感想文等 | やはり読み返すたびに面白い。。。この面白さの理由はなんだろう。。。と思ったりする。。。 確かに、「時間のパラドックス」の部分は、それだけ取り出しても無類の面白さだ。後発の同種作品たちが束になってかかっても、この「マイナス・ゼロ」のパラドックス・トリックにはかなわない。。。いや、本当にそうか?(^^; 高畑京一郎「タイム・リープ」とか、その他、時間ものの面白い作品はいくらでも出ている。中には、「マイナス・ゼロ」を超えるタイム・パラドックス・ストーリーはたぶんいろいろとあるはずだ。。。
にもかかわらず、少なくとも私が「マイナス・ゼロ」を、読み返すたびにどうしても面白いと。。。感傷にも似た面白さを感じるのは、それは。。。やっと分かったような気がするのだけれど、私がとても「再会」というものに強いおセンチを感じる人間だからであるらしいのだ(笑)
新しい出会いもすばらしい。それは知っていないでもない。。。。 けれど、私にとって、とても心揺さぶられるのは、なぜか「再会」であるのだ。。。
神坂一「スレイヤーズ!」本編で、突然白蛇のナーガの「影」が覗いたとき、リナの口から「その女魔道師」のことが出たとき、感動にも似たものを感じてさえしまったのも、そのせいだ。。。
いつか、会った。。。いつか、聞いた。。。いつか、こんなことがあったような気がする。。。 そして、もう一度「その人」と「その人たち」と「再会」する。
それがとても。。。
どうしてなのか、知らないんだが。。。(おっぺ)
これもまた読みます。 ・時間物は好きです。 ・途中訳の分からないギャグもあるけど、とにかく圧倒的。
読み返すと、実は「本格ミステリ」としての面白味もあるんだなあ、と納得。つまり、「平仄」がきちっきちっと合っていって、「実は」という真相が現れてくるというのは、紛れもなく、本格ミステリの魅力の1つなんですよね。そして、ここで出てくるのは、「一人数役」トリック。なにしろ、謎の男性キャラは殆ど主人公自身だし、ヒロインすら。。。だもの(笑)。(おっぺ)
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