公的データ | 必殺仕事人2009第1話 江戸の街では、夜中に出歩く若い娘が陵辱されて殺される事件が立て続けに起こっていた。今日も、お佐代(町田マリー)という娘が死体で見つかった。悲しみに暮れる父親の仁吉(山田辰夫)と妹のお絹(小林涼子)。 江戸中の女たちは皆、色男ばかりが揃っている夜遊び場・美景庵に熱狂していたが、美景庵は、店に来た若い女を陰で男たちに斡旋して儲けた上、女たちを消すという非道な商売をしていた。お佐代を殺したのも、美景庵の信次と名乗る男(中村俊介)だった。 仁吉は、娘の仇を討ってくれと、三番筋で仕事を依頼する。だが、陰で聞いていた花御殿のお菊(和久井映見)は、それが世間体を気にしたゆえの依頼だと知ると、きっぱりと断った。しかし、何か裏があるとにらんだお菊が、源太(大倉忠義)に出前がてらに美景庵を探らせると、その背後には廻船問屋・野崎吉衛門(田宮五郎)がいるとわかる。陰では違法の賭場も開いていると言われる人物だ。 その頃、姉の仇である信次を探そうと美景庵にやってきたお絹は、店の前で直助という男に出会う。彼が実は姉を殺した人物・信次であることも知らずに、お絹は直助と親しくなっていく。
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