項目名 | 親切無用 |
読み | しんせつむよう |
分類 | 必殺シリーズ |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | 主水は「問答無用」のとき同様、謂わば罠にかかったようなものなのだが、前回と違って主水を恨むことになるのが完全に善意の第三者、弱者たちなのだから、嵌められた主水の苦渋も第1話より上回る。 そして「裏切無用」のときとはまた違った形で、主水・鉄・己代松の心情が濃密に絡んでいく。 これがまた仕業人チームなら、やいとやも剣之介ももっと真面目(?)に主水をさっさと始末にかかっているのかもしれないし、仕置屋でも市松ならばやりかねない。鉄の存在と、己代松のキャラクターが、確かに主水グループの関係性を仕留人以前にまで立ち戻らせているのだ。 謂わば蜜月――だからこそ、それが再び崩壊したのち、商売人ではすでに主水は仲間の死に対して衝撃を受けることなどやめてしまっていたのかもしれない。 そして、商売人のラストでさらに。。。(おっぺ) |