じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2008年3月分

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今月読んだマンガリスト:4冊
NICE! は特に良かったと思う作品
週刊少年チャンピオン2008年14号 週刊少年チャンピオン2008年15号
週刊少年チャンピオン2008年16号 週刊少年チャンピオン2008年17号



週刊少年チャンピオン 2008年17号
2008年3月26日発売
秋田書店 250円
▼LOOK UP!-上を向いて行こうぜ!-:水穂しゅうじ
新連載サッカーマンガ。
作者は青年誌系で描いたことがある人らしいですが、
例によって知らんなあ・・・

で、このマンガの主人公は友達がいなくて
リフティングだけが得意な少年・相川瞬(あいかわしゅん・高1)。

好きで好きでずっと遠巻きで見ていた

高校ンなったらリセットするぞって

サッカー部に入ったらきっといい事いっぱいで

友だちいっぱいできて―――

と、瞬がサッカーに希望を持たせるような画とセリフからスタートして
いざページをめくってみると
弱っちい高校サッカー部に入った瞬が
先輩達にイジメを受けるなんとも見るに堪えない光景が。

でもその後、校庭の片隅でボールを探している瞬の前に、
吉田良夫(よしだよしお・高1)という謎のサッカー少年が現れて
彼の性格やテクニックの数々に瞬が次第に惹かれていくという話になるんですが。

言っちゃ悪いですが、ファーストインスピレーションは
少年誌や児童誌でヘタレ系な画の読み切りスポーツマンガが
たまに載っていることがありますがそれと同じ印象を受けた。
さらにそれに輪をかけて瞬をフルチンにしてボールを取りに取りに行かせる
先輩達の陰湿なイジメを見て負のオーラが早くも漂う。
しかし吉田良夫が現れた辺りからそのオーラがなくなっていくんですね。
瞬にとっては吉田とは最悪な状況での初対面だったのに
吉田は割とすました態度で瞬と普通に接している。
画はキツいと言えばキツいですが、読み終えた後は負のオーラはなく、
吉田と知り合えたことで瞬の中で何かが変われそうだという気はしました。

でもサッカー部に戻れば先輩達のイジメがありますからね~。
瞬は吉田と知り合えたはいいがこの先どうするんでしょ。
2人で先輩達に真っ向から立ち向かうのかな?どうなの?

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘が、たけるが通う小学校に潜入するということで
いったいどんな騒動を起こすかと思いきや、
たけるの教師と人気対決をおっぱじめるとは思ってもみなかった。
でもイカ娘がいかに子供達に人気があるか窺い知れておもしろかったなあ。
それに対して教師はアイスで子供達を釣るなんて大人げないぞっ!

イカ娘が海の環境に関して子供に言っていたことは割とまともだったので
今後はせいかつの授業の時だけ、たまにイカ娘を特別教師として呼んでみてもいいのでは・・・?

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
結局、大鉄のグータラネタがメインだったんですか。
何気に大鉄や順子ママさんの行動に大人な視線で見張る
裕太がおもしろかったんですが。

▼PUNISHER(パニッシャー):佐渡川準
カッツはアルトとは幼なじみで、アルトを勝手にライバル視しているのでした。
そんなカッツをミルキィは何を思ったかホモ扱い。
いくらなんでもホモはないだろホモは。

ミルキィがホモだと言わなきゃカッツは無敵看板娘の勘九郎みたいな位置づけで
キレやすいがアルトにとっては多少うっとうしいくらいのヤツだと思う程度なのに、
強引にホモに仕立て上げているのがすごい。
オイラはどうみてもカッツがホモとは思えん。

一方、カッツが炎の拳でアルトに攻撃した際のアルトの顔の表情はやはり死神そのもの。
もしアルトの性格が豹変したまま爆発したら・・・
って、そんな時が来るんでしょうか???

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊

表で胞子でもまいてらして

獅子堂の黒腹・・・じゃなくて黒薔薇・獅子堂美華様は
エミリーとの一戦でさらにタカビーな女に磨きがかかってますなー。
水原をキノコ呼ばわりするだけならまだしも、「表で胞子でもまいてらして」
もはや水原を人間扱いしていない。
高貴な薔薇はそこら辺の雑草やキノコなど相手にしないってか。
まー憎たらしい。

でも今回はその美華のムダに高いプライドのおかげで
エミリーのただならぬ怪しい行動に気がつく。
阿鼻谷の息がかかっている輩ということもあるだろうけど、
美華にしろエミリーにしろ、金持ちの女性の腹黒さを垣間見た回。

