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diary - archive - no.108




2003.12.02.Tue

先週末、広島の方に行ってました。
フラッと。
1泊2日で。

初日は広島市あたりの繁華街をブラブラ。
古着屋、セレクトショップ、外資系レコード店、カフェ、電化製品量販店、パルコなどがあたりまえのように近所に集中してた。
どこもそうだけど、集まるとこに集まるもんなんだな。改めてそう思った。
それぞれのお店も、クリスマスも近いとあってやっぱりどこも活気づいてた。

夜、ネットカフェで適当に近所のカプセルを探してそこに泊まった。
エロチャンネルをつけっぱなしで寝てやがる輩がいて、ムキー。

あー、そうそう原爆ドーム初めてホンモノをみたけど、
あれ、めっちゃ怖い!
出来ればもう見たくない。ヤバイわあれは。

んで、次ぎの日。
尾道へ。
雨だったのであんまり期待せずに友達に聞いた道のりを歩いた。
思っていた以上にダメなかんじ。やはり雨だからか。
いいかんじで途方にくれた。
んがー、途中、道に迷ってしまって一人人気のないとこフラフラしてたら、すごく素敵なカフェに行き着いた。
古くなった町家みたいな一軒家を改造して経営してるらしい。
でも、京都にあるような”オシャレ”なフインキとは違うかんじ。
もっと泥くさい。
写真に写ってるのがそのお店。恥ずかしかったから遠くから撮った。
店内も店主さんのこだわりが垣間見れる。
そこいら中にフクロウの置き物。暗い照明。月が書かれた掛け軸。
灯油ストーブの上でヤカンがカタカタ小さく鳴っていて、店の窓からは雨の雫がシトシト落ちるのが見えた。
なんとまあ粋なおもてなしですねえ、と。
こんなフインキはなかなか味わえませんぞ。
でも、コーヒーはさしてうまくなかった。

雨がなかなかやまんので、少し店主さんと話した。
なにやらこのお店は満月の日にしか開かないのだそう。

うわー、コテコテですやん。

思いきり生活に美術とか創作だとかが密着している人だ。
こういう方々は美意識につとにうるさいんだな。
全ては”豊かな生活”という言葉の元に。
話していて「あー、なじめない・・・。」と切なくなる。
自分は”サブカル”とか”アングラ”でないと落ち着かんのです。

と、なにやら小言を書いてますが、ほんといいお店でしたよ。
もうすこし寒くなったりしたら、きっともっといいかんじだろうなと思う。
気になるかたは尾道に寄った際、是非探してみてくださいな。
満月の日しか開かないけど。
店内はこんなかんじ
いまいち伝わらないかな。泥くさいんよ。

もう尾道の感想はこれくらいか。
このお店がピークだった。
あとは尾道ラーメン食べた。
うまかった!

『転校生』に出て来た階段とかも見たけど、なかなか普通です。
っていうか、せっかくロケ現場あるのに、全然分からん。
市でロケマップみたいなの発行してたけど、かなり放棄しているかんじだぞ。
たしかにあの小道を全て正確に書こうと思ったら相当な労力だけど、もう少し詳細書いてほしい。
「迷って頂くことで尾道の良さを〜」とか、市長さんあたりが言いそうだけども、そういうのはいいよ。
自分、『ふたり』大好きだったから、といいますか中島朋子が好きだったから、是非あの作品のロケ現場に行きたかったのです。
なのにどこにも辿りつけなかったのです。

帰り、駅でおみやげの”もみじまんじゅう”買って帰った。

なかなかいろいろと思うところあって、おもしろかった。



2003.12.02.Tue