項目名 | クロスファイア(映画) |
読み | くろすふぁいあ |
分類 | アクション映画 |
作者 | |
公的データ | STAFF・CAST ●監督:金子修介 ●原作:宮部みゆき ●主題歌: 「The One Thing」 Every Little Thing ●音楽:大谷 幸 ●青木淳子:矢田亜希子 ●多田一樹:伊藤英明 ●牧原康明:原田龍二 ●倉田かおり:長澤まさみ ●長谷川芳裕:永島敏行 ●石津ちか子:桃井かおり(おっぺ) |
感想文等 | 前半は、かなり面白かった。つまりは、中篇「燔祭」の映像化した部分。後半が、長編「クロスファイア」の映像化なのだけど、この辺はかなり原作を改変しているみたい。まあ、映像化するにはそれくらいしか手はないかも。 原作を読んでいて思ったのは、ああ、やっぱりさすがに宮部みゆきは必殺者だと(笑)。「燔祭」「クロスファイア」は、要するに宮部みゆきの描いた「必殺仕置人」なのです。まぎれもなく。ただ、同じ必殺者の貫井徳郎の「殺人症候群」とは描き方が違うし、読んですぐ分かるオマージュ部分もないのですが。 映画では、吉沢悠の属する仕置人グループが、だんだんただの殺し屋グループ、それも「悪」の顔を見せてしまって、早々に「ヒロイン」=「正義」として絞り込まれてしまう。せっかく吉沢悠がよかっただけに、そこのところが後半の物足りなさの原因でしょう。 原作もエンディングは今ひとつだったのですが、映画は葛藤がカットされた(シャレではありません)ので今ひとつ感がアップされてしまったかも。(おっぺ) |