▼覇道:木村シュウジ
不動清正、粗にして野だが卑にあらずタイプの喧嘩好きですな。
弁天高の白い悪魔と呼ばれる喧嘩屋・勇后(ユウゴ)に対して
人に頼まれたケンカやって楽しいか、だって。
そら人に頼まれたケンカなんて楽しくはないだろう。
金稼ぎしてるんなら話は別ですが。

で、その後、清正は黒沼高の鎌形をあっけなく撃沈。
もうこの時点で4人の番長のうち1人消滅ですか?分からんちん。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
ヒツジママさんにさくらの存在がバレそうになる!?
いや、多分大丈夫でしょう。
作者お得意の強引且つくだらないイベントで
この危機を乗り越えてくれるでしょうから。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
伍代、結局、レディース事件に巻き込まれる。
伍代はやっかいな事件に関わらないよう剛に忠告もし、
その時の返事もしっかり記憶していたにもかかわらず
剛のムチャクチャな頼みを聞き入れてバイクで横浜に向かうとは。

伍代、あんた人が良すぎ・・・いや、いい人だよ。
もうこれは親友以上の何かが芽生えた証だよ。
今週の週チャンのどのキャラよりも輝いてます。

▼悪徒-ACT-:原作/猪原賽・漫画/横島一
あら~、金坐座戸吾嗣くん、体中の金ボタンが飛び散って見事なやられっぷりねえ。
キャラとしてはおもしろかっただけにここでやられるのは惜しい。
アフロと化した頭の金ボタンも取れてしまって
すっぴんの彼が見られなかったのがさらに心残り。

▼弱虫ペダル:渡辺航
坂道くん、ママチャリで激坂激走中にチャリンコ魂に目覚める。
あまりに真っ当な展開に多少驚くも
メガネでアニメオタクな高校生でもスポーツの才能が開花する瞬間は
とても爽やかに見えて清々しいものだ。
が、やはりそうなってもアニメ魂のほうもくすぶることなく萌やし続けてほしいのだ。

▼マイティ♡ハート:マツリセイシロウ
ヴォルケンの日頃の戦果が児童公園にパンツですか。
なんだか某マンガに出てくる怪盗とんちんかんのような
しょーもないヤツらのことを思い出してしまって笑えた。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
トイレに行っている間にお子様ランチって注文できるのかな~。
もっともお子様ランチが欲しい人にはオススメの手ではあるけど・・・

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2008年3月31日 月曜日


週刊少年チャンピオン 2008年16号
2008年3月19日発売
秋田書店 250円
▼覇道:木村シュウジ
新連載。いきなり豪傑な戦国武将が馬にまたがって
闘ってるシーンからスタートしてるので
舞台は戦国時代?と思って次のページをめくってみたら
やっぱり不良マンガでした。

初回は58ページもありましたが要約すると、
4人の不良番長による国盗り合戦勃発と言った感じの出だしで
主人公は帝仙(ていせん)高校空手部の不動清正(ふどうきよまさ)。
ケンカは好きだけど、時折手を合わせて「南無」と言うので
慈悲深いんだかなんなんだか分からない男です。

不良の抗争と戦国時代の国盗り合戦をかけるのはどうかとは思うけど、
どちらも不毛な戦いなんでそれはそれで良し。
でも4人のボスの今後の動向が今のところは分からないので
とりあえず様子見かな。

▼範馬刃牙:板垣恵介
ピクルくんの生贄となる剣持武志くんのために、随分ムダにページを費やしてますねー。
このマンガの真骨頂を目の当たりにできる回だ。

とりあえず無敵の武志くんも例の弱点を突かれたのではどうしようもありませんな。
立ちションをした罰が当たったのでしょう。合掌。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
小鉄のクラスの懇談会でバカ春巻を椅子に縛り付け非難しまくるお母さん方。
まあ当然といえば当然なんですけどね。
生徒の給食を奪い、担任も生徒にやらせる非常識ぶり
さらにそれらの素行に反省の色も見せず
親御さん方の前で「1円玉見っけたエーン」とぬかすていたらく。
おまけに寝たまま順子さんの操り人形にされても何の抵抗もなし。

教師失格どころか人間失格の烙印も押されたこの男に愛すべき点はなし。
担任をとっとと奈々子先生に戻し、以降は遭難話の時にだけ登場させるのが吉。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘が、栄子が通う高校に潜入。
理科室を化学兵器を開発している部屋だと言ったり、
ロッカールームを武器庫と言ったり、
学舎を何かの基地と勘違いしている点がおもしろい。
学校って軍事基地と通ずるものが随分あるんだなあ・・・って違うか。

