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Otomo Interview 1983

OTOMO KATSUHIRO Interviews

大友克洋インタビュー 1987 (雑誌、単行本)

アニメージュ 1987年7月号

Animage 1987/07

制作が終了した OVA「ロボットカーニバル」を紹介したページで、大友克洋のインタビューが少量ながら掲載されています。この作品に参加した経緯と、1987年当時のアニメ界の不振に関する質問。また、同特集内では「迷宮物語」も紹介されていて、そちらでは川尻監督がコメントしています。また、別ページの「NEWS FLASH!」では、トップ記事として「映画 AKIRA」の作画がスタートしたことが報じられています (1p)。オープンしたばかりの三鷹 AKIRA スタジオ内の写真が多数掲載されていて、興味深いです。

法学通信 Hi-Lawyer '87年10月号

Hi-Lawyer 1987/10

映画『AKIRA』の制作開始の話題で沸き立つ中、アニメともマンガとも無縁と思われる媒体で、大友インタビューが掲載されていました。『法学通信 Hi-Lawyer』は、司法試験やロースクールへ合格することを目指す人のための予備校の発行する月刊誌で、試験への心構えや問題集などが掲載されています。しかし巻頭と巻末だけは試験とは関係のない記事で、この号では巻頭の「人物法問」で、大友克洋へのインタビューが行われています。そこでは作品制作の動機、テーマなど、割と根源的なことが尋ねられていて、その回答もまじめなもので興味深いです。2000年以降、特に『大友克洋GENGA展』がらみで同様の問答は沢山行われましたが、この時期だとかなり珍しく、貴重な内容と言えるでしょう。なお、2ページのうち3分の2ページほどに、インタビュー時に書いて貰ったというサインイラストがフィーチャーされています。

Young Magazine 海賊版 1987年8月10日号

Young Magazine Pirate issue 1987/8/10
タイトル作家頁数
八月の濡れたサル番長 4c7pきうちかずひろ7
サムライダー 1 4c1pすぎむらしんいち30
デコちゃん中田幸宏1
お助けブラザーズ業田良家4
ファンキー・モンキー・
ティーチャー 4
守山鶴18
PILE UP 前編士郎正宗24
世魔酔座有間しのぶ4
恋をしようよ 2p4c二宮亮三26
そのままプレイ ぼくの兄ちゃん寺島令子3
みどりくんとどれみちゃんイワモトケンチ3
酎ハイれもん原作/史村翔・漫画/しのはら勉28
ハリネズミ交遊録 パート7
大友克洋編 ハローアキラ
弘兼憲史7
映画マンガ大全集 vol.4
ゴースト・バスターズ 4c3p
望月峯太郎25
OH!!FiSH松田宏一16
COOLMINT BOYななし乃与太郎26
羅門RULLTIME 2c4p加納隆己28
漂流少年バビイ&カタピー 4片山まさゆき6
涙の桃色少年井浦秀夫22
発熱さそうあきら20
がんばれGAL BEITER 4たけだみりこ5

弘兼憲史の「ハロー張りネズミ」の番外編である「ハリネズミ交友録」というマンガの1編。大友克洋が「アキラ」の連載を中断し、「映画 AKIRA」の制作に取り掛かった当初に、弘兼憲史が三鷹のアキラスタジオへ出向いて対談した模様がマンガ化されています。扉は「アキラ」ポスターのパロディ、本文中では当時テレビで流れていた「関西電気保安協会」のCMのパロディが出てきたり、初公開であろう「アキラ絵コンテ」の一部が使われていたりと、なかなか面白いです。また、「アキラ」担当だった由利さんも「大友克洋のそっくりさん」として登場。対談自体の分量は少ないですが、なかなか面白い記事(マンガ)です。この雑誌はかなり入手困難(もともと部数があまり多くなかった)ですが、単行本に収録されました。
 なお、この号ではすぎむらしんいちの「サムライダー」が始まったり、士郎正宗の講談社での2作目「PILE UP」の前編が載っていたり、さそうあきらの短篇「発熱」が掲載されていたりと、なかなか読み応えがあります。

ハロー張りネズミ 24巻

Hello Harinezumi No.24

上記のヤングマガジン海賊版 1987年8月10日号掲載の「ハリネズミ交遊録7 ハローアキラ」を収録した単行本。単行本化に際しての変更はありません。数が出た本ですが、2012年現在は少々見つけづらくなっているかもしれません(ちなみに、文庫版には収録されていない模様)。

Otomo Interview 1988

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