語る「万華鏡」

(構想の死角)

構想の死角(こうそうのしかく)

項目名構想の死角
読みこうそうのしかく
分類ミステリドラマ

作者
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  • 公的データ
  • 刑事コロンボシリーズ。『A.I.』のスティーブン・スピルバーグ監督が、無名時代にメガホンを取った作品。(おっぺ)
  • 有名ミステリ小説シリーズの著者ケンとジェームズ。しかしケンは実際にはマネージャーであり自分では1行も執筆していなかった。コンビを解消したがっているジェームズに対しケンは…。当時まだ20代だったスティーブン・スピルバーグ監督作。

    脚本:スティーブン・ボチコ(「NPDブルー」製作総指揮)
    監督:スティーブン・スピルバーグ ゲスト:ジャック・キャシディ
  • 感想文等
  • 私がコロンボに「出会った」のって、たぶん中学の頃じゃないかと思うんですが、いっとう最初にたぶん「構想の死角」を見たんですよ。
     それまでの「刑事○○○○」ものって、「太陽にほえろ!」というか、「夜明けの刑事」というか(うっ、古い。。。)、「事件」が起きて、みんなで捜査して、なんだかその結果「真相」がわかって、みたいな、「推理」のかけらもないものってイメージだったんですよね。
     で、何の気なしにテレビを見てて、「刑事コロンボ」てのが始まって、「ああ、刑事物か。。。」みたいな感じで、「刑事スタスキー&ハッチ」とかを見るような気分で(これも古い、笑)見てて。。。
     「構想の死角」って、あとで知ったんですが、かなりコロンボの最初期作なんですね。そのせいか、実に凝った造りで、これ見ながら。。。
     「あれ、この刑事はなんだか着眼点が鋭いな。。。あれ、何てとこに目を付けてるんだ、このよれよれは。。。ええっ、ドルリー・レーンの仲間か、あんたは!。。。コ、コロンボとかいったな。。。やるじゃないか!」
     てな感じで、一気にこのミステリオタク中学生は一気にコロンボ君にってしまったわけです。それからせっせとNHKを見て、ノベライズを読んで、、、
     倒叙ものだから、「あっ!」というのは「どんな手抜かりか」とか「そんなものが証拠に!」とか、鮎川哲也さんの一時期の短編の妙味と同じようなところだったんですが、やっぱり「二枚のドガの絵」とか「歌声の消えた海」とかには「おおっ!」と思いました。「ルーサン警部の犯罪」なんかもそうかな。
     コロンボさんの頭脳と名犯人の頭脳がぎりぎりのところで火花を散らすのが好きでした。。。
     今や、過去形ですな。
     だって、賢くないんだもの、新シリーズの犯人って。きっぱりと。
     新シリーズも、「目先」での工夫じゃなくって、コロンボとしての本質のところで工夫して、勝負してきて欲しいなって、やっぱり思ってしまうのでした。(おっぺ)
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