項目名 | オープン・ユア・アイズ |
読み | おーぷんゆああいず |
分類 | サスペンス映画 |
作者 | |
公的データ | 主演エドゥアルド・ノリエガ、ぺネロペ・クルス セサルは美男子で、遺産もあり女にも不自由しないという優雅な生活を送っていた。ある日親友の恋人ソフィアに一目惚れして、付き合っていた女ヌーリアに冷たく当たってしまう。そして巧みに誘われたセサルは、ヌーリアの心中とも言える交通事故で大怪我を負い、無残な顔になる。 孤独でどん底だった彼だが、手術に成功して美しい顔を取り戻してからは、ソフィアともうまくいき始める。 そんな矢先、事故で死んだはずの恋人が現れ、セサルは悪夢にさいなまれていく。。。 スペイン発の驚愕サスペンススリラーで、世界が絶賛した。(tato) |
感想文等 | ぺネロペは凄く魅力的だった。ホンとにチャーミング! 派手ではなくても、いいストーリーを淡々と映像にしている…というのがよく伝わってくる。面白くないから眠くなったのとはチョッと違う、心地よい雰囲気だったのかも。テンポの悪さは、確かにあったと思うんだけど。。。 続けて『バニラスカイ』の前半だけ観たら、断然私的には『オープン〜』の方が好きでした。トムが苦手なのもあるし、余計なものが多い・・・っていうか。華やかさや分かりやすさでは断然こちらなんだけど、スペイン独特の映像を先に見てしまうと、重さがないような…。 きっと『バニラ』が先なら『オープン〜』は地味だなーと感じてしまうだろうけど、どちらにしろ‘97年版が好きなのは間違いないな。 (tato) なんだか、「ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)」とか「ウルトラQ」みたい。。。SFとファンタジーすれすれみたいな話でした。 結局、主人公は「夢」を選択したということですか? おおむね、SFものでは「不死」とか「夢の世界」とかに耽ってしまうことを拒絶する形で進むことが多くて、それはちょうどこの前ウルトラマンティガ「永遠の命」の感想で書いたところですけれど。 ただ1つ、そういえば「つらい現実から逃れて夢で生きること」を肯定するような造りになっているのがあったのを思い出しました。 それは、スタートレック「タロス星の幻怪人」という話で、これは、まさしく主人公が(正確には、『かつての(?)』主人公が)事故のために醜い姿となった上に脳波でライトを点滅させてイエス・ノーを答えるくらいしかできなくなっている、そんな状態で、部下がそれを救うために。。。というような展開。そして、ラストでは、異星人の作り出した幻の中で幸せに暮らす彼。。。という――「不死」も「幸福の幻影」も否定して現実の中で前向きに生きることを肯定していたはずのスタートレックやその仲間たちの中で、「変り種」と言っていいような作品でしたが。。。 まあ、あんまり難しいことを考えるための映画ではないと思うんですが(笑)。 観終わって、「不思議な映画だったねえ。。。」という感想でありました。(おっぺ) |