語る「万華鏡」

(異邦の騎士)

異邦の騎士(いほうのきし)

項目名異邦の騎士
読みいほうのきし
分類ミステリ小説

作者
  • 島田荘司(おっぺ)
  • 公的データ
  • 失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。やっと手にした幸せな生活にしのび寄る新たな魔の手。名探偵御手洗潔の最初の事件を描いた傑作ミステリ。(おっぺ)
  • 感想文等
  • どうしても増補改訂版は「余分」と感じてしまう。。。
     というより、活字が大きくなっちゃって。。。(講談社文庫比較)
     そのせいでダブついて感じられるんだろうか。。。

     もし、島田荘司占星術ではなく、この作品で出ていたら、どう扱われていたろう。(おっぺ)
  • 珍しい出版形態ですよね。
     高木彬光邪馬台国の秘密」あたりも「増補改訂版」という肩書き(?)がずっと角川文庫に付いていたんじゃないかと思いますけど、オリジナル版もそのまま残っていたなんてことはありませんからねー。

     でも、もし例えば佐々木丸美忘れな草」や「夢館」が復刊されたら、私なんかは、「ハードカバーバージョン」「文庫バージョン」と肩書き付けて、両方出してくれないかな、なんて思っちゃいますけど(笑)。

     時々、それまでハードカバーもしくは文庫で出ていて、それの増補改訂版が逆のタイプで出て、なのにオリジナル版もそのまま市場に流通している、なんていうのも見かけますけど、「どちらも同じ出版社からの文庫の形態で」「著書リストに、『まるで別々の作品ででもあるかのように』載っている」の両方の条件を満たしているものは、私は初めて見ました(笑)。面白いことをやるなあ、島田荘司、という感じです(笑)。(おっぺ)
  • 涙が出る。
    ・そしてそのあと、占星術とかを読み返すと感慨ひとしおかも。
    占星術殺人事件斜め屋敷の犯罪、の次くらいに読むとイイかも。
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