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diary - archive - no.133




2004.03.24.Wed

先週の土曜日、前々から見たいと思ってた”宝塚歌劇”を見に行ってきた。

たぶん、初めてではないんだけど見た記憶なし。
実のところ実家がそんな離れたところではないので、それを考えると確実に何度か来てるはず。
ちっちゃい頃よくこっちに遊びにきてたし、なにより”ファミリーランド”は自分の幼少期における”パラダイス”だったわけで。

まあ、そんなことはいいや。
とりあえずのところ、見た感想を書くと、

ヤバイ!マジオモシロイ!

といったかんじですよ。
本気でそう思った。


開演前、全く予備知識なしでこのショーに臨んだボクら。
これからなにがはじまるのか皆目検討もつかない状態で待つ。
ちなみに、歌劇は2部構成になってて、1部が”芝居系”休憩はさんで、2部が”踊り系”。
(全部最後に知ったんだけどな。)

幕が開くと、テンション高めのミュージックが鳴りだし、それに合わせてカッカ、カッカと踊りが始まった。
ダンサーが入れ代わる度、こまめに拍手を送るヅカッ子。
自分らも最初はノリノリで拍手を送っていたのだけど、それが全く終わる気配なく続くので、途中でなんかどうでもよくなった。

あまりに刹那的にダンスが繰り広げられる中、このまま数時間これが続くのだろうかとちょっぴり不安に。
気持ちがピークに達した頃、やっとのことで芝居(ミュージカル)がスタート。
ストーリーの舞台はどうやら20世紀初頭のパリ。
モディリアーニやらシャガールやら画家が主な登場人物。
夢を追って絵を書いてると戦争が始まってああだこうだ、
そして「恋!」みたいなかんじ。

たえず林家パー子ばりの笑い声がこだまし、意味もなく舞台が回転。
後半はひたすら「ラブ!ラブ!」と歌う。
(これくらいからイビキがちらほら。)

「ああー、なんて徹底してるんだろう。すごいや。」と感心しつつ鑑賞してると、なんだかしらないうちに強引に芝居はエンディングになだれこむ。
そして、モチのロンでハッピーエンド。

もう最高!。

休憩にはいり、友達と「スゲーなー」と言いながら、会場外のヅカっ子御用達のショップでプロマイドなどを物色。

商品見つつ、また「スゲー、スゲー」。

結局シールやファイルやプロマイドなど2千円相当のおみやげを購入。
レジにならぶ友達の姿が最高にイカしてたので、バッチリ写真におさめる。

買い物が済むと席にもどり、2部の幕が開くのを待つ。
最初に書いたように、自分ら全くスケジュールとか把握してなかったので、勝手な想像で「次ぎも芝居」とたかをくくっていた。
全然違った。

幕が開き1部と同様、ダンスがカッカ、カッカと始まる。
「おおー、さっきより豪華!なんかすごいキラキラしてる!ミラーボール!」
そして、またこまめな拍手。
「とりあえず最初だけ参加しとくかな。あとで止むし。オレら知ってるし。」と思いつつ拍手参加するも、なんかおかしい、踊りが終わらない。
どんどんデカくなっていく舞台のセット。
人がいっぱいいる。まだ増える。コワイ。

そうこうしてる内、舞台の後ろ側から噂の大階段が登場。

軽くならし程度にザコキャラが階段使ってワサワサやってる。
微笑ましい。
時間がたつにつれちょっとづつ衣装が大きい(大小が基準ね。)ダンサーが、エッサエッサと踊りながら降りてくる。

相当デカイ衣装(当然のことながら羽根は背負ってる。)になってきたので、
「お、ラスボス登場か?」と。
主役の人誰かしらんし、とりあえず「デカさ」だけで判断。
拍手も自然と激しくなる。

それから3人、4人、5人。
6人目くらいでやっと銀色のそれらしい人が現れる。
多すぎ。
この時点で舞台はもう人でいっぱい。ギュウギュウ。

全員揃ったのか、ミュージックも序所に「大団円」みたいなかんじに。
みなで「愛〜」「夢〜」と、最高にオメデタイ言葉を激しく大合唱。

もうこれがスゴイんです!

かなりの迫力。確実に物量作戦。
ちょっと鳥肌たった。
この感覚は”維新派”のジャンジャンオペラ見た時の感覚に似てる。
大人数の踊りや声のタイミングが一斉に合った時の感動。
これは舞台でしか味わえない。耳と目と、んで身体で”体験”する感動。
これを見れただけでも来て良かった。
本気でそう思った。

友達がどう思ってたかは知らんけどな!。


最後は、アンコールもクソもなくサクッと終了。
客もすぐに席をたつ。

帰り。
せっかくだしブラつくかと駅とは逆方面にフラフラ。
「スゲかったなー」と話しつつ「愛〜」とか口ずさみながら歩いてると、人が妙なかんじで集まってる所を見つける。

あーこれが噂の出待ちかー。

「せっかくだから」と自分らも出待ち。誰来るかしらんけど。
途中、間違えて全然関係ない車を必死にカメラで追っかけて恥じかいたりしつつ、最終的にはなんとか”それっぽい”人を写真におさめる事が出来た。
”それっぽい”人はやっぱオーラが違ってて、カッコいかった。
いいもん見た。

あー満足。お腹いっぱい。
でも、もっかい見たいなー。


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画像は、自分が見て来た演目(?)のポスター。

タカラヅカ絢爛!

このセンスは普通じゃない。
キレてます!



2004.03.24.Wed