記事一覧

宇宙ストラテジーを256倍楽しむための本

 仕事とEndlessSpaceにループコン(永久)でした。

【AMD APU "Trinity" SP】
 5月16日スタちゃんは、AMD APU "Trinity"の話をしたついでにEndlessSpaceやってました。


(その2)


 先日、RACOAさんから「マイク割れてる」とご指摘頂きましたが、今回掲載したEndlessSpace4時間SPはご指摘いただく前の放送なので、マイク割れたままです。次回からはちくとマイク小さめで放送します。いい塩梅になったらコメントいただけると助かります。


【宇宙ストラテジーを256倍楽しむための本】
 日本の場合は深夜アニメの7割がSF(サイエンスフィクションかスゴイフシギ)なのでSFは馴染み深いジャンルとなっておりますが、その状態から宇宙ストラテジーを始めると、色々と聞きなれない単語が出てきて苦労するかと思います。
 例えば、ヘビーアイソトーププラントと聞いて、同位体を作るプラントが頭の中に浮かぶどころか、重粒子の同位体を何に使うのか楽しみに感じられるかどうか。
 ここんところは、やっぱりSF単語に触れておかないと、頭の中で面白く盛り上がらないかもしれませんね。

 ということで、手軽にSF単語に触れられる書籍を紹介しましょう。
 コレさえ読めば宇宙ストラテジーが価格分以上楽しめることまちがいなし!
 厳選して50冊ぐらいになりましたので、機会を見て少しづつ紹介していきましょう。


■ブルース・スターリング《スキズマトリックス》Schismatrix

 オールタイムインベスト。
 太陽系全域に進出していく人類の繁栄と変貌。そして、その渦中となった2人の男の物語。終盤では人類の革新が毎ページ行われ、その加速感でシンギュラリティポイント(進化の特異点)を表現した稀有な作品。

■エド・レジス《不死テクノロジー》Great Mambo Chicken And The Transhuman Condition

 マッドサイエンティストを取り扱ったノンフィクション。
 NASAより安いロケットを作る話から、冷凍保存、ナノテクノロジー、魂のアップロード、はたまたダイソンスフィアやブラックホール工学まで。SF小説10冊分ぐらいのアイディアを全部楽しめる20世紀科学の集大成。

■アレステア・レナルズ《火星の長城/銀河北極》Great Wall of Mars / GALACTIC NORTH


 レヴェレーションスペースシリーズはコレだけでいいよもう。
 ポストスペースオペラの代表作家といえるレナルズの看板シリーズの短編集。芳醇の世代と言われるゼロ年代なだけに、80年代のサイバーパンク、90年代のハードSFを網羅して美味しいとこ取りした内容です。


 んまー出来りゃあニーヴンのドラコ亭夜話を紹介したいのですが、アレ単行本になってないんですよね。SFMと、宇宙塵(日本最古のSF同人誌)にしか収録されてないんですよ。
 他にも短編では、ルーディ・ラッカー《宇宙の恍惚》、グレッグ・イーガン《プランク・ダイヴ》、あとはトム・ゴドウィン《冷たい方程式》も勧めたいです。
 上記の作品を読めば、まあだいたい、宇宙ストラテジーでおなじみのぶっとんだテクノロジーが出てきても困らないと思いますよ。

1月6日Stardock信者ちゃんねる

【第2回steam:Sinsマルチ大会】
http://steamcommunity.com/groups/SOSE_JP/events//1407606691227799128
 が、本日22時から開催されますので、腕を振るわなくてもいいから参加出来る人は参加してください。
 僕もその時間までにお家帰れたら参加します。とりあえずハルシオン+LFスパムでもやってみっかー。

 このSteamコミュニティのイベントはついつい見逃してしまうので、最近、ブログレイアウトを変更するついでに覚えたRSSリーダーで管理させることにしました。
http://steamcommunity.com/groups/SOSE_JP/rss
 最近覚えた!Googleリーダーで!