次週はたけるが通う小学校にイカ娘が潜入するということで
これは期待しておきましょう。
子供達にからかわれる光景が早くも目に浮かびます。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
魔苦須のメンバー達の前に早くも光一の魔の手が襲いかかる。
ナンシー達がボーリング場で光一の部下に囲まれた際、
携帯電話をまとめて壊す様は彼女たちが魔苦須を解散しても友達だという
レディース魂が培った堅い絆が見て取れました。

魔苦須のメンバーは根は友達思いのいいヤツらばかりだ。
彼女たちのためになんとしてでも光一をおとなしくさせたいところだが。

▼悪徒-ACT-:原作/猪原賽・漫画/横島一
屠塚寮支配者の金坐座戸吾嗣(←変換しにくい・・・)(キンザザトゴシ)くんの
アフロな頭の正体は金ボタンの塊でしたか。
トゴシくんはどれだけ人を倒してきたかは知らないけど、
そんなものを体中に纏って恍惚の表情で喜ぶ光景は
駄々っ子というよりは変態と呼ぶに相応しい。
キャラとしてはギャグキャラの域で笑わせてくれます。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
エミリーはトムくんと美華の前で根性を見せたな~。
いずれにしても、好感度は依然高いけど、まさかフォーシングじゃないよね?

美華がエミリーにスマッシュを決めようとした際、
鬼神と化していたのが笑えたなあ。
目が光ってたもん。鬼だありゃ。

▼弱虫ペダル:渡辺航
坂道くんは激坂地点であっという間に今泉くんに抜かれてしまいました。
が、自転車オタクのミキのアドバイスによって
サドルの高さを上げてレベルアップ!
今泉くんから借りたスピードメータに加えて
ただのママチャリがさらにかっこよくなった。
数年前のママチャリも変われば変わるんだね。
なんだか坂道くんがかっこよく見える。

▼PUNISHER(パニッシャー):佐渡川準
アルトをつけ狙っていた謎の少年の名はカッツ。
スイッチを入れると炎を発する腕輪を持っていて
アルトとは知り合いではあるもののお友達という訳ではなさそう。

でも食堂では客に絡んでいた酔っぱらいを炎の腕輪を使って退治してたし
悪人ということでもあらず。
果たしてカッツは何者なのか。そして敏行・・・じゃなくて連れの犬は単なるペットなのか。
うーん、とりあえず旅の一行に加えたら頼もしいのは間違いないんですがネ・・・

▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗
キャッチャーが平太に変わった途端にアー坊のコントロールが良くなったのは
平太の的確なサインだけでなく、平太の構えが偶然にも
小さい頃からキャッチボールをしている花ちゃんの構えとほとんど同じだからだったのか。
なるほどね~。

ま、このことが幸いして別に海キャプテンのキャッチャーとしての仕事ぶりが
悪かったわけではなかったという証明にもなりますので
救われましたね海キャプテン。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
さくら扮するフィギュア型携帯ですか。マナーモードで揺れる胸、
押しボタンの1・3・0の位置がちょうど胸と股間にピンポイント。
・・・ホントによくもまあ次から次へとスケベネタを思いつくものだ。
しかしそんな携帯電話が実際にあったら売れるのか?
オイラはいらないけど。

▼マイティ♡ハート:マツリセイシロウ
翔太隊長の最終兵器にはちょっと笑えたが、
今時ああいうことするお子さまっているのかしら・・・?

▼現代怪奇絵巻:根本尚
寝台車で寝小便はオイラも小さい頃から
「やってしまったらどうしよう」と今でも思っているんですが
その場合はどうするんでしょ?JRさん。

あと、よそ見させる気まんまんの看板は笑える。
しかも交通安全ってアンタ・・・・・・

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2008年3月19日 水曜日


週刊少年チャンピオン 2008年15号
2008年3月13日発売
秋田書店 250円
▼現代怪奇絵巻:根本尚
この「あるある現象マンガ」も早200本を達成したそうで・・・
多少、強引なネタもあるが、日常のあるある現象がこんなにも湧いて出てくるとは。
作者の洞察力に拍手。

