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2000/5/19(FRI)03:37 - 高野 - ppp00.fuchu.annie.ne.jp - 418 hit(s) - ResMail
述> 一連の議論を拝見させていただきました。ここでまず
述> 考えなければならないのは(松竹梅さんもおっしゃってましたが)
述> 「留学生」という法的身分についてだと思います。松竹梅さんの
述> 指摘の通り、留学生というのは、学位または技術の習得のため
述> 「一時的に」滞在国を訪問している人たちのことです。ですから
述> 留学生は基本的には目的を達成した後はすみやかに帰国するのが
述> 筋なわけです。
これが謎なのです。なぜ「筋」といえるのでしょうか?わたしたちはこの問題を問い続けてきました。自民党の総裁候補者たちも留学生が留学後「日本で活躍していただいても歓迎する」と回答しました。そして、法務省の最新の見解にも変化がみられています。
とにかく定住させない、というのがこれまでの「国策」だったのです。それは政策の問題であって、国際ルールでもなんでもないのです。しかし、留学生は増やそうとしてきた。ところが、政府は留学生として日本にいてもらう分にはいいけど、そのまま就職とかして定住してほしくはなかったわけです。外国人との共生社会どころか、さまざまな差別制度を温存してきたわけですから。
TAEでは、留学生への差別、理不尽な仕打ちをどう改善するか、を考えた際、日本の政治的立場を問わず「留学生は母国へ帰国するものだ」という伝統的な考え方こそ、変革すべきではないか、という結論に達しているのです。
述> もちろん、ビザや永住資格あるいは帰化の申請手続きを簡略化・改善することは
述> 可能だと思いますが、滞在資格に基づいた行動の制限というのは、外国人に
述> 対しては必要だと思いますし、制度それ自体は人種差別ではないと思います。ただし
述> 法律を適用する上で、ある特定の人種を標的にして、法の運用が一貫性に欠けるようであれば
述> それは差別であるといえるでしょう。
入管では実際には民族や人種による差別がまかりとおっています。それは、わたしが大学国際交流課職員時代にもさんざん経験してきたことですし、以前にこの欄でも書いたと思います。
入管の実態をあまりご存知ではないのでは?入管職員の絶大な裁量権とその横柄な態度への不評は、「常識」です。まさに税金を払って、日本のイメージを悪くしているようなものです。
(職員研修で人権研修、国際理解研修のみならず、サービス業に出向して窓口応対の基礎とかやれば直接「国益」につながるのではないかと思われます)
(わたしたちのような団体が仲介すると態度はガラっと変わりますが。だれに対しても、ああだといいのですが。人を見て態度が変わるのはよくないです)
入管についてはHPでいずれ特集したいと思っています。
簡単な手続きでの永住権の付与は、留学生のビザ面での不安とプレッシャーを一気に軽減する秘策といえます。
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