語る「万華鏡」

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俺たちの旅(おれたちのたび)

項目名俺たちの旅
読みおれたちのたび
分類青春ドラマ

作者
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  • 公的データ
  • 【CAST】
    津村浩介カースケ) 中村雅俊 
    熊沢伸六グズ六) 秋野太作
    中谷隆夫オメダ) 田中健
  • 1 男はみんな淋しいのです 鎌田敏夫
     カースケ(中村雅俊)とオメダ(田中健)は共に修学院大学のバスケットボール部。合宿所にいられなくなったカースケは、オメダ家に居候しようとするが、オメダは家出するところ。街をさまよう二人は、偶然カースケの故の先輩グズ六(津坂まさあき)と出会う。グズ六は会社の上司を殴り、失業中。しかたなく二人を部屋に泊めるグズ六だが、そこに恋人の紀子(上村香子)が訪れて…。
    2 男はどこか馬鹿なのです 鎌田敏夫
     母が上京するという電報にグズ六は大慌て。会社の出張と偽り、カースケにあとを頼んで出かけてしまう。
    3 男はいつか歩き出すのです 桃井章
     いまだに就職が決まらないカースケたち。洋子は父親の大会社の紹介状をもらいカースケに渡すが…。
    4 男の友情は哀しいのです 鎌田敏夫
     オメダがチンピラに腕時計をまきあげられた。それを聞いたカースケオメダを連れて取り戻しに行くが、その相手はなんと故の悪友だった。
    5 女もなぜか淋しいのです 鎌田敏夫、桃井章
     就職の件でカースケに殴られヤケになる洋子。必死になぐさめるオメダだが…。
    6 男の人生には色んな事があるのです 鎌田敏夫
     やっと就職できたグズ六。会社の女子社員に誘われるまま公園でボートに乗るが、そこに恋人の紀子が通りかかり…。
    7 人はみなひとりでは生きてゆけないのです 鎌田敏夫
     新しい下宿に移ったカースケグズ六オメダ。が、隣の部屋に住む浪人生は三人組がやかましくて勉強が手がつかない。
    8 男の胸には哀しさがあるのです 畑嶺明
     会社のノルマをなかなかクリアできないグズ六。そんな時カースケたちがちり紙交換から持ち返った雑誌から1万円札が出てきた。
    9 男はいつか愛を知るのです 畑嶺明
     ビルそうじのアルバイトで、そこの事務員の恵子にすっかりまいってしまったカースケオメダ。さっそくデートの約束をとりつけたカースケだったが…。
    10 おふくろさんも女なのです 鎌田敏夫
     ある雑誌のグラビアに父の面影を見たオメダカースケは、オメダの母から真相を聞き出そうとするが、何も答えてもらえない。
    11 男はみんなロマンチストなのです 畑嶺明
     玉三郎を訪ねたカースケは、帰り道、秋子というどこかかげのある女性に出会う。その美しさに心うばわれてしまうカースケだが。
    12 妹はちょっと甘えてみたいのです 桃井章
     カースケに会うため、故から妹のみゆきが上京してきた。しかし、カースケは仲間と飲んでばかり。淋しいみゆきは…。
    13 男は自立したがるものなのです 水木凡
     一人だけ彼女のいないオメダ。似絵かきのかおりという女性ち知り合い、さそわれるままに彼女の部屋に行くが…。
    14 馬鹿がひとりで死んだのです 鎌田敏夫
     組を抜けるため出入りの加を義務付けられた玉三郎。別れを告げるためカースケたちの下宿を訪ねるが…。
    15 男の心はかよいあうのです 畑嶺明
     ガラス工場でアルバイトを始めたカースケは、そこの職人・田所にこき使われる。だがバイト代の支払日、工場の閉鎖を聞かされ…。
    16 男には女の淋しさが胸にしみるのです 剣持亘
     生活費に困ったカースケたちは、同じ下宿のOL・時江に借金を申し入れる。が、その時、時江がグズ六の友人と同じ会社に勧めていることを知り…。
    17 父親は淋しい生き物なのです 桃井章
     オメダがアルバイトするラジオ局の人気DJかずみ。かずみはカースケの行くおでん屋のおやじ・千吉の昔別れた娘だった。会おうとしない二人にカースケたちは…。
    18 結婚するのも大変なのです 鎌田敏夫
     グズ六との結婚をまとめるため、子供ができた嘘をついた紀子。しかし、それを聞いたグズ六の母・しのは激怒。カースケたちは必死に説得するが…。
    19 新婚旅行がまた大変です 鎌田敏夫
     熱海のホテルでアルバイトを始めたカースケオメダ。ところがそのホテルに、グズ六紀子が新婚旅行で現われて、また大騒ぎ。
    20 本気になって生きていますか? 鎌田敏夫
     いまだ就職が決まらないカースケオメダカースケは同居生活もやめたほうがいいのではと思い悩む。そんな折、自分の不注意からアルバイト先の工員にケガを負わせてしまう。
    21 親父さんも男なのです 畑嶺明
     グズ六から紹介された会社の社長が、幼い頃別れた父だと知り動揺するオメダ。一方、洋子も自分の知らないところに姉がいることを知る。
    22 少女はせつなく恋を知るのです 桃井章
     カースケにさそわれ、デートを楽しむ真弓。しかし洋子が男連れで歩いているのを見掛けたカースケは不機嫌になってしまう。真弓は自分のカースケに対する恋心に気付き…。
    23 ついに東大に入りました!? 鎌田敏夫
     浜田大造にとって運命の日がきた。東大の合格発表である。あきらめ半分で発表を見にいったが、そこには自分の名前が…。