【1月6日Stardock信者ちゃんねる】
 『新年あけましておめでとうございますSP』
 ということで。昨日の告知通り、22時からスタートさせていただきました。
 今回放送のタイトルは宇宙TBS『Sword of the Stars2』です。


続きを読む

ロボット官僚の時代

[司政官全短編]読了。
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3808
佳作。良くも悪くも日本を代表するSFだけど読まなくてもいい。
そんなことより[博物館惑星]を読みなはれ、
日本SFはアレだけでいいよもう。


かいつまむと、あらすじ通りになるんだけど。
『植民星にまつわる全ての軋轢に対応するべく
 地球連邦が出した答え、それは無数のロボットと
 たった1人の男によるワンマンアーミーならぬ
 ワンマンガバメント――[司政官]制度であった』


その司政官の苦悩を通じ、司政官制度の興亡をつづっていくお話。
 制度施行初期では連邦軍から疎まれ、
   中期では原住民(Xeno:異種人)との和解に一生を注ぎ、
     後期には入植者と原住民の軋轢でぐっだぐだ。
ハッピーエンドが1つもない、イヤな話ばかりの短編集です。
この銀河帝国の興亡に黄金期とか一切ありません。
暗黒期しかない。
無駄に文字が長い分、読了した後味の悪さがマジパネぇ。

んまあ主人公はその『司政官という制度の歴史』そのものに
あるため、司政官の方々は各時代を映す鏡っつーか
駆動させるための歯車。
苦難に遭ってナンボ、という感じあります。

そして、司政官制度が歴史として面白くなるためには、
制度改革があり、前提として
『従来の制度が失敗』しなくちゃいけないワケで…

こんなスペース渡る世間は鬼ばかり、を読まされても、なぁ……
本書の前に読んだのがパルプフィクション臭しかしない
[ゼロスの戦争ゲーム]だっただけに、もう、ね。

ただ、Xenoの描写や司政官のシステムは細部まで綺麗に
組み立てており、ソコんところは評価高いです。
植民地では最高権力者でありながらも
実際には何も出来ないトコロは、ある程度社会的に充実している
中間管理職の方々が実感している『現実』に近いと思う。
 ――作者が[インサイダーSF]という看板で強調しているとおり。

ただ、その中で延々と司政官の独白というか
愚痴が繰り返されるのがね。
なんか、ダメ人のうつ日記みたいでね、もう、ね。
  木野さんっぽく言うと
  「アギトとかうつ日記は俺一人だけでいい……」
さらに、無駄に文字が長い分、読了した後味の悪さがマジパネぇ。
無駄に。重複しますが大事なことなので何度でも言いますよ、
ええほんと。 無ッ駄ッにッ、長い。話がッ!

魅力的なアイテムはあるものの、
読者を牽引するだけの文力が少々薄いように思えました。
アイテムで牽引していくのか、物語で牽引していくのか、
微妙にどっちつかずな感じを覚えた次第。


もうちょい読者に、主人公が[司政官制度の歴史]であることを
わかりやすく伝えられたんじゃねえのかなぁー? と。
まだ作者が生きてるんだから、ソコはやらせろよ。
爆星が[Xeelee Sequence species](ジーリー・クロニクル)で
本書と同様シリーズモノの短編集を上手に再編して
クロニクルと呼ぶに相応しい代物へ仕立て直したトコ
見てるだけに、司政官全短編は手抜き感を覚えました。

んまあ、上記の手抜き感や無駄に長い文字をさっぴいても、
司政官全短編は興味深いアイテム(司政官制度、Xeno学)が
拾えます。読んだら損するけど、ここから得られるものは
なにがしらあるんじゃないのかなぁーっと。

読書感想文

やっとこさ01/02より続いてた仕事が一段落したので、
以前からちくと言ってた読書感想文について。


【DARPAが頭からはなれない】
[マインド・ウォーズ]読了。
http://www.amazon.co.jp/dp/4048673629
イントロダクション(13ページ)の時点で最高にクールなので
是非皆様に一読いただきたいトコロですが、
ここに、本書のあらすじを転載しておきます。

/*---*/
 本書では、思考を読み取る技術、薬物や電子的な手段による
 兵士の能力増強、脳から直接マシンに命令を送るシステム、
 脳に致命的なダメージを搭載したウイルス、
 敵を殺さずに無力化する化学兵器など、
 米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が研究する
 先端脳科学についてわかりやすく解説する。
/*---*/

 ま た D A R P A か !

