語る「万華鏡」
(悪徳の果て)
悪徳の果て
(
あくとくのはて
)
項目名
悪徳の果て
読み
あくとくのはて
分類
ミステリ小説
作者
天藤真
(おっぺ)
公的データ
創元推理文庫
天藤真
推理小説全集14 「
われら殺人者
」に収録
(おっぺ)
感想文等
天藤真
は、「
大誘拐
」で知られるように、ユーモアと暖かみが最も顕著な特性なんだろうけれど、鷹見緋沙子名義で書いた「
わが師はサタン
」のように、案外官能的な作品もものしている。
いくつかの短編は、だいたい発表誌に合わせてセクシャル・コメディという感じにしてあったが、この作品もそうかと思っていたら、背負い投げだった。
性的なシーンや描写が多くあり、「いやらしい」作品のように書かれていたのに、こともあろうに、これで「感動」に持っていかれるとは。少年の描かれ方が、私にとっては胸を突かれる。その、
理由
があるからだ……
(おっぺ)
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