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bgm - archive - no.13




roro / boat

インディーズの頃から結構ブイブイいわせていたらしい。
メジャーと契約する前の音源がバカスカ売れていたようだし、既に音楽各誌で絶賛されていたから。
よく知らないけども。

その頃の、音は「超」が付くくらいのギターポップ。
分かり安いフレーズと悦の入った美メロ。
自分はメジャーでの第1段シングル『狂言メッセージ』で初めて聞いたのだけど、そのギトギト濃い濃いのポップチューン?にアテられて、すぐにヘッドホンを置いたのを覚えているなあ。
で、その時はそのままだったんだけど、それから何年かしてたまたま友達に借りた『strange circus』っていうオムニバス(突然段ボール、ruins、蝉、パニックスマイル、ロレッタセコハン等々、強烈にアングラ。)にboatも一曲だけ参加してた。
その曲は今まで聞いていたギターポップじゃなくて、バンドの演奏のみで構成された、なんていうかものすごくストイックなインスト。
メインのギターに引っ張られるように曲はどんどん変調していき、最終的にカタルシスを向かえるっていう。少し難解なかんじ。
その時に、「あー、あの”分かりやすさ”はこの”分かりにくさ”の裏っかわなのかあ」と妙に納得した。
それから、結構好きになってよく聞くようになった。

挙げている『roro』は、boatの”分かりにくい”部分が大半を占めるミニアルバム。(まだ分かりやすいけどもー)
残念ながら、これを出して活動休止になった。たぶん。
最近は、この人達の”分かりやすい”ところも気に入ってたのだけどなあ。残念。

日本のmono、海外ではmogwaiとか好きな人は好きかもしれない。


参考: 試聴可能なサイトタワレコ公式サイト



2003.05.16.Fri