語る「万華鏡」

(名探偵 木更津悠也)

名探偵 木更津悠也(めいたんていきさらずゆうや)

項目名名探偵 木更津悠也
読みめいたんていきさらずゆうや
分類ミステリ小説

作者
  • 麻耶雄嵩(おっぺ)
  • 公的データ
  • 京都某所の古めかしい洋館・戸梶邸で、資産家が刺殺された…。
    柵もあってしぶしぶ依頼を引き受けた名探偵・木更津悠也を待ち受けていたのは、ひと癖もふた癖もある関係者たちの壁のアリバイ。四角く切り取られた犯行現場のカーテンが意味するものは? 一同を集めて事件の真相を看破しようとする木更津だが…。(「白幽霊」)
    京都の街に出没する白い幽霊に導かれるように事件は起こる。
    本格推理の極北4編。名探偵・木更津悠也の活躍を、とくにご堪能あれ。(おっぺ)
  • 感想文等
  • うーん、これはまたとんでもない。。。
    この作ではとうとう、木更津悠也はピエロと化す。。。
    これが、最初からそれを意図して作られた作品・シリーズなら「笑える」本格ミステリとして違った印象を得ただろう。しかし、「翼ある闇」「木製の王子」と読んできた身からすれば。。。
    それにしても、「ワトスン」役、香月実朝は最初からこんなやつだったかな? それとも、「翼ある闇」を経てこうなってしまったのか。もしくは、「翼ある闇」は実は丸々猫かぶりというわけだったのか?
    まだ最初の1編を読んだだけだけれど、タイトルが「名探偵 木更津悠也」であることが、あまりといえばあまりにもきつい。つらい。。。(おっぺ)
  • 追伸。
    最初、カバー見返しの「作者の言葉」の部分、うっかりと読み流していた。麻耶雄嵩も持って回った書き方をするなあ、、、くらいに思っていたのだ。
    でも、これ、【麻耶雄嵩の「作者の言葉」】ではなかったのだ。。。!
    これは。。。(おっぺ)
  • 追加。これはつまり、斎藤肇「思い」三部作の実践編なんだな、とか思う。――道化の神が誕生した。そしてただし、探偵ではなく、ワトソンの手によって。そういうことか。(おっぺ)
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