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2000/4/20(THU)13:07 - Fat Sokrates - ppk112.famille.ne.jp - 531 hit(s)
ご丁寧なレス深く感謝する。
＞飛行機にしがみつくという行為はアメリカ（だったか？）の有名な怪談にあり、怪人が飛行機にしがみついて乗っており、高高度飛行中に翼の上にのっかりジェラルミンの翼を引き剥がしはじめるのを主人公が目撃し添乗員に告げるが無視されるという設定でした。
映画トワイライトゾーンではなかったか。そのエピソードは小生も記憶している。
＞広義のしがみつきであればありえるかもしれませんがそこまで言葉の意味を拡張使用するのでは意志伝達に支障をきたしかねないのでは。
表現が不適切であれば訂正も全く吝かではないが、実際は車輪にしがみついていたのでそう表現したまでである。言葉の拡張使用の危険性はご指摘の通りである。言葉が媒介物である限り、言語表現に際しては注意が必要であると自戒するが、その表現に固執するあまりの弊害にも併せて注意したい。
＞ 話はかわりますがフツ族ツチ族の抗争は世界から無視されていますね。少年直訴決死隊飛行機密航凍死事件の勇士の行為は痛ましいかぎりですが世論にアフリカへの注意を喚起できたのはせめてもの救いです。
アメリカのナショナル・インタレストに影響される国連安保理の存在意義、報道の意義も考えさせられるところだ。一部外国メディア、NGOはフォローしているが、コソボ、チェチェン等に比べれば無視同然であろう。
（ギニアの事件は少年直訴決死隊飛行機密航凍死事件であるが、ケニアの事件は飛行機密航凍死事件である。言語使用の厳密性を伝達の面からご指摘頂いた手前申し上げる。）
＞高野氏は比喩としてあの発言をいったかどうかがまず疑問です。比喩としていっていた場合、に受け取ったので、政治的考察を行うロム者諸氏を危険な感情論に誘導せんとする意図を嗅ぎとった次第で「読者への注意喚起」を行ったわけです。高野氏のあの言説は論の上では御指摘のとおり「枝葉末節に過ぎ」ませんが氏の情緒戦略の上では大きな効果を狙ったものであると私は受け取りました。事実、その後の高野氏の言説を御覧頂きたく思います。
それが比喩か否かの判断は最終的には貴殿、小生の意見に拘わらず読者の解釈の問題となるであろう。
比喩でない場合はここまでの貴殿ならびに小生の誤事実と事実の指摘以上の言及には及ぶまい。
また比喩である場合（そうでない場合も含めて）は枝葉末節なので、以下に進むが、ご指摘の「危険な感情論」についてご説明願いたい。感情をもって問題アプローチを行う手法の不当性を指摘しているのか、それともそこで述べられた「論」そのものを危険とし「情緒戦略」と捉え危険としているのか、あるいは両方かである。後者の場合は危険とする根拠も伺いたい。
「ことさらに情動に訴えかける戦略」は「シンパシーを得る手段」として日常、頻繁に耳にする所だ。場合によっては表現力豊かなと賞されるであろう。石原ポピュリズム批判も巷にあるがそれも絡めてご意見伺えれば幸いだ。因みに小生は都知事石原の行動に対して意図した情緒戦略を見て取り批判的である。先に述べた両点からである。感情に訴える手法を全面的には否定しないが、こと権力者である石原に関してはデマゴーグの感は否めず、過去の政治的著作、発言から読み取れる持論についても全面的には賛同しかねるからだ。勿論文学者、政治家の器量という面では一般の意見に異論はない。
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