語る「万華鏡」

(愛しのオフィーリア)

愛しのオフィーリア(いとしのおふぃーりあ)

項目名愛しのオフィーリア
読みいとしのおふぃーりあ
分類コミック

作者
  • 三原順(おっぺ)
  • 公的データ
  • はみだしっ子」番外編。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 奴らが消えた夜」と「裏切者」、二つの長編に挟まれて、けれど忘れられない印象を残す番外編。
     「奴らが消えた夜」でアンジーは読者にとって不安な一幕を残した。それはサーニンの消息――。
     そしてこの「愛しのオフィーリア」ではさらに追い討ちをかけるように告げられる。基本的にアンジーのモノローグで進みながら衝撃的なヒトコマを落としてくるのだ。
     戻れないよとサーニンが言い、ボクは笑って別れたけど……と。
     そしてグレアムには、そしてエイダフーにも言えずにただ鬱屈を溜めるアンジー
     そして……
     アンジーにとって「フー姉さま」は親や文字のままに姉、あるいは恋人だったのか。
     いずれにせよ多分は、アンジーには初めての「安らげる女性」だっただろう。
     これまでの「番外編」は文字通りの番外だったが、この「愛しのオフィーリア」を皮切りのように、本編とリンクして言わば「楽屋裏」のように、あるいは重要なパーツとして、存在するものが現れ始めた。まんま「楽屋裏」と名付けられた数編も有り、また、のちの「サーニンのメモノート」のように、決して外すことのできないものもある。
     そしてやがて、「ロングアゴー」も現れたわけなのかもしれないのだが……(おっぺ)
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