感想文等 | 「怪奇大作戦」が初めてビデオソフト化されたとき、まず最初に収録されたのが、「京都買います」とこの「呪いの壺」のカップリングだった。 子供の頃見ていて、やはり印象深かったのは、いかにも「怪奇」な「人喰い蛾」や「吸血地獄」だったので、このラインナップには「なんだコレ」くらいだったのだが、どうも「怪奇大作戦」ファンは怪奇性そのものより、むしろドラマ部分の濃厚さを愛していたらしく、その点からすればこの2点を選択したのは発行元の慧眼というものだったのだろう。 私自身はといえば、「京都買います」は観れば見るほど岸田森の演技に惚れ惚れするようになったが、この「呪いの壺」にはやはりさほどの思い入れはない。けれども、特撮作品には違いないが、これを「子供番組」と分類するのは勿体ないというか間違いだというのは判る。 小説作品をジャンルでランク付けするのがあまり意味の無いことだと思うように、テレビドラマなどもやはり……好き嫌いやらは当然あるとしてね。 だから、ミステリを偏愛する私でも、千反田に殺人のミステリを読ませようとは思わないのだ(笑)。って、話が逸れてます。(おっぺ)
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