OK Movies | Home | BBS | Links OTOMO KATSUHIRO Moviesオリジナル・ヴィデオ「ロボットカーニバル: Opening & Ending」
1987年7月21日に発表された、新進気鋭のアニメーター7人と大友克洋+福島敦子による「OPENING & ENDING」フィルムで構成される、オムニバス形式のオリジナル・ヴィデオ・アニメーション作品(LD は8月21日発売)。当初から劇場公開ではなく、ヴィデオでの発売が予定されていました。そのためか、制作に当たっての制約がほとんどなく、各人が作りたいように作っています。そのため、全体としては統一感のあまり取れていない作品になっていますが、それを「個性的」というキーワードできっちりまとめているのが、「OPENING & ENDING」のフィルムではないでしょうか。 「OPENING & ENDING」は、監督, 脚本, デザイン, 絵コンテを大友克洋が手がけ、福島敦子が原画を担当。「ヘンゼルとグレーテル」の時期の大友作品を定着させたかのような仕上がりになりました。また、後の「MEMORIES: 大砲の街」に繋がるテイストもあります。 劇場公開作品ではないので、関連品は多くありませんが、重要な本に各作品の紹介と設定を収録したムック「ロボットカーニバル」があります。ここには、上記ヴィデオのパッケージにも使われているイラストのポスターや、大友、福島のインタビュー、そして絵コンテ、大友克洋によるストーリーボードが収録されています。また、「KABA」にも同じくパッケージ、ポスターなどに使われてたイラスト、およびストーリーボードが収録されました。なお、パッケージ用イラストを用いた販促用のテレカ、ポスターが存在します。サウンドトラック CD (廃盤) のジャケットにも同イラストが使われました。
映像は元のフィルムをそのまま DVD 化したのではなく、マスターが新たに作り直されています。そのため、色調など元版とは微妙に異なっていたりします。音声はオリジナル日本語版の他英語版も収録。さらに字幕は日本語、英語および韓国語が選択できます。特典映像は海外でのプロモート用と思われる1.5分のコマーシャル。クレジットが全くないのでよくわからないのですが、英語のナレーションが入っているものです。国際映画祭などで使用されたのでしょうか。 初回限定版は店頭在庫を探すか中古を見つける以外に入手できませんが、通常盤は現在も販売されているので容易に入手可能です (02/02/21 現在)。 主な関連記事:
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