年の夏は水着で勝負するのかしら?(←ウソ)

・・・で、ラブ&ベリー、テストに合格してめでたく卒業!
・・・と思ったら小学二年生4月号に続くのです。
ラブ&ベリーのオシャレ修行はまだまだ続きます。
たいへーん。

▼GOGO!たまたまたまごっち:ヤスコーン
3月3日に耳の日のパーティをするなんて
女の子にとってはある意味嫌がらせだなあ。

▼ふわふわシナモン:げんさく/せきちさと・まんが/つきりのゆみ
シナモンは明日、みんなといっしょに遊園地に行きたかったのに
朝寝坊どころか夜寝坊をしてしまって起きたのはなんと夜の7時。

さすがにそれは寝過ぎじゃないか?
結局シナモンは目覚まし時計をぶっ壊してから
一体何時に寝たんだ?

▼ラブリープリンセス ふしぎ星の★ふたご姫:山辺麻由
よっしゃー!プリンセスたちみんなで力を合わせたらブウモが(以下略)

それにしてもプリンセスたちが集結して魔法を使うシーンはインパクトが強い。
女のパワーすら感じましたマジで。
それにひきかえ王子達男どもはブウモ退治に加勢もしないで・・・
普通立場が逆じゃないか?
そんな疑問が残る最終回でした。

▼わんこ・みっくす:あべさより
おともだち犬のタスケにとって、お別れは悲しいイベント。
・・・とはいえ、タスケの仲間の誰かが別れることはなく、
逆になすび顔のわんこ・なすびが新たなおともだちとして加わり、
さらに賑やかになりました。
なすびの特技はいかに!?
それともただ単になすび顔がウリなだけのわんこか?

近いうちになすびを取り上げたお話を見てみたいな。

▼たたかえ!キーボッツ:寿ミナト
最終回。
最後は、闇のブ・キーと大地のブ・キーを使ってギガスカルデーモンをロックブレイク。
醜い集合体であるギガスカルデーモンには似合いの末路となりました。
かくして、グランボッツ大陸に平和が訪れたのでした。

太陽の光で映し出されたブ・キーの影から闇のブ・キーが生み出されるところが
かっこよかったですね。
ヒーローものとしても至極真っ当なホビーマンガでした。

▼星のカービィ:さくま良子
今回はカービィとデデデ大王の赤ずきんちゃん物語。
カービィが赤ずきんちゃん役で、デデデ大王がオオカミ役だけど
これはどうみてもミスキャストだろ。
赤ずきんちゃんを食べるオオカミ役をカービィにするべき。
すぐ物を食べるし悪役だしカービィにぴったりじゃん。

▼ママだって1ねんせい:都あきこ
今回は最終回ということで、クラスの親御さん達が集まって
我が子の1年を振り返ってます。

我が子の成長を見守る親、我が子との接し方を考える親、
我が子の個性を伸ばしたいと思う親、とまあいろいろ意見はありますが、
とにかく子供と接する時間を増やして、
自分の子供がどんな子なのか把握することが大切なのかな。

まあ、自分の子供はこんな子だと意見が言える親は
間違いなく子供と共に成長しているでしょう。
過去1年の親子の奮戦記を糧にして、
これから小学2年生になってもっと大変になるであろう
我が子の生活習慣に備えるのだ。
がんばれお母さん。


次号は小学二年生4月号。
マンガ連載陣では、現在の小学二年生で連載中の
今賀俊氏のムシキングやだじゃれマンが連載開始となり、
投稿ページでは、元気いっぱいの男の子・ガックンと、明るくて可愛い女の子・ニコちゃんが
進行役を務める「おたよりチャンネル エンター天国」も継続される。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 10月号 11月号 12月号 1月号 2月号
2006年2月8日 水曜日


コロコロイチバン! 2006年6号
2006年1月25日発売
小学館 440円
▼ゲーム&ホビー研究所 ニンテンドーDSスペシャル:小西紀行
ハカセと助手が、今流行りのニンテンドーDSソフト3本を紹介。
ちなみにハカセはニンテンドーDS本体の色はキャンディピンクが
お好みのようです。
そんなこと言ってもかわいくないっつーの。

▼ムシキングバトラー力(リキ):犬木栄治
新連載。
小学館の児童誌が贈るムシキングマンガ第12弾。
主人公は大馬力(ダイバリキ)くん。
リキは近所でお手伝いをしてやっとためたおこづかい(100円)を持って、
いざムシキングゲームのあるスーパーへ。
しかし小学生IT社長と名乗るデブちんが割り込んできて、
腹を立てたリキは果敢にもデブちんに試合を申し込んだ!
果たしてリキの初バトルの勝負の行方は!?

