語る「万華鏡」

(ぼくらの気持)

ぼくらの気持(ぼくらのきもち)

項目名ぼくらの気持
読みぼくらのきもち
分類ミステリ小説

作者
  • 栗本薫(おっぺ)
  • 公的データ
  • 「ぼくら」シリーズ第2弾。(おっぺ)
  • 感想文等
  • ダーティ・ペアが出て来て面白いのだけれど、この犯人が「キツ」かった記憶がある。後味が悪いのだ。意外な犯人物は好きだけれど、ただ。。。
    マイナーだけれど、ネット上を散策すると意外に評判のいい、久米康之「猫の尻尾も借りてきて」というソノラマ文庫で出ていたSFがあるのだけれど、これも、個人的にはこの「ぼくらの気持」という同工の部分があって後味悪く、書棚に残っていない。
    「そんな理想的な人間なんて、居っこない」というのは嬉しくないんだろう。。。
    佐々木丸美崖の館」で、もし棹ちゃんが最後、みんなを嘲笑するような形で「意外な犯人」として出てきたなら、やっぱり後味が悪かっただろうと思う。欠点があったり、汚い部分があったり、そんなのは当たり前で、それは嫌なことじゃない。それを肯定的に捉えるのもきらいじゃない。それを――他にまで敷衍するのが嬉しくないのだ。
    曰く言い難い感なのだけれど。。。(おっぺ)
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