    24 男の道はきびしいのです 畑嶺明
     後輩たちを励まそうとリーグ戦間近のバスケット部にを出したカースケオメダ。しかし、後輩たちはまるでやる気がない。就職問題が気掛かりで部活どころではないというのだ。
    25 やっと卒業いたしました 鎌田敏夫
     カースケオメダに採用通知がきた。就職が決まり大喜びの二人。しかし、カースケが実際に出社してみると自分の理想とは全く違って…。
    26 男は力いっぱい生きるのです 畑嶺明、野瀬洲
     依然としてアルバイト暮しのカースケグズ六オメダとの生き方の違いを感じ、なんとなく孤独感を抱いていた。そんな時、仕事場で、たくましく働く初老の労務者との出会い、意気投合する。
    27 うちの嫁さんチョコちゃんなのです 鎌田敏夫
     学生時代からオッチョコチョイのチョコちゃんと呼ばれていた紀子。奈美に見合い話がもちあがり、紀子が付き添って行ったものの…。
    28 木もれ陽の中に想い出が消えたのです 桃井章
     大五郎が盲腸で入院した。見舞いに行ったオメダは看護婦の幸代に出会う。幸代はオメダの高校時代の憧れの人だった。
    29 生きるのがへたな男もいるのです 畑嶺明
     会社の成績が上がらず悩むオメダカースケオメダのために客を紹介するが…。
    30 ふられ男が旅に出ました 鎌田敏夫
     里からの野菜の直売を考えたワカメは、里の身延山に向かう。遊び半分で一緒についてきたカースケだが、そこでワカメのいとこの玲子と出会い…。
    31 大嫌いがやってきました 畑嶺明
     身延山で出会った玲子が突然上京してきた。面接のアシスタントを頼まれたが気乗りしないワカメに代わり、カースケが代役をかって出る。
    32 愛するってどういうことですか? 鎌田敏夫
     自分に好意を抱く玲子の気持ちを知ったカースケ。一方、洋子はラジオ局のディレクターからプロポーズされ、迷っていた。悩むカースケは…。
    33 妹の涙をある日みたのです 桃井章
     喫茶店の常連客だった朝子が失恋自殺をしたと聞き、ショックを受けるカースケ。そんなとき、妹のみゆきがの上京してきた。まだ子供だと思っていたみゆきの大人の部分を知り、カースケは動揺する。
    34 気楽に生きればなんとかなります 鎌田敏夫
     「なんとかする会社」を設立し、本格的に仕事を始めたカースケワカメ。一方、仕事での悩みの多いオメダグズ六は、気楽に生きてるカースケたちがうらやましくてたまらない。
    35 一緒に仕事をはじめました 畑嶺明
     カースケワカメの「なんとかする会社」は、注文殺到でうれしい悲鳴。一方、グズ六の会社は倒産、オメダはセールスマンという仕事に限界を感じていた。
    36 男には美しさがあるのです 畑嶺明
     「なんとかする会社」は大繁盛。グズ六は自分が社長になると言い出し、ワカメと険悪に。そんなとき、時江から借金とりたての仕事が舞い込んだ。
    37 お兄ちゃんはお母さんの恋人です 鎌田敏夫
     まるで恋人同士のようにいたわりあう兄の隆夫と母の美保に、取り残されたようなさびしさを感じる真弓。父親のあたたかさが欲しい真弓は、幼い時別れた父に偶然出会い…。
    38 哀しい愛もあるのです 野瀬洲、畑嶺明
     かつてオメダを共同生活しようと誘ったかおりが、カースケを訪ねてきた。アトリエを追い出されたので泊めて欲しいと言うが…。
    39 ニッポンの将来はどうなりますか? 鎌田敏夫
     グズ六の兄から、会社を飛び出した部下の身辺調査を頼まれたカースケたち。しかしそれは、部下とその恋人を引き裂く方法を探るためだった。それを知ったカースケたちは激怒する。
    40 やさしさだってあるのです 畑嶺明
     店員が急に辞めた八百屋からの依頼で応援に行ったカースケ。朝が早くつらい仕事だったが、美人の店主・明子にひかれ、がんばる。
    41 生きてる限りせつないのです 鎌田敏夫
     飲み屋で見知らぬ男にいきなり殴られたカースケ。頭にきたカースケは、その男の居場所を突き止めるが…。
    42 男は生きがいをもとめるものです 畑嶺明
     仕事の来ない「なんとかする会社」を立て直すため、知人の会社を手伝うことを提案するグズ六。しかし、自由を求めて独立したことを主張するカースケたちは大反対。
    43 愛しているから別れるのです 鎌田敏夫
     伊香保での仕事の合間、カースケは高校の時の友人・節子を訪ねる。節子は、カースケのかつてのライバル・正一と結婚していたが、不幸だった。事情知ったカースケは正一を呼び出すが…。
    44 友情ってなんでしょう? 畑嶺明
     「なんとかする会社」でも成績の悪いオメダ。落ち込むオメダは、偶然学生時代のバスケット部の同輩・井に出会う。井はエリートを目指し、日々がんばっていた。
    45 愛しているから哀しいのです 鎌田敏夫、大原豊
     いまだに洋子を想い続けているオメダは、あるバーで洋子にそっくりのホステス・理恵を見つける。理恵は酒に酔い、荒れていた。やさしいオメダに理恵は心動かされるが…。
    46 男の旅はいつまでも続きます 鎌田敏夫、畑嶺明
     洋子を忘れられないオメダの気持ちを察したカースケは、なんとかなるよう洋子に相談するが、それを聞いたオメダは激怒。カースケを殴り、実家に帰ってしまう。
  • 俺たちの旅 十年目の再会
    俺たちの旅 二十年目の選択
    俺たちの旅 三十年目の運命
  • 感想文等
  • 久々に、少し旧作の方の「俺たちの旅」を観た。。。