“史上初!ムシキングバトルまんが!!”と表紙で謳っているように
ムシキングバトルをテーマにしたマンガは多分これが初めて。
小学館の児童誌でムシキングマンガが増殖してるのに
そのほとんどがしゃべる甲虫と人間が織りなす物語になっているため、
ムシキングバトルをテーマにしたマンガは連載モノとしては珍しい部類に入る。

ホビーマンガとしては真っ当な展開ですが、
主人公のリキが犬木マンガらしく熱血してておもしろかった。
でも資金がないのが玉にキズか!?
近所のお手伝いをこなしておこづかいをためつつ、
ムシキングバトルに燃えるリキのこれからの活躍に期待。

▼オレってムシキング!?:穴久保幸作
うわ、サビイロカブトのじーさん最低。
ムシバトルはカブ助に任せて、
優勝賞金1000万円まるまる奪って逃走しやがった。
おまえには良心のかけらもないのか。
サビイロカブトのクセにチャバネゴキブリみたいなヤツだな(怒)。

▼デュエルマスターズ ファイトッ!:松本しげのぶ

わーっっ!!
うんこだー!!


こんな出だしで始まるデュエルマスターズがあっていいのだろうか!?

いいと思います!!
(↑手を元気よく挙げて)

クリーチャーとデュエルマスターが繰り広げるドタバタ活劇があっても
いいじゃないっすか。
クリーチャーだって年がら年中バトルなんてやってられねえよ、なあ。

しかし11歳の勝ちゃんはやっぱりズボンを下ろしておしっこするのね。
でも勝ちゃんのチンチンが見られなかったのが残念
プリッとしたおしりがナイスです。

▼わざぼー:曽山一寿
みみみにとって本当に怖い敵である
これだけはだれにも負けないっていう
たったひとつの本物の自慢を持った相手
を提示しつつ
その条件を兼ね備えた新たなわざぼー使いを登場させるとは
ストーリーの持って行き方がうまいなー。

ただ、その引き合いのためだけに登場した魔人マンジーさまが
かわいそうだ。

▼ガルル!ロックマンエグゼ:永井ゆうじ
んー、いい感じにロックマンが壊れてますねー。
まさに駄作と呼ぶにふさわしいダメっぷり。
でも憎めない愛らしいヤツ。
分かりやすいギャグ見せてくれるので素直に笑えます。
おもしろいね。

▼だるだるばあさんとほげほげじいさんのギャグギャグ日本昔ばなし:大崎亮平
めでたく新連載。
たるんだほっぺたが武器のだるだるばあさんが
昔話の世界で大暴れするという趣旨のマンガ。
今回はかぐや姫と浦島太郎の2本。

かぐや姫では、竹から生まれたかぐや姫をご飯に突っ込んで
竹の子ごはんの完成じゃ!!と言ってみたり、
浦島太郎では、玉手箱の中身が一瞬、
じーさんのバラバラ殺人死体に見えてしまったり、
めでたしめでたしと連呼している割には
とてもめでたしめでたしとは言えないエンディングばかりだ。

まあ、冥土のみやげ話にはふさわしいかもしれないが・・・(汗)

基本的にアホなマンガなので脱力感のある笑いが込み上げてくるなぁ。

▼超さわやか!?TV生活 おはスタ少年:ピョコタン
「朝の習慣」の2コマ目の番長の指、一瞬チンコかと思った・・・

▼ミニドラにおまかせ!:原作/藤子・F・不二雄・まんが/岡田康則
今回は、食べればどんな言葉でも立ちどころに分かってしまう「ほんやくコンニャク」がテーマ。
ほんやくコンニャクのすごいところは外人さんだけでなく、
動物やUMAの言葉まで分かってしまうところ。
のび太は早速、ほんやくコンニャクを食べて雪男と言葉を交わして
スキーを教えてもらうことに成功。

やっぱりね、言葉あってこそ気持ちが通じ合うと思うのよ。
異国の地で、外人と怪物に訳の分からないこと言われたら不快だし不安この上ない。
ほんやくコンニャクで言葉が分かったからこそ雪男と親しくなれたし、
スキーヤーの言ってることも理解できたのだ。
ほんやくコンニャクが無かったらのび太とミニドラはどうなっていたか・・・
言葉の重要性をまざまざと見せつけられた回でありました。
言葉が通じなくても気持ちで通じ合えるなんてありゃあウソだ。

p.s.