ネコが砂場にウンチをするのは本当に困りものですね。
オイラも何回か踏んでしまって靴を処分したことがアリ。
なんとかなりませんかねえ・・・ノラネコ対策。

あと、雑誌で3月に出るのに4月号になるシステム。
あれはなんででしょうかね。
オイラが生まれた時には既にそういうシステムになっていたし・・・
永遠の謎だ。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
エミリーが自分のペースでホイホイ婚約披露パーティ改め
盛大かつ豪華な歓迎会を開催したおかげで
エミリーを初めとする女性キャラがギャグキャラに変化しちゃっていたなあ。
その中でも極めつけはやっぱ獅子堂美華でしょうな。
乱痴気騒ぎは許さないと言っている割には
学舎(まなびや)に相応しくない身なりをしているし
「聖なる夜」を「なる夜」などとパソコンの漢字変換にも出ないような
ボケをかましているし。

しかしエミリーのは今のところ明るい性格で、大富豪にありがちな
嫌みな面が窺えないので一見いいヤツだと思ってしまいそうだが、
やはり阿鼻谷の送り込んだ刺客であるということと、
戦闘機を扱うような軍需企業の令嬢であることを考えると
油断はできませんね。最初にトムくんに銃を突きつけたことがその片鱗。
そっちがむしろエミリーの本性なのではあるまいか。

ひょんなことからエミリーと美華のお嬢様対決が勃発してしまいましたが、
トムくんには見せなかったエミリーのすごさが見られることになるかもね。
期待。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
フランスパンが小鉄が通う小学校の給食にお目見えですか。
いいですね。小学校にフランスパン、かっこいいですよね。
食べて良し、武器にして良し、遊び好きな小鉄達には打って付けのアイテムだ。
同時に作者の遊び心も冴え渡っていて浜岡ラジカルワールドを直に堪能できた感じだ。

ただオチはイマイチだったけどね。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘、浜辺の子供達と砂のお城対決。
イカ娘が作ったお城は、海底に存在する要塞みたいなデザインなので
地上のお子様には理解できないでゲソな。

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
剛はやよい達に魔苦須を解散したほうがいいと宣告。
ただやめろというのではなく、
ちゃんとメンバーのその後のことを気遣ったセリフにグッとくる。
そう、魔苦須がなくなったからって友達じゃなくなるわけではないのだ。

そしてそんなことを言った剛本人は、
多分、メンバーから受け取った魔苦須の特服を・・・(以下妄想モード)
うーん、ニクい演出だね。ヤルヤル。

▼弱虫ペダル:渡辺航
アニ研存続が懸かった今泉くんとのチャリレース、気合い十分坂道発進!
今泉から借りたスピードメーターをママチャリに取り付けて
まるでヒーローが使うバイクのような気分に浸れて坂道くんはちょっとゴキゲン♪
そういやオイラも昔はメーターやらウインカーやらストップランプやらがついた自転車に
憧れを感じた時代があったなあ。

早くも自転車の魅力を垣間見た・・・って違うかそれは。
とにかく坂道くんの力走に期待。

▼PUNISHER(パニッシャー):佐渡川準
2人が立ち寄った“世界の水源”と呼ばれる街で、
アルトをつけ狙う謎の少年が登場。
連れている犬はどうみても無敵看板娘のとしゆきそのものなんですが、
コイツらなのか? 前に佐渡川準氏の新マンガ予告編に登場していたキャラは?
なんにせよ“この犬は猛犬につき近寄るべからず”的なオーラは出ています。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
ヒツジはいっちょ前に美星の胸の発育を採点できるようになりましたか。
ん~、スケベなフィギュアオタクとして、外れた道を順調に歩み始めています。
最低な男ですね。

一方、さくらの「エイエイオウ」の応援は最高でしたね。
このフィニッシュがあってこその今回の受験ネタが生きるのだと思う。

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2008年3月18日 火曜日


週刊少年チャンピオン 2008年14号
2008年3月6日発売
秋田書店 250円
▼悪徒-ACT-:原作/猪原賽・漫画/横島一
新連載。舞台は不良どもが巣くう高校なので、
不良系の学園アウトローマンガになるかと思ったら、
主人公・港陽虎(みなとあきとら・高1)のトレードマークでもある
スカジャンからいきなりモビルスーツが出現、
そのままモビルスーツに身を包んで悪と闘うという
とんでもなヒーロー変貌ぶりにびっくりしてしまいました。
尤も、不良系なのは変わりありませんが。

画はやや古臭く、青年誌向けではありますが、
設定はいい意味でトンでるんでチェックはしておく。
適度に熱く、いかにもチャンピオンらしい作品といえる。

▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次
晴郎・小鉄・裕太の大沢木家の男三兄弟総登場の回。
三兄弟が仲良く戯れる風景も良かったが、
何より小鉄とは対照的に家の中に居続けてうざがられがちな晴郎が
活躍していたのが良かった。
一件地味そうだけど、晴郎も外に出れば大いに目立つキャラなんですよね。
まあ、扱いづらいキャラでもあるけれど。

▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊
トムくんの前に、遠いアメリカからついにその姿を現した
世界一の軍需企業・ドーン財閥の令嬢・エミリー。

阿鼻谷はエミリーが赤ん坊の頃からかわいがっており
愛娘同然のつきあいがあってか超ゴキゲン。
またエミリーもピストルを向けでも動じないトムくんに惚れて
浮かれている様子ですが、
これは事前にエミリーが何をしても日本の国家では手を出せないデモンストレーションになったし
阿鼻谷とつながりがある以上はドス黒い裏の部分もあるでしょうし、
なんといっても最後のページのハシラにある「死への歯車が回り始めたッ!!」のコメントが
どうにも気になって仕方がないのですよ。
一見明るいムードの初顔合わせとなったトムくんとエミリーですが、
その実、勝てば巨富、負ければ地獄のファイナルゲーム開始の狼煙ですね。
どんな展開をみせることやら。

▼弱虫ペダル:渡辺航
今泉くんはクールな自転車少年かと思いきや、
坂道のアニメオタクな話にちょこっとだけ付き合ったりして
おちゃめな一面も持っていたのね。
さらに例の自転車好きな女の子が応援に来てくれて
今泉と坂道の真剣勝負の前だというのに随分場が和んだような気がする。
坂道もなんだかんだで負ける気はないみたいだし、
意外と勝負度胸は持っているのかもしれんね。

なんにせよ、アニメ好きが自転車野郎になるか、
それとも自転車野郎がアニメオタクの道を走るか
おもしろいことになってきました。
勝負後はこの2人で自転車アニ研部として新しい部活を立ち上げても
いいんじゃないかしら???

▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお
松にしてみれば魔苦須の部下3人はゴリラ、キツネ、タヌキですか。
飼い犬から畜生扱いされてるレディースって・・・
怖いわな。

▼PUNISHER(パニッシャー):佐渡川準
ミルキィはアルトと目的地が一緒で旅も一緒にするつもりか。
これもまた何か2人が運命的に引き合う運命だったのか
それとも単なる偶然か。
なんにせよ大きな武器を携えたお子様同士の旅は楽しくなりそうで良い感じ。
でもミルキィは明るすぎて死神になることが目的とは到底思えないな。
・・・ていうかミルキィの素性も現時点ではよく分からんね。

▼侵略!イカ娘:安部真弘
イカ娘は、お金よりゴキを見つける才能があるらしい。
でもこれって店を経営する者にとっては
ありがたいことなのでは・・・?

まあ、素手でゴキブリをつかまえるのはどうかとは思うけど。

▼みつどもえ:桜井のりお
グラマラスデスク、一見、おバカな男子あたりがやりそうないたずらなんですけどねー。
それを小6女子がやってのけるところがおもしろし。

▼ヤンキーフィギュア:ミッチェル田中
排尿間際のおばちゃんのケツが強烈。
男だったらまだ便座に座らない分、救いがあったかもしれないが
女性はたまらんね。しかもおばちゃんならなおさら。

・・・に、しても普通、便座に座ったら便器に光が差し込まなくなって
真っ暗闇で何も見えなくなるんじゃないのか・・・?

▼鉄鍋のジャン!R:西条真二
ジャンが佐藤田の作ろうとした料理を見抜いたのはいいけど、
正直、だからどうだというのだろう?
カサゴ料理とリンゴ料理の二品を作ることを見抜くことで
ジャンが特別有利に働くとは思えないのだが。

じゃあ逆に佐藤田はジャンの作ろうとしている料理は見えているのか?
うーん、今のところは五分五分といったところかな・・・

▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗
アー坊のピッチングがよみがえりましたね~。
ピッチャーにとってキャッチャーは重要なんだと思わせる場面でもあります。
平太の存在意義はそういう意味でもでかいね。

▼マイティ♡ハート:マツリセイシロウ
「情熱の宴」に「夢の架け橋」・・・
バカな料理対決だ。
女体盛りはある程度予想はついていたが
うどん1本で乳首を隠す盛りつけは、まさにバカここに極まれりといったところ。
しかも股間につゆの入ったおちょこがさらに究極のバカに花を添えています。

▼現代怪奇絵巻:根本尚
テレビに映っている応援席で「これ俺」などと点のようなものを指し示す人、
たまにいますよね。
こういう人はきっと観客が30001人と知ったら
「30001の『1』は俺だ」とかぬかすのでしょう。

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2008年3月7日 金曜日