     初めて、石橋正次演じる「玉三郎」の出てくるエピソード。

     つまり、やっぱり、旧作のカースケにはバックボーンっていうものがあったわけなんだよな。。。と、思う。。。

     カースケは昔、水戸の田舎で玉三郎たちと一緒に「愚連隊」をやっていた。今は、玉三郎はヤクザの下っ端で、カースケは一応の大学生。

     旧交を温め合いながら、何かと玉三郎は「何もかも変わってしまった」とこぼす。

     あいつはどこそこの店を継いだ、あいつにはガキが2人いる、あいつはくたばった、カースケおまえは大学生だ、変わらないのは、おれ1人だ。。。

     玉三郎は、カースケが「来ない」ことを確かめたくて、ヤクザの殺し合いがあるから加勢してくれと伝言を残す。。。

     行こうとするカースケを友人たちは止める。

     人は、裏切ったり、裏切られたりして成長していくんだぞ、、、と。

     。。。

     「どこで読んだんだ、そんなこと?」
     「何の本に書いてあったんだ?」

     「おまえ、人を裏切るってどういうことか知ってんのか?」

     「裏切ったことがあるのか!?」

     そして、出ていく。。。

     同じように、ノンシャランに生きているように見えても、リメイク版のカースケと旧作のカースケにはあまりにも大きな河が挟まっていた、、、ように、思う。。。

     だから、オメダグズ六はリメイクできたけれど、カースケはそうではなかった。。。とは思う。。。

     何の本に書いてあったんだ。。。?

     まったく、ね。。。(おっぺ)
  • 今見ても新鮮
    ・このドラマも一生見直し続けるような気がする。
    ・青春
    カースケ大好き!
    俺たちの旅は一生もの。
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