テレビ中継でスキーの日本代表選手を見てカッコイイとわめく女の子の中で
ただ1人、「そうかなあ?」と疑問に思うのび太の反応は正しいと思う。

▼トンチキいっきゅうチン:小ガエル
また読みきりで登場してます。
今度はいっきゅうチンがライバルの五郎丸と
無理矢理とんち合戦や回文対決をして遊んじゃってます。

もう、話もギャグもムチャクチャで、どこをどう笑っていいやら・・・
正直、三度(みたび)読みきりで登場するほどの作品じゃないと思いますが
いかがザンショ。

▼えんたま:重岡秀満
マンガの中に出てきた「黒ひゲイ危機一発」は
本当に売っているらしい・・・ヒョエ!

▼つるぜ!カメスケくん:むぎわらしんたろう
たろうとカメスケを無人島に追いやった謎の大魚の正体はシャチでした。

いや〜、てっきりたろうとカメスケが無人島で
サバイバル生活をするだけなのかと思ったけど
ちゃんと大物釣ってくれてヨカッタ。
まあ、たろうのサバイバル生活もかっこよかったけど
このマンガのウリはそこじゃないの。残念。

そして、大魚の正体もシャチと分かって一安心。
シャチは海のギャングといえど哺乳類だし、人にもなつくので
サメよりは助かる可能性が高いと言えよう。
もしサメだったら背中に人を乗せて家に帰すハッピーエンドなんて
到底考えられないし。

▼金色のガッシュベル!!:原作/雷句誠・まんが/矢高鈴央
「メルメルメ〜」と鳴く九官鳥や、牛の模様のモー犬(猛犬)がおもしろかった。
この人の描く動物ギャグは結構イケルかも。

▼まんが家入門ギャグ!!かい太の激ペン!:のむらしんぼ
ノーコメント。でも敢えて一言だけ言わせてもらうと
「こんなマンガ描いて作者は楽しいのかね?」


▼だらだらRPG アミーバ!!:山下たかひろ
どうでもいいけど、アミーバが腹筋や筋肉を鍛えるって
意味あるのか・・・?

▼われら!キーボッツ学園:さいとう ひろ
魔人ガルド登場。
でも出てきて早々、バニングバーンにぶざまにやられてしまったので、
ガルドが巣くう闇の番長連合とやらも大したことはなさそうだな。
アホの集団の可能性が高い。

▼どーぶつのはなし。:河合じゅんじ
シロクマが高熱を出すと体が真っ赤になってアカクマなるというギャグが笑えた。
実際、そーなったら実におもしろいわ。

▼つっぱれ!番太:こしたてつひろ

こしたてつひろ氏が贈る読み切り熱血ど根性マンガ。

主人公の番太くんは、今時ちょいと珍しい日本一の男を目指す男の子。
父ちゃんが焼いた“男イモ”を食ってパワー全開!
転校早々背中に「男」と書かれた学ランを身につけて
全国大会日本一のサッカー部に単身で殴り込みだ!

日本一の男を目指す元気いっぱいの火の玉小僧が主人公っていいですね〜。
・・・というか、最近のこしたてつひろ氏が描くマンガの主人公は自然とこうなる。
このマンガの主人公の番太くんも「へのつっぱりはいらんですよ」といわんばかりに
イモ食ってバズーカーのような屁をカマし、とんでもない男気を発揮してみせる。
まー、確かにこんな芸当、女の人にはちょーっとムリだわな。

おもしろかったけど、番太本人も言っているように、
日本一の男を目指す場所としてサッカーだけってのはとても物足りない。
そもそもサッカーマンガではないのだから、野球、ボクシング、
あるいはスポーツ以外のいろいろな分野で(勉強も可)
番太くんの男気を見せてほしいところ。

※別冊付録

▼Let’s!ムシキングオールスターズ!:小西紀行
小学館児童誌が贈るムシキングマンガ第13弾。
ムシキングオールスターズと名乗るネブ博士と虫の着ぐるみを着た集団が繰り広げる
一風変わったショートギャグマンガ。

ムシキングオールスターズそれぞれのキャラに分かりやすい性格を持たせ、
小西風ギャグにアレンジしているので読んでて楽しい。
キャラも可愛く好感触。

▼ガルル!ロックマンエグゼ:永井ゆうじ
今回は特別に別冊付録にも登場。
失敗作のロックマンはママのお使いにも消火活動にも
全くの役立たず・・・

大体、ビッグウェーブで日本を沈没させちまうなんてどういう技だよ。
でも「バトルチップいかすみ」で日本中イカスミだらけにされるよりは
マシか!?