冒頭で「現DARPA局員からは回答がもらえなかった」と
書いてあるため、結局は周辺情報からの飛躍した推測であり、
ななめに読むとMMRっぽく思えるやもしれませんが――
国防という関心事をとっかかりにして脳医学の
発祥から現在に至るまでの歴史、そして未来展望を
面白く書き綴ったトコロを高く評価。

さらに本書はそこから脳医学の枠を超え、
民軍複合という形で最先端科学が進められている
現在の研究機関の、その在りようについても
綴っていくことになるのですが。
――んまあ、ここからは少々蛇足っぽく見えるやもしれませんが、
上手にDARPAの機密機関っぷりを煽りながら拡げていく事で
『DARPA驚異のテクノロジー!』という読者の読機から
大きく外れていっても熱量を奪わないのが良い感じ。
 (それでも少々熱量奪われたけど)

んまあ、あれだ。巻末のほうで
「ちゃんとしたキャリアと意識を持つ調査機関を作らなねー」
と書いてたのですが、ちょうどその調査機関に
相応しい人として著者があてはまるように思えます。
すこし飛躍した考えをもよおせば、本書は、
著者が調査機関に宛てた履歴書のように思えましたw

前半までのDARPA驚異のテクノロジーと
脳医学の歴史をわかりやすく紹介していったという、
脳研究ウォッチングの入門書という点で、
良書認定しておきます。


【21世紀のポール・C・W・デイヴィス】
ミチオ・カクがSci-Fi-テッキー丸出しで書いた
[サイエンス・インポッシブル]を読了。
http://www.amazon.co.jp/dp/4140813245
どう考えても必読書。
控えめにいっても全てのSFファンが読むべき本。

大げさに言えば全国民に読んでいただき、
宇宙移民の原動力にしていきたい。目指せ、木星!

本書はSci-Fiにおける伝統的なアイテムについて、
その実現可能性を――
 ・Lv1:努力次第で可能。
 ・Lv2:科学の縁にある問題。今後の研究待ち。
 ・Lv3:絶!対!無理! 物理法則を捻じ曲げるしかない。
上記の3段階に分けて紹介していく構成となっており、
読み勧めるごとに最新物理学を知る事へと繋がります。

※:Lv1の段階では『実はこーゆーのがありまして』という
  ノリで最先端技術を駆使して実現させていくのですが、
  Lv2以降になると[何故ソレが難しいのか]という説明で、
  結果、最新物理学の解説へと繋がっていく。

とまあ、概要だけ説明すればSci-Fiのアイテムを
可不可にカテゴライズしていく本なのですが、
『できる』『できない』と[と学会]っぽく
処刑人きどりで首を狩っていくのではなく、
『なぜ』『では』と科学のカッティングエッジを
判りやすく綴っていくのがすばらしかったです。

一般学術書という意義にもとづいた完成度を
ここまでエレガントに追求し実践した本は
いまだかつて無いでしょう。
んまあ、間違いなく、ミチオ・カクは
21世紀のポール・C・W・デイヴィスと言えるかとw

とりいそぎ

CESが開催され、各ゲームメーカーから
今年のラインアップが発表された件についてご報告。

EALAではC&C:RA3のエキスパンション[Uprising]を
リリースするというアナウンスありました。
http://www.commandandconquer.com/portal/site/cnc/article/detail?contentId=c60ee55ffc7be110VgnVCM100000100d2c0aRCRD

ファイル 125-1.jpg
浮遊要塞頑駄無城。
新手のガンダムマイスターですね、わかります。

ファイル 125-2.jpg
鬼武者。

なんというか、もう、目眩する。
「もうやめて、オレのHPは0よ!」

内訳についてはこちら。
http://www.commandandconquer.com/portal/site/cnc/article/detail?contentId=a205dd7a313be110VgnVCM100000100d2c0aRCRD
・今年3月に、PCのみリリース予定。
・シングルキャンペーンの追加とチャレンジモード
 (360版C&C3:KWであったような問題集)で遊べるそうな。
・スタンドアロンらしくC&C:RA3無しでも動くらしい。

多分シングルプレイ専のシナリオ集みたいな扱いなんじゃね?
とりあえずコレも含め、はやくEAジャップには
360版のC&C:RA3をローカライズして欲しい次第です。
あの、英語版をとりあえずオンラインショップに並べるという
ふざけた態度をさっさと改めていただきたい。マジで。


