語る「万華鏡」

(「助け人走る」に書き足す)

助け人走る(たすけにんはしる)

項目名助け人走る
読みたすけにんはしる
分類必殺シリーズ

作者
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  • 公的データ
  • 1 女郎大脱走
    2 仇討大殺陣
    3 裏表大泥棒
    4 島抜大海原
    5 御生命大切
    6 上意大悲恋
    7 営業大妨害
    8 女心大着服
    9 悲願大勝負
    10 水中大作戦
    11 落選大多数
    12 同心大疑惑
    13 生活大破滅
    14 被害大妄想
    15 悪党大修業
    16 掏摸大一家
    17 探索大成功
    18 放蕩大始末
    19 世情大不安
    20 邪恋大迷惑
    21 心中大悲憤
    22 父子大相剋
    23 裏切大慕情
    24 悲痛大解散
    25 逃亡大商売
    26 凶運大見料
    27 江戸大暗黒
    28 国替大精算
    29 地獄大搾取
    30 貸金大仕掛
    31 狂乱大決着
    32 偽善大往生
    33 忠誠大心外
    34 必死大逃走
    35 危機大依頼
    36 解散大始末
  • どこかで誰かが泣いている
    誰が助けてくれようか
    この世は人情紙風船
    耳をすませたやつは誰
    泣き声目指して走る影
    この世は闇の助け人
  • 必殺シリーズ第3弾
  • 中山文十郎 : 田村高廣(居合いの達人で浪人)
    辻平内 : 中谷一郎(元武士、煙草好き、別居中の妻がいる)
    島帰りの龍 : 宮内洋(20話より・空手をベースとする怪力の持主)
    お吉 : 野川由美子(文十郎に惚れている芸者、密偵係)
    油紙の利吉 : 津坂匡章(助け人の番頭、しのと恋仲)
    為吉 : 住吉正博(情報係)
    清兵衛 : 山村聰(元盗賊、現在は大工の棟梁で助け人の元締)
    中山しの : 佐野厚子(文十郎の妹、兄の裏家業は知らない)
    辻綾 : 小山明子(平内の別居中の妻)
  • エンディング・ナレーション
    助け人の存在を証明する記録は何も現存していない
    ただ江戸の庶民たちは彼らを義賊という名で
    あるいは世直しという名で
    ひそかに語り続けた
    伝えられる闇の助け人の総数26人
  • 感想文等
  • 高広さんがすてき
    ・「同心大疑惑」はやっぱり面白い。
  • 中村主水の登場する「主水シリーズ」でないが故にか、なかなか再放送などを見かけることがなく、大学生時分漸くのことで出始めていたビデオソフトで第1話「女郎大脱走」を見ることができた……たったこの1話だけが収録されていて約1万円。今からだと考えられない値段だったのだ。それでも、はるばる東京神保町の店にまで買いに行った。確か同様に「必殺仕置人」第1話のみが収録されたビデオソフトを買って、中村主水の若々しさに感動していたはずだ。

    助け人」の名に恥じず、もはや取り返しのつかない事態になる前に被害者を助け出す、そんな比較的明るく軽快な第1話だった。それでも、田村高廣演じる演じる中山文十郎が「裏か……!」と緊張を見せるシーンなど、演出的にはやはり必殺そのものだったし、中谷一郎演じる辻平内のキセル殺しも迫力があった。

    それでも、第1話のこのビデオを見て、「あれっ」と思ったのは、事前の風聞で、レギュラーの助け人に「宮内洋」がいたはずだ……と思い、その姿がなかったためだった。
    宮内洋演じる助け人の名は、島帰りの龍。
    実は、龍は2クールめの途中、第20話からの加入であり、この第1話等では存在していなかったのだが、当時はまだインターネットはおろかパソコン通信すらたぶん存在していなかったのだ。やっと、ワープロ「書院」などが出回り始めたばかりだった。

    龍が存在しなくても十二分に面白い「助け人」だったが、それでも宮内洋の演じる必殺シーンを見てみたいという気持ちが強かったため、かなり欲求不満になっていたものだった。

    その後、帰省先で再放送しているのに出くわし、島帰りの龍の姿を見聞することが叶い、また、ビデオソフトで「必殺最終回シリーズ」なるものが現れて、最終回での龍を見ることもできた。

    だが、龍の初登場シーン、加入のいきさつ等を見るには、また数年を待つしかなかった。

    全話を見たとき、必ずしも龍の存在意義は大きくはない。文十郎・平内コンビのみで全話を描ききることは不可能ではないし、これだけで十分条件であったとも思う。

    だが、それでも島帰りの龍がチームに加入することになったエピソードは、宮内洋の魅力が十全に見られる佳作には違いなかった。

    宮内洋が「必殺」と関わったのは、わずかにこの「助け人」1作であり、またその1クールと少しの期間でしかない。もし、宮内洋が沖雅也のように「必殺」の主役的な位置で仕置人を演じる機会があったとしたら……宮内洋のその後も、「必殺」のその後も、また変わっていたのではないだろうかと思ってみもする、そんなときもあるのだ。
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