▼甲虫王者ムシキング ポポの冒険編〜ギャグベンチャー劇場〜:高野あつのり
小学館児童誌が贈るムシキングマンガ第14弾。
児童誌でしばしばお目にかかる高野あつのり氏による
ムシキングアニメのキャラが登場するショートギャグ。読み切り。

なんともかわいくておマヌケなポポとカブトくんですが、
ポポが甲虫と直接戦うなんて前代未聞なことしてるのは
このマンガだけだったり。

▼大恐竜時代:木村聡
読み切り。
転校生で恐竜マニアの大京竜(だいきょうりゅう)くんのクラスでは
なんと本物の恐竜が生徒と一緒に勉強しているのだ!

うーん、人間と恐竜が見事に共存してます。
夢があっていいですねー。
恐竜も人間を獲物と見なしていないし
人間か襲われる危険がないなら
こんな小学校があってもいいんじゃないでしょうか・・・?

ほのぼのしてセーフティなマンガ。


次号よりガリガリ君が復活するらしいけど誰が描くの?
まさか小ガエル氏?


・・・といったところで、もうすぐ1周年のコロコロイチバン!
第7号にご期待下さい。

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 創刊1号 2号 3号 4号 5号
2006年2月6日 月曜日


名たんていカゲマン 3巻(完)
山根あおおに
小学館 てんとう虫コミックスライブラリー 1600円
ぶ厚いカゲマンの復刻本3冊目にして最終巻。
1979〜1981年の学年誌とコロコロに掲載されていた作品を収録。

最終回はカゲマンが、シャドーマンや怪人19面相とお別れするわけでもなく、
いつものようにカゲマンと怪人19面相が争って終わり。

そういえば、連載第1回目の時もカゲマンとシャドーマンが出会ったきっかけも描かれず
いきなり犯人と激闘を繰り広げるシーンからスタートしてるのよね。
話の中で、カゲマンには生きる影・シャドーマンがくっついてるからヨロシクねみたいな感じで
出だしも締めくくりも特に感慨深いものではなかった。
故に「いつ始まったんだっけこのマンガ」「いつ終わったんだっけこのマンガ」
という疑問が当時の読者諸君につきまとうのですが、
このマンガを一貫して読んでみると、
登場キャラの出会いやお別れのエピソードが一切描かれておらず、
そうすることで、いつでも終わらせることができる、
若しくはいつでも連載を再開することができる、という
永久的に続けられるマンガに仕上がっていたのですね。

ギャグマンガに生半可なストーリーなんていらない。
たまにひょっこりどこかの雑誌に現れていつものようなドタバタギャグを見せてくれるだけで
「あ、カゲマンだ」と誰もが指を指して微笑む。

名たんていカゲマンが持つドタバタギャグを定着させ、
読者の頭の片隅にも残させる(=カゲマンとシャドーマンが読者の心の中にいる)描写は
昔の児童マンガながらに心の底から「すげー!」と思った。
描きおろし作品にもこのマンガならではのおもしろさが遺憾なく発揮されている。

カゲマンとシャドーマンはいつでも、いつまでも出番を待ってます。
2050年でも2100年でも、呼ばれればいつでも参上します。
そんな風に思えるマンガですね。NICE!

 前月 次月 じゃりまんTOP 漫画TOP 1巻 2巻
2006年2月4日 土曜日


名たんていカゲマン 2巻
山根あおおに
小学館 てんとう虫コミックスライブラリー 1600円
ぶ厚いカゲマンの復刻本2冊目。
1978〜1979年の学年誌に掲載されていた作品61本に加え、
ミリオン出版のCOMIC GON!第1号に掲載された
「平成 名たんていカゲマン」も収録。

シャドーマンの影ならではの多彩なパフォーマンス、
怪人19面相の限りない変装の数々、
そして唯一、ただの少年のはずのカゲマンも
カゲマン電池やカゲマンメガネなどの秘密アイテムを駆使しつつ
シャドーマンと息のあったコンビネーションを見せつけるなど、
このマンガのウリである部分をパターン化して
毎回毎回楽しませてくれてるのがすばらしい。

シャドーマンが暗闇で消えてしまった時のカゲマンの
「その時カゲマン少しもあわてずとりだしましたるカゲマン電池」という名ゼリフも魅力。
でもこの後、カゲマン電池になんらかのトラブルが発生して
シャドーマンをうまく呼び出せない場合があり、
カゲマンのドジぶりに思わず笑ってしまうこともしばしばあるのですが、
でも最後には別の方法でシャドーマンを呼び出せて
危機を逃れたりするんですよねこれがまた。

毎度毎度同じようなパターンのギャグを使っても、読者を飽きさせることはない。
これはキャラに強烈な個性がないととてもできないことで
それを可能にしたカゲマンってすごいレベルの高いギャグマンガだと思う。
驚いちゃうね。

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2006年2月4日 土曜日