《上記の追記》
それを言い出せば日本MSの姿勢が一番悪い。
海外のすさまじいゲームを遊びたくて
(または脳トレとワリオウェアとJ-RPGしか
  作れない日本のゲームメーカーに愛想尽かせて)
360を選んだにもかかわらず、MSマネーを
海外ゲームの輸入に注がないという勘違いっぷりが。

このままだと、結局、日本語MODがあるPCに流れて
360が衰退すると思うんだけど、まあそれはそれで置いておいて。
『日本語版でるかも?』と思わせてるあいまいな姿勢が一番悪い。
「ローカライズを全面的にバックアップしません!」と
言ってくれたら、360に見切りつけてPC版買うんだけどなあ…


《上記の追記》
んまあ、HaloWarsとEndWarがローカライズされるから、
360は360で、良いと思うんだけどね。
ただ、まあ、この2作がSins熱を奪うかといえば、そうでもないw


【クラークの共著に当たりなし】
クラーク[宇宙のランデブー3]を\300でGetした次第。
『クラークの共著に当たりなし』という格言ありますが、
コレがいかような出来か、ちょいと楽しみではあります。

※:クラーク&バクスターの[The Light of Other Days]は
  当たりだったので、格言の例外になったらいいなぁ。

あと、今はフレッド・ホイル[10月1日では遅すぎる]を
読んでます。2/5ぐらい読んだけどいい感じ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150101949
面白かったら読了後に感想文を書く予定です。


【スクショの話】
Civ.Revはあちこちでリプレイ日記上がってるけど
同じ4XストラテジのSinsはリプレイ日記
上がってませんね。何故だ!
 答え:RTSだから。

ということで、スクショソフトを常駐させて
自動で撮るようにしておけば、後で編集して日記に
載せられるかなぁ~? と、思案中。
で、左クリックにホットキーを常駐させれば
操作するごとにスクショ取れるため都合良いと思ったんだけど、
ホットキーで融通利くソフトが無く断念しました。

タイムカウンタで取るしかないか...orz

[火星人の方法]読了

アシモフ短編集[火星人の方法]読了。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150104921
個人的には[銀河帝国の興亡.第1巻]に
比肩しうる短編だと思う。
 (正直、銀河帝国シリーズは第1巻以降は蛇足だと思う)

本書は短編が2本でショートショートが2本の計4本。
ショートショートはラファティっぽい一発ネタですが、
表題作[火星人の方法]と[まぬけの餌]は非常に完成度が高い。
[まぬけの餌]は良くも悪くもアシモフにしか書けない内容だけど、
[火星人の方法]は、アシモフ自身が
脱アシモフしかけたような節を覚えました。

あらすじは、宇宙進出における支出を不当と扱う地球が
露骨な水輸出制限をしはじめ、それに困った火星が
『地球人ではなく火星人』として考え水問題に立ち向かう、
というお話。

アシモフならではの判りやすい説明と
ストーリィライン、アイテム配置に加え、
クラーク的な楽観主義と人間臭さ――反骨心と
フロンティアスピリッツが、良い感じに昇華してると思う。

んまー、あたりまえのコト言うようで何ですが。
やっぱ、ビッグ3は読んどくべきなんだなあ。


【ねえ、なんでそんな蛇足つけたの?】
ビッグスリーは誰彼もそれぞれ一長一短あり、
昔のSFファンでは[クラーク派][アシモフ派]という
カテゴライズを各々が適度に名乗っておりましたが。
 (ハインラインは例外。あれは、なあ…
  少なからず、ハインラインが話題に出ると、
  オレが知ってるSFファンの5割は苦虫を噛み潰した顔になる)
直接口に出さないけどみんな思ってた
『クラークとアシモフが合作すればいいのに』
――というのを露骨にやったのがブル☆スタ+ギブスンの
[ディファレンスエンジン]というワケ。

上記が前置き。
角川版ディファレンスエンジン文庫版上下を
古本屋で発見即サルベージしてきました。
以前、ハヤカワ復刊版を読んだ際、
http://cgi.members.interq.or.jp/world/fol/diarypro/spec.cgi?no=87
上巻の[解説]でネタバレやっててブちギれた覚えありましたが、
角川の文庫版では上巻に、その問題のダメ解説は無かったです。

てっきり、当初の角川文庫版にあのダメ解説があり、
版権の都合で除去できず復刊したのかとおもいきや。
あのウンコ解説――映画シックスセンスの途中で
関係ない第三者がフィルムに細工して
ネタバレ解説いれるような最低の行為――は、
ハヤカワ復刊版でのオリジナル要素みたいです。

ねえ、なんでそれ入れたの? 死ぬの?

あー、あー、あぁ…

なんつーか、オレの知らないところで、
早川書房っつーかハヤカワSFも、
なんつーか……だなあ。

大体、ディファレンスエンジンなんてシロモノは
自覚有る人間がその自覚を確かめるための試金石であり、
コレを手にしようと思う時点でディファレンスエンジンを
読みきるだけの力量があるのは当然であり、
サイエンスなフィクションの洗礼を何度も受けていない
パンピな読者にサルでも判るようしてやる必要は
無いと思うんですよ。

というか、サイバーパンク運動が終結した直接の原因を
読者が体感するのを奪うってのはどーなんだ? あ"?

ってゆーか、今、SFファンと名乗ってる人間が
ディファレンスエンジンを読みきれないと思って
あのクソ解説をつけたのなら、
まったくもって大きなお世話っつーか
ソレこそSFファンのレベルを押し下げる、
いわば、今後ハヤカワSFの購読層を大幅に失う行為と
編集の時点で気づけよバカヤロウ!!


もういい。

[ディファレンスエンジン]2周目読了

http://www.amazon.co.jp/dp/4150116776
[ディファレンスエンジン]については多くのSF読者が
感想なり書評なり捧げているし、かくいう僕も、
1周目(ハードカバー)読了時の5年前に感想文を綴ったので割愛。

ただ、今回は文庫版ということもあり、
ハードカバーとの差異があったので
そのあたりについて綴っておきます。

えーっと……
  上 巻 の あ と が き で ネ タ バ レ す ん な 。

[解説]とはいいど、黒丸尚に感化された文体で
物語のコアとなるギミックを完全に綴った後、
本文のラストをまるまる転載するのは
いかがなものかと、ファック! 死ね!!

これは、なぁ… 編集の問題じゃないし、なぁ。

ってゆーか、書評家が編集で支障出るような書評を書くこと
自体がダメだし、明らかに支障が出る編集そのものもダメ。
ファック! 死ね!!


【正しい日本の取り扱い方】
C&C:RA3のオフィシャルムービー、FMVトレイラー
[エンパイア・オブ・ザ・ライジングサン]編が公開されました。
http://www.gamespot.com/xbox360/strategy/redalert3/video/6198065
うはw だめだコイツラww

で、僕が監視してるGamespot(本家)にて
開発者インタビューが掲載されておりましたが、
http://www.gamespot.com/xbox360/strategy/redalert3/news.html?sid=6198107&tag=topslot;img;3
『ガンダムやマクロス、ヤマトに影響を受けました!
 ジャパニメーションサイコーっす!!』
とか言ってて、うはw だめだコイツラww

あと、その、上記URLの記事にある読者コメントなんですが――
ゲームについてコメントそっちのけで、
WW2における日本の戦犯をいっぱい綴っておりました。
なんだ、外国にも、VIP板住人みたいなのいるんだな、巣に帰れ!


【ヒッグス! ヒッグス!】
先日日記にて[量子空間]の感想文を綴りましたが、
『ヒッグス機構の操作により慣性質量を操作する』
云々については、下記URLを参照してください。
http://homepage3.nifty.com/canno/osaka-u.ac.jp/higgs.html
本文にあった[ワインボトルの底]については
上記URLのグラフと解説を読んでいただければ判りやすいかと。


【ちくわしかもってねえ】
TF2の話。
最近はヘビーで弾切れた時
「ちくわしかもってねえ」とVCしてます。

あと、このまえ、Dustbowl青CでCP2へ向かう道中、
執拗に、敵(防衛側)のデモx2+メディを
誰も打開できない状況がありまして。
よくよくみたらこちらは誰もデモマン使ってなかったので、
仕方なく不慣れなデモを使ってみました。

――いや、すっげえなあ、オイw
 コーナー越しにグレ投げ込んで粘着ばら撒くだけで
 グイグイと戦線押していけるww

もちろん、デモマンが活躍するには、きちんとソルジャーが
前線でロケットぶっぱして『ナイスクリティカル』
してくれないといけないワケですが……
ソルジャー40hプレイで最高スコア17pなのに、
デモマン2hプレイで最高スコア12pってあたり、
ちょっと首を傾げたくなりますね(汗

TF2プレイ動画をうpしました、が

早速、キチガイによるアンチ360キャンペーン発動で、
んまあ、「やっぱりFPSはPCなんだなぁ」と実感しました。
PC版と比べても、VCは近接VCじゃないし、
ラジオチャットも無いし、振り向き遅いし、
パッドでエイムとか無理だしなぁ。


んまあ、それは恒例の事なんで置いておいて。

決定力を持つデモマン・スカウトを使うのが
苦手なので最近では負けフラグとなっていましたが、
久しぶりに勝てたのが嬉しかったw

CP5マップは即決着つくか、SG乱立されて打開できず
サドンデス突入、というパターンが多く、
実力が拮抗した動画は取りにくいんですね。
あと、PC版と違って人数が少ないので、どうも、
攻撃が散漫にしまうというか…

今回の動画、やってる時は実力が拮抗してるように思いましたが、
後で動画を見てみると、赤はCP5への上からの攻めが、
青はパイロで水路を使った裏取りがなかったので、
決定打を打ち損ねてグダグダになってるようにも思えました。
が、PC版と違って人数少ないからなぁ…
主力の人数を割けないし、なぁ…

あとはGranaryを撮って、アップデートマップ待ちという感じ。
http://www.gamespot.com/news/show_blog_entry.php?topic_id=26557630&tag=;title;1&part=rss&tag=gs_news&subj=6196649
アップデート記念みたいな形で
XBLにてMeet the Sniperがうpされてましたが、
『360版アップデート』記念新作ムービーが欲しかったです。


【読書感想文】
以前言ってた、読了本についての感想をば。
《地球間ハイウェイ》
http://www.amazon.co.jp/dp/4150114668
[ここ]とはちょっぴりちがう平行次元上の地球を
ビーズのように連ねて並べることで、
『言葉が通じるポストヒューマン』を大量に出せるという
アイテムが便利で。よくも思いついたな、褒めてつかわすw
物語は当初の筋から大きく反れていき、もうひとつの
ゴールラインへと到達するのですが、これが、読者の期待
っつーか ワクテカ感を大きく裏切ることになります。
これはこれで、話としては綺麗な締め方だと思いますが
裏切られた感は残ります……ッ!!
技法としては参考にしたいけど、読了後の満足感は薄いかな。

《インテグラルツリー》
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150106932/
中性子星の周囲に浮かぶガス惑星の残骸、という舞台を
科学の視点により『空だけの世界』へ変貌させた、
SFでありファンタジーであるという、いかにもニーヴンらしい作品。
読者は舞台についてある程度の知識があるため神の視点で
読めるのかと思いきや、ニーヴンのストーリィ力により
運命を翻弄されまくる主人公の視点も同時に楽しめるギミックが、
「ああ、ニーヴンってやっぱこうだよなぁw」という感じ。
《ストーリィ力》《アイテムの奇抜さ》《SFならではのギミック》
この三拍子が見事にバランスよく成り立った、まさに、
ザッツ’70でした。コレはオススメ!

《ブラックカラー》
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150107181
 「慌ててブラックカラー軍団ですと言い訳したのですが
  どう見ても忍者です。
  本当にありがとうございました」
異星人との星間戦争で敗戦した人類の
特殊部隊ブラックカラー軍団が反乱を起こすという話。
主人公の出生など、きちんとSFらしいアイテムあるものの、
終始、ブラックカラー軍団のニンジャっぷりが
延々と描写されるという宇宙忍者隊ブラックカラーでた。
ただ、どーみても、その異星人がハリウッド星人なんだよなぁ…
 ※:例えて言えば城戸禮[刑事シリーズ]の竜崎軍団が
   ニンジャになったような感じ。
だったら思いっきりヘンテコな非人類型異星人に
SFアイテムを使うそぶりを見せて、それをわきにおいて
ギャラクシー忍術で立ち向かうスペースニンジャバトルにした方が、
ユニークな異星人の描写で注目されたやもしれんのに。


あと、まだ押さえてないけど[リクガメの憂鬱]がかなり良かった。
http://www.amazon.co.jpdp/4794216610/
リクガメの視点から人間を見た擬人化モノながら、
そのリクガメの博識と洞察なコメントがいい感じで
広い視点での科学啓蒙書になってると思う。
中学校の図書室に置いて欲しい本、かな。

ついでに。以前からそのエッヂっぷりで一部に好評な
オーム社の[マンガでわかる]シリーズで
[マンガでわかる分子生物学]が凄くクオリティが高かった。
http://www.amazon.co.jp/dp/4274067025
なんっていうか、このシリーズって
『適当な萌え絵に、とってつけたようなストーリィ』という
  痛 々 し い 事 故 現 場
を見てニヤニヤするモノで、毎回楽しみにしているのですが…
当書は『ちゃんと読めるストーリィ』だったので感服した。
ああ、あれだ、ジャンルで言うと創作健全同人。
ラストはちょっと泣ける、夢があるストーリィでした。

[量子真空]読了

アレステア・レナルズ[量子真空]読了。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150116741

mixiにて中盤まで読んだ時点での感想文を記しましたが、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=930271685&owner_id=524028
んまあ、大体そんな感じ。
一言でまとめれば「長い。ページを絞れ」

処女作[啓示空間]と比べ力量が上がっており、一応読める
シロモノになってます。――というか、元々、この作家の文体は
啓示空間で用いた狭い舞台には合わないというか。
量子真空ぐらいの舞台規模で、やっと成立したような感じ。
でも、各主要人物の視点を時刻表のように
乗り換えていくのは好み分かれると思う。
各陣営の動きや思惑が透明なのでインチキしにくい
というフェアシップ精神は評価したいけど、
タイムラインに沿って各陣営の動きを逐一書いていった結果
物語の足が重くなってるのはいただけない。

※:特に前半は、伏線張る――というか、
  伏線を張るための準備に精一杯で
  展開に面白みがないという、
    エ ン デ ィ ミ オ ン 現 象 (汗

本書2/3、後半戦に突入して伏線処理が進むとともに
物語の足が徐々に速くなっておりますが、でも、
800ページ分の伏線にしては少々物足りないというか…
そのバカ正直な文体はキライでもないけど、もーちょい、
スマートにしてほしかったなぁ。

アイテムについてはなかなかレベルが高いので、
その辺を楽しむ分には全然アリかな、と。
※:先日運用開始したLHCで発見しようとしているヒッグス粒子の
  名前を使わずに、ヒッグス機構を操作することで
  慣性質量を操作する、というアイテムの『説明』が素晴らしいw
[ハイテクで武装して古典を再発見する]というポストスペオペらしく、
 ・敵軍との戦争の真っ最中に異星人の殺戮機械がやってきた!
  殺戮機械を滅ぼすため、敵軍に奪取された最終兵器を
  奪還すべく新型宇宙船で出発だァ!!
――って具合でストーリィの大筋は判りやすいものの、
本書は話の中核に新技術があり、その技術の出所を
突き詰めていくと全貌が見えてくる。
と、いうあたりが丁寧なポストスペオペだなぁ、とw

好きにはなれないけど嫌いでもなく、なんとなく気になる。
読んだら損するけど、それでも得る物は十分ある。
そういう、メリットとデメリットが別ベクトルなので
打ち消しあわず両立してる小説でした。


【近況】
勤務地が変わったので日常のタイムラインを構築中。
以前と比べ、3時間ほど自由時間がなくなりました。
ああ、でも、毎日TF2やってますw
だから、冬の新刊は、全然進捗が無いというか……

あと、夏休みが終わり、深夜や午前中に
TF2やってる日本人が居なくなったので、
そろそろ海外部屋TF2動画を撮ろうと思います。


【今後の予定】
[ディファレンスエンジン]読了したら、
しばらく絵の練習をやる予定。
練習というよりは、原稿に関係ない絵を描くという感じかな。

http://www.tf2comic.fr/php/index.php?p=1
[Garry's MOD]で作ったTF2コミック。
コレに各クラスのいい表情があったので、それを模写していこうかと。
とにかく、僕は、絵柄のパターンが少ないので、
もーちょっとシルエットで描き分けれるようになりたいです。
っていうのが、最近思いついた目標。3日後に忘れるけど。

http://nerfnow.com/comic/49
以前紹介したけど、この作家が最近のお気に入り。
コマ割りが上手いのもあるけど、
構図とシルエットでキャラの感情をきっちり表現できてるから
フキダシ無くてもスラスラ読めるのが「スゲエ!」と思う。

判らん殺し(ANTI NOOB)

先週、行きつけの(と、言うほど行きつけてないが)ゲーセンで
アカツキが1コ2クレという死亡フラグが立ったため、
これを機会にAC版ミュカミュカの練習中。
ミュカレかわいいよミュカレ。勃たないけど。

 《先週の戦歴》
  ・ミュカ使いの店員さんと2勝2敗
  ・地上牽制できずバッタみたいに跳ぶアカツキに3勝

今週は1コ1クレに戻ってたので、取り外しにむけて秒読み段階ですか?
先週に引き続きミュカミュカ練習中。
主にナーゼでめくれる状況と、Aフレイア->特攻槍の練習。

 《今週の戦歴》
  ・ミュカ使いの店員さんに1勝
  ・ゾルに1勝1敗、おじいちゃん・マソソソに1勝、塞に2敗

塞使いの方には判らん殺しで有る程度勝てましたが、
本キャラと思われる塞には3本マッチで1本しか取れない体たらく。
キャラ相性どうこう抜きにして、クロスレンジが強い相手には、
もっと露骨な待ちを見せた上で槍からみ->俺のターン! に
もってかないといけませんなぁ。

そういや、塞のC肘ガード後にぶっぱでたそがれビームが
間に合ったんですけど……反確? 反確ッスか!?


【スポアじゃなくてスポゥァって呼んであげて】
'06のE3で知ってから楽しみにしてたSPOREのPC版がついに発売!
当初は御大が『宇宙フェーズはオマケモード』と言ってましたが、
http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=6917
フタを開けてみると宇宙フェーズだけガチな作りで、
セル->クリーチャ->トライヴ->シヴィフェーズは浅い作りになった模様。

この辺については否定的な意見あるものの、個人的には、
スポアペディアの可能性を煮詰めた上での英断だと思います。
http://www7.atpages.jp/~sporeuploader/u/img/spore898.jpg
MODそのものをゲーム性として組み込むのは、まさに、
御大がシムシティの頃から言ってた思想の具現化かと。

――でも、これ、スポアペディア前提だから、
コンソール機じゃ遊べないっぽいなぁ…
PCでゲームしたくない主義なんだけど、
SPOREはじめちゃったらPC版TF2も欲しくなっちゃうw


【超時空戦艦[大和]ですか?】
EotRSのヒーローユニットがサイコソルジャーだったり
ますますヤンチャっぷりに歯止めがかかってないC&C3:RA3の
シネマティックFMVトレイラーが公開されちゃったんですが……
http://www.gametrailers.com/player/38591.html
バカゲーの香りがプンプンしてきますw

ちなみにおジャップの国でも
XBLにてトレイラーやゲームアイコンなど配信されてますが、
ゲームの説明文が邦訳されてるあたり、
XBOX360版RA3の邦訳版はほぼ確実かと思われますYeah!!

Empireついでに言うと、AoEのスタジオが閉鎖されたらしい。
http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=6918
ここ最近、国内でのゲーム関係者向けカンファレンスにて
負け犬がキャンキャンと海外市場がどうこう言ってますが……
 (ホント、あれ、みっともないんでやめて欲しい。
  ジャップはジャップだけで楽しめるゲームを作り続けてほしい)
華やかに見える海外ゲーム市場こそ、
厳しい現実と常に立ち向かってんだなぁ、と思った次第。


【本の話】
アレステア・レナルズ[量子真空]今読んでるところ。
まだ半分しか読めてねえ!
んまあ、想像以上の面白さは無いにしても、
処女作[啓示空間]よりは大分面白くなってるように思います。
詳細な感想は、読了後に改めて。

あと、[地球間ハイウェイ][インテグラルツリー]
[ブラックカラー]の感想については、また後日。
この中ではインテグラルツリーが良かったかな。
いろいろ言いたい事あるのは、もちろん宇宙忍者隊ブラックカラー。


【Google先生の話】
ファイル 84-1.jpg
Google先生のトップページがこんな調子だったので
ロゴをクリックしてみると、本日2008/09/10が
LHCの稼動予定日だったんですね。

明日ぐらいには真空の扉を開いちゃって宇宙終わるかもよ?
それか、ヒッグス粒子が発見されるとか。